注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(前略)
学園が“世界に冠たる”と主張した根拠は、鳥インフルエンザや結核菌などの病原体を扱うバイオセーフティーレベル3(BSL3)に対応した施設を導入すると決めたからだが、その目玉施設に関して新たな疑惑が浮上している。
問題は、今年3月に公表された岡山理科大の「安全対策マニュアル」。BSL施設の安全基準について「病原体等安全管理規定」(国立感染症研究所)を紹介しながら、<レベル3、レベル4は、岡山理科大学では不可能な実験である>と明記しているのだ。今治市で加計問題を追及してきた福田剛元愛媛県議がこう言う。
「学園は“世界に冠たる”と大見えを切っておきながら、高レベルの病原体を扱えないことが明らかになりました。BSL施設で人獣共通感染症に関する最先端研究ができると強調していましたが、認可を得るためのアリバイづくりだったのでしょう。学園側は住民との裁判で、実験施設がテロに遭うかもしれないとの理由から、設計図の開示を拒否しています。BSL3施設がちゃんと導入されているのか疑問を抱かざるを得ませんね」
加計学園は、先端ライフサイエンス研究の推進や地域での感染症対策などの条件を満たすことで、特区を利用した獣医学部の新設を認められた経緯がある。
(以下略)
俺は、当初から、加計学園は補助金詐欺が目的なのだから、絶対にBSLはつくらない。BSLをつくる金を懐に入れることが目的。どうだ、俺の予言通りだ。加計学園が内部文書で補助金詐欺を認めた! https://t.co/WfY4tGJiXZ
— 番頭ワタナベ「巨悪対チンカス」発売中 (@yoswata) 2019年8月14日
#加計学園 問題の本質(水増し請求による補助金詐取)を報じ続けてるのはゲンダイだけ。他のメディアは何をしているのか?自身がぶち上げ加戸の悲願( )として連呼された【世界に冠たる獣医学】コンセプトを自身で全否定してるというとんでもないネタなんですよこれ#岡山理科大 https://t.co/aLYWrzgFJ9
— (8月末に岡山から去る)ウォーボーイ (@okayamawarboy) 2019年8月14日
加計学園の安全対策マニュアルに「バイオセーフティレベル3の実験は不可能」と書いてあった件。「鳥インフルエンザ等の対策拠点が四国にも必要」ってのが、獣医学部が認められた大きな理由。で、2011年に宮崎県で大流行した鳥インフルH5N1強毒株はレベル3。おい!対策できないよ!
— 宮崎タケシ (@MIYAZAKI_Takesh) 2019年8月15日
大事件だ!今治市の加計学園補助金詐欺事件を調査する第三者委員会の坪井教授が、つにに岡山理科大獣医学部のBSLを見ることもなく、適正とする報告書を書いてしまった、と自白。第三者委員会の委員が、加計学園のBSL補助の使い込みを認めた。はい。詐欺確定。今、国会議員とマスコミに電話かけまくりww
— 番頭ワタナベ「巨悪対チンカス」発売中 (@yoswata) 2019年8月19日
特区社会実験の被験者に選ばれ公金補助も受けている手前、先ずは取り急ぎ「形だけ」は整えるものなのだろうと思っていたが、BSL3ラボの存否すら不明、危機管理事象発生に備えるべくその運用についての地域住民との意見交換や合意形成を進める様子も窺えない。最先端の研究推進はオープンラボ形式・・・ pic.twitter.com/mrQGNTcGsB
— nem (@yo_nem) 2019年8月18日
これまで何度も決定的な疑惑が浮上しながら押さえ込まれている首相案件疑惑ですが、今回はあまりにも象徴的な疑惑で、日刊ゲンダイも「笑撃」と腹を抱えています。
そもそも加計学園は、最先端のライフサイエンス研究や感染症対策への条件をクリアしたとして京都産業大学などの有力な競合校を蹴落とし、特区として獣医学部新設が認可された経緯がありました。鳥インフルエンザや結核菌などの病原体を扱うことが可能なバイオセーフティレベル3(BSL3)の施設導入が、加計学園、岡山理科大学獣医学部の世界に誇る「目玉」となるはずでした。
・・・が、今年3月公表の岡山理科大「安全対策マニュアル」にはなんと、レベル3、レベル4の実験は不可能だと明記されていることが判明、「鳥インフルエンザ等の対策拠点が四国に必要」という認可の理由を自らあっさり否定しています。補助金の根拠ともなるBSL施設の設計図の開示を裁判所に求められてもテロを理由に拒否しています。番頭ワタナベ氏ならずとも補助金詐欺を疑ってしまいます。
挙げ句の果てに今治市設置の第三者委員会メンバー坪井教授が、BSL施設をチェックすることなく「適正」の報告書を書いたことが裏付けられてしまったなど、今も有志の追求が続いています。
これら一連の追求は、あべぴょんの失脚とともに加計学園の不祥事だけでなく、司法やジャーナリズムの闇をも明らかにしそうです。