注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
パリ協定、そしてラガルド
ルイーザさん:パリ協定から始めましょう。【トランプ】大統領が撤退しましたが、不幸なことにオバマ前大統領が【そもそも】署名したせいで、私たち【アメリカ人】は2019年末までこれに含まれていることになります。ただし、小型武器条約は該当せず、アメリカに主権を与えています。つまり一大論点である私たち【が個人的に所有する】武器を没収する【権利】については【該当しません】。
ですが、噂では何らかの似たようなものに署名したとかしなかったとか、ベンジャミンは情報をお持ちですか。
フルフォード氏:いいえ。私が唯一耳にしているのは、米国がパリ協定を通して、戦後システムの支配を断念することに合意したという話です。そしてトランプが「そんなことは、してたまるか」と【撤回したと】。
ルイーザさん:なるほど。実はこれ、今では欧洲中央銀行の総裁な筈のクリスティーヌ・ラガルドが、IMFを殆ど代弁して語った内容に関係していまして。大使のお考えは。
大使:彼女はとっくの昔に投獄されて然るべきなんです。ようは欧洲中央銀行の方へ降格させられたってことです。そこまで腐っていない人間をIMFの方に据えようと。
フルフォード氏:英国の諜報部が、クリスティーヌ・ラガルドによって認可されたIMFローンを追跡しています。現金化されて、ドナルド・トランプの弾劾を叫んでいる政治家連中に配られました。それを科学捜査的に彼女まで遡っていった訣です。問題は誰がラガルドの背後にいるか。私はフランシスコ法王じゃないかと思っています。
いずれにせよ、外国人のラガルドから金を受け取って、現職の大統領を――トランプが好きか嫌いかは関係なく――失脚させようとすれば、それは叛逆罪です。そして罰則は、死刑です。
大使:彼女は腐敗していますね、刑務所に行くべきです。【だからこそ】IMFから立ち去るよう強いられたのです。そして欧洲中央銀行へと降格、と。ですが【未だに】カバール側の一部の連中の保護下にあるんでしょう。何らかの形で彼女に動き回ってもらいたい連中のね。
それからロスチャイルドを始めとする、欧洲中央銀行を支配している連中の存在も忘れてはなりません。そういった連中からも、彼女は好かれているのでしょう。
“The ECB is already pumping at all cylinders. Now it is time for national governments—and not the ECB—to do the heavy lifting.”https://t.co/6vkaEnQVMB
— Foreign Affairs (@ForeignAffairs) 2019年11月6日
アジアとの合意
ルイーザさん:中国が私たちと締結しようとしている「第一段階」の【貿易】合意の件もありますよね。中国は皆と取引をしようとしていて、我々は締結にこぎ着けられないみたいなのですが……勿論、中国は【追加】関税を全く望んでいませんし……この「第一段階」合意には、通貨や金融サービス【解放】が含まれていると伺っていますが、もう少し透明になればと思います。具体的なことが分かりません、何かご存知ですか。
大使:私はその件について話すことを許されていません。ただ、「全てはコントロール下にちゃんとある」とだけは、言えます。【表に出てくるのは】深刻な問題というよりも、むしろ余興というか、【政治的】茶番劇というたぐいです【のでご安心を】。
フルフォード氏:私は詳しくは分かりません。ですが新たなシステムについての話し合いがあって、アジアにより大きな役割を与えるとの基礎的な合意が出来たとは聞いています。それから一帯一路イニシアティブの欧米版についても合意が形成されていると。
ですが、悪魔【=問題点】というものは細部に宿りますから。それに、すぐに実現するとは思っていませんし、早急さも期待していません。巨大かつ複雑、歴史的なものですから、慎重に進めるべきかと。
ルイーザさん:ええ、私たちがどちらかというと合意にこぎ着けられたのは、日本とでしたからね。トウモロコシで。一大農業取引です。
フルフォード氏:【そりゃ】日本は植民地【だから】ですよ! しかも彼らは貴方たちが聞きたいと思う内容を言ってきますが、本当に実行するのやら。第一、米国が破産を免れるにはトウモロコシが足りません。
ルイーザさん:何のため【に日本は購入する予定】なんですか? エタノール【抽出のため】? トウモロコシを元にした製品【の製造】? あるいは日本ではトウモロコシって主食だったとか?
フルフォード氏:ただ単に家畜の餌にして、あとは……【用途なんざ】皆目見当がつきませんね。強制的に買わされてますから。【アメリカも】それしか売るものがありませんし。
Wow. 89.6% of Japanese corn imports came from the U.S. in 2016/17.
