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パレスチナのガザ戦闘で37万7000人が行方不明に / アメリカが主導する「ガザ人道財団(GHF)」の実態 ~イスラエル軍の戦略と戦術に合わせて設計されており、ガザの大半の住民がアクセスできない

竹下雅敏氏からの情報です。
 パレスチナのガザ地区では、2023年10月の戦闘開始以来の死者数は5万5千人を超えたと報道されていますが、実際には37万7000人が行方不明だということです。
 ガザ地区では、5月27日からアメリカが主導する「ガザ人道財団(GHF)」が食料の配給を行っています。
 ガザ人道財団(GHF)のジョニー・ムーア会長は、アメリカの福音派の牧師で「クリスチャン・シオニスト」として知られている人物です。また、トランプ大統領の熱心な支持者です。
 櫻井ジャーナルによると、ガザ人道財団(GHF)は、“人道支援活動に重点を置いたものではなく、主にイスラエル軍の戦略と戦術に合わせて設計され、ガザの大半の住民がアクセスできないようになっている”とのことです。
 イスラエル軍が食料を得ようとするパレスチナ人を銃撃している動画や、食糧援助を受け取ろうとした子供たちを何人も射殺した動画があります。
 また、こちらのツイートには銃撃の様子と共に、“これがアメリカの支援配給所です…子どもたちを飢えさせないためにはここに食料をとりに行くしかありません。…私は二度、ここに行き、二回とも手ぶらで戻ってきました。どうすればいいのでしょう? もう一度、子どもたちに食べさせるため、命をかけてここへ行くべきでしょうか。それとも子どもたちと一緒に飢え死にするほうがいいでしょうか??”と書かれています。
 イスラエルのハーレツ紙は、“イスラエル国防軍の将校と兵士は、脅威が存在しないにもかかわらず、ガザ地区の食糧配給所付近で非武装の群衆に発砲するよう命令されたと語った”と報じています。発砲の命令を下したのは、イスラエル国防軍のイェフダ・ヴァック准将だと言われています。
 また、ガザ人道財団(GHF)により搬入された小麦粉の中には、依存性が強く、意識障害などを引き起こすオキシコドンが混入しているとのことです。
 『イスラエル軍はガザ食料配給で住民を多数殺害』の中で石田和靖氏は、“イスラエル軍とガザ人道財団が組んでいて、そこにやってきたガザ住民を発砲して殺害する。と同時に強制連行する。…だからガザ人道財団という名の元にね、実は結構非人的なことをやっているんではないかと。その資金の行方、その資金の出所というのも非常に問題があるっていうことで、いくつかの国際支援団体、機関とかがね、そのガザ人道財団に対してかなり強い非難を出してるんですよ。そこに対してですね、アメリカのトランプ政権がガザ人道財団に対して43億円の資金を拠出するっていうことが決まったんですよね。これがつい数日前のことです。それもアメリカ国内で非常に波紋を呼んでいる。(6分29秒)”と話しています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ガザで殺された住民の数は公式発表の10倍近いとハーバード大学系サイトで発表
引用元)
​イスラエル軍のデータを分析することでガザの惨状を明らかにするヤコブ・ガルブの報告書が「ハーバード大学学長およびフェロー」のウェブサイト「データバース」に掲載された​。2023年10月7日にイスラエル軍とハマスの戦闘が始まる前、ガザの人口は約222万7000人だったが、ガルブによると、現在の推定人口は185万人。つまり37万7000人が行方不明だ。ガザは事実上の強制収容所であり、住民が逃走した可能性は小さい。つまり殺された可能性が高いと言える。
(中略)
この論文を読んで衝撃を受けた人は少なくない。ガザの保健省は同じ時期において戦争で死亡した人の数を3万7877人と報告していたからだが、ガルブの報告書はそれをはるかに上回る。実際の死亡者数をガザ保健省の数値の10倍近くだと示唆している。死体は瓦礫の下にあるのか、バラバラな状態で確認できないということは想像できる

