風邪というよりも「HIV との類似性が示唆」されている新型コロナウイルス!〜 “HIV(エイズウイルス)と同様に、免疫細胞「T細胞」の破壊を引き起こし、ヒトの免疫系を機能麻痺”にする!

竹下雅敏氏からの情報です。
 In Deepさんの凄い記事です。新型コロナウイルスに「HIV (エイズウイルス)」のタンパク質が挿入されていることをインド工科大学の科学者たちが発見していましたが、“新型コロナウイルスはHIV(エイズウイルス)と同様に、免疫細胞「T細胞」の破壊を引き起こし、ヒトの免疫系を機能麻痺”にするとのことです。
 新型コロナウイルスが、風邪というよりも「HIV との類似性が示唆」されているというのは、長引く後遺症で苦しむ若い人たちが増えていることからも納得出来ます。後遺症で慢性疲労症候群に似た症状になる人が居るというのも、免疫機能の著しい低下によるものかも知れません。
 先の記事のpさんのツイートには、ディディエ・ラウルト教授の6月24日の「フランス議会コロナ防疫政策調査委員会」での発言が取り上げられていました。「感染症に関しては未知の要素が非常に多く、現在の我々の知識では説明できない現象が多い。感染症を安易なものと言う者は無知」だとラウルト教授は言っています。新型コロナウイルスは、“ただの風邪”ではありません。正体がだんだんと分かって来ると、それはHIV(エイズウイルス)に近いのです。
 In Deepさんの過去記事の「緑茶のエピガロカテキンガレートは、エイズウイルスの感染と発症を防ぐ」には、“緑茶の成分であるエピガロカテキンガレートは抗 HIV 薬と同じような逆転写の阻害作用を持つ”と書かれています。「緑茶は HIV を寄せ付けない作用を持つ可能性がある」とのことです。
 日本人は、つくづく「日本食」に助けられていると感じます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「Covid-19 は HIV」:米ペンシルバニア大学の研究で新型コロナウイルスが人間の重要な免疫細胞を「エイズ同様に消滅させている」と結論付けられる
転載元)
(前略)

「新型コロナウイルスが免疫細胞を攻撃する」というについては、ずいぶんと以前からわかり始めていまして、たとえば、4月の以下の記事では、上海とニューヨークの研究者チームによっておこなわれた研究で、新型コロナウイルスが、T細胞(人の重要な免疫システムを司る)を破壊することが判明したことをご紹介しています。


(中略)

また、以下の記事では、このウイルスが「どのように免疫系を攻撃するか」というメカニズムが、中国の科学者たちによって判明してきたことを取り上げました。


新型コロナウイルスというのは、風邪ではなく、「飛沫感染するエイズだと考えるほうが妥当だということが、ずいぶん以前からわかっていたのです。

(中略)

今回ご紹介させていただくニューヨークタイムズの記事は、「新型コロナウイルスがHIVと同じ特性を持つ」ことが決定的になったということと共に、
「なぜ、子どもは感染しても、ほとんど発症しないか」
という理由がわかってきたということにふれていることもあり、ご紹介しようと思いました。


そのメカニズムの根本は、免疫細胞のT細胞を作り出す「胸腺」という部位の働きにあるようです。簡単に書きますと、「子どもが新型コロナウイルスに感染しても、ほとんど発症しない理由」、「高齢者が重症化しやすい理由」は、以下のようになります。

新型コロナウイルスが子どもが発症せず、高齢者で重症化する理由

子ども(あるいは若い世代)は、胸腺の働きが活発なので、新型コロナウイルスがT細胞を破壊する前に、新たなT細胞を作り出すため、免疫が破壊されることがない(そのために重症化しにくい)。
高齢者は、胸腺の働きが弱いので、T細胞が次々と破壊される(そのために免疫不全に陥り、全身が深刻な状態になりやすい)。

(中略)

「子どもは新型コロナウイルスから守られている」のです。胸腺の働きを考えますと、おそらく、「若ければ若いほど安全」で、基礎疾患がない健康な子どもの場合、感染しても発症や重症化することはほぼないと思われます。

(中略)

この記事は、あまりわかり良い内容とは言えないのですけれど、簡単にいいますと、以下のようなことを述べていると思われます。

新型コロナウイルスの免疫系への作用

・人間にはT細胞などの免疫細胞があり、病原体の侵入時にはそれが免疫システムとして、ウイルスと戦う。
・ところが、新型コロナウイルスは、そのT細胞を「消失」させてしまう場合があることがわかった。
・そのメカニズムは、「T細胞を起動させるIP10という分子の作用を無秩序にしてしまう」作用が新型コロナウイルスにあるため。これは、人から免疫系を奪うHIV(エイズウイルス)と同じ仕組みといえる。
・重症化するしない、は胸腺の働き(若いほど活発で、高齢種ほど弱い)と関係がある。
・そのため、治療には HIV治療と同様の抗ウイルス薬の混合剤が効果がある可能性がある。

