竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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アメリカがシリアの「イスラム国」の拠点攻撃の可能性
転載元より抜粋)
ラジオイラン 14/8/22
アメリカのローズ大統領副補佐官が、テロ組織「イラクとシャームのイスラム国」のシリアにある拠点を攻撃する可能性を否定しませんでした。
イルナー通信によりますと、ローズ副補佐官は、アメリカのシリア空爆の可能性について、「アメリカに地理的な制限はない」と述べました。
さらに、「アメリカの防衛やアメリカに対するテロ計画の阻止が問題になれば、何も制約になるものはない」と強調しました。
ローズ副補佐官は、アメリカ人ジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏がテロ組織「イスラム国」に殺害されたことを受け、「このテロ組織に拘束されているアメリカ人は他にもいる」と語りました。
イラクとシリアの軍や民兵が、テロ組織「イスラム国」の掃討において数々の成功を収めている中で、フォーリー氏を殺害する映像が公開されたことは、西側の政府やメディアに、この2つの国への軍事介入の必要性を訴える口実を与えています。
フォーリーさんは、2012年にシリアで「イスラム国」に拘束され、数日前にイラクで殺害されました。
イルナー通信によりますと、ローズ副補佐官は、アメリカのシリア空爆の可能性について、「アメリカに地理的な制限はない」と述べました。
さらに、「アメリカの防衛やアメリカに対するテロ計画の阻止が問題になれば、何も制約になるものはない」と強調しました。
ローズ副補佐官は、アメリカ人ジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏がテロ組織「イスラム国」に殺害されたことを受け、「このテロ組織に拘束されているアメリカ人は他にもいる」と語りました。
イラクとシリアの軍や民兵が、テロ組織「イスラム国」の掃討において数々の成功を収めている中で、フォーリー氏を殺害する映像が公開されたことは、西側の政府やメディアに、この2つの国への軍事介入の必要性を訴える口実を与えています。
フォーリーさんは、2012年にシリアで「イスラム国」に拘束され、数日前にイラクで殺害されました。
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アメリカとテロ組織「イスラム国」
転載元)
ラジオイラン 14/8/22
アボルファトフ解説員
イラクでのアメリカ人ジャーナリストの殺害映像が公開された2日後、アメリカのヘーゲル国防長官は、テロ組織「イラクとシャームのイスラム国」は組織的なグループで、強力な軍備を保有しており、その撲滅には長期的な戦いを要するだろうとしました。
この数ヶ月にイラクで起こっていることは、テロ組織「イラクとシャームのイスラム国」の資金力、軍事力が、通常のテロ組織や過激派のそれを超えていることを示しています。彼らは現在、イラクとシリアの重要な地域を占領しており、統治体制の樹立を主張しています。しかし、ひとつの過激派グループが、どのようにして短期間で、イラクの重要な都市を脅かし、カメラの前でジャーナリストを殺害するような、恐ろしい勢力に変わったのでしょうか?
この組織が誕生したのは3年前のことです。西側は、アラブ世界の人々の蜂起を利用し、シリアの政権を交代させようとしました。そしてその目的を達成するために、シリアのアサド大統領に反対する勢力に、アメリカやその同盟国が政治、資金、武器の支援を供与したのです。当初、反アサド勢力が、どのような恐怖や威嚇の手段を使おうが、それほど重要ではありませんでした。そのため、アメリカの政府高官によれば、CIAは、テロ組織「イスラム国」のモスル攻撃の危険を調査することができなかった、あるいはそれをしようとしなかったのです。
アメリカは、かつてシリアの政権交代を狙って魔法のランプから呼び出した巨人に、現在、苦しめられているようです。「イスラム国」が、かつて、アメリカや西側とアラブの反シリア勢力による政治、資金、武器の支援を得ていたことを示す数々の証拠が存在しています。明らかに、このような支援がなければ、「イスラム国」は、シリア軍との戦いによる莫大な費用を用意することなどできなかったでしょう。またこのような武器の支援がなければ、長期にわたってシリアの町を占拠し続けることも不可能だったはずです。
アメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏の殺害の映像が、世界中に公開され、現在、アメリカ国防長官は、「イスラム国」との長期的な戦争について語っています。とはいえ、これはアメリカの自業自得です。もちろんそれは、アメリカが本当に、このテロ組織を非難していた場合であり、そうでなければ、アメリカと「イスラム国」の行動は、中東における新たな戦争の開始と、地域の民間人のさらなる殺害のための口実に過ぎないものとなるでしょう。
イラクでのアメリカ人ジャーナリストの殺害映像が公開された2日後、アメリカのヘーゲル国防長官は、テロ組織「イラクとシャームのイスラム国」は組織的なグループで、強力な軍備を保有しており、その撲滅には長期的な戦いを要するだろうとしました。
この数ヶ月にイラクで起こっていることは、テロ組織「イラクとシャームのイスラム国」の資金力、軍事力が、通常のテロ組織や過激派のそれを超えていることを示しています。彼らは現在、イラクとシリアの重要な地域を占領しており、統治体制の樹立を主張しています。しかし、ひとつの過激派グループが、どのようにして短期間で、イラクの重要な都市を脅かし、カメラの前でジャーナリストを殺害するような、恐ろしい勢力に変わったのでしょうか?
この組織が誕生したのは3年前のことです。西側は、アラブ世界の人々の蜂起を利用し、シリアの政権を交代させようとしました。そしてその目的を達成するために、シリアのアサド大統領に反対する勢力に、アメリカやその同盟国が政治、資金、武器の支援を供与したのです。当初、反アサド勢力が、どのような恐怖や威嚇の手段を使おうが、それほど重要ではありませんでした。そのため、アメリカの政府高官によれば、CIAは、テロ組織「イスラム国」のモスル攻撃の危険を調査することができなかった、あるいはそれをしようとしなかったのです。
アメリカは、かつてシリアの政権交代を狙って魔法のランプから呼び出した巨人に、現在、苦しめられているようです。「イスラム国」が、かつて、アメリカや西側とアラブの反シリア勢力による政治、資金、武器の支援を得ていたことを示す数々の証拠が存在しています。明らかに、このような支援がなければ、「イスラム国」は、シリア軍との戦いによる莫大な費用を用意することなどできなかったでしょう。またこのような武器の支援がなければ、長期にわたってシリアの町を占拠し続けることも不可能だったはずです。
アメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏の殺害の映像が、世界中に公開され、現在、アメリカ国防長官は、「イスラム国」との長期的な戦争について語っています。とはいえ、これはアメリカの自業自得です。もちろんそれは、アメリカが本当に、このテロ組織を非難していた場合であり、そうでなければ、アメリカと「イスラム国」の行動は、中東における新たな戦争の開始と、地域の民間人のさらなる殺害のための口実に過ぎないものとなるでしょう。
また、昨日の櫻井ジャーナルの記事において、“シリアへの空爆を誘うことが本当の目的ではないか”という見解がありましたが、以下の記事を見ると、その可能性が高いということがわかります。ここは正しい情報と人々の監視が必要なところで、2つ目の記事の文末の通り、“中東における新たな戦争の開始…に過ぎないものとなる”ということにならないようにしたいものです。