可憐な花を咲かせるアメリカセンダングサ

くろちゃん、お昼まだでしょ?
お弁当持ってきたから、一緒に食べよう♪

おお! いいとこに来た。
今朝は草刈りして、ちょうど、腹へったとこだ。

おつかれさん!
あれ?
足にたくさんトゲトゲがついてるよ。

ああ、またこいつらかよ!
強力マジックテープみたいにくっついて厄介なんだ、こいつら。
アメリカセンダングサって言うらしい。
アメリカセンダングサの果実

なんか、悪役っぽい顔してるね。

これのせいで、家の中も大変さ。
スリッパはくとチクリ!、ソファー座るとチクリ!、どこもかしこもチクチクで。

でも、
花はこんなに可憐だ。
花にだまされるなよ。
北アメリカ原産の帰化植物らしいが、
大正時代に日本に入って、爆発的に全国に広がった。
今や、日本在来の植物を追いやる植物、「生態系被害防止外来種」に指定されてる。
(
暮らしーの)

へえ、嫌われものなんだ。
花が咲く前に抜かねえと、トゲトゲができたら間に合わねえ。
おととし、庭をほったらかしてたら、こいつが巨木化して、引っこ抜いたら全身トゲまみれにされて、もう、ホントに大変だった。
ネコもおれも、庭に出るたびにトゲトゲをくっつけて来るし、
翌年もまた、こいつらに悩まされて、参ったわ。

繁殖力旺盛なんだ。
セイタカアワダチソウへの誤解

だが、こんなヤツでも、セイタカアワダチソウに比べれりゃ、かわいいもんよ。
引っ張ると、根っこからスポッと抜けてくれるからな。

たしかに、
セイタカアワダチソウはかんたんに抜けないね。
根が深いから、掘り起こすのが大変。
ほっとくと、新しい芽がジャンジャン出て、あっという間に増えちまうし。
しかも、花粉症の原因と来てる。

あ!!
それ、誤解だよ!
理論的に、セイタカアワダチソウは花粉症の原因にはなりえない。
理由は、
ミツバチなどに花粉を運ばせる虫媒花だから、花粉をばらまく必要がない。
ゆえに、花粉症の原因になることはない。

へえ? そうだったんだ。

今からの花が少ない季節、チョウやハチたちにとってはありがたいカフェだよ。

セイタカアワダチソウがカフェ? イメージ、湧かねえなあ。

ま、厄介者のイメージの方が強いからね。

あいつら、なんであんなにはびこるんだ?

「根が深く、日本の草よりも下層まで伸びるので、土の養分が温存されていて、よく繁殖するのだとか。」(
時事ブログ)

そう言や、
セイタカアワダチソウも外来種だよな。
外国から来たヤツらは、遠慮というものを知らなさすぎる。
セイタカアワダチソウに占領された景色を見ると、悲しくなるぜ。
日本の草は、どこに消えちまったんだ〜!ってな。
たしかに、他の植物を成長させない物質を、根っこから出してるらしい。
(
岡山理科大学)

ひえ〜!! 毒を出す? てことは、毒草じゃねえか!

なぬなぬ?
セイタカアワダチソウで脱ステロイドできる??
子どもの頃から慢性的なアトピー性皮膚炎で、引っ越しで悪化したケース。
ステロイドで収まらず、セイタカアワダチソウのお風呂とお茶で、
「1ヶ月ほどで肌は再生され、そのあと2ヶ月ほどで完全にかゆみもないツルツルの肌になりました。」

ほんとだ!! すげえ〜きれいになってる!
アトピーは皮膚だけじゃなくて全身の病気なのに、なんで良くなるんだ?
特に、ステロイドを使ったやつは、手に負えねえって言うのに?
なんでセイタカアワダチソウごときで良くなった?

「ごとき」は、セイタカアワダチソウに失礼だね。
さっき、くろちゃん言ったよね、
セイタカアワダチソウは「毒草」だって。
「
北米原産で、薬草として毒ガスなどの治療につかわれていたとか。日本の排気ガスの多い道路脇によく群生していて、排気ガス(毒ガス?)にも負けていませんね・・・。」(
時事ブログ)

毒をもって、毒を制す?

その通り!
花が咲く前の蕾の状態が、一番効果があるから、今まさに収穫時だよ。
乾燥させれば、1年中使えるそうだ。

そんなこと知らねえから、花が咲いたら大変とばかり、こないだバッサバッサ切り倒したとこ。

あ〜あ、もったいないことしたねえ。
セイタカアワダチソウの活用方法

で、どうやって使うんだ?
採ったセイタカアワダチソウは、洗わないで、つぼみの状態の花から30cmくらい切って、一晩干して乾燥させる。
それを洗濯ネットに入れて、40度前後のお風呂に浸け、1〜2時間、追い焚きしながら、入浴する。
煎じ液をお風呂に入れてもいいけど、沸騰させると酵素が壊れるので、弱火で煮出すこと。お湯は3日~6日、変えなくていい、酵素の働きで殺菌できるから。
(
EVERGREEN)

へえ、入れたままでいいんか?