イスラエルが主導しアメリカが支援する民間人道支援団体「ガザ人道財団(GHF)」は2025年5月にガザで援助物資の配給施設を建設、活動を開始したが、ガルブの報告書によると、その建設計画は人道支援活動に重点を置いたものではなく、主にイスラエル軍の戦略と戦術に合わせて設計され、ガザの大半の住民がアクセスできないようになっていると指摘している。それでもこの「援助物資配給拠点」にパレスチナ人は来るが、その飢えた人びとをイスラエル軍は発砲していると伝えられている。
(以下略)
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ハーレツ紙:食糧配給所付近の民間人へのイスラエル兵の発砲は命令によるもの
引用元)
イスラエルのハーレツ紙によると、​同国の将兵は、脅威が存在しないにもかかわらず、ガザの食糧配給所付近に集まっている非武装の群衆へ発砲するように命令されたと語った​という。パレスチナ人を虐殺しつづけているわけだ。
(中略)
ハーレツ紙によると、GHFの設立経緯と資金提供は不透明で、イスラエルが米国の福音派や民間警備会社と連携して設立、現在の最高経営責任者(CEO)はアメリカのドナルド・トランプ大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に近い福音派指導者だキリスト教シオニストだと言って良いだろう。
(以下略)

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トゥルース・ソーシャルに、イスラエルとイラン「停戦合意」とフェイクニュースとも言える投稿をしたトランプ大統領 〜 停戦はイスラエルが再軍備するための策略

竹下雅敏氏からの情報です。
 イランは6月23日に、アメリカ軍が核施設を攻撃したことへの報復として、カタールにあるアメリカの空軍基地に向けてミサイルを発射しました。しかし、トランプ大統領は、イランが攻撃を事前に通告し、犠牲が出なかったことに「感謝する」とSNSに投稿した(56秒)とのことです。
 すらいと氏は「Qatarの基地に撃ち込まれたIranの低速ミサイル、Patriot対応できてない。」とツイートしています。イランが本気なら中東の米軍基地を消滅させられることを見せつけました。
 その後、突然トランプは「イスラエルとイランの間で、完全かつ徹底的な停戦が合意された。(1分7秒)」とトゥルース・ソーシャルに投稿しました。しかし、その内容は「皆様、おめでとうございます! イスラエルとイランの間で、12時間の完全かつ全面的な停戦(今から約6時間後、イスラエルとイランがそれぞれ進行中の最終任務を縮小し完了した時点)を行うことで完全に合意し、その時点で戦争は終結したとみなされます! 公式には、イラン側が停戦を開始し、12時間目にイスラエル側が停戦を開始し、24時間目に12日間戦争の公式終結が世界から祝福されます。」というものです。
 このフェイクニュースとも言える投稿に対し、シリア系イギリス人ジャーナリストのリチャード・メドハースト氏は「二つの期限を定めた停戦なんて聞いたことがない。なんてひどい話だ。」とツイートしています。
 さらに、「過去 12 時間は、停戦や外交に似たものというよりも、むしろ大規模なエスカレーションでした。」と言っています。
 トランプのいわゆる停戦合意とやらは、イランが先に攻撃を止め、その後の12時間はイスラエルにボコボコにされてもイランは反撃しないということを意味します。こんな停戦案に同意する国は無いでしょう。
 さて、トランプの言う停戦合意ですが、“イラン当局は、トランプ大統領が発表したような停戦協定は受け取っておらず、合意もしていないと述べた。”ということです。
 “続きはこちらから”のツイートをご覧ください。“停戦はイスラエルが再軍備するための策略だ”という意見があります。ミンスク合意では、ウクライナ側が停戦を軍備拡大の時間稼ぎに利用したことが、メルケル元首相などの自白によって明らかになっています。
 先のリチャード・メドハースト氏は、「イスラエルの停戦がどのようなものか忘れてしまった人のために言っておくと、イスラエルは11月以来何度目かのレバノン爆撃を行った。」とツイートしています。
(竹下雅敏)
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イラン情勢急展開 米軍基地攻撃の後…トランプ氏“停戦合意”投稿(2025年6月24日)
配信元)
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配信元)
これは、放火犯が自分の起こした家の火事を消し止めたことを自画自賛しているようなものです。
イラン当局はCNNに対し、トランプ大統領が発表したような停戦協定は受け取っておらず、合意もしていないと述べた。テヘラン在住のセイエド・モハマド・マランディ教授は、停戦協定は「フェイクニュース」だと述べている(下記参照)。

