注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
難民を受け入れたがらない国家主義をヒットラーになぞらえて非難
同性愛の映画に融資していたことが発覚
今回、終末預言を持ち出されて最悪の警告を出される
続々と問題が発生するカトリック教会
本日クレムリンに出回っている【ロシア】対外情報庁(SVR)の身の毛もよだつ新報告書は、聖職者の性的虐待問題を担当するバチカンの部署【※教皇庁教理省】が深刻な【面持ちで】今年度の苦情件数は【10年前の4倍】、記録的な1千件という数に到達し、以前は耳にしなかったような国々も含めて、世界中から寄せられている、と今朝発表したことについて、国家安全保障上それが意味するところを議論していました。
――カトリック教会は【信頼の失墜という】危機に襲われていますが、最悪【の事態】が訪れるのは、まだまだ先という可能性もあります。
――聖職者の性的虐待で最も懸念されていた【種類の】訴訟が、アメリカ合衆国で今週起こされたそうです。
【被害者たちは】「カトリックの聖職者が児童の性的虐待を行ったとの申立てや報告をした場合に秘密主義と隠匿の政策を【貫くよう】各司祭や教区に命じた聖座の過失に対して、金銭的損害賠償を求めました」。
――この訴訟が決定的に重要となってくるのは、カトリック教会の活動が聖座、すなわちカトリック教会の中央政府である教皇庁を通して運営されており、その唯一のリーダーかつ運営管理者たる教皇フランシスコに向けられた直接的な攻撃だからです。
――こういった【現場の司祭ではなくトップに対する直接】攻撃は1994年に教皇ヨハネ・パウロ2世下の聖座を標的にした同様の聖職者に対する性的虐待訴訟が起こされた際にもやはり試みられましたが、訴えを認めた連邦裁判所に対して米国の司法省が【介入し】、「法王に対する当該訴えを進めることは、アメリカ合衆国の外交政策の利害と相いれないものである」と阻止してしまいました。
――2005年にもまた別の聖職者に対する性的虐待訴訟で教皇ベネディクト16世下の聖座に【直接攻撃が】試みられましたが、やはり米国司法省が「当該訴訟の続行を容認すれば、アメリカの外交政策の利害と相いれないものとなる」と述べたことから、連邦裁判所は訴えを棄却しました。
――ですがドナルド・トランプ大統領は数週間前にウィリアム・バー司法長官とマイク・ポンペオ国務長官の双方をローマに送り込み、バチカンに対して今回そのような保護は与えない、と通知しました。
Whoops, wrong clip.😉
— Well Hells Bells 🌻 (@WellHellsBells_) 2019年10月6日
Notice public optics vs. Q intel.
Diplomacy at its finest.
Pompeo & AG Barr in Rome
same day Holy See was raided.
Something BIG is going down!pic.twitter.com/h5QjkXFtzR
――トランプは、小児性愛のカトリック聖職者を手助けしているなどと非難される危険を冒すような状況に身を置いたりはしないからです。
――教皇フランシスコが今年前半にトランプの国境の壁は残虐だと言い、ベルリンの壁になぞらえ、それを受けてトランプが罵倒しましたが、そのカトリック【教会の】指導者に対する【攻撃】です。
――教皇フランシスコは以後も、自国の市民を守ろうとするトランプのような国家主義者のリーダーたちを以下のような恥ずべき言葉で糺弾しています:
「【昨今では】1934年のヒットラーのような演説を耳にするものですから、懸念を抱いております……我々【というもの】を優先し……我らが……我らがと……恐ろしい思考です」。
――【国家主義はイコール、ナチスだという】教皇フランシスコによる悍ましい歴史の歪曲に続いて【10月には】、彼のバチカンの居住地を敬虔なカトリック信者らが襲撃し、裸の妊婦を模った木製の偶像5体をそこから持ち去り、テヴェレ川に放り投げました。
