ぴょんぴょんの「竜宮からのメッセージ」

また、3.11の日が巡ってくるなあと思っていたら、
南海トラフはどうなったんだろ? と気になり始めました。
収まるはずはなく、確実に来ると言われているのに、
経済危機は頭にあっても、地震のことは想定外。
いつでも起こりうること、自分に言いきかせるため、調べてみました。
(ぴょんぴょん)
————————————————————————
ぴょんぴょんの「竜宮からのメッセージ」


地震の前に起こる海の異変


なんか最近、海からのメッセージが多くない?

海からメールでも届くんか?

じゃなくて・・たとえば1月31日、「大阪湾で、約30頭のイルカが泳いでいるのが観察された」とか言うし。(毎日新聞

大阪湾でイルカの群れか? チョー珍しいな。

だってさ、3.11の1週間前、茨城・鹿嶋市の海岸に、52頭ものイルカが打ち上げられたことがあるんだよ。(OFT STORE

1月31日の1週間後? 地震、来てねえぞ。

じゃあ、今年の1月だけで、すでに 6匹のリュウグウノツカイが、富山湾で打ち上げられたってのは?

リュウグウノツカイ Wikimedia Commons[Public Domain]


リュウグウノツカイ? 深海魚だろ? 竜宮のメールでも届けに来たんか?

もう、真剣に考えてよ!
「他にも、日本沿岸のあちこちでリュウグウノツカイが打ち上げられていて、数えてみると、 1月だけで、十数匹が確認されている。」(In Deep

ちと・・・多すぎやしねえか?

でしょ??
お魚たちの世界に、何か異変が起きているという知らせじゃないかな?
だって、阪神淡路大震災の前もおかしかったんだよ。
地震の何日か前、明石海峡ではマダイ(真鯛)が不漁になったのに、
淡路島南部では、マダイがいつもの30倍の大漁だった。(ホーホーナルホド

よっしゃ〜! タイの刺身、食べ放題だ!

そして、サケガシラ。
ふだんは年に1、2匹しか釣れない深海魚で、別名「地震魚」。

サケガシラ Author:Picasa 2.6[CC BY-SA]



お・・おっかねえネームだな。

ところが2月15日、「全長159センチ深海魚サケガシラ漂着 大山町の海岸」。日本海新聞

これで、すべてそろって「上がり!」ってか?

2004年は、福岡県沿岸でサケガシラが10匹以上も捕獲されて、
その9ヶ月後、福岡県・西方沖地震(M7.0)が起こった
んだよ。(ホーホーナルホド

ヤ・・ヤベエ!!
日本海で、何か起こってるって気配だな。
だが、南海トラフは太平洋側だぞ


悪名高き「ちきゅう号」の掘削


30年以内に80%の確率で発生する、と言われてる南海トラフ。

最近、太平洋側でも、けっこう地震が起きてるぞ。
2月6日 石垣島近海(M4.7)、10日 奄美大島近海(M4.8)、11日 紀伊水道(M3.7)。
これらみんな、フィリピン海・プレート付近の地震だ。

たしか、南海トラフって、フィリピン海・プレートが関係してたよね。

フィリピン海・プレートが、ユーラシア・プレートの下に沈み込むときにガタガタ揺れる。
それが、南海トラフ地震だ。


気象庁[CC BY]


しかも、その南海トラフを無神経にサクサク掘ってる、探査船「ちきゅう」がなあ。

海洋研究・開発機構(JAMSTEC)の、悪名高き、あの「ちきゅう号」?

そうそう、3・11の前にも、福島県沖で穴掘りしてたっちゅう、あの「ちきゅう号」。

最近の時事ブログにもあったね。
「あの探査船『ちきゅう号』が紀伊半島沖の南海トラフで昨年の11月から掘削をしていて、・・・この計画の名目は、プレート境界断層の岩石を採取して巨大地震の発生時期を予測する精度を上げること・・・。」

