類まれな国家ロシア 〜 ラブロフ外相「ロシアは単にロシアだ、…私たちは、私たち(ロシア人)がどのような人間か知られることには恥を感じません。…私が興味を持っているのは、国際法だけ。」

竹下雅敏氏からの情報です。
 さもしいとか卑しいとかやらしいというような言葉がありますよね。ウチではそうした類の言葉を一言で、「びびしい」と言っています。「びびしい」は、恥ずかしいとか浅ましいとか寂しいといったような意味も含む幅の広い言葉なので、良かったら使って下さい。
 例えばこの記事を読んで、「いや~、びびしいインタビューだな~。ラブロフ外相も大変だな。」というように使います。
 ラブロフ外相は、この、びびしいインタビュー、いやBBCのインタビューの中で、大変興味深いことを言っています。「ロシアは単にロシアだ、ということです。そして私たちは、私たち(ロシア人)がどのような人間か知られることには恥を感じません」というのです。
 例えば誰かが、「私は私です。私は私がどのような人間と思われても気にしません。」と言えば、悟りを得たような精神的に自立した成熟した人物であるか、あるいは政治家によく見られる恥も外聞も捨てた無法者のいずれかです。しかし、その人が、「私は他人の視点というものにまったく興味がありません。私が興味を持っているのは、御天道様だけです。」と言ったとしたら、それは前者なのです。
 また、善人と悪人を見分ける簡単な方法があります。「どのような人間か」という本当の姿を知られても、何も恥ずかしくないのが善人で、本当の姿を知られると居場所がなくなるのが悪人なのです。例えば、ホワイトハットと呼ばれる人あるいは組織があって、彼らが日常的に行っていることが白日の下にさらされた時に、人々が感心するのが「善」で、人々が嫌悪するのが「悪」なのです。
 ラブロフ外相が、「私たちは、私たち(ロシア人)がどのような人間か知られることには恥を感じません。…私が興味を持っているのは、国際法だけです。」と言い切る時、ロシアが類まれな国家であることを意味するのです。そして、ウクライナ戦争におけるロシア軍の振る舞いを見る時、私達はラブロフ外相の言葉に偽りがないことを知るのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


ラブロフ外相がBBCのインタビューに答えています。

我々はウクライナに侵攻していない。ウクライナをNATOに引きずり込むという犯罪行為を行っていることを西側諸国に説明する術がなくなったので、特別軍事作戦を宣言したのである。
(DeepL機械翻訳)
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西側の政治家は市民を犠牲にしながら次の選挙のことしか頭にないと批判:ラブロフ外相
転載元)
ラブロフ外相がBBC相手にブチ切れている、最近のインタビューの動画です。

BBCが「西側の視点」からの一方的な視点で、ラブロフ外相(ロシア)を攻め、追い詰めようとしているのが、いつも通り?!逆にぎゃふんと言わされている様子がまた最高💗
(中略)

14:00~
BBC:「ロシアがウクライナの市民に攻撃して多数の被害が出ていると国連人権高等弁務官が発言していましたが、あなたはこれを『ナチスとの戦い』とおっしゃるのですか」

ラブロフ外相:「残念ながら、国連人権高等弁務官を含め国際的な外交官や国連事務総長などの国連代表者たちは、西側からの圧力を受けています。

そして彼らは、西側のフェイクニュースを広げるために西側に利用されているのです」

20:00~
BBC:「ではまた、ロシアは完全に潔白だとおっしゃるのですか?」

ラブロフ外相:「いえ、ロシアが完全に潔白だとは言っていません。ロシアは単にロシアだ、ということです。

そして私たちは、私たち(ロシア人)がどのような人間か知られることには恥を感じません

BBC:「では、(自称独立国家のドネツクから)最近死刑判決が下されたイギリス人傭兵についてお聞かせください。

西側の視点からでは、この人たちの運命についてロシアに責任があると考えていますが。この死刑判決は・・・」

ラブロフ外相:「私は西側の視点というものにまったく興味がありません。
私が興味を持っているのは、国際法だけです。



国際法によれば、傭兵は戦闘員として認められていません。そのため西側がどう考えていようと、正直なところ無関係だということです。」(出典

☛国際的な「同調圧力」をかけられようとしても、毅然と正論(西側の考えよりも国際法が重要)を言うことができ、言い続けてきたロシアこそ、国家主権を説くにふさわしいですね。

またプーチン大統領も、長年のスピーチの際には常にこの国際法を重要視し、尊重している発言と政策をしていますが、そのような国際法や条約は自分たちには適用されないかのように(あるいは実際に批准していない場合も)ふるまっている、一部の国(つまりアメリカ等)を批判していることもよくあります。
(中略)
BBC(21:50~):「現在の(ロシアと)イギリスとの関係についてですが。彼ら(イギリス)が『悪い』というだけでは言い足りないようですけど」

ラブロフ外相:「いまさら、(ロシアとイギリスの関係を)どうこうする余地があるとは思えません。

(ボリス)ジョンソンや(リズ)トラス(外相)は公に、ロシアを打ち負かす、ロシアを跪かせてやる、と発言していましたし。

じゃあ、(ロシアを打ち負かしたいなら)そうしたらいいんですよ。どうぞ!」

BBC:「今、イギリスについてどう思われますか?

ラブロフ外相:「(イギリスは)国として、また、政治的野望のために、市民の望みを犠牲にしています。

イギリスの政治家は次の選挙のことばかり気にしていて、他のことは気にしていません」(出典と動画)

☛プーチン大統領もそうですが、ロシアの政治家は、西側の市民が一番言いたいことを、こうやって表の舞台で言いたい相手に対してはっきりと言ってくれているので、本当に見てきて気がすっきりします。
(以下略)

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