読者の方からの情報です。
中国広東省にお住いの大学教授の方のツイートがとても興味深かったので取り上げました。オミクロン株渦中の中国で、ある日突然、なんの予告もなく自宅マンションが封鎖管理されてしまった体験談です。以前、武漢封鎖があった時、人々が集合住宅から出られないように外からドアを溶接する動画があり、とても恐ろしかったのを覚えています。悲惨なレポートになるのか!とドキドキでしたが、さにあらず、良くも悪くもストレートに必要なものをブッ込んでくる中国社会の様子が生き生きと伝わりました。「野菜の手持ちが減ってきたので管理会社に買ってきてくれるようリクエスト、さて、いつ届くか」「住民のWeChatグループが立ち上がって、そこで問題が共有されるようになった」など、スリリングな「引きこもり」の中からネット環境や電子決済の進んだ世の中の一端も見えます。かと思えば、防護服を着込んだ管理人さんとの「お疲れ様!」「平気、平気!」みたいな日常の風景が暖かく映ります。非常時は、システムの不備を補う人々の繋がりがモノを言うなあと感じました。また非常事態を理由に、いともたやすく人々の日常を閉ざすのが権力です。
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配信元)
朝、自宅マンションから外に出ようとしたらドアが施錠されており、まさかと思って管理会社に連絡したら、なんとマンションが「封鎖管理」下に入ったとのこと。とりあえず、三日間は外に出られない模様。
— 中島淳一@封鎖管理下 (@postagbstarjp) January 18, 2022
とりあえず、職場に連絡。しかし、講義は既に終わっているし、今週はじめの時点で全ての会議がオンラインに変更されているため、実質的に仕事上は何の問題も発生しない。唯一問題なのは、仕事が遅い学生さんに直接発破をかけられないことくらい。
— 中島淳一@封鎖管理下 (@postagbstarjp) January 18, 2022
「必要な食料品があれば買ってくるのでリクエストしてください」という連絡が管理会社から来た。
— 中島淳一@封鎖管理下 (@postagbstarjp) January 18, 2022
宅配便の荷物をいくつか待っていると管理会社に連絡したら「嗯嗯」とだけ返事が来た。まぁ、多分受け取れるのだろう。時間はかかりそうだけど。
— 中島淳一@封鎖管理下 (@postagbstarjp) January 18, 2022
当たり前ではあるけれど「封鎖しますよ」みたいな予告は一切なしで突然封鎖された。報道では封鎖管理なんてありふれた話ではあるが、実際に自分の身に降り掛かってくるとそれなりに大きな出来事ではある。
— 中島淳一@封鎖管理下 (@postagbstarjp) January 18, 2022
封鎖するという予告はなかったが、封鎖される兆候はあった。https://t.co/nj1wj8zuxw
— 中島淳一@封鎖管理下 (@postagbstarjp) January 18, 2022
今ハタと気づいたが、生ゴミはどこに捨てればよいのだろうか。さっそく管理会社に質問。やっててよかった中国語学習。
— 中島淳一@封鎖管理下 (@postagbstarjp) January 18, 2022
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封鎖管理しても生活できるようなシステムが出来上がっている様子。