ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝64 ― 犯罪シンジケート(総括)

 4/21の竹下さんの記事で、
「ウクライナ危機を利用した新たなゴールドラッシュを掴んだ国防総省の業者たち」として、レイセオンとロッキード・マーティンを挙げています。
とあります。
 ウクライナ危機、それを利して新たなゴールドラッシュを掴んだレイセオンとロッキード・マーティンら軍事企業、この背景にあって莫大な収益を手にしていたのは、情報は出ませんがアイゼンベルグ社ではなかったか?と思います。
 レイセオンとロッキード・マーティンのキーマンは、ブッシュ Jr.政権副大統領ディック・チェイニーです。チェイニー元副大統領はレイセオン社の取締役、その夫人リン・チェイニーは94年から01年までロッキード・マーティン社の重役を務めたようです。
 オルタナティブ通信からの情報では、チェイニーはアイゼンベルグ社の大株主。またショール・アイゼンベルグの遺産相続人と結婚していたマーク・リッチがチェイニーを支配し、「リッチは自分の顧問弁護士ルイス・リビーをチェイニーの主席補佐官とし、24時間体制でチェイニーを監視」ともあります。こういった情報はなかなか裏が取れないのですが、“当たらずといえども遠からず”ではあるでしょう。
 イラン・イラク戦争でイラクを利用していたのは米国でしたが、イラン・イラク戦争を支配していたのはアイゼンベルグでした。そして「イラン・コントラ事件」で明らかなように、アイゼンベルグが米国政府を支配していました。当時はレーガン政権でしたが、イランとコントラの両方の窓口だったのがブッシュ Sr.副大統領であり、アイゼンベルグと最も深く関わったはずです。その後にブッシュ Sr.は91年に湾岸戦争を引き起こしますが、その背後にはアイゼンベルグがあったでしょう。それ以前の段階でも63年のケネディ大統領暗殺で、アイゼンベルグと当時CIA職員ブッシュ Sr.は深く絡んでいるのです。
 ブッシュ親子、ディック・チェイニーらネオコンの背後にアイゼンベルグ一族があるのです。犯罪シンジケートの暴力支配の流れが現在にまで続いているのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝64 ― 犯罪シンジケート(総括)

計画に基づく支配体制の完成


1913年末、ロスチャイルドの大番頭であるジェイコブ・シフが中心となる勢力が米国に中央銀行FRBを創設、米国が私人によって金融支配される体制は完成しました。

これに先立ち、すでにロスチャイルドは通信社など情報世界を押さえていました。所有してもいないお金を貸出しで作り出したことにして利息を複利でむしり取る信用創造、この金融はいわば「盗み」であり、それを成立・継続させるには民衆を騙し通す情報統制が必須なのです。

FRB創設以降に情報統制の役割を果たしていくのがADL(ユダヤ名誉毀損防止同盟)であり、このADLもFRB創設の前にやはりジェイコブ・シフらによってブナイ・ブリスの下部機関として創設されています。

Wikimedia Commons [Public Domain]
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ADLは「いわゆるユダヤ、国際金融」に都合の悪い相手に「反ユダヤ主義」のレッテルを貼り、社会的に抹殺する言論統制の情報支配を実施していくのですが、これの裏には暴力の実力行使の暴力支配があったのでした。米国1900年台に移民貧民街に勃興していたハザール・ユダヤ系とイタリア・シシリー系のギャング団が、1920年台の「禁酒法」施行によって急速にその勢力を大拡大したのです。

ADLはこのギャング団たちを支援育成しながら一体となって活動していき、やがてハザール・ユダヤ系ギャング団たちがイタリア系ギャング団を取り込み「殺人株式会社」を設立、更には1930年代始めに北米のギャング団が統一された「全米犯罪シンジケート」が成立します。

この全米マフィアの統一を完成させたのがマイヤー・ランスキーでした。マイヤー・ランスキーのギャング団は、1920年台には中国の阿片ネットワークともコネクションを築いてもいました。ランスキーの事業パートナーだったのがカナダを根城とするギャング団のブロンフマン一族でもありました。

マイヤー・ランスキー
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サミュエル・ブロンフマン
エドガー・ブロンフマン

「全米犯罪シンジケート」成立によって、北米に金融支配、情報支配、暴力支配並びにそれが継続される体制が完成したと言えるでしょう。

情報支配の側面で付け足すと、情報支配で重要になっていったのが映像であり、それを受け持ったハリウッドもユダヤ系ギャングにより作られたと言えて、映像世界とマフィアは切っても切れない仲なのです。

こうして完成した北米における金融支配、情報支配、暴力支配の全ての元にあったのが、1881年のロシア皇帝暗殺から始まったポグロムからのハザール・ユダヤ人の米国への大量移民です。それに加えるならば、1880年台のイタリア南部からの移民です。イタリア統一から弾かれた南部の人々が米国に大量移民したのです。

1880年台初期からのユダヤ系とイタリア系の大量移民 ➡ ギャング団の派生 ➡ ADLとFRBの成立 ➡ 禁酒法による不法時代 ➡ ギャング団の勢力拡大シンジケート化 ➡ 1930年台初期「全米犯罪シンジケート」成立

この一連の動きが偶発的自然的に成立したのでしょうか?