まるで、がんの診断のためとか言って、がん組織に針刺すヤツみてえだな。
寝た子を覚まして、転移を広げることになるのにな。

診断よりも、原因究明よりも、早く治療してよ!って言いたくなるね。

は〜い、ここで質問です。
ちきゅう号が南海トラフの掘削を行うそうで、
・・・余計に地震来る確率あがるんじゃないかと心配ですが… 」(Yahoo!知恵袋

ぼくも、それを一番に聞きたい。
ベストアンサー、
「・・ 例えば崩れかかってる積み木に衝撃を与えたらどうなります?
崩れるでしょ?
 その結果に南海トラフが起きるという話。」
別のアンサー、
『フラッキング 地震』で検索してください。
地面に穴を開けて水圧をかける行為は地震を発生させます。

ちきゅうが海底に穴を開ければ、自ずと海水の水圧がかかり、地震が発生する可能性はあるでしょう。」(Yahoo!知恵袋

「フラッキング 地震」?

アメリカで、シェールガスの産出に使われてる技術さ。
日本語に訳すと、「水圧破砕法」。
水と砂、化学薬品を混合した液体を高圧で地下へ注入して、埋蔵されている石油やガスを取り出す」(NATIONAL GEOGRAPHIC

それがなんで、地震になるの?

大量に排出された地下水が、地層に流れ込み、地下の水圧が上がる。
すると断層面が滑りやすくなって、地震が発生する。
NATIONAL GEOGRAPHIC
地下に水を注入することは地震を誘発することがすでにわかっています。
海底に穴を開けたら、海水は注入するまでもなく入っていくわけです。」(時事ブログ

じゃさあ、「ちきゅう号」は明らかに、南海トラフ地震を引き起こすために掘ってることになるよ。

ちきゅう号 Author:Gleam[CC BY-SA]


ところが最近、その「ちきゅう号」が掘るのをやめたというニュースが。
「海洋研究開発機構は8日、紀伊半島沖の南海トラフを掘削しているについて、巨大地震を引き起こすプレート境界断層への到達を断念したことを明らかにした。」(Yahoo!ニュース

まさか、もしかして!

おめえも、そう思うか?
準備は整いました。さあ、いつでもドカンと行けますって・・。

秒読みかもね。

「ここで一句。
ちきゅう号 調査と称して 穴を掘る
ニッポンの 周辺海底 穴だらけ
核爆弾 穴に仕込んだ 潜水艦
核仕込み 今日もいそしむ 潜水艦
地震テロ いつでもオッケー スタンバイ♪~♬」(日本人の覚醒

しかも残念なお知らせ。
海中だから、水は入り放題で、核爆弾はいらないよ。


測量学の世界的権威、村井俊治・東大名誉教授の「MEGA地震予測」


日本海も太平洋側も、どっから地震が起きても、おかしくねえ状況だな。
じゃあ、どうやったら、地震の予知ができるんだろう?

時事ブログで紹介されてた、村井俊治・東大名誉教授は?

ああ、あの、測量学の世界的権威、「MEGA地震予測」主宰の村井氏だな。
政府の地震調査委員会も、予測だにしなかった2018年9月の北海道の大地震。
その想定外の大地震を、発生の約1か月前、「北海道胆振(いぶり)地方」と場所も的中させ、再三警告を出していた
のが、この村井氏。(Zakzak

すごいね。人工地震でも、予知できたんだね。
どうやって、そんな正確な予知ができるんだろう?

GNSS(Global Navigation Satellite System)、つまりGPSを使うんだ。

pixabay[CC0]


衛星を使って?

地震が起きる前には、必ず地殻変動が起こる。
全国1300か所の「電子基準点」のGPSデータを1週間ごとに、比べる。
基準点が上下に動いてないか、浮いたり沈んだり、横に滑ってないかを観察する。
つまり人工衛星を使って、地表の座標のずれを観察しているんだ。(YAHOO!ニュース

さすが、測量のプロ。グッドアイデアだ。

2番めが、温度変化。
大きな地震の約2週間くらい前になると、電磁波の乱れで、気温の異常変化が観測される。温度の乱れは、気象庁の電気式温度計で計測できる。新R25

これも、明確に出てくる数値だね。

3番めが、インフラサウンド。
つまり、人間には聴こえない、地鳴りのような超低周波を観測する。新R25

今度は音かあ。

4番目が電波の遅れ。
つまり、地震の4〜5日前には、地上約300kmの電離圏に異変が起きて、GPSから発信される電波が地上に到達するのが遅れるんだ。


これも、測定可能だね。

座標のズレ、気温の変化、低周波、電波の遅れ、これらを総合して地震を予知する。

非常に客観的で、科学的な方法だね。

その村井氏が予測する2019年。
2018年10月中旬以降、全国的に地表に大きな変動が見られていない。
この「静穏」状態が、要注意
だそうだ。
村井氏が最も警戒するのは、以下の2つのゾーン。
【1】首都圏・東海警戒ゾーン
【2】南海・東南海警戒ゾーン

