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ユダヤ問題のポイント(日本 昭和編) ― 第37話 ― 戦後史のスタート
日本の裏の真の支配者の行動指針
八咫烏・裏天皇グループは、古い時代(主に応神天皇の時代)に日本に定住するようになった古代イスラエルの末裔たちで、彼らが目指してきたのは日本を中心とするNWOです。具体的には、明治以降大陸に進出していった彼らの計画では、満洲の新京(長春市)を新エルサレムとする世界を構築するものだったと推測できます。彼らのハルマゲドン計画です。
そのような彼らが、太平洋戦争末期からその行動の指針としたのが「日月神示」のようです。秘密結社の人間の特徴は、(神と信じる)霊存在や宇宙人グループの指示に従うところです。従って秘密結社の人間にとって非常に重要なのが霊能者なのです。ウィキペディアの「日月神示」の記事は以下のように記されてあります。
日月神示(ひつきしんじ、ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明に「国常立尊」(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物。昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に八巻の神示が降りたとされる。
「日月神示」を降ろした岡本天明は大本教の関係者です。大本教の出口王仁三郎は裏天皇堀川辰吉郎と深い関係にある霊能者ですが、彼は上田サンカの血流であると同時に有栖川家の血流、つまり宮家の関係者でもありました。
参考:時事ブログ 2016/04/08、04/10
そして「日月神示」は大本教の出口なお・王仁三郎が降ろした「神示」に関連する啓示となります。岡本天明のウィキペディア記事が以下のように記すとおりです。
紆余曲折を経て大本教と出会ったのは1920年(大正9年)で天明が22歳の時だった。
1944年(昭和19年)に千葉県印旛郡公津村台方(現・成田市台方)の麻賀多神社の末社である天日津久神社を参拝する。その直後、同神社の社務所で大本系の関連啓示となる『日月神示』(別名:『ひふみ神示』、『一二三神示』)を自動書記する。 この自動書記現象は約17年間にわたって続き後に全39巻(本巻38巻、補巻1巻)にまとめられた。
1944年(昭和19年)に千葉県印旛郡公津村台方(現・成田市台方)の麻賀多神社の末社である天日津久神社を参拝する。その直後、同神社の社務所で大本系の関連啓示となる『日月神示』(別名:『ひふみ神示』、『一二三神示』)を自動書記する。 この自動書記現象は約17年間にわたって続き後に全39巻(本巻38巻、補巻1巻)にまとめられた。
裏天皇に大本教・出口王仁三郎、日月神示…、改めてですが、2014/12/23の記事で竹下さんは次のコメントを出されている通りということになります。
裏天皇、大本教・出口王仁三郎、日月神示は、一連の流れの中にあるものです。日本を中心とするNWO(新世界秩序)が彼らの野望でした。
「日月神示」を私自身は読んだことはありませんが、幾つかの情報からまとめると、「日月神示」の主要な部分は次のようなところとなるようです。
★ 神界、幽界、顕界(現界)も含めた世の建て替え建て直しが起きる。
★ 世の建て替えにあって日本は一度ほぼ破滅の状態となる。この時に「神一厘の仕組み」が作動する。
★ 「神一厘の仕組み」の作動が「神の世」の扉を開かせ「ミロクの世」を到来させる。
以上、結局は日本の破滅が「ミロクの世」の到来に繋がるから、日本の役割は極めて重要だということを「日月神示」は示していると言えるでしょう。
ちなみに、ミロクとはマイトレーヤのことで、マイトレーヤは未来仏であり救世主と位置付けられてきました。「日月神示」ではハルマゲドン・救世主降臨計画に日本が重要な役割を果たすと示しているのです。
裏天皇たちを霊導した存在
南光坊天海
Wikimedia Commons [Public Domain]
岡本天明に日月神示を降ろした霊存在の正体も既に明かされています。徳川家康の側近として、江戸幕府初期の朝廷政策・宗教政策に深く関与した南光坊天海がそうです。
南光坊天海は「特別編(黄金の流出から)3 ― 天海の出自 ―」で見たように、伏見宮家の血流の可能生があり、既に存命中当時から日本の陰謀団の中心人物でした。2014/11/27、2014/11/28、そして 2019/03/11の記事での竹下さんのコメントをまとめると、天海は「(偽の)銀河連邦」(編集者註:銀河連合のこと。)に所属するハイアラーキーの覚者であり、「光の銀河連邦」を指導していた模様です。
要は、天海はホワイト・ロッジに所属しており、マイトレーヤの部下と位置づけられますから、彼が「ミロクの世を到来させる」とするのは当然なのです。そして、天海はホワイト・ロッジの「(偽の)銀河連邦」に所属しながらも「光の銀河連邦」を指導していたということですから、ブラック・ロッジ、表裏のイルミナティ、カバールそして秘密の宇宙プログラムにも深く絡んでいたということになります。