全てが計算と計画に基づくものでしょう。1880年初期から僅か半世紀の1930年初期に米国社会は完全に一転しているのです。

Wikimedia_Commons [Public Domain]
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犯罪シンジケートの展開


金融支配、情報支配、暴力支配は「盗み」と「ウソ」と「暴力」の三点セットを用いた私人による世界民衆の支配です。

ランスキーのギャング団とそれと一体になったADLの「全米犯罪シンジケート」成立によって、北米での金融支配、情報支配、暴力支配体制は完成したのですが、彼らは新手の若いマフィアであり、彼らを自分たちの代理人の実行部隊として育成支援したのがロスチャイルドであり、スコティッシュ・ライトなるイギリス東インド会社からの古株のマフィアたちでした。

そのロスチャイルドや古株のマフィアたちの目論見が背景にあったはずなのですが、ランスキーは建国される予定となったイスラエルに対して野望を抱きます。それは、ランスキーは自分たちの本拠をイスラエルにすることで、犯罪シンジケートを「合法的」世界最強のビジネス・金融集団に変貌させること、そうして「合法的」組織犯罪帝国の世界本部イスラエルに君臨することでした。

犯罪シンジケートとパレスチナのハガナーやレヒといったユダヤ・ギャング団は一体化しており、パレスチナのユダヤ・ギャング団は残虐なテロを繰り返してアラブ人からの土地強奪等によってイスラエル独立宣言に繋げていきます。背景には、犯罪シンジケートが秘密裏に武器をパレスチナのユダヤ・ギャング団たちなどに供給したことがあり、これはイスラエルの建国宣言からすぐに始まった中東戦争でのイスラエルの勝利にも繋がっています。

犯罪シンジケートの動きもあって、「イスラエルを『合法的』組織犯罪帝国の世界本部へ」の構想は実現していきます。ランスキー自身はイスラエルの居住はならず、イスラエルに帝王として君臨する夢は叶いませんでしたが、犯罪シンジケートがイスラエル支配の中枢となってイスラエルを乗っ取っていき、その犯罪シンジケートは、組織としてはADL、人物としてはブロンフマン一族、そしてアイゼンベルグ一族が継承していきます。
(イスラエル支配にはイスラエル建国資金を調達したランベール銀行、レウミ銀行の存在もあります。ランベール銀行のランベール一族はロスチャイルド血族でありブロンフマンとも親族となっていますが、ランベール銀行がEU支配の中枢でもある模様です。)

1968年に世界的持株会社であるイスラエル・コーポレーションがショール・アイゼンベルグによって設立された時点で、イスラエルは犯罪シンジケートに経済的に乗っ取っられていたと言えるでしょう。

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ブロンフマンにしてもそうなのですが、特にアイゼンベルグの多国間の巨大ビジネスは犯罪ビジネスであるのにも関わらず、全く犯罪性が問われることもなく、莫大な収益に対する税金も無税となっているのです。まさに組織犯罪帝国の「合法的」世界最強のビジネス・金融集団です。

具体的には、アイゼンベルグは銀行経営もしながら、秘密裏に核兵器を始めとする兵器開発と販売、麻薬ビジネス、それにおそらく人身売買ビジネスも展開しているでしょう。しかしこういったことは一切情報として表に現れることさえ無いのです。



犯罪シンジケートの日本との関わり


犯罪シンジケート、ランスキーやサミュエル・ブロンフマン、そしてショール・アイゼンベルグたちは揃って日本と、裏天皇グループと深い関わりを有していたことも注目に値します。

ランスキーたちのシンジケートは、1920年台から中国の阿片ネットワークとビジネスを展開しています。この中国阿片ネットワークには、裏天皇グループの里見機関が深く入り込むことになります。犯罪シンジケートと裏天皇グループが麻薬ビジネスのパートナーとなっていたのは当然のことでしょう。しかしそれだけではありません。

ヘンリー・メイコウ氏の情報には次のような内容がありました。

  • サミュエル・ブロンフマンとマイヤー・ランスキーの犯罪シンジケートは、日本主導の大東亜共栄圏との秘密の同盟を築く準備をしていた。
  • サミュエル・ブロンフマンらは(彼ら)シオニストの日本帝国への忠誠心を示すために、ハルビン、上海、神戸の若いユダヤ人亡命者をシオニスト青年民兵であるベタールに参加させ、日本兵からゲリラ戦の訓練を受けた。
  • 犯罪シンジケートのシオニストたちは、日本と共同の秘密工作として英国王立軍に対して攻撃を開始。英国軍が巨大な自国海軍基地を持つ香港とマラヤの防衛をできないよう、近東の英国軍を拘束することを目的としていた。
  • ブロンフマンは、リトアニアからのユダヤ人の満州へのビザを提供する外交官の杉原千畝の働きとの引き換えに、フランクリン・D・ルーズベルト政権の財務長官ヘンリー・モーゲンソー Jr.との間でアメリカ海軍の介入を未然に防ぐための取り決めをしていた。

事実として、パレスチナのユダヤ・ギャング団が駐留の英国機関を標的にテロを繰り返しており、裏天皇グループと犯罪シンジケートシオニストは共同戦線を引いて、イスラエル建国に動いていた可能性は十分あります。

ショール・アイゼンベルグは上海への若いユダヤ人亡命者であり、その後すぐに訪日し日本人妻を娶り、裏天皇グループの援助を受け戦後間もなく起業しています。アイゼンベルグの多国間の巨大ビジネスの原点は日本であり、裏天皇グループの援助があってのものでした。

この犯罪シンジケートはモサドと共にケネディ大統領暗殺の実働部隊の主力であり、だからこそケネディ暗殺後には、犯罪シンジケートが支配するイスラエルが米国政府も支配する流れになっただろうと見て取れます。

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Writer

seiryuu様プロフィール

seiryuu

・兵庫県出身在住
・いちおう浄土真宗の住職
・体癖はたぶん7-2。(自分の体癖判定が最も難しかった。)
・基本、暇人。(したくないことはしない。)
・特徴、酒飲み。アルコールには強い。
・歯が32本全て生えそろっている(親不知全て)原始人並み。

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