参考までに、日本人の送っている「人生」とは似ても似つかない人生を送っている人々が暮らしている国を紹介したい。自分の初の海外転職先は、珍しくもデンマークだった。この国を知る事で、いかに自分の常識が日本だけで成り立っているのかを知った。
— Koji@OZ (@cozy_bridge) June 21, 2023
転職したその日にショックを受けたのは、ゲーム会社にも関わらず、全員が5時にはオフィスからいなくなった事だった。日本では残業が当たり前で、早くて7時、遅い時には10時、11時も当たり前のゲーム業界。カルチャーショックは凄かった。
— Koji@OZ (@cozy_bridge) June 21, 2023
そして最も社会の違いを知ったのが、残念にも会社が倒産して、全員が失業した日だった。 倒産パーティー(?)を社屋の前の庭でしていた時に、社員の一人の 美人で子持ちで、でもシングルで、でも今彼氏と子供と同棲中のプログラマーがこう言ったのだ。
— Koji@OZ (@cozy_bridge) June 21, 2023
「あたしね、これから大学院に行って、そして数学の教員資格を取ろうと思っているの。全部ガバメントがお金は支給してくれるから。」 フェイスブックで繋がっていたので、彼女がその数年後、実際に教師になったことを知った。
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Koji@OZさんは「日本人の送っている『人生』とは似ても似つかない人生を送っている人々」を紹介されています。例えば、ある日会社が突然倒産して全員が失業しても、誰も慌てず、経済的な心配もなく、次のステップをじっくり検討できる。その理由は「失業保険が手厚く、収入の7割が2年に渡って支給されるからだれも生活の不安がなかった」とありました。「デンマークは高福祉国家で、学費はなんと大学院までタダ。」と読むと、「奨学金の返済苦」で自殺者が出る日本はあまりに理不尽です。デンマークは小さな国で、Koji@OZさんの感覚では「日本の地方都市くらいのスケール感」だそうです。「こんなに小さな国が、そんな先進技術を持ち、あんなにも経済的、文化的に豊かな、そして「『心から安心して』生活をしているのは衝撃的だった。」デンマークから見たら、日本の姿も相当衝撃でしょう。国民のために使える財源はふんだんにあるのに、国が国民の生活を手厚く保護するのは当たり前ということを、日本人はすっかり忘れています。
どうやったら「心から安心できる」国に変えられるのでしょう。デンマークでは、一般市民の政治意識がとても高く、政治家は「エリート」ではないと書かれていました。文字通り、市民の等身大の代理人「代議士」に政治を託していることがヒントになりそうです。