注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
研究者らは、中国東部の寧波(Ningbo)で1月に開かれた仏教関連の催しに参加するため、片道50分の距離を移動したバスの利用者らを詳細に調べ、空気感染のリスクについて研究を進めた。
(中略)
研究では乗客らの座席の位置を調べ、それぞれにウイルス検査を行った。その結果、バスに同乗していた68人のうち、23人が感染していたことが確認された。
注目すべきはバスの前方と後方に座っていた乗客への感染で、それら座席の位置は当局や専門家らが感染飛沫が飛ぶとしている1~2メートルの範囲を超えていたことだ。(中略)... 論文では「今回の調査が示しているのは、空気が再循環する密閉空間では、新型コロナウイルスが高い伝染性を持つということだ」と説明された。
#COVID19 空気感染の新たな裏付けか 中国のバス利用者を調査https://t.co/KHvC8OwN9G
— yumi ゆみ (@ygjumi) September 7, 2020
換気状態が良くないバスに乗っていた #SARSCoV2 の感染者から、
— yumi ゆみ (@ygjumi) September 7, 2020
同乗者23人が感染したことを報告する研究論文が掲載。
論文によると、感染はバス内のあらゆる場所で確認されたため、ウイルスが空気感染することを示す新たな裏付けに
JAMA Internal Medicinehttps://t.co/KHvC8OwN9G
バスに同乗していた68人のうち、23人が感染していたことが確認。
— yumi ゆみ (@ygjumi) September 7, 2020
注目すべきはバスの前方と後方に座っていた乗客への感染で、それら座席の位置は当局や専門家らが感染飛沫が飛ぶとしている1~2mの範囲を超えていたこと。https://t.co/KHvC8OwN9G
もともと感染していたとされる乗客(発端患者)については当時、せきなどの症状はなかった。
— yumi ゆみ (@ygjumi) September 7, 2020
「今回の調査が示しているのは、空気が再循環する密閉空間では、#SARSCoV2 が高い伝染性を持つということだ」https://t.co/KHvC8OwN9G pic.twitter.com/IdcXTiOG1u
→原著は以下です。
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
原著内のでの表現は「airborne transmission(空気感染)」です。
「aerosol (ie, airborne)」 という表現もあり、エアロゾル感染=空気感染という前提で議論が展開されています。https://t.co/l0hCpUYWit
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— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
・浙江省のCOVID-19アウトブレイクに関する調査。
・2020年1月19日に、128人が60人(バス1)と68人(バス2)に分乗して、150分の野外参拝に参加した。往復で100分のバス移動だった。
・感染源となった患者(index case)はバス2に乗っていた。武漢の住民と接触歴のある唯一の参加者で、最初に発症した症例でもあった。
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
index caseはバス往復中は無症状。帰宅後に発症し、その後、同居家族全員が発症した。
・我々はバス1の乗客(n=60)、バス2の乗客(n=68)、参拝に参加したその他の人々(n=172)のそれぞれのSARS-CoV-2感染リスクを比較した。
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
・バス2内を、感染源患者との距離でlow risk zoneとhigh risk zoneに分け、それぞれのzoneの感染リスクを比較した。バスは往復とも席替えはなかった。
・バス1およびバス2ともに、エアコンは車内再循環モードに設定されていた。
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
・野外礼拝では昼食会があり10人ずつ円卓で行われた。この時、バス2の乗客はバラバラに座っていた。
・参加者は1人もマスクを着用していなかった。
・感染の有無はRT-PCRあるはゲノムシークエンスにより確認した。各グループの感染率とバス2で感染した症例のバス内での位置を特定した。
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
(結果)
・バス移動した128人の内訳は男性15人(11.7%)、女性113人(88.3%)であり、平均年齢は58.6歳だった。
・バス2の乗客は68人中24人(35.3%, index case含)が、イベント後にCOVID-19の診断を受けた。
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
・バス1では60人中1例の感染も見られなかった。
・礼拝に参加したその他の172人のうち、7人(4.1%)がCOVID-19と診断された。
・バス2の乗客はバス1の乗客と比較して感染率は34.3%(24.1- 46.3)高く、礼拝に参加したその他の人々と比較すると11.4倍(5.1- 25.4)の感染率だった。
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
・バス2内のhigh risk zoneの乗客はlow risk zoneの乗客と比べ感染リスクが高かったが、差は有意ではなかった。index caseに近い位置の一部の席では感染リスクの有意な上昇はなかったことから、この大規模感染の少なくとも一部は空気感染が関与している事を示唆していた。
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
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・バス内の様子
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
赤はindex caseです。
index caseを基準にhigh risk zoneとlow risk zoneをclasification 1, 2の2通りで解析。
色はその後の感染者の重症度でオレンジは中等症、黄色は軽症、緑は無症状の感染例。
感染者のあまり偏りのない配置、最後尾の感染例も考慮すると、エアロゾル感染が最も理解しやすいように思います。 pic.twitter.com/yyGXdy39n7
— influenzer (@influenzer3) September 7, 2020
今回、米国医師会に掲載された研究論文では、今年の1月に中国で、片道50分の距離を移動したバスの利用者らを詳細に調べた結果、“ウイルスが空気感染することを示す新たな裏付けになった”とのことです。
詳細は、“続きはこちらから”のinfluenzerさんの一連のツイートをご覧ください。“128人が60人(バス1)と68人(バス2)に分乗…往復で100分のバス移動だった”とのことですが、「感染源となった患者」が乗ったバス2に乗った68人中23人が感染、バス1の60人から感染者は出なかったということです。
参加者の全員がマスクをしておらず、「感染源となった患者」は武漢の住民と接触歴のある唯一の参加者で、“バス往復中は無症状”だったとのことです。
感染した23人のバスの座席の位置を示す図を見ると、飛沫が飛ぶ1~2メートルの範囲を超え、感染はバス内のあらゆる場所で確認されていることから、バスの空調設備が車内の空気を循環させた「空気感染」だと考えられるのです。influenzerさんは、“原著内のでの表現は「airborne transmission(空気感染)」です…エアロゾル感染=空気感染という前提で議論が展開されています”といっています。
日本ではようやく厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部が、“「伝播様式」の項目に「エアロゾル感染」を追記した”とのことです。しかし、「密閉された空間において短距離でのエアロゾル感染を示唆する報告がある」と説明し、「医療機関では、少なくともエアロゾルを発生する処置が行われる場合には、空気予防策が推奨される」としているようです。
何故、医療機関だけに「空気予防策が推奨される」のかは謎です。“エアロゾルを発生する処置”など全く行われていない「バス」や「排水管で拡散の可能性」が指摘されているわけですが…。
今回の新型コロナウイルス騒ぎで、「専門家」と呼ばれる人たちが、“アホの集まり”である事が良く分かる事例だと思います。