いずれにせよ、6時間ほどで真相が明らかになるだろう。
【⬇︎ツイート全文をご覧になる場合はさらに表示をクリック】

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ダグラス・マクレガー大佐「騙されないでください。イスラエルの状況は人々が思っている以上に深刻です。」 ~既にアイアン・ドームは機能停止か / イランを打ち負かすことは現在のアメリカには不可能

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の動画をご覧ください。6月20日のツイートですが、“この時点で、イスラエルのアイアン・ドームはもう存在しないのではないか”という状況に見えます。AIによるフェイク動画のようには見えません。
 この動画が事実だとすると、6月18日の記事で、“アイアン・ドームのミサイルは、残り10日分から12日分しか残されていないということです。イランが12日間持ちこたえれば、イスラエルは敗北する”とコメントしたのですが、既にアイアン・ドームは機能していないのかも知れません。
 イスラエルの極右国家安全保障大臣イタマール・ベン・グヴィルが警察と情報機関に対し、外国メディアによる生放送を阻止するよう命令したことから、イスラエルの現状がはっきりとは分かりません。
 しかし、「イスラエルが禁止しているのにもかかわらず、中国記者が撮った実際のイラン反撃映像」などを見ると、ダグラス・マクレガー大佐が「騙されないでください。イスラエルの状況は人々が思っている以上に深刻です。」とツイートしているのは事実ではないかと思われます。
 こうなるとイスラエルが存続するにはアメリカの参戦以外にありません。しかし、アメリカはB-2スピリットステルス爆撃機をイエメンのフーシ派に用いたのですが、“バンカーバスター爆弾の中で最も強力なGBU-57空対空爆弾を目標に投下した。しかし、アメリカ軍はフーシ派のミサイル兵器を破壊することができなかった。”のです。 
 フーシ派にすら勝てない米軍が、イランに勝てるとは思えません。“続きはこちらから”のツイートをご覧になると、イランを打ち負かすことは現在のアメリカには不可能だと言うことがよく分かると思います。
(竹下雅敏)
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配信元)
この時点で、イスラエルの鉄のドームはもう存在しないのではないかと思います…
イスラエルが今後どのようにして国として機能し続けることができるのか、見通しが立ちません…。

イスラエル人はもはや中東に未来を見出せない。彼らの国民は現実の戦争に耐える力を持っておらず、しかも戦争はまだ始まってもいない。

※英文全文はツイッターをクリックしてご覧ください
トランプ大統領が今日、「イスラエルは勝っている」と公言せざるを得なかった唯一の理由は、イスラエルが勝っていないからだ。イスラエルはひどく負けており、今やプロパガンダ・スピンキャンペーンが全力で展開され、2022年以来NATOがウクライナの勝利を主張して我々全員が耐えてきたのと同じレベルの欺瞞を繰り広げようとしている。トランプ大統領にこう言い返したい。「イスラエルが勝っているなら、なぜ我々が介入する必要があるんだ?」ならば、イスラエルに勝たせておけばいい。

※英文全文はツイッターをクリックしてご覧ください
騙されないでください。イスラエルの状況は人々が思っている以上に深刻です。

テルアビブの約3分の1が損傷または破壊されました。

軍事施設に関しては、多くのイスラエル航空機が攻撃を避けるためキプロス島へ移動していると聞いています。

イスラエルはイランの反応に備えていませんでした。

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直面している最大の脅威は、イスラエルと、イスラエルの200~400発の核兵器、そしてサムソン・オプション ~イスラエルは自国の存在が脅かされた場合、核兵器で世界を破壊する