「花の蕾の時期が酵素が多く、お風呂に入れて3日目くらいが良く発酵し、お湯はかえない方がより効果的です。」(
時事ブログ)

発酵かあ。

2~3日すると、湯船のお湯が泡立ってくる。
「
泡立草の名は花の姿からだそうですが、乾燥させた花を袋に入れ、上からお湯を注ぐと、なんと泡風呂になります。」(
時事ブログ)

だから、アワダチソウ!
なんか、入ってみたくなってきた。

・・実は
ぼく、入ってみたよ。

ええっ?!

百聞は一見にしかず。
セイタカアワダチソウはどこでもあるから、かんたんに試せるしね。
咲き始めのセイタカアワダチソウを10本くらい、40センチくらいに切って、生のまま洗濯ネットに入れ、湯船にドボン。

乾燥させて、って言ってなかったか?

生でも大丈夫だよ。
本当は水から入れて沸かすんだけど、ぼくんちはできないから、39度のお湯に入れた。

おいおい、けっこうアバウトじゃねえか。

まあまあ、それでも、ほのかなセイタカアワダチソウの香りを楽しめたよ。

香り?

うん、
意外といい香りで深呼吸したくなる。
お湯がトロンとやわらかいから、湯上がりは肌がしっとりした感じ。
2日目以降、うちは追い焚きができないので、差し湯で温めながら入った。
さすがに3日目は濁ってきて、
5日目になると底が見えなくなって、水面に緑色の膜が張っていた。

ウエッ! 気持ちわりい!

それが、
変な臭いもしないし、ぜんぜん大丈夫だよ。
てゆうか、5日目が最高に気持ちよかった。
暑い日で、労働して汗かいた後に入ったから、リラックスして疲れが取れる気がした。
30分くらい入ったけど、出たくなかったなあ。
これまでいろんな薬湯を試したけど、サイコーだった。
でも、それ以上置くと、泥沼になりそうだから、流したけどね。
流した後がまたビックリだった。

ビックリ?
浮いたゴミが風呂桶にくっついて、洗うの面倒くさいと思いながら、スポンジで軽くこすりながら水で流すと、まるで洗剤で洗ったかのように、ピカピカになった。

界面活性剤?

それだよ!
どうも、界面活性効果があるみたい。だから、
「
未病対策とか、食品添加物などのデトックスなどにも良いと思います。」
(
mimoza note)
なのに、油分を取りすぎないので、カサつかない。
「洗った後、しっとり!」って、まるで、シャンプーのCMみたいだよ。

でも、
全部のアトピーにいいとは言えないんだろ?
そうだね、ドーシャが合ってないと、ダメだね。
ぼくの感覚だと、セイタカアワダチソウ風呂は「カファ」だね。
入るとホッとして、出たくなくなるから。
この人の体験談も、そうじゃない?
「心地よい気だるさを感じました。また、肌の表面が普通のお風呂に入った時と比べて、非常に楽なんです。かゆみがなくなる…というほどではないのですが、腫れて熱を持った肌の火照りが取れてスッキリするような。」(
mimoza note)

なるほど、カファかあ。
だとすると、熱をもった乾燥系アトピーには合うが、グジュグジュ系はわかんねえ。

うん、慎重に試したほうがいいね。

にしても、セイタカアワダチソウでこんなに語れるとは・・

まだあるよ。
セイタカアワダチソウは食べられる。

食糧難にも役に立つのか!
にゃんにゃん母さんも言ってる。
「もちろん私も食べますよ。ほろ苦い天ぷらが大好物です。」
「少し大きくなったら上の方の柔らかいところだけいただきます。
排毒効果抜群で、意外と苦味が天ぷらに合います。食べてみてくださいね。」

へえ?! 食べて排毒!?
クックパッドにも、
「セイタカアワダチソウの黄色いつぼみの部分(上から10cm程)を天ぷらで食べてみました。・・
薬毒や公害を出す(体内から排泄するという意味)ほどの力があるそうで、毒ガスを吸ったとき、アトピーのかゆみ、長年のぜんそく、人工透析をしている腎臓病などの人、さめ肌(あるいは乾燥肌)など。浄血を助け、細胞に活力をつける。胃腸病。」

浄血! もしかして、ワクチン毒も追い出せる?

まだあるよ。
「
セイタカアワダチソウ抽出液から・・取得した低分子コラベン酸誘導体が、実際に乳癌細胞に対して増殖抑制効果を持つことを明らかにしました。」
(
広島大学)

なんと! 抗癌作用もあるのかよ!

デトックス効果があるから、不思議じゃないよね。

アトピーにガン! デトックス!!
今の時代、もっとも必要とされる草じゃねえか!
だから、あり余るほど生えてるんだよ。

知らんかったあ!!
これまで、目のかたきにして、スマン!!

偏見をなくせば、真実が見える。
セイタカアワダチソウだって、美しく見えるしね。
「場所や環境が異なれば、セイタカアワダチソウの印象も全く異なるようで、
風光明媚な観光地で調査をしていると『この美しい花の名前を教えてください』などと聞かれることもあり、苦笑してしまう。」(
岡山理科大学)

ハッハ、「苦笑」は失礼だ。だが、よくわかった。
セイタカアワダチソウは、おれたちを助けるためにそこにいる!ってことが。
Writer
ぴょんぴょん
1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
(クリニックは2014年11月末に閉院)
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)
特に、ステロイド漬けで、にっちもさっちも行かないケースはお手上げでした。
あの頃、セイタカアワダチソウの効果を知っていれば、勧められたのに。