では、ここからです。

コロナウイルスがヒトの免疫系を機能麻痺させるメカニズム
Howthe Coronavirus Short-Circuits the Immune System
NYTimes 2020/06/26

最近の研究によると、新型コロナウイルスは人間の重要な免疫細胞の破壊を引き起こす可能性がある。そして、この仕組みはHIV(エイズウイルス)と同様なのだ。

パンデミック初期の頃、新型コロナウイルス感染症は呼吸器疾患の一種であるように見えた。しかし、その後、このウイルスは、肺だけでなく、腎臓、心臓、循環器系にも影響を与えていることがわかってきている。

そして現在、研究者たちは、新たな「不愉快な驚きを伴う事実」を見出した。
新型コロナウイルスで入院している多くの患者で、人間の免疫に必須の特定の免疫細胞が消失することにより免疫系が脅かされていることがわかったのだ。不気味なことに、ここにはHIVとの類似性が示唆されている

(中略)

また、この研究は、新型コロナウイルスに感染しても、子どもの場合、非常に発症する事例が少ない理由についての手掛かりを提供をしてもいる。

(中略)

米ペンシルベニア大学の免疫学者で、Covid-19患者の免疫システムを詳細に調べているジョン・ウェリー博士(Dr.JohnWherry)は(中略)… 人間がウイルスなどの病原体と戦うための必須の免疫細胞である「T細胞」の喪失を含む、重症の患者における一連の免疫系の欠陥を示す論文を発表した。

別の研究では、研究者たちは3つのパターンの免疫欠損を特定し、免疫応答の調整に役立つT細胞とB細胞は、調査した71人のCovid-19 患者の中の約30%で不活性であると結論付けた。中国の研究者たちもまた同様の、新型コロナウイルス重病患者の「T細胞の消失」を報告している。

Covid-19患者に見出される最も印象的な異常の1つは、「IP10」と呼ばれる分子レベルの著しい増加だ。このIP10分子は T細胞を身体の必要な領域に送る役割を持つ。

通常なら、このIP10 分子は、免疫細胞であるT細胞が送られる間に、短時間だけ、そのレベルが上昇する。しかし、Covid-19患者の場合では、コロナウイルスによって引き起こされるSARSおよび MERSの患者の場合と同様に、IP10レベルが上昇し続けるのだ。

このような状態は、身体内に無秩序な合図を作成する可能性がある(※免疫反応が無秩序になる)。その結果、身体はほぼランダムにT細胞にシグナルを送り、免疫反応を混乱させる可能性があるのだ。

(中略)

多くのT細胞が明らかに死滅してしまうため、体の免疫対応力は消失する。特に、40歳を超えると、新しいT細胞を生成する器官である胸腺の効率が低下するために、影響が大きくなる。

(中略)

ヒトの免疫系がウイルスに非常に強く反応するため、一部の患者の場合、コロナウイルス感染によって深刻な影響を受ける。その結果、いわゆる「サイトカインストーム(免疫過剰反応)」が起きる場合がある。

(中略)

また、新しい研究は、以前からの「なぜ子どもはコロナウイルスで発症することが稀なのか?」という疑問に答えるのに役立つかもしれない。若い年齢の人たちは、新しいT細胞の供給源である胸腺が非常に活動的であり、そのために T細胞が多く作り出され、ウイルスが免疫細胞を破壊するより前に新たなT細胞を迅速に作り出すことができる。そのため、子どもたちは、免疫細胞の破壊を免れるようだ。

(中略)

このような状況が判明してきた中で、抗ウイルス薬の混合剤であるHIV治療の薬物モデルが、新型コロナウイルスの軽度の症状の人、そして重症患者の両方にとって、有効になる可能性があるかもしれないことを示している。

(以下略)

ここまでです。

新型コロナウイルスに「HIVの要素が挿入している」ことは、今年1月にインド工科大学の科学者たちによって見出されていました。以下の記事でそれを取りあげています。


その後、HIV を発見した功績で2008年にノーベル医学賞を受賞したリュック・モンタニエ博士が、「新型コロナウイルスの中のHIV要素は、人為的に挿入された」という可能性について言及しました。
以下の記事でご紹介しています。


しかし、これらの主張は、さまざまに掻き消されて現在に至ります。

(以下略)

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