注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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年末・年始の炊き出し、生活相談について
引用元)
年末年始、あなたは暖かい場所で、食事の心配もなく過ごせそうですか?
それとも、家もなく、所持金もあとわずか、携帯電話はもう直すぐ止まる状態であるなら、
危険な状態におかれます。
年末・年始は役所も閉しまり、福祉に繋がることもできません。
このページにアクセスできているうちに、
今、あなたがいる場所から近くで行なわれる炊き出しや生活相談の場所を紙などにメモして下さい。
多くの場所で頼りになる支援者の方々がいらっしゃいます。
是非、自分の置かれた状況を話してみて下さい。
【東京都】
【渋谷区】
渋谷区立・美竹公園
東京都渋谷区渋谷 1丁目18−24
2018年12月28日(金)~2019年1月4日(金)早朝
主催:2018-19 渋谷越年越冬闘争実行委員会(越冬実)
電話 090(2644)3933
http://minnanokouenn.blogspot.com/2018/12/2018-19.html?m=1
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【台東区】
城北労働福祉センター前
(以下略)
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配信元)
【活動予定&お礼】毎年恒例の越年越冬活動は、12/30~1/2までの4日間です。ボランティアを募集しておりましたが、おかげさまで、各日とも予定の定員の申し込みをいただくことができました。ありがとうございます。 https://t.co/Rn3hWb9EI4
— TENOHASI(てのはし) (@tenohasi) 2018年12月25日
☆拡散希望☆
— 山本太郎 反緊縮・財政出動! (@yamamototaro0) 2018年12月23日
渋谷駅徒歩8分の美竹公園で共同野営、
炊き出しがおこなわれます。
☆越年期間☆
18年12月28日(金)~1月4日(金)
☆物資カンパ希望☆
毛布(洗濯済みのもの)、寝袋、テントマット
カイロなど 詳しくは ☟https://t.co/rp3WCTcdc3
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[24]年越し派遣村10年。今考える成果と限界
引用元)
2008年の年末から2009年の年始にかけて、日比谷公園に開設された「年越し派遣村」は日本社会に大きなインパクトを与えた。
(中略)
私は「派遣村」が現在に至るまで日本社会を変えた点については、以下の3つの成果があったと考えている。
(中略)
貧困問題の可視化
(中略)
今では信じられないことだが、2000年代初頭までの日本では「国内に貧困問題は存在しない」という見方が一般的であった。
(中略)
「派遣村」以降、竹中氏のように社会問題としての貧困の存在を否定する人はいなくなった。今では当たり前のことだが、この変化は画期的であったと言えよう。
稼働年齢層でも生活保護が利用できる
2つ目の生活保護の運用については、「派遣村」以前からの取り組みの成果が社会に知られるようになったという面が大きい。
(中略)
(中略)2000年代初めまでは、地域差はあるものの、稼働年齢層に対しては生活保護の申請を窓口で追い返すという違法な「水際作戦」が各地の福祉事務所で横行していた。1990年代後半から2000年代初頭にかけて都市部でホームレス問題が深刻化したのは、生活保護行政が適切に機能しなかった影響も大きい。
(中略)
各地の生活困窮者支援活動が活性化
3つ目の各地の活動への影響については、地方に行くと、「派遣村」の取り組みを報道で知り、地元で定期的な支援活動を始めたという話をよく聞く。それぞれの地名を入れた「○○派遣村」、「反貧困ネットワーク○○」という名称の団体が相談会を定期的に開催し、現在まで取り組みを継続している例も多い。
(以下略)
(中略)
私は「派遣村」が現在に至るまで日本社会を変えた点については、以下の3つの成果があったと考えている。
(中略)
貧困問題の可視化
(中略)
今では信じられないことだが、2000年代初頭までの日本では「国内に貧困問題は存在しない」という見方が一般的であった。
(中略)
「派遣村」以降、竹中氏のように社会問題としての貧困の存在を否定する人はいなくなった。今では当たり前のことだが、この変化は画期的であったと言えよう。
稼働年齢層でも生活保護が利用できる
2つ目の生活保護の運用については、「派遣村」以前からの取り組みの成果が社会に知られるようになったという面が大きい。
(中略)
(中略)2000年代初めまでは、地域差はあるものの、稼働年齢層に対しては生活保護の申請を窓口で追い返すという違法な「水際作戦」が各地の福祉事務所で横行していた。1990年代後半から2000年代初頭にかけて都市部でホームレス問題が深刻化したのは、生活保護行政が適切に機能しなかった影響も大きい。
(中略)
各地の生活困窮者支援活動が活性化
3つ目の各地の活動への影響については、地方に行くと、「派遣村」の取り組みを報道で知り、地元で定期的な支援活動を始めたという話をよく聞く。それぞれの地名を入れた「○○派遣村」、「反貧困ネットワーク○○」という名称の団体が相談会を定期的に開催し、現在まで取り組みを継続している例も多い。
(以下略)
いつも目覚ましい活動をされている山本太郎議員は、この件でも大事な告知をされていました。
もしも今、路頭に迷っているのであれば、近くの場所で行われる炊き出しや相談の場所をメモして行ってみてほしい、と親身に訴え、東京都を始めとして全国で予定されている炊き出しの場所をアップされています。まずは、このような情報が行き渡り、多くの方に当然の権利に気づいて欲しいと思います。
同時に、炊き出しボランティアの募集もあり、今年の初めに取り上げた「てのはし」さんは無事定員に達したとのことで、良かった。
この毎年の年越し支援は、こんな状況を生み出した安倍政権の冷酷さと、なんとかしたい!という人々の暖かさの両極を見るようです。
支援活動をされてきた稲葉剛氏による「年越し派遣村」の果たした役割を読むと、支援そのものが安倍政権への強烈な抗議にもなっているようです。派遣村がマスコミに大きく取り上げられたことで、「貧困はこの国にはない」という竹中平蔵氏のウソを明らかにし、また、それまでは働ける年代の人が生活保護を申請しても門前払いだったのが、派遣村での相談を通じて、法律では稼働年齢層であっても生活に困窮していれば生活保護を利用できることが広く理解されたそうです。その上、「派遣村」の取り組みが全国に知れ渡ることで、各地に同様の派遣村やネットワークが生まれることになりました。
この冬も各地でなんの見返りも期待しない人たちが、寒中、炊き出しをされることを思うと頭が下がります。
翻って、意図的に多くの失業者を生み出しておきながら、生活保護も受けさせないような法律違反を行政に強要した上、生活困窮者の救済もせず、民間のボランティアの援助もしない、残忍冷血冷酷無比な安倍政権、年始はまたゴルフかい。