ユダヤ問題のポイント(日本 昭和編) ― 第16話 ― 731の遺伝子(上)

 コロナワクチン、モデルナ社のものは武田/モデルナ社と表記されています。武田薬品がコロナワクチンに大きく絡んでいるのが見て取れます。
 731部隊は「武田薬品満洲支部」と呼ばれるほど武田薬品と密接な関係にありました。要はコロナワクチンにも731部隊の影が見えるのです。
 コロナワクチンだけではありません。薬害エイズを始め薬害関係のほぼ全て、それに原発の放射能汚染など現在の日本(世界)の様々な問題に、731部隊はその影を落としているのです。731部隊は、その遺伝子とも呼ぶべきものは、現在も生きていて地上世界を覆ってきていたのです。
 731関係者、特にその研究者上層部の人間たちが、戦後も日本医学界をその重鎮として取り仕切っていたのはよく知られた事実です。彼らは、米国側との取引で免責されてその地位にあったのですが、彼らは自分たちの行ってきた行為を決して認めようとはせず隠蔽、つまり一切の反省もなしに現在に至っています。731部隊の行状を明らかにするものに対しては、直接・間接の731関係者とそれに連なる者が徒党を組み、種々の方法で執拗な攻撃を加えることもしています。一種の集団ストーカー行為です。
 最新の映像配信でも改めて「個の自立・確立」の重要さが語られています。彼らの中にいかに立派な肩書や権力を持つものがいても、自分たちの行為を認め受け止めることもできず、都合の悪い相手には違法な集団ストーカー行為をせずにおられない彼らは、「個の自立・確立」とは対極の位置にあることが分るでしょう。内実としては「弱く・幼稚」ということです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 昭和編) ― 第16話 ― 731の遺伝子(上)

『悪魔の飽食』への攻撃 〜徒党を組み卑劣な攻撃をする輩


残酷でおぞましい人体実験を繰り返した731部隊……、こういった書き出しに対して、相手が弱いと見れば居丈高になって攻撃し、そうでなくてもヒステリックに事実を認めず、歪曲・否定し隠蔽しようとする輩がいます。

ウィキペディアの731部隊の記事内容にも、彼らの攻撃が加えられたのだろうと思える節があります。同様のことが起きるのは「慰安婦問題」「南京大虐殺」がそうです。彼らの姿は、最近では愛知県の大村知事に対する不正な攻撃で一部顕わになっています。

731部隊のことが世に出てきたのは、森村誠一氏の『悪魔の飽食』によってでしょう。しかし、世の大きな話題となったその『悪魔の飽食』シリーズは「捏造」として激しい攻撃を受けました。それにより731部隊の話題は下火になりました。

詳しくは、森村誠一公式サイト「回想~悪魔の飽食~卑怯な匿名」の「国賊の証明」章の森村誠一氏ご本人の説明の全文を読まれたらよいのですが、彼らの攻撃の手口、ここにはこうあります。

三百万部を超える『悪魔の飽食』が生まれた。だが、続編のグラビア写真に、無関係な写真を誤用したために、グラビアが偽物であるから内容もインチキであろうと叩かれた。
(中略)
元隊員から提供された第二部に使用した写真の中に、七三一部隊とは関係ない明治四十三(一九一〇)年から翌年にかけて中国東北部に流行したペストの惨状の写真が混入されていた。提供者は本物の資料と混ぜて提供したので、真贋見分けられなかったのである。
その後が凄まじかった。これまでなにも言わなかった右筋の街宣車の大行列が我が家の前に連日群集した。お経を唱え、最大ボリュームの拡声器で国賊、売国奴、非国民、日本から出て行け、と怒鳴り続けた。

ここでは『悪魔の飽食』を継続出版しようとした角川書店も攻撃対象になった様子も語られています。


繰り返される執拗な攻撃、ネット上での彼らが「捏造だ」と攻撃するその内容を読みましたが、一見はそれらしいものの、デタラメな暴論です。

 “1000の不法行為を犯したものがその全てを隠蔽した。あるものがその1000の不法行為のうち100を調査によって明らかにした。しかしその100の内の1が間違っていた。これに対して1000の不法行為の隠蔽側が、間違っていた1のみを針小棒大に攻撃、それで明かされた100の全てが「捏造・歪曲」と断定、ひいては1000の不法行為も「全て無かったこと」に。

こういったたぐいのものです。

100の内の1が間違いならば、それはそれだけのことです。1が間違いならば残りの99も間違いになるなどありえません。ましてや1の間違いで1000の不法行為と隠蔽が否定されるはずもありません。

「捏造だ」と主張するならば、捏造とするその一つ一つを示し、それが捏造である具体的・客観的な根拠を示して説明する必要があります。

ところが、彼らにはその作業はなし。

それに加え、彼らの攻撃の言説自体が、少し調べるとまさに根拠を欠くでっち上げ、捏造であるのが見えてきます。彼らの徒党を組んだ不法な攻撃、その卑劣さは森村氏が次に語る通りです。

『悪魔の飽食』発刊後、三十余年後の今日に至っても、インターネット上に『悪魔の飽食』は贋作(がんさく)、模倣であるという書き込みが載っている。ネットの書き込みには署名がない。署名がない人間の言動や非難は、自分の言ったこと、行ったこと、書いたこと、他人の非難、中傷、妨害などについて一切責任を持たないということである。脅迫状の大半も匿名であった。

既に明かされている731部隊の行状 〜輩の攻撃言説は根拠を欠く


2017年にNHKスペシャル「731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~」 が放映されています。『Cosmic』「731部隊の嘘と真実:NHKが日本軍の人体実験映像を公開。その内容とは?」は、その番組の優れた解説となっています。


