『悪魔の飽食』への攻撃 〜徒党を組み卑劣な攻撃をする輩
残酷でおぞましい人体実験を繰り返した731部隊……、こういった書き出しに対して、相手が弱いと見れば居丈高になって攻撃し、そうでなくてもヒステリックに事実を認めず、歪曲・否定し隠蔽しようとする輩がいます。
ウィキペディアの731部隊の記事内容にも、彼らの攻撃が加えられたのだろうと思える節があります。同様のことが起きるのは「慰安婦問題」「南京大虐殺」がそうです。彼らの姿は、最近では愛知県の大村知事に対する不正な攻撃で一部顕わになっています。
731部隊のことが世に出てきたのは、森村誠一氏の『悪魔の飽食』によってでしょう。しかし、世の大きな話題となったその『悪魔の飽食』シリーズは「捏造」として激しい攻撃を受けました。それにより731部隊の話題は下火になりました。
詳しくは、森村誠一公式サイト「回想~悪魔の飽食~卑怯な匿名」の「国賊の証明」章の森村誠一氏ご本人の説明の全文を読まれたらよいのですが、彼らの攻撃の手口、ここにはこうあります。
ここでは『悪魔の飽食』を継続出版しようとした角川書店も攻撃対象になった様子も語られています。
悪魔の飽食に関しては、画像が疫病流行時の物であると指摘されたことを始めとして、森村誠一の書いた内容を裏付ける写真資料とは到底言えないと騒ぎになり、写真提供者と森村誠一が並んで謝罪会見が行われている。写真提供者はベレー帽にサングラスの匿名男性で、全て自分に責任があると言ったが、
— 福袋 (@hukubukuro) February 4, 2020
繰り返される執拗な攻撃、ネット上での彼らが「捏造だ」と攻撃するその内容を読みましたが、一見はそれらしいものの、デタラメな暴論です。
こういったたぐいのものです。
100の内の1が間違いならば、それはそれだけのことです。1が間違いならば残りの99も間違いになるなどありえません。ましてや1の間違いで1000の不法行為と隠蔽が否定されるはずもありません。
「捏造だ」と主張するならば、捏造とするその一つ一つを示し、それが捏造である具体的・客観的な根拠を示して説明する必要があります。
ところが、彼らにはその作業はなし。
それに加え、彼らの攻撃の言説自体が、少し調べるとまさに根拠を欠くでっち上げ、捏造であるのが見えてきます。彼らの徒党を組んだ不法な攻撃、その卑劣さは森村氏が次に語る通りです。
既に明かされている731部隊の行状 〜輩の攻撃言説は根拠を欠く
2017年にNHKスペシャル「731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~」 が放映されています。『Cosmic』「731部隊の嘘と真実:NHKが日本軍の人体実験映像を公開。その内容とは?」は、その番組の優れた解説となっています。
昨夜のNHK スペシャル、731部隊録画をみた。小説でも知るその凄惨な事実は驚愕で胸を塞ぐばかりだが、新たに知り得たこと現代の日本人に警笛と取れるようなことがあった。医学者と軍部隊の関係は多額の金銭の授受。戸田正三は京都大学から相当数の人員を研究に出している。日本学術会議では→続 pic.twitter.com/kGS2KkXNta
— ポクシル🔖 (@rubinuna) August 13, 2017
ところがそれを読み、驚いたと言おうか少々呆れました。
この解説記事の中にこれらの記述があったのです。
やはり、匿名で見当違いの番組攻撃をしてでも、731部隊の行状を否定したくてたまらない輩は絶えないようなのです。
このNスペでは、実際に元731部隊少年兵の方が名前と顔を晒して「証言」を行っているのです。そして、ハバロフスク裁判での731部隊の幹部だった人々の生々しい肉声の「証言」が出されています。
続→研究者がこう話す「軍事研究は科学者が歴史を残酷化してきた」と。731部隊の研究を実行した戸田、田部井、吉村、ともに戦後罪に問われることなく、医学界の重鎮権威として生涯終えている。少年隊員として14歳で入隊した三角さん(写真)「戦争はつくづくするものではない」日本軍に反対する→ pic.twitter.com/IRqn3aPiKy
— ポクシル🔖 (@rubinuna) August 13, 2017
これらの「証言」は731部隊関係の他の証言や、数々の資料と照らし合わせても何らの矛盾もないものです。整合性があり、事実と認める以外にありません。
ところが、この肉声の「証言」を顔なしの匿名の者たちが「捏造だ」となじっているのです。一体なんの根拠をもってなじっているのか?呆れるばかりです。
このような731部隊の行状を否定する輩が、その行為の最大の拠り所としているのが、『正論』2002年11月号の中川八洋氏『「悪魔の飽食」は旧ソ連のプロパガンダだった』の模様です。
さて、『南京事件-日中戦争 小さな資料集 ゆうのページ』というサイトで数々の情報が公開されています。
この中で731部隊の欄があり「中川八洋氏の論稿をめぐって(1)(2)」の題で論考が提出されています。中川八洋氏がどのような主張をしたのか、その上で、その主張が事実に立脚していない根拠を決定的に欠いたものであることが冷静に客観的に示されています。
このサイトの731部隊の欄の論考を読み終えた上で、それでもなおかつ「残酷でおぞましい人体実験を繰り返した731部隊…」こういった言説は全くの捏造だと主張できる輩がいるのか…。
もし、なおかつ「捏造だ」と主張するならば、繰り返しますが、その主張者は、その根拠を整合性のある事実や証言にて示す必要があります。
