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築地市場存続イベント「場内お買い物ツアー10/18」
法的根拠も示さないまま、築地市場を解体しようとする東京都!
17日の夜のニュースでは、築地市場は17日の晩に閉場され、18日から解体が本格化するといってました。
来てみると、正門は閉鎖され、周辺は"お買い物"に来た客とマスコミでごった返しています。
どういう経緯があったのか?11時になると上図の左にある赤丸の工事関係者用の出入口へと向かいます。ここでマスコミ関係者は締め出されました。
さらに中にある、出入り口となっている梯子のところで、都の職員?が通行できないように出入口を塞いでいます。
ハチマキを巻いている築地市場営業権組合の村木共同代表と明治学院大学の熊本一規名誉教授。
何を言っても無言のままの都の職員?と押し問答を繰り返します。
威力業務妨害を受けながらも、熊本教授が道を切り開き、営業する業者と買い物客が通れるようになりました。文字通り"壁"を乗り越えて!!
このまますんなり店まで行けるのかと思ったら、次に待ち受けていたのは都の職員たちがずらりと並ぶ人の壁でした。
どうしてこんな違法なことをするのか?と聞いても、彼らは法的な根拠を示すことができません。ほとんど無言を貫くか、もしくはすでに閉場しているから!などと繰り返すのみです。
彼らは閉場!といいますが、市場法14条により、築地市場はまだ閉場されていないことがあきらかになっています。
(ちなみに、公務員が公務についているときには肖像権がないそうです)
ガードマンたちもずらりと並んでいて、なかなか中に入れません。
初めは"中に入れまい!"と任務に忠実だったガードマンたちでしたが、のれん業者や買い物客と都の職員のやり取りを見て、次第に見て見ぬふりをし出します。
彼らの横から入っても、もう追ってきません。
ガードマンたちは、何で自分はこんなことやっているんだろう?というような顔をしていました。(中側に入ってから撮った写真)
お店に向かう業者さんたち
無事に開店して、営業します。
大賑わいで、すぐに完売しました。
ちなみに私が購入した魚。銀鮭かま西京。
数種類あったかな。冷凍魚、みな300円。
築地市場営業権組合の共同代表である村木さんの挨拶(一部です)
都は水道や電気を止める!といってましたが、そんな横暴なことができるわけがありません。
電気・水の供給に関しては供給事業者に供給義務が課せられています。(明治学院大学の熊本一規名誉教授)
出るときに、正門ではなく入ったところから出てほしい!というので、一悶着あり。
なんと、"転び公妨"を目の当たりにしました!
私、これからも、都にいる限りはちゃんと都税を払っていきたいんですけど。。
最後まで残って都の職員たちと問答をしようと試みていた1級建築士の水谷和子さんに対して、出てから話をしましょう!といった都の職員たち。
そう言ったにもかかわらず、彼らは出た途端に無言を貫き、さっさとタクシーへと乗り込んだのでした。
こんな騙し打ちのようなことをして恥ずかしくないのでしょうか。サイコパスを目の当たりにするかのようでした。
タクシーに乗り込む都の上級職員たち。
10/19以降の状況
〇10/19.
・場内は、工事関係者も出入り出来ないような完全封鎖がされています。
そこで築地市場営業権組合の方たちは横の駐車スペースに移動して営業をはじめました。
するとこの時は、中央区の職員が血相を変えてやってきました。
熊本教授の「私のHPに法的な根拠を載せているから、反論があるならちゃんと文書で示して出直してきて下さいね!」との言葉に、苦虫を潰したような顔をする中央区の職員。
〇10/20.
・19日の場所も入れなくなったので、別の場所で営業されたようです。
〇10/23.
・市場が完全封鎖されているので、入口のバリケード前での営業です。
販売前の、村木さんによる都への通告!
この後、築地市場営業権組合は、築地署に魚の商売に対する都による営業妨害(威力業務妨害)で被害届を出したようです!!
余談
顔見知りになった熊本教授が、
「あ、いたいた。ほら、今日はこんな新商品もあるよ!流行らないかな?(ニコニコ)」と。
ジョークだからね、ハハハ!と。
かの有名な"築地の○○○"チューこと?100円なり。
もちろん、築地市場存続応援購入しました。
「ハイ、今日の分は完売しました~!!」
上関原発計画や辺野古基地埋立問題など20もの法的事案に取り組まれている熊本教授は、押しがめっぽうお強い!そして、お茶目なお方でもありました。
体癖は、1種-7種なのでしょうか。
「なぜ営業を妨害するのか?」「なぜ入場を阻止するのか?」と尋ねても、法的な根拠が無いことを認識しているためなのか、都の職員は無言を貫くか、もしくはすでに閉場しているから!などと繰り返すのみです。彼らは閉場!といいますが、市場法14条により、築地市場はまだ閉場されていないことがあきらかになっています。警察を呼びますよ!という都の職員の発言もあったようですが、自分たちの方に非があることを知っているのでしょう、実際には呼んだりしません。威力業務妨害をしているのは、都の側なのでは?
しかも、ある関係者の方とお話しましたが、
「力不足で移転となってしまったが、すでに豊洲ではいろいろな意味で危機感を抱いている業者が増えている。そこですぐに!とはいかないがリフォームも含めて1年くらいかけて築地に戻る算段を考えるのが妥当な線だとおもう。今回の移転も準備には一年かけているので。」という見方が出るくらいに豊洲市場はひどい状況のようです。都の一存でこのまま築地市場を解体させてしまったらたいへんなことになってしまうのでは?
築地市場の跡地をオリンピックのための交通拠点にする予定にしているという東京都。食の安全や市場関係者の生活を犠牲にして、見切り発車のようにこのまま一方的に突き進める腹づもりなのでしょうか。(そしてさらなる疑問としては…オリンピックは本当に開催されるのでしょうか?)
すったもんだしながらも、文字通り”壁”を乗り越えて、18日は無事に業者もお買い物客も入場して、”営業”して”お買い物”することができました。
築地市場存続イベント・場内お買い物ツアーは、毎週火・木・土の13時~14時、13時に正門前集合です。(10/23現在。最新情報は、水谷和子さんのツイッターを参照されたし)
追記。
10/23.築地市場営業権組合は、築地署に魚の商売に対する都による営業妨害(威力業務妨害)で被害届を出したようです!!