— Kevin Van Trump (@KevinVanTrump) 2017年10月25日
The Van Trump Report: https://t.co/dhJczTH7nU#corn #exports #japan pic.twitter.com/TMNaJZu1s4
セルビア
大使:私は現在、ヨーロッパの某国にいます。中国がセルビアに中国開発銀行の拠点を構えることになりました。つまりセルビアは将来、東ヨーロッパ【を照らす】小さな灯台のような存在となるのです。
中国が調印しました。セルビアはこの地域でほぼ唯一、欧州連合に加盟していない国です。彼らには中国やロシアとの強い絆がありますが、ヨーロッパの他の諸国はローンをセルビア経由で結ばないといけなくなるので、ロシアや中国との絆はこれからもっと強くなっていくでしょう。
フルフォード氏:【欧米が】ユーゴスラビアにしでかしたことは、全く持って許しがたい内容です。きちんと築き上げられた国家を滅茶苦茶にしたのです。私が理解しているところでは、単にコソボの鉱物資源を奪いたかっただけだとか。
なのでセルビアに【多少なりとも】正義を取り戻せるのなら、大変喜ばしい話です。
Serbian PM: China and Serbia choose path of openness and cooperation #CIIE2019 https://t.co/RF2oPNXIKN
— CGTN (@CGTNOfficial) 2019年11月5日
バブル崩壊
ルイーザさん:現在、こちら【米国】では、量的緩和がどんどん起こっています。借金が増すばかりです。危機が【すぐそこに迫っていて】、巨大なバブルが弾けそうだと、経済の専門家は皆が話題にしています。私たちはリセットする必要が――。
フルフォード氏:私は以前、日本で目撃済みです。これは「資産インフレ」と言うものです。資金をどんどん注入して、注入し続けるのですが、実体経済には回らず、ごく少数の超のつく金持ちの手にだけ渡ります。
日本の場合は不動産投機家でした。現在の米国だと、どちらかと言えば数字を操る、ヘッジファンドのインデックス投機家ですかね。どちらの場合だろうと、実体経済には全く関係ありません。
すると超金持ちの小集団が生み出され、大多数は苦しむのです。それが今起こっていることです。なので崩壊するのは、どうあっても避けられませんし、現実には【崩壊はそう】悪いことではないかと。
スティーヴ氏:それって日本の80年代・90年代の話ですよね。
フルフォード氏:ええ。80年代、私は最前線で報道していました。その当時……えーと……そのですね、日本はカナダの20分の1の大きさなんです。でも【当時言われていたのは】皇居部分だけで既に、カナダ全土以上の価値だったかな。――は、流石に無理があるとすれば……あるいは日本【全土】でアメリカ合衆国の数倍もしたとか云々。土地も少なければ、人口もそんなには――まぁそんな感じで、巨大な幻覚症状が生まれていたんです。それが、そちらの株式市場でも起こっていることです。
スティーヴ氏:そしてヨーロッパやアメリカの不動産市場でも、ってことですね。
フルフォード氏:うーん……多少はそうかもしれませんが、今回はどちらかというとジャンク社債とか、株式評価とか――。
崩壊の順番
ルイーザさん:大使は米国経済に何が起こると思いますか。内側から崩壊する前に、リセットですか? 一大金融危機が迫っているとの警告の鐘が、現在鳴り響いていますからね。
それに、この前の対談で大使は、実は既に【新しい】米ドル札が用意されているとおっしゃっていました。そして私たちは【確実に】新しい通貨へと移行しようとしている訣で……移行自体はどういう感じになるのでしょう。
大使:ご存知かと思いますが、トランプが選挙中に言ってましたよね。自分は破産については長けているのだと。ということで、私はリセットよりも先に、破産が起こると見ています。新しいシステムを構築する前に、旧い方を壊さないといけませんから。
なのでリセットに先駆けて、金融崩壊が起こる可能性が高いです。そしてリセットは、国々に対する補助としてジュビリーの形で訪れるでしょう。
スティーヴ氏:ドイツ銀行が最初に崩壊するでしょうか? つまりヨーロッパを【先に】予定していますか。
大使:ヨーロッパもドイツ銀行も内部から崩壊します。ファミリーの金(かね)で何度も何度も、ゲームし過ぎましたから。【ファミリーの】口座でね。もうすぐ猶予期間も過ぎて、返却を迫られるでしょう。
フルフォード氏:JPモルガンもじゃないですか。
大使:ええ。あとはシティバンクも言及されていたんじゃないかと思います、もし記憶違いでなければ。私が次回、彼らの香港本店での会合に出席する際に、状況を確かめておきます。
それは兎も角。こういった諸々のゲームばっかりしている――ドイツ銀行は我々が前回、検査をする筈だった際――えーと、アッカーマンが権力の座にいたときですね、検査の1週間前に彼は辞任したんです。時間稼ぎのために。でもゲームを続けているので、彼らの問題は解決されていません。
EUROPE & EU must prepare emergency plans to cope with looming economic slump, warned the IMF. The fund issued an urgent warning the Eurozone's economy has weakened significantly and urged EU leaders to prepare for a financial crisishttps://t.co/OTod7gjz0Z
— hijinx225 (@Phoebejoy1611) 2019年11月9日
スティーヴ氏:何度か中国勢が、ドイツ銀行に救済措置を施したのではなかったのですか?
大使:はい? 中国勢は大量の資金をドイツ銀行に預けています。それは実際にはファミリーのお金です。なのに【ドイツ銀行は】ゲームを続けています。腐敗した保管人がいます。
重要な点として――キーナンのような人物が人々を混乱させています、長老だの保管人だのの話で。彼は両者の違いを分かっていません。銀行【の金を奪おうと】ゲームをしてきたのは「保管人」です。基本的に「長老」とは保管人ではありません。
スティーヴ氏:アジアの諸銀行は崩壊時に保護されていますか?