編集者が原図に一部補足
日本は明治以降大陸に進出していき、太平洋戦争まで突入して敗北して滅亡寸前にまで至ったのですが、この日本の動きは、日本を中心とするNWO計画がその背後にあったものでした。天海たちに霊導されていた裏天皇グループのこの日本を中心とするNWOという「彼らの野望」、これは日本敗戦で消えたわけではありません。むしろ、実際の「1921年国家間条約」、つまり第2次世界大戦を巡るウォルター・ロスチャイルド、エドゥアール・ド・ロチルド、ジョン・ロックフェラー、そして堀川辰吉郎との間の合意の通り、堀川辰吉郎は莫大な黄金を戦争を通じて手中にしているのです。
敗戦後の日本もその背後では、日本を中心とするNWO計画が作動しており、それによって歴史が紡がれていくのです。ただし、これに加えて日本の歴史を見ていくために重要な視点となるのが次の竹下さんのコメントとなるでしょう。
これ(註:日本を中心としたNWO)はデイヴィッド・ロックフェラーの米国を中心とするNWOと対立します。彼らは互いの野望の実現に向けて、激しく対立し争っていたわけです。
(2014/12/23 時事ブログより)
これまでこのグループ(註:裏天皇グループ)は日本の独立はもちろんのこと、NWO(新世界秩序)と戦うため、ブッシュ・ナチ陣営と激しい戦いを繰り広げて来ました。そういう中で、日本から救世主が現れるというのが、彼らのグループに属する日月神示の予言なのだと思います。
(2014/11/28 時事ブログより)
戦後、裏天皇グループはNWO計画を巡って、デイヴィッド・ロックフェラーたちとナチス総統となったブッシュたちと激しい戦いを展開したとされているのです。
米国の奥の支配者たち
第1次と第2次の世界大戦を通して中東サウジのサウード家と手を結び、石油利権を獲得し、ロスチャイルド家と伍する力を有してきたのがロックフェラー家です。戦後すぐに現在の国連(正確には連合国、第2次世界大戦の戦勝の連合国)を創設したのは、ロックフェラー2世と言えるでしょう。
このロックフェラー家の実権を握っていったのがデイヴィッド・ロックフェラーでした。デイヴィッド・ロックフェラーは「影の政府」と評される「CFR(外交問題評議会)」を牛耳り、米国中心のNWOを進めていったのです。実際に「外交問題評議会」のウィキペディア記事には「影の世界政府」として次の記載があります。
政策目標のひとつとして、「国際連合世界政府」の権力と軍事力(=国連平和維持軍)を、どの個々の国家も対抗できない水準に強化するとともに、アメリカ自身も含めて統治権と軍備を放棄させて「国際連合世界政府」のもとに全て移管させるという世界統一構想がある。
ジミー・カーター政権下で、外交問題評議会はほぼアメリカ政府の権力機構を全般的に掌握した。アメリカの二大政党制の中枢は外交問題評議会によって強く結合されており、実質的な一党独裁を確立した。
また、デイヴィッド・ロックフェラーは「三極委員会」を設立し、日本への極めて強い影響力を駆使しました。
一方、ナチスですが、ドイツ第三帝国が崩壊してもナチスは潜伏して生きていました。ナチス総統は初代はヒトラー、2代目はカナリス、3代目がブッシュ・シニアでした。近・現代編 第14話で見たように、米国CIAを生み出したのはナチス諜報機関です。ナチスと米国はその深奥で複雑に深く絡み合い、ナチスが米国をその「内部から乗っ取った」との見方も成立します。また、元々ナチス・ドイツ政権の背後にロックフェラーの存在もありました。
そして、ナチスと日本はもとより同盟関係にありましたが、現代日本とも深く関連しています。ジャパン・ハンドラーと称されるCSIS(戦略国際問題研究所)、これは実は米国の機関と思われがちですが、ナチスとの関係です。CSISは、イエズス会の神父エドマンド・アロイシャス・ウォルシュが、師匠であるカール・ハウスホーファーの学問をアメリカに移植することを目的として創設しているのです。
裏天皇グループがディビッド・ロックフェラーとブッシュ・ナチス陣営と激しく争い戦うのですが、単純に戦うだけではなく、時と場合によっては手を結びます。このように彼らは複雑に絡んで戦後史は形成されていきます。
日本への進駐軍GHQは、実質上米国による日本国占領機関でした。こういった関係から、必然的に日本の戦後史は米国との絡みを無視して見ていくことはできません。しかし…「日本国は未だに米国の属領…」、これは事実で大事ではあるのですが、一方こういった「国対国」という視点からでは本質的な肝腎部分が見えてはこないのです。
戦後の日本の最大の問題、それは壊滅的な打撃を受け敗戦となった「戦争の総括」、これが全くなされなかったことです。全てが「有耶無耶」にされ誰も責任を負わない、これだと同じ過ちは繰り返されることになり、これが現在の情けない日本の姿に繋がっているのです。
名目上は、戦後日本は「国民主権・民主国家」となりました。しかし、日本国民は日本の本当の支配者が誰? 戦争が何の目的で行われたのか? こういった本質部分は全く知らされずにいます。今後、日本国民が主体的に歴史を創造していくには、以下のようなことは把握しておく必要があるでしょう。