注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
・BS-TBS「報道1930」で伝えられた、97年と17年先進主要国の時給増加率のグラフについて、日本の実情が「あまりにも悲惨すぎる」と話題になっている。
・海外の主要国は軒並み55%~87%の増加率がみられる中、日本のみがマイナス9%となっており、改めて世界の国々の中でも日本全体が衰退・貧困の一途を辿っている現状が明らかになっている。
これらグラフの何が衝撃的かって、97年と比べてマイナスになってるってこと。97年って北海道拓殖銀行と山一証券が破綻した金融危機が起きた年なんだよね。それと比べて減ってるんだから本当に深刻。 #報道1930 pic.twitter.com/1NrEk8XljH
— ミスターK (@arapanman) 2019年4月18日
(中略)
10年以上前に将来日本と韓国は東欧諸国がドイツの下請けになったように中国の下請けになるって記事を読んだ。その時は首をひねったものだが、現実になってきた。人件費が日本の方が安い時代が。 #報道1930 pic.twitter.com/JUYqp7aa6r
— ミスターK (@arapanman) 2019年4月18日
ほぼ #竹中平蔵 氏の人件費削減キャンペーンの″功績″と思います。
— TigerSunday (@TigerSunday) 2019年4月19日
(中略)
このグラフだけを見ると、「日本はすでに先進国から脱落している」と言われても仕方ないような状況だね。
これをみても、かつての高度経済成長やバブルは過去の”夢”であり、今はその見る影もないどころか、世界の中でも「貧困国家」としての地位を確立しつつあるということかもしれない。
日本がここまで貧困に陥ってしまった原因は、間違いなく政治にありますし、何よりも小泉・竹中に端を発する「グローバリズム政策」が非常に大きかったことが考えられます。
現在の安倍政権も、(小泉政権と同じく)竹中平蔵氏と密着しながら急進的なグローバリズムを進めているけど、何よりも非常に奇妙なのは、日本国民を極限まで貧乏にさせるグローバリズムを推し進める政権ほど、民衆から高い支持を集めては、長期政権を確立してきたということだ。
本来であれば、民衆に富を優先的に分配させる反グローバリズム路線の政権ほど、民衆から高い支持を集めるのが普通なのではと思うけど…これはいわば、「自分たちを痛めつける政権ほど民衆が強く支持をする」という、非常に奇妙で矛盾した現象がこの国では起こっているってことになる。
こうした現象は、世界でも希に見る非常におかしなものですね。
当サイトでは、日本国民が「グローバリストによる”奴隷化洗脳”に深くはまっている」ことに一貫して警鐘を鳴らしてきましたが、まさにそれを如実に示すデータなのではと思います。
(以下略)
維新がなぜ強いのか分からないというツイートをちょくちょく見かけます。しかし僕の生活実感としたら、維新が強いのは当たり前という感覚です続
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月21日
最初は維新旋風のおかげだったかもしれないけど、それで地方議員になった人たちは地道に活動を続けています。例えば僕の町の小さな行事、ママさんバレーや老人会行事に維新は最低でも市議、府議、国会議員秘書の3人は顔を出します。そんなことを任期の期間中、年がら年中やってるわけです。
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月21日
現職と前職なら挨拶回りしてるときに相談を受け、その解決のために役立つことも出来ます。他方、この町には野党系議員は1人もいないので、市議だろうが府議だろうが国会議員だろうが、住人たちが野党系議員と会話する機会は皆無。現職議員がいるってことは、日常的な票の積み重ねに最も大きい。
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月21日
僕は個人的には辰巳さんや尾辻さんと親しくさせてもらってるけど、PTA役員やっていたときは維新の議員たちと会って話す機会の方が段違いに多かった。それこそ維新議員たちとは月一くらいの頻度で顔を合わせていた感覚です。
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月21日
あと都市型の生活してる方には縁がないと思うけど、土建建築業界には下請会というものがあって、元請業者とそれにつらなる業者のゴルフコンペがあり、僕が知る限り維新議員はこのコンペにめちゃくちゃマメに参加します。うろ覚えですが議員主催コンペに業者が参加するパターンもあったかも。
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月21日
僕は依頼者に建築業界の人が多いので色々見てきましたが、宅造業者である僕の依頼者が、僕の目の前でトップ当選したベテラン自民党市議を叱りつけたときはさすがに驚きました。その日は投票日翌日で、前回選挙後の挨拶回りを怠ったから今回こんなに苦戦したんだと叱られてました。
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月21日
また全然儲かってない零細の建築業者さんから「(國本)先生はこういうの好きじゃないの知ってるけど、わしらはこうやって生きてくしかないんや」と言われたこともあります。彼は選挙のたびに従業員引き連れて、自民党事務所に詰めてました。
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月21日
あと僕はかつて、某自民党国会議員の秘書が持ち込む事件をちょくちょく受けていました。彼はまめに地域を回るのでそこで交通事故とか離婚とかの相談を受けるのです。行政マターは行政へ、法律マターは弁護士へ、そういう適切な采配をと御用聞きを繰り返して地盤を作るのです。
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月21日
こういう昭和型の、しかし確実に組織票につながる自民党のノウハウを大阪維新は踏襲し、ある意味まじめに日々遂行しているのだと思います。これが僕が普段、居住地域(大阪市内)と職場(泉州地域)で目にしている大阪維新の姿です。
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月21日
(中略)
↑なんか僕がレアな情報を暴露したかのように捉えてる人もいそうだけど、ここに書いてること一定の階層の人々にとっては日常だし、ただの常識ですからね。別に珍しい話でも何でもない。その人たちにとっては暮らしそのものだから、ことさら話題にすることですらないのです。
— 國本依伸 (@yorinobu2) 2019年4月22日
ゆるねとにゅーすさんは、ここまでの貧困の原因を「小泉・竹中に端を発するグローバリスム政策」だとしながら、「奇妙なのは、自分たちを痛めつける政権ほど民衆が強く支持をする」現象だと述べておられるのが目を引きました。
今回の衆院大阪12区補選で、維新が圧倒的な強さを見せたことは、この、ゆるねとにゅーすさんの見方に当てはまるように思えました。なぜ人々は露骨なグローバリスト大阪維新を選ぶのか。
そんな中、興味深い一連のツイートがありました。大阪に住む弁護士の方の「生活実感」から見た維新評です。それによると、最初は確かに“維新旋風”による議席獲得だったかもしれないけれど、その後数年の地元での地道な活動から見れば、むしろ維新が強いのは当たり前だと呟かれています。地域のママさんバレーや老人会行事、PTAなどへの「顔出し」の頻度は段違いに多い、建設業会への浸透も「昭和型の自民党の手法を大阪維新は踏襲し、ある意味真面目に日々実行している」と見定めておられます。無論、それだけが維新の強さの理由ではないにせよ、こうした住民の「情」に訴える活動があっての結果だったのかもしれません。
しっかりした政策や政治的な不祥事を判断材料にするよりも、「情」を優先して判断してしまう人間の「幼さ」があるのかもしれません。