大使:いえいえ。【崩壊は】世界中に影響を及ぼします。【ファミリーの】口座でゲームをしていたのはヨーロッパだけじゃありませんから。HSBCもそうですし、
フルフォード氏:日本銀行はどうですか。大金を持ち出しては、ロックフェラー家などが支配するヘッジファンドによって所有された企業に注ぎ込んでいます。
大使:彼らもまた罰せられるでしょう。確か“掃除”チームが動き回っている筈ですから、気を付けた方がいいでしょうね。これからもっと多くの人間がパラシュートなしで、ベースジャンピングをしていくと思います。
フルフォード氏:内部告発者が私のところにやってきて話してくれた内容も紹介しておきたいのですが、安倍首相は母親や犯罪組織の山口組を介して、2020年オリンピックとそれ絡みの不動産取引で大金をこさえているそうです。奴も、その周囲の連中全員も、排除されるべきなんです。いくら強調しても、し足りません。
大使:現在、沢山の国々や大企業が銀行などから金(かね)を出してきて、世界中の不動産に投資しています。日本も、その近隣国も。
ドル崩壊のシナリオ
ルイーザさん:私は、崩壊とか移行とか破産といったものがどのようなものになるのか、もう少し具体的に知りたいです。【本来のアメリカ共和国ではなく】アメリカ株式会社のことを指しているのですか?
ベンジャミンはこのことをリポートで何度も扱っていますよね。アメリカ株式会社の破産が、移行の前に起こるべきだと。そして大使はジュビリーについて言及していましたが、アメリカは一体どうなって、どのように世界に波及していくのでしょう。
大使:私が思うに、資産に裏付けされた通貨を導入する口実として、崩壊を用いるのではないでしょうか。
つまり崩壊が起こり、通貨の本物の価値が暴露されて、次に破産となって、そしたら当然ながら人々は苦しむことになります。私たちがシステムの支援にやってきて、一定の取り決めをして、それに署名をします。すると突然、ドルは金(きん)に裏打ちされるようになり、貴方がたの通貨【価値】は再び高まるでしょう。元の地点までは無理ですが。
ルイーザさん:それは新通貨の前に起こるのですか。金(きん)に裏打ちされた通貨とのことですが、今話しているのは財務省札ですよね?
大使:いえ、米財務省の【発行する】お札は崩壊しません。崩壊せねばならないのは、【連邦準備制度が発行した】旧アメリカドルの方です。
ルイーザさん:ええ、不換紙幣ですね。あと、噂では【※多分、トランプさんチームが】連邦準備制度を財務省に吸収させようとしているとか。
フルフォード氏:私の提案としては、監査役、数える人間が必要なのです。工場・ビル・不動産など、現実に存在する物を正確に把握するのです。現物は残りますから。【一方、法外な不動産バブルの】幻影だのコンピューター上の数値だのといった虚構は、システムから排除されます。
なので、【崩壊の】やり方を間違えなければ、本物の起業家や企業発起人や本物の価値を生み出す人々は大丈夫な筈です。罰せられたりしません。でも金融詐欺をはたらく犯罪者や相場師やペテン師の口座は、空になっているでしょう。不換紙幣のシステムを乱用し、実体経済の寄生虫と化した連中ですね。
大使:ええ……最近は金融仲介業の大半はそこまで儲かっていないのかもしれませんが、将来的には仲介業者が受け取る資金の上限が設けられることになります。つまり、これまでのように「私募」と呼ばれる形で、金(かね)を何倍も増やして享受する【錬金術】は出来なくなります。
人々が金持ちになる道は色々と制限されるようになるでしょう。多分それがバーゼル合意の一部なのかもしれません。そういう訣で、様々な変化が訪れます。なので仲介業の皆さんは、今のうちに契約を締結しておいた方がいいのかもしれませんね(笑)。
One Third of Americans Believe That the Us #Dollar Is Backed by #Gold @CCNMarkets
— GoldSilver (@GoldSilver_com) 2019年11月4日
And 70% don’t know what is backing it.https://t.co/IiZdtvSXmF #GoldSilver #GetOffZero pic.twitter.com/ryEFEY4YKU
翻訳:Yutika
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
ルイーザ女史からゴールドフィッシュ・レポートの翻訳掲載を快くお許し戴きましたこと、末筆ではございますが厚く御礼申し上げます。
アメリカ人のルイーザさんは手強い中国の代わりに日本がトウモロコシを買ってくれて、素直に喜んでいます。ただそれでも「あんなに沢山どーするのかしら」と不思議みたいです。
そうっすね、アメリカ隷従主義の方たちに頼んで、お米の代わりに主食にさせます? タピオカの次は、タコス・ブームとか? モンサント系の農薬まみれだとヤダなー。
とりあえず今日は前半です。金融崩壊のもう少し具体的なタイムラインは後半で。
フルフォード氏は青で、大使はピンクで、ルイーザさんは緑で、スティーヴ氏は茶色で色分けします。