注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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福島第1、排気筒の解体開始 事故時「ベント」で使用
引用元)
日本経済新聞 19/8/1
東京電力は1日午前、福島第1原子力発電所の1、2号機の排気筒を解体する作業を始めた。排気筒は、2011年の東日本大震災での事故時に原子炉を覆う格納容器内の圧力を下げるベント(排気)に使った。上半分を解体し、倒壊リスクを低減する。作業員の被曝(ひばく)を避けるため、遠隔操作で解体する。
(中略)
排気筒から約200メートル離れた高台に配備した大型バスの中から遠隔で装置を動かす。作業は福島県大熊町の地元企業が担う。
(以下略)
(中略)
排気筒から約200メートル離れた高台に配備した大型バスの中から遠隔で装置を動かす。作業は福島県大熊町の地元企業が担う。
(以下略)
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配信元)
今日の切断作業は暑さのため中止。ここからは猛暑が続きそう
— 杉本崇Takashi Sugimoto (@SugimotoT3) 2019年8月2日
です
高い放射線量、遠隔で操作 作業員の被曝対策 福島第一排気筒解体:朝日新聞デジタル https://t.co/13wkFghROV #原発
2019/08/01(木)福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体作業開始
— うちまめ (@ommzk) 2019年8月1日
12時45分 解体装置吊り上げ開始
15時57分 排気筒直上部設置
22時頃 本日の作業終了予定#TEPCO pic.twitter.com/zRjPdRlQr7
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恐怖の福島第一原発、排気筒切断工事
引用元)
東海アマブログ 19/8/1
(前略)
そうした経験から、福島第一原発排気筒の、以下の写真を見た瞬間に、「こりゃアカン!」と叫んだ。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4652.html
こんなものは、もはや構造物ではない。鉄塔のように装っているが、本質はスクラップにすぎない。もう倒壊事故は、時間の問題と思えた。
(中略)
この排気筒の中には、2011年3月12日からの、100兆ベクレルを超える凄まじい量の放射能が貼り付いていて、倒壊とともに、日本列島を再び巨大汚染に至らしめるのである。
これが、どのくらい凄まじい汚染をもたらすかというと、東電の公表では、煙突内部で数十シーベルト毎時の汚染が確認されているので、仮に1割の10兆ベクレルが外部に出たとして、半径100キロ圏は、ミリシーベルト級の汚染、1000キロ圏でも、政府が新しい安全基準に定めた毎時2マイクロ超級の汚染になる可能性がある。
しかも、ここに残っているのは、セシウム137・ストロンチウム90・アクチノイド系核種など長寿命の危険核種ばかりで、一度汚染されたら線量が下がる見込みが少ない。生物危険性は著しく高い。
(中略)
巨大な切断装置をクレーンで吊して、2メートルごとに鉄塔(煙突)を切断してゆくというが、これは、とんでもなく困難で、技術的にも超高度な作業だ。
もしクレーンで吊した装置にトラブルが発生しても、近寄ることさえできない。
操作する側も、命がけであり、バスの中で操作するとはいうが、おそらく凄まじい被曝量になるだろう。
(以下略)
鋼鉄構造物の劣化に詳しい東海アマさんが排気筒の画像を見て、即座に「スクラップ」状態だと判断されたほど痛んだ排気筒を、遠隔でソロリソロリと解体する間にもしものことが起こった場合、放射能汚染の拡散は深刻で首都圏も影響は免れないようです。
2014年、がれき撤去作業によって南相馬市の水田が汚染されてしまった報道がありましたが、今回の作業は当時とは比較にならないほど困難なものだそうです。
当時の放射能汚染ルートを参考にすると、今回の解体作業によって放射能の大放出が起きた場合、栃木県方面の汚染が疑われるそうです。東海アマさんは「最大級の警戒」を呼びかけておられました。
なお、解体作業は猛暑のため、2日に一旦中止となっています。