Video has emerged of two men entering a church near the Vatican and stealing indigenous statues. They then filmed the statues being thrown into the Tiber River. #AmazonSynod #SinodoAmazonico pic.twitter.com/IXx5NgFDZN
— EWTN News (@EWTNews) 2019年10月21日
そんなに嫌なら教会に盗みに入って、公開処刑の如く川に捨てるんじゃなくて、南米アマゾンのパチャママ信者に返せば済む話じゃね? と思います。ただし敬虔なキリスト教徒であるソルカ・ファール女史は、他教に情け容赦なくても平気みたいです。】
――【教会に飾るなど】誰であろうと他教の神の偶像を所有してはならぬという教え、そしてキリスト教の信仰全てに対する侮辱です。
――ですが教皇フランシスコは、イギリス音楽界の伝説エルトン・ジョンの半生【を題材に】、同性愛とドラッグ・カルチャーを讃美し、生々しく描いた『ロケットマン』という映画の製作費用に充てるため、【貧しい人々のためにと教会に寄付された資金の内】450万ドルの支出するようこの2月に承認していたとの更なる衝撃的な発覚がありました。
🚨@Pontifex🚨
— 🇺🇸AmeriEagle🇺🇸 (@finy06) 2019年12月12日
Rocketman: Vatican Funded Explicit Film of Elton John’s Life https://t.co/oQSRHdzSPw via @complicitclergy
――こういった諸々の結果、フランスではローマ・カトリック系の大衆向け日刊紙ラ・クロワが「教皇フランシスコの辞任は……「もしかしたら」起こるかもしれないという【仮定の】話ではなく、実際にするのは「いつ」かという【時期の問題】だ」と宣言するに至ったのです。
――そしてとうとう昨日、教皇フランシスコの辞任となれば、彼は地上に君臨したカトリックの最後の教皇となるという「世界の終末を巡る900年前の預言を実現してしまう」と、最も深刻な警告が発せられました。
【中略】
Interesting DOJ histore in light of Barr & Pompeo both recently going to the Vatican.
— Staten Island Mike ❌❌ ⭐️ ⭐️ ⭐️ (@SIMikeSr) 2019年12月21日
December 20, 2019
Trump Prepares To Topple Pope Francis In Move Warned Will Fulfill “Doomsday Prophecy” https://t.co/H845jeCPgc pic.twitter.com/bBo5wX8vA8
不気味な預言
当該報告書によりますと、約900年前の1199年7月6日にメル・メドックというアイルランドの司祭がローマ・カトリック教会によって列聖されました。
――数々の奇跡を起こしたと記録され、神が預言の才能を授けたとして有名な人物だったからです。
――こんにちでは聖マラキという英語式の名前で知られる、アイルランド初の聖人です。
――ですが最も物議を醸しているのは、『【歴代の】教皇に関する預言』(※またの名を『聖マラキの預言』)という題の古い文書の著者ではないかという点です。
――112という数で、1130年に選出されたケレスティヌス2世以降、世界の終わりまでの未来の教皇全員の顕著な特徴の幾つかを暗示する、短い預言的な告知が収録されていました。
――全員が謎めいた肩書の下に【特徴が】明確に述べられており、111番目の【教皇】を聖マラキは、ベネディクト修道会出身の「オリーブの栄光」と記していました。
――2005年にベネディクト修道会の教皇ベネディクト16世が権力の座に就き、聖マラキが預言した通りのことが実現しました。
――ですが【ベネディクト16世は】2013年2月28日に突然の辞任をしてしまいます。
――そうして教皇フランシスコが、聖マラキの預言のリストで112番目かつ最後の教皇になりました。
――【聖マラキはフランシスコを】「ローマ人のペトロ」と名付け、ぞっとする言葉で預言してみせたのです:
【以上で預言は】終わり。」
SORCHA: "Trump Prepares To Topple Pope Francis