竹下雅敏氏からの情報です。
 アメリカの調査報道ジャーナリストでピューリッツァー賞受賞の政治評論家シーモア・ハーシュは、1991年に『サムソン・オプション:イスラエルの核兵器とアメリカの外交政策』を著しています。
 サムソンは旧約聖書の士師記13章〜16章に登場する怪力の持ち主として有名な人物です。サムソン・オプションは、サムソンがペリシテ人の神殿の柱を押し倒し、屋根を崩落させ、自身と彼を捕らえていた数千人のペリシテ人を殺害した物語に由来します。
 サムソン・オプションとは、軍事力によってイスラエルの大部分を侵略または破壊した国に対し、イスラエルが「最後の手段」として核兵器を用いた大規模な報復を行うという抑止戦略のことですが、アーロン大塚氏のツイートを見ると、単なる抑止戦略ではないことが分かります。
 2024年9月30日の記事で紹介したShortShort Newsさんの動画では、“私たちが直面している最大の脅威は、イランとその架空の核兵器計画ではありません。それはイスラエルと、イスラエルの200~400発の核兵器、そしてサムソン・オプションです。サムソン・オプションをご存知ない方のために説明すると、イスラエルは自国の存在が脅かされた場合、核兵器で世界を破壊すると述べています。イスラエルには、自国の存在が脅かされていると感じれば、核兵器を発射してヨーロッパと世界の残りの部分を破壊する準備が出来ている、高位のタルムード系ユダヤ人至上主義思想家が多くいます。”と言っていました。
 イスラエルの国家安全保障大臣であるイタマール・ベン・グヴィルは、「これからもっと困難な日々が来るだろうが、広島と長崎を常に忘れないでほしい。」と言っています。
 “いつでも核兵器を使う準備が出来ている”ということでしょう。“続きはこちらから”のスレッドの動画をご覧になると、イスラエルが追い詰められているのがよくわかると思います。
(竹下雅敏)
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配信元)
※全文はツイッターをクリックしてご覧ください


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ダグ・マクレガー大佐「主流メディア、政府自身、そして軍の幹部たちは皆、イスラエルロビーの懐に入っているのです。」 ~アメリカが参戦することで世界経済を破壊しようとしているのはトランプ大統領自身

竹下雅敏氏からの情報です。
 FNNニュースによると、トランプ大統領は17日にイランへの攻撃計画を承認したが、「イランが核開発を放棄するかどうか見極めるため、攻撃の最終命令は保留している」ということです。
 ダグ・マクレガー大佐は、“世界は私たちではなくイランを支持しています。私たちはイスラエルの大量虐殺政権を支持していることで憎まれ軽蔑されています。アメリカ人はそれを知りません。気にも留めていません。しかし、主流メディア、政府自身、そして軍の幹部たちは皆、イスラエルロビーの懐に入っているのです。だから彼らは戦争、戦争、戦争と叫ぶでしょう。(9分45秒)”と話し、トランプ大統領はこうした連中の話に耳を傾けている(12分)と言っています。
 イスラエルのネタニヤフ首相は、米軍をイランとの戦争に引きずり込んでイランを滅ぼしたくて仕方がない。そしてイスラエルのモサドは事実上ペンタゴンを支配しており、トランプの弱みも握っているので、これが可能だと考えています。
 「アノニマスがアメリカ国内での偽旗テロ作戦を警告」しています。“これは、極めて信頼できる情報に基づく警告です。我々は、国内で大規模な攻撃が計画されているという確かな情報を入手しました。それは残虐なものになるでしょう。…そして、中東のある外国勢力のせいだとされるでしょう。しかし、それは嘘です。この作戦は偽旗作戦であり、外国の敵ではなく、我々の最大の同盟国を装っている国家内の、精鋭の影の同盟によって仕組まれています。”と言っています。
 アレックス・ジョーンズ氏は、“グローバリストは、トランプがイランと戦争して世界経済を破壊し、その結果民間の中央銀行が完全に支配権を握ることを必死に望んでいる。”とツイートしていますが、これは違うと思います。
 アメリカが参戦することで世界経済を破壊しようとしているのは、トランプ大統領自身だからです。そして、トランプの背後に居るアメリカ宇宙軍の思惑とは異なり、軍産複合体の中枢組織であるハイランドグループエゼキエル戦争を望んでおり、さらにハイランドグループを支配する者たちは中東の戦争が第3次世界大戦に発展することを望んでいます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アメリカのイラン攻撃“承認”と一部報道も…トランプ大統領「最終決定していない」交渉模索する動きも
配信元)
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トランプは間違った人たちの声に耳を傾けている / ダグ・マクレガー大佐とダニエル・デイビス中佐
配信元)

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