…しかし、それはできるはずもありません。事実をどう受け止め、どう考えるかは人それぞれです。ただし、事実は事実だと認める以外にはないのです。全てはそこからが始まりです。
731部隊による人体実験については保守派の歴史学者でも異論を挟む者はもはや皆無。実証的研究等により人体実験の存在は事実と確定している。
— 福山和人 (@kaz_fukuyama) August 21, 2019
NHKが731部隊の人体実験証言テープを公開し安倍政権につながる重大な問題を指摘! ネトウヨが錯乱状態に https://t.co/xmzrE6aG2e @litera_webから
731部隊について知るには『南京事件-日中戦争 小さな資料集 ゆうのページ』が非常に役立つでしょう。
他には『731からフクシマまで!!』というサイトが、731部隊の実際の行為についての数々の詳細で、具体的かつ膨大な資料や証言などが提出されています。参考にされれば良いと思います。
日本医学界を仕切った者たち 〜石井四郎の師の行状
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①731部隊が生体解剖など残酷でおぞましい人体実験を繰り返し、その犠牲者は不明ながら3000人ともされる。
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②731部隊が中国大陸で幾度も実戦として、コレラ菌などによる細菌戦を行った。
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③石井四郎をはじめ731部隊関係者は、生体実験などの貴重な資料を米国側に提出することで戦争犯罪から免除。
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④免責された731部隊関係者が戦後の日本医学界の重鎮となっていった。
これらは事実として否定できないでしょう。具体的事実解明は更にこれからでしょうが、現在において特に問題となるのが④でしょう。
京大出身で731部隊の創始者でもあった石井四郎の師匠が戸田正三であることが、先のNスペの中で語られていました。戸田正三のウィキペディア記事にも次の記述があります。
戸田正三は、弟子の石井が率いる731部隊が何を行っていたかはよく承知の上で、自分の弟子たちなどを731部隊に送り込んでいます。
しかし、その戸田が断罪されることなどは当然なく、京都帝大医学部長であった戸田は戦後は金沢大学初代学長に就いています。要は日本医師会の重鎮だったのです。他の731部隊関係者もやはり日本医師会の重鎮になっています。
・多くの教え子を731部隊に送り込んだ戸田正三は金沢大学の学長に就任。医学界の重鎮に。
— 渡邉正裕 (@masa_mynews) August 15, 2017
・チフス菌爆弾開発の田部井和は京大教授となり細菌学の権威に。
・凍傷研究の吉村寿人も教授に就任。
永久保存だろ。This is ニッポン。https://t.co/OTPsQAcVJA pic.twitter.com/pkKmjfANlS
「全日本民医連」の2007年6月1日記事、医学会総会史上初の「戦争と医学」展に関し、次の記述があります。
記事の続きでは、ミドリ十字によるHIV感染事件と731部隊の関わりが記され、最後は次のように結ばれています。
記述の内容及び結びの主張はこの通りでしょう。
しかし、直接・間接の731部隊関係者及びそれに連なるものが、自分たちの行状に「真正面から立ち向かうこと」を拒絶しているのは、今回の本文の最初から見てきた通りです。それが数々の日本の問題となって出てきています。
そして、これらの背後にある隠れた真の問題は、731部隊を生み出した「遺伝子」とも呼ぶべきものです。
NHK特集「731部隊の真実」が話題に!東大や京大等のエリート医学者達が関与!人体実験も!https://t.co/GXVf23OSbN
— やのっち(。・ɜ・)d (@_yanocchi0519) August 14, 2017
#加計学園 の獣医学部新設に関わる生物化学兵器研究疑惑の話題とカケている!?NHK良識派からの危機シグナルだと受け取るべき内容。 pic.twitter.com/jHDhjy75vT
731部隊は「武田薬品満洲支部」と呼ばれるほど武田薬品と密接な関係にありました。要はコロナワクチンにも731部隊の影が見えるのです。
コロナワクチンだけではありません。薬害エイズを始め薬害関係のほぼ全て、それに原発の放射能汚染など現在の日本(世界)の様々な問題に、731部隊はその影を落としているのです。731部隊は、その遺伝子とも呼ぶべきものは、現在も生きていて地上世界を覆ってきていたのです。
731関係者、特にその研究者上層部の人間たちが、戦後も日本医学界をその重鎮として取り仕切っていたのはよく知られた事実です。彼らは、米国側との取引で免責されてその地位にあったのですが、彼らは自分たちの行ってきた行為を決して認めようとはせず隠蔽、つまり一切の反省もなしに現在に至っています。731部隊の行状を明らかにするものに対しては、直接・間接の731関係者とそれに連なる者が徒党を組み、種々の方法で執拗な攻撃を加えることもしています。一種の集団ストーカー行為です。
最新の映像配信でも改めて「個の自立・確立」の重要さが語られています。彼らの中にいかに立派な肩書や権力を持つものがいても、自分たちの行為を認め受け止めることもできず、都合の悪い相手には違法な集団ストーカー行為をせずにおられない彼らは、「個の自立・確立」とは対極の位置にあることが分るでしょう。内実としては「弱く・幼稚」ということです。