— Jaime Garcia (@JgvJaime) 2019年12月21日
In Move Warned Will Fulfill “Doomsday Prophecy”"
Posted By: MrFusion
Friday, 20-Dec-2019https://t.co/sXE2kKHWVO
PETRUS ROMANUS IS HERE pic.twitter.com/PBYewyQ12E
イタリア出身のペトロ
2013年に教皇フランシスコが権力の座に就くと、未だに理由は説明されていないのですが、『教皇の預言』文書は枢機卿ジロラモ・シモンチェッリによって作成された偽書の可能性がある、1590年の第二回コンクラーベで教皇になろうとしたためだ、と謎の匿名の“学者ら”が証拠も挙げぬまま主張を始めた、と当該報告書はまとめています。
――【誰が書こうが】400年以上に渡って、【預言書による】歴代の教皇の名付け方はどれも正確だったのですから、実に名ばかりの区別ではありませんか。
――しかもロシア正教会が今も支持している1913年版の『カトリック百科事典』では、聖マラキがこの預言書の本当の作者だと承認しているのです。
――アイルランドの人々もこの承認を支持しており、昨年彼らは以下のような言葉で間もなく到来する出来事を再認識していました:
1139年に、当時の大司教マラキがアイルランドからローマへと赴き、【担当教区のことを】報告した。滞在時に彼は未来に関する奇妙なヴィジョンを受け取る。その中には、彼の時代から世の終わりまで治める全部で112人の教皇のそれぞれの名前が含まれていた。そして今や預言の最後に来ているという訣だ。
111番目の教皇ベネディクト16世に関して、預言書は「Gloria Olivae」すなわち「オリーブの栄光」と述べている。
聖ベネディクト修道会は「オリベタン」【=オリーブ派】とも言われ、そのため多くの者がマラキの預言は正しいと主張している。
次期教皇で最後の教皇は「ローマ人ペトロ」ということになる。
ということは、教皇フランシスコが最後の教皇となるのだろうか? 12世紀のアイルランドの預言者はそうなると言っていた。
時が経てば判るだろう。」
【新約聖書】テモテへの第二の手紙 3章1節~5節
翻訳:Yutika
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
以前から時事ブログでは、「現在のキリストは、イエスでもマイトレーヤでもなく、聖フランシスコである」と竹下氏が解説されています。
ちなみに先月の教皇訪日の際に、麻生太郎もカトリック教徒で洗礼名が同じ「フランシスコ」だと発覚。
「名は体を表す」というのに、縁起が悪いったらありゃしねぇ。
今回取り上げるのは、フランシスコが最後の教皇となってこの世は終わる、という物騒な聖マラキの預言書です。前から噂されていましたが、ここ最近また浮上してきました。問題は預言の信憑性ではなく、影響力です。
カトリック内部でもこの預言書を意識している人たちは確実に存在していて、1958年にヨハネ23世を選出したコンクラーベの前には、大都市ニューヨーク教区の枢機卿がテヴェレ川でボートに羊を一杯載せて次期教皇は自分だとアピールしたんだそうな。マラキの預言で107代目となる教皇は、「羊飼いで船乗り」と名付けられていたからです。
現在、Qチーム側が、バチカンに対する最後通牒として利用しているのかもしれません。そしてロシアも教皇の動向を警戒している、とソルカ・ファール女史の記事で表明してきたのでしょうか。
教皇フランシスコ本人は今月のタイ訪問で、国境の壁を建設し移民を収容する政策を、子どもたちを大量虐殺した新約聖書のヘロデ大王になぞらえて非難しました。誰とは名指ししていませんが、明らかに敬虔なキリスト教徒であるトランプさんに対して最大限の侮辱でしょう。
また、バチカンが他宗教にやたらと寛容な姿勢をアピールし続ける中、イギリス総選挙に勝利したボリス・ジョンソン首相も、これまで迫害されてきたクリスマスは堂々と祝われるべきとのコメントをわざわざ発表(※最近は「メリー・クリスマス」はポリティカリー・コレクト、つまり政治的に正しい言葉ではありません。宗教色をそぎ落とした「ハッピー・ホリデイズ」と言わないと、他宗教の人に対して無神経だと顰蹙を買います)。
何やらバチカン粛清が過熱している気配です。