YAHOO!ニュース

ぼくの住んでるとこは、どうなのか知りたい。

スマホ用アプリで、村井氏の「MEGA地震予測」を見たらいい。

ぼくは、パソコンしかないけど。

JESEA でアカウント登録すればWeb版で見られる。
が、支払いがカード引き落としなんだ。

わあ、カード持ってない・・・どうしよう。


宏観・異常現象の実例の数々


よし! そうなったら、最後の頼りはくろまるだ!

pixabay[CC0]


くろまる?

さっき言っただろ? インフラサウンド だよ。

地震の前に発生する、耳では聴き取れない、超低周波のこと?

動物は、おれたちよりも敏感だ。

彼らは、ぼくたちに聞こえない音が聞こえてるからね。

実際、動物たちが地震前に見せた、さまざまな行動が、世界中で観察されている。
1976年 イタリア・フリウリ地震(M6.5)
発生時に、村中で1匹もネコを見かけなかった。いつもは、たくさんいるのに。
1976年 中国・唐山地震(M7.8)
寝ていると、飼いネコが蚊帳の外から引っ掻いた。その数時間後、地震が発生した。
1999年 トルコ北西部イズミット地震(M7.4)
地震の半日前、ネコが高い木に登ってミャアミャアないていた。
1995年 阪神・淡路大震災
飼いネコが、地震の前にいなくなったケースが18件。
イヌが異常に吠える
のも、ネコがいなくなる時間と一致する。
2018年 大阪北部地震(M6.1)
地震当日の朝7時、飼いネコがニャアニャアと鳴いて家中を走り回ってハイテンション。
当惑していたら、7時58分に地震が発生した。
神戸市の一人暮らしで、障害をかかえた老人は、ネコの異様な、なき声で目を覚まし、着替えてトイレへ行っている間に地震が来た。
もし、ネコが起こしてくれなければ、家具の下敷きになっていただろう。

おもしろい! こんなにたくさんある!

2004年12月のスマトラ沖地震、津波に襲われた地域では、「海岸に人間の遺体は打ち上げられるが、野生動物の死骸は全くない」という。(GaiaPress

スマトラ沖地震 Wikimedia Commons[Public Domain]


ふしぎだあ! 人間にも、同じような能力が備わっているはずなのに。

こういう、動物の第六感的な行動を、宏観(こうかん)異常現象と言うんだが、
それのおかげで、人がたくさん助かった事例がある。
1975年2月、中国で起きたM7・3の海城地震。
地震の起きる前に、牛やブタが塀をよじ登って逃げ出そうとしたり、アヒルやニワトリが飛び上がったり、たくさんのネズミが人を警戒しなくなり人の手で捕まえられたり、ヘビが真冬にも関わらず巣穴から出てきて凍死したり」。
中国では、こういう現象を地震予知の重要なファクターと考えているから、地域住民に避難勧告を出すという英断を下した。そのおかげで、多くの人が命を救われた。IRONNA

すばらしい! 
宏観・異常現象が非科学的だという人たちは、ホントに非科学的かどうか、科学的に立証するべきだね。

実は、IN DEEPさんの記事に引っかかることが書いてあった。
事実は地震については、リュウグウノツカイはともかくとして、ひとつ気になることが先日からあることにはあるのです。
しかし、何の合理的な根拠もない話ですので、書くことは無責任だとは思いますので、ふれないですが、日本もアメリカも少しだけ気にはなります。
何か合理的に書けるようなことがありましたら、書きたいとも思います。」(IN DEEP

これは意味深だ。 地震が近いってこと?

おし! これから、くろまるの行動を見張るぞ!



Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

Comments are closed.