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ぴょんぴょんの「挑発するコソボ(12)」 ~忍耐強く、平和的抗議を続ける人々
欧米がコソボを非難してた理由


セルビア人の割合が多い北コソボの4つの自治体で、セルビア人が選挙をボイコットした結果、たった3%の得票率でアルバニア人が市長になってしまった。その新市長の初登庁にコソボ・セルビア人たちが抵抗したことで、NATOから派遣されたKFOR(コソボ治安維持軍)の陣地から暴力が始まり、KFORとセルビア人、合わせて数十人が負傷した。


クルティ
Wikimedia_Commons[Public Domain]




〈コソボで民族対立が再燃している昨今、セルビアの弾薬をウクライナ戦線に送り込むパイプラインは、アメリカ、NATO、EUがセルビアを支援するようになった重要な要因となっていると、この地域の西側外交官3人は語っている。〉

〈私は馬鹿ではない。武器の一部がウクライナに渡るかもしれないことは承知している。だが、セルビアにはセルビアの事情がある。まだまだ発展途上のセルビア経済を支えるためには、ロシアやウクライナ以外の国に武器を売る必要があるからだ。〉(RadioFreeEurope)


Author:Presidential_Executive_Office_of_Russia[CC BY]



Predsednik Srbije Aleksandar Vučić izjavio je da "Srbija nije i neće izvoziti oružje Ukrajini", kao i da "nije i neće" izvoziti ni municiju ni toj zemlji ni Rusiji.https://t.co/Gu81IP3AZK
— Radio Slobodna Evropa (@RSE_Balkan) April 13, 2023

ウクライナや西側諸国を支持する人々は、プーチンとの関係を台無しにしようとし、ある人々は突然、セルビアがウクライナに弾薬を送ったなどと言う、アメリカの偽の情報源さえも信用した。」(Kosovo Online)
「ここではセルビア人であるという理由だけで有罪になる」

6月14日、ROSU隊員3名をセルビアの対テロ特殊部隊が逮捕

コソボとの境界線からセルビア寄りに300m入った地点で、ウロウロしていたROSU隊員3名をセルビアの対テロ特殊部隊が逮捕した。

最近テレビで見たモスクワシュニッツっていうフルーツがいっぱいの層になってるセルビアのケーキがめちゃくちゃおいしそうだった。日本にありそうでない。 pic.twitter.com/nehTUzvAan
— ナーオ🕊 (@lemon_kiroku) June 30, 2020
最凶クイントが、コソボのバックについている

「私たちの国は、平和を維持し、歴史上かつて見なかったほどに速い発展を遂げるために、すべてを捧げました。それが事実です。しかし、ヨーロッパの道を歩んでいる私たちが、欧米列強の真面目で責任あるパートナーになろうといくら努力しても、彼らの要求に応え、行動しなければ、彼らは私たちをそのように見てはくれませんでした。」(Kosovo Online)

ヴチッチ氏
Author:Guelland/ MSC[CC BY]


ハンガリーのオルバン首相
Author:Vlada Republike Slovenije[CC BY-SA]




でも、「クイント」はクルティと共謀して、コソボからセルビア人を追い出したい。
コソボ・セルビア人も大事、経済も大事、どうすりゃいいんだ状態だね。
胸に突き刺さるような市民たちの声

「私たちは都市から追い出され、ゲットーに押し込められ、懲罰的な逮捕が行われている。(中略)...25年間、最低限の人権しか与えられてこなかった私たちは(中略)...何もかもにうんざりしている。もう十分だ。私たちは国際社会の約束や保証に耳を傾けてきた。私たちに与えられる悲惨さと苦しみを覆い隠そうとしてきた。私たちは、自分たちの生活と生存のために戦わなければならない状況に追い込まれている。もし権利があったとしても、それは紙の上の文字にすぎない。」
「コソボ北部でのセルビア人狩りは、長い間、公然と行われてきた。(中略)...市民は保護を期待しているが、国際社会からも、コソボ北部で治安を維持し、ROSUを撤退させるべきKFORからの保護も、ない。」
「1999年(NATOの空爆によって難民になったセルビア人が)、橋の上で行列していたのを見た。2004年も難民になったセルビア人の行列を見た。2008年と2011年はバリケードの上で自分たちの独自性を守った。このように、北は耐えるだろう。」
「私たちは、ここが私たちの祖父、曾祖父、父親の出身地であり、私たちの子どもたちやそこに来るすべての世代がいる場所であることを、今一度思い出す必要があります。そして、私たちは決して降伏することはありません!」
「コソボ北部でのセルビア人狩りは、長い間、公然と行われてきた。(中略)...市民は保護を期待しているが、国際社会からも、コソボ北部で治安を維持し、ROSUを撤退させるべきKFORからの保護も、ない。」
「1999年(NATOの空爆によって難民になったセルビア人が)、橋の上で行列していたのを見た。2004年も難民になったセルビア人の行列を見た。2008年と2011年はバリケードの上で自分たちの独自性を守った。このように、北は耐えるだろう。」
「私たちは、ここが私たちの祖父、曾祖父、父親の出身地であり、私たちの子どもたちやそこに来るすべての世代がいる場所であることを、今一度思い出す必要があります。そして、私たちは決して降伏することはありません!」
ヴチッチさんの願い

(Kosovo Online)

Kosovo situation most difficult in 24 years – Vucichttps://t.co/uevZQnxBLk pic.twitter.com/1gOwsok7tv
— RT (@RT_com) June 19, 2023


ミロヴィッチ氏Dr. Milovic: Is there an end to Pristina’s terror; the happiness of one nation cannot be built on the misfortune of another (Kosovo Online)
— Dečani Monastery (@DecaniMonastery) June 20, 2023
The former mayor of Zvecan municipality, Dr. Dragisa Milovic, told those gathered at a peaceful protest in this place today in support of… pic.twitter.com/A7uKGrJXba
孵化したばかりのクロアゲハが、枝にぶら下がって羽を乾かしている。
田んぼは田植えが終わり、水面を渡る風が涼しい。
こんな平和な光景を見ながら、秘密警察に脅かされながら生活している北コソボのセルビア人のことを考える。
尊敬する友人が逮捕され、警察で暴力を振るわれていると聞く。
愛する夫が逮捕され、かわいい我が子が警察にボコボコにされて帰ってくる。
「何があっても心の平静を失わない」修行とは言え、どんなにきつい日々だろう。