予備費10兆円をあべぴょんのお小遣いにしてはいけない 〜 「新型コロナ対策に使う」と言われても信用できない政権

 お金のことばかりを取り上げてスミマセン。目の前で次々と国民のためのお金が巻き上げられる事態を、せめて見逃さずにお伝えしたい。
 5日の参議院本会議は行政監視機能を強化する節目の会議だったそうです。「良識の府」参議院が公文書改ざんや統計不正などに対峙するはずの本会議に、トップの安倍総理は欠席していました。その安倍総理は、第2次補正予算案の予備費として10兆円もの巨費を上げています。「新型コロナ対策のための臨機応変な対応が必要だから」と述べていますが、予備費とは万が一に備えての経費でせいぜい5000億円程度らしい。補正予算30兆円のうちの予備費が10兆円というのは多いというより異常な金額です。具体的な使い道を決めない性格の予備費に巨額を当てるのは、国民のお金を安倍総理に白紙委任するも同然、またお友達と山分けですか。
GoToキャンペーンは急転直下やり直しとなりました。このバカバカしい予備費10兆円も非難の目が向けられた途端に、5兆円だけ「雇用維持」や「生活支援」に当てると譲歩を見せています。渋々と半分返してやると言わんばかりですが、中抜きさせずに真に国民のために使わせるよう国民も行政監視をしなくては。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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予備費10兆円 安倍首相、必要性を強調
引用元)
安倍首相は、第2次補正予算案の予備費が10兆円にのぼっていることについて、新型コロナウイルス対策のため「臨機応変な対応が必要だ」と必要性を強調しました

予備費は具体的な使い道を決めずに計上される経費で、政府の判断で使うことができるため、野党側は「国会がチェックできない」などと反発しています。
(以下略)
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“予備費10兆円は尋常でない” 専門家が指摘 新型コロナ対策
引用元)
(前略) 10兆円の予備費が計上されていることについては、「予備費というのは、まさに名前のとおり、万が一に備えての経費になる。確かに5000億円とか、場合によっては1兆円組むことはあるかもしれないが、30兆の補正予算のうち10兆円というのは尋常ではないと思う。いったん、積まれてしまうと使ってしまおうというインセンティブも働きやすいので、むだの温床にもなりかねない」と指摘しています。
(以下略)
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配信元)

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