ところがそれを読み、驚いたと言おうか少々呆れました。

「非人道的」な実験の有無については否定する声が多く、結果「NHKのねつ造番組説」などが後を絶たないのが事実です。

この解説記事の中にこれらの記述があったのです。

やはり、匿名で見当違いの番組攻撃をしてでも、731部隊の行状を否定したくてたまらない輩は絶えないようなのです。

このNスペでは、実際に元731部隊少年兵の方が名前と顔を晒して「証言」を行っているのです。そして、ハバロフスク裁判での731部隊の幹部だった人々の生々しい肉声の「証言」が出されています。


これらの「証言」は731部隊関係の他の証言や、数々の資料と照らし合わせても何らの矛盾もないものです。整合性があり、事実と認める以外にありません。

ところが、この肉声の「証言」を顔なしの匿名の者たちが「捏造だ」となじっているのです。一体なんの根拠をもってなじっているのか?呆れるばかりです。

このような731部隊の行状を否定する輩が、その行為の最大の拠り所としているのが、『正論』2002年11月号の中川八洋氏『「悪魔の飽食」は旧ソ連のプロパガンダだった』の模様です。

さて、『南京事件-日中戦争 小さな資料集 ゆうのページ』というサイトで数々の情報が公開されています。

この中で731部隊の欄があり「中川八洋氏の論稿をめぐって()()」の題で論考が提出されています。中川八洋氏がどのような主張をしたのか、その上で、その主張が事実に立脚していない根拠を決定的に欠いたものであることが冷静に客観的に示されています。

このサイトの731部隊の欄の論考を読み終えた上で、それでもなおかつ「残酷でおぞましい人体実験を繰り返した731部隊…」こういった言説は全くの捏造だと主張できる輩がいるのか…。

もし、なおかつ「捏造だ」と主張するならば、繰り返しますが、その主張者は、その根拠を整合性のある事実や証言にて示す必要があります。

…しかし、それはできるはずもありません。事実をどう受け止め、どう考えるかは人それぞれです。ただし、事実は事実だと認める以外にはないのです。全てはそこからが始まりです。


731部隊について知るには『南京事件-日中戦争 小さな資料集 ゆうのページ』が非常に役立つでしょう。

他には『731からフクシマまで!!』というサイトが、731部隊の実際の行為についての数々の詳細で、具体的かつ膨大な資料や証言などが提出されています。参考にされれば良いと思います。


日本医学界を仕切った者たち 〜石井四郎の師の行状


  • 731部隊が生体解剖など残酷でおぞましい人体実験を繰り返し、その犠牲者は不明ながら3000人ともされる。
  • 731部隊が中国大陸で幾度も実戦として、コレラ菌などによる細菌戦を行った。
  • 石井四郎をはじめ731部隊関係者は、生体実験などの貴重な資料を米国側に提出することで戦争犯罪から免除。
  • 免責された731部隊関係者が戦後の日本医学界の重鎮となっていった。

これらは事実として否定できないでしょう。具体的事実解明は更にこれからでしょうが、現在において特に問題となるのが④でしょう。

京大出身で731部隊の創始者でもあった石井四郎の師匠が戸田正三であることが、先のNスペの中で語られていました。戸田正三のウィキペディア記事にも次の記述があります。

京大が保管する文書に、戸田が731部隊から(現在の価値で)約2億円を超える研究資金を受け取っていたことが記載されている。同大の卒業生であった、石井四郎軍医とも親交があり、戸田は多くの大学関係者を731部隊に軍属(技師)として出向させている。

戸田正三は、弟子の石井が率いる731部隊が何を行っていたかはよく承知の上で、自分の弟子たちなどを731部隊に送り込んでいます。

しかし、その戸田が断罪されることなどは当然なく、京都帝大医学部長であった戸田は戦後は金沢大学初代学長に就いています。要は日本医師会の重鎮だったのです。他の731部隊関係者もやはり日本医師会の重鎮になっています。


「全日本民医連」の2007年6月1日記事、医学会総会史上初の「戦争と医学」展に関し、次の記述があります。

七三一部隊の医学者の多くが、戦後、各地の大学医学部の教職に就き、影響力を発揮したのも、アメリカから免責されたことと深くかかわっています。一九五二年、第一三回日本学術会議で、政府に一九二五年の「細菌兵器使用禁止に関するジュネーブ条約」を批准するよう求める決議が提案されましたが、否決されました。反対した木村廉氏、戸田正三氏は七三一部隊へ多くの医学者を推薦した人物です。

記事の続きでは、ミドリ十字によるHIV感染事件と731部隊の関わりが記され、最後は次のように結ばれています。

いま日本の医学界に求められているのは、戦時中の戦争犯罪をあいまいにしてきたことに対し、真正面から立ち向かうことです。何が問題で、何が教訓だったかを導き出すことが重要だと思います。

記述の内容及び結びの主張はこの通りでしょう。

しかし、直接・間接の731部隊関係者及びそれに連なるものが、自分たちの行状に「真正面から立ち向かうこと」を拒絶しているのは、今回の本文の最初から見てきた通りです。それが数々の日本の問題となって出てきています。

そして、これらの背後にある隠れた真の問題は、731部隊を生み出した「遺伝子」とも呼ぶべきものです。



Writer

seiryuu様プロフィール

seiryuu

・兵庫県出身在住
・いちおう浄土真宗の住職
・体癖はたぶん7-2。(自分の体癖判定が最も難しかった。)
・基本、暇人。(したくないことはしない。)
・特徴、酒飲み。アルコールには強い。
・歯が32本全て生えそろっている(親不知全て)原始人並み。

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