「ネコの家出」の、行方不明になっていた「羊羹」が、4ヶ月ぶりに帰ってきました。うれしくて、うれしくて、羊羹との再会を喜んだのも束の間、新たな問題が湧き上がりました。
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ぴょんぴょんの「帰ってきた羊羹」 ~兄弟同士のなわばり争いをどうする?
兄弟が争う話
なんと、何千万年前のホツマツタヱの時代から、兄弟が争う話はいくつもある。代表的なのは、ウミサチヤマサチの物語。弟の山幸彦が、兄の海幸彦の大事な釣り針を失くしてしまい、兄が執拗に「あの釣り針」を返せと迫る。
ああ、羊羹を探してあちこちさまよい、そっくりのネコを見つけては追いかけて。その羊羹が帰ってきた! 兄弟の豆大福(マメ)もきっと喜ぶだろう、と思って引き合わせると、互いに匂いをフンフンかいだかと思うと、羊羹が「シャー!」、マメは「ウウ〜!」
でも、原因は、玉だけじゃなさそうだ。玉を取っても、なわばり争いをするケースもあるからな。おれはただ、ヤツらに自然のままに生きて欲しいだけだ。人間のわがままで、自然に介入したくない。
犯人は羊羹だった
う〜ん、だが、かわいい羊羹を守るためには、なんとしても乗り越えねばなるまい。そうそう、帰ってきた日の羊羹のことを話そう。久しぶりの我が家で、ご飯をハグハグ夢中に食う羊羹。それを見ながら、おれは幸せいっぱいだった。何度もおかわりして、腹いっぱい食わせると、羊羹はどこともなく消えていった。さあ、おれも寝よう、と思ってベッドに行くと、そこに羊羹が寝ている! これこそ、夢にまで見た景色! また、羊羹と一緒に寝られる幸せ・・と、思った瞬間、シーツの上に何か見慣れない山が築かれているのを発見。
速やかに吐物を片付けて、シーツを交換し、新しいシーツに横になると、羊羹が胸の上に飛び乗ってきた。その重さと暖かさ、羊羹の感触を噛みしめていると、突然、羊羹はベッドの下に降りてしまった。どうした?と思って起き上がった瞬間、何か冷たいものに触れた。シーツが濡れている! ヤられた〜!!
ああ、思い出せば、いろいろあった。マメと羊羹を家に入れ始めた頃だった。どっちの仕業がわからんが、ネコ用トイレから数センチはずれた床の上に、オシッコやウンコをしてるヤツがいた。ある時はネコ用ベッドの中に、ある時は人間用トイレの床にオシッコしてて、危うく踏みそうになったぞ。
【偉いぞ】人間のようにトイレで"用を足す"ネコ 便座に座ったままカメラを凝視https://t.co/Asy3t3pYsc
— ライブドアニュース (@livedoornews) November 15, 2015
段ボールの穴を徐々に広げて訓練したのだそう。ネットでは「そのうち自分で流すようになるかも」との声も。 pic.twitter.com/GEZRlZMXjl
自分と相性のいい子もいれば、悪い子もいる
それがなあ、マメとはよく寝られねえんだよ。おれがちょっと動いただけで、すぐに目を覚ますし、夜中の2時になると「外に出せ」とミャーミャーうるさいし。それに比べて羊羹は、朝までじっと静かに寝てくれるので、こっちも熟睡できる。羊羹は、一緒にいて落ち着くんだ。
竹下先生がどっかで言われていたように、夫婦が子どもを作るときは、2人で心静かに「ガヤトリー・マントラの除霊と浄化」を祈ってから床に入るべしと。
マメの不安を取り除く
おれも、責任重大だよ。これからの冬、2匹が同じ部屋で過ごせないのは困る。今でも、羊羹を外に出したら、入れ替わりにマメを家に入れるようにしているが、家の中のマメは、ミャーミャーうるさいったらありゃしない。
それがてっとり早いのはわかる。だが、おれは獣医を信用しない。それに、人間の都合で自然をコントロールしたくない。すると「不安」という言葉が浮かんできた。たしかに、興奮状態のマメは「不安」の波動に落ちている。同時に羊羹も「不安」を感じて、相乗作用で「不安」が拡大しているようだ。
その通り! おれは祈った。「母なる神さま、マメの不安を取り除いて、波動を高く引き上げてください」と、そして、ガヤトリー・マントラを唱えていると、驚いたことに、マメの様子が一変した。チラッとこちらを振り向いたかと思うと、膝に体重を預けてリラックスし始めたんだ。
おれも、ビックリしたが、3唱が終わっても、ガヤトリー・マントラを唱え続けた。ミャーミャーどころか、まったく静かになってしまった。窓にうつる羊羹の姿を見て、ようやくもぞもぞ動き出したので、反対方向の扉から出してやった。羊羹をうちに入れると、同じようにアージニットを飲ませた。
初めはパニクったが、いろいろ実験できて、おもしろいかもしれない。それに、こんなささいな問題、ガザの人たちの苦しみを思えば「ごめんなさい!」ってレベルだよ。ちなみに、羊羹を追い出した、目つきの良くないマメはこちらです。