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ままぴよ日記 2

 1人ひとり生まれ出るドラマがあります。
 それは受精卵から始まって・・・いいえ、その前に愛の行為から光(命のエネルギー)が放たれて始まる神聖なドラマです。
 安全に産むことも大事ですが、それに囚われると命のドラマの本質が見えなくなります。それは私達の最先端の医学をずっと超えた、初めから在る神の領域のものかもしれません。現代医療の環境で生まれても、その本質を見失わないようにしたいものです
(かんなまま)
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「ようこそ、娘の家族へ!初めまして、私がばあばよ」


娘は私の到着を見て安堵して眠ったようです。パパも仮眠のために家に戻りました。

私は日本からトッポンチーノという新生児専用のおくるみ布団を作って持って行っていたので娘が眠っている間は赤ちゃんをそれに寝せたまま抱っこしました。このお布団は新生児期の赤ちゃん専用のもので、赤ちゃんをお布団にくるんだままおっぱいを上げたり抱いたり、そのまま寝かせたりするものです。ママの匂いや赤ちゃんの匂いが沁みついて落ち着くと言われています。

赤ちゃんを抱いていると、しずかな部屋で小さな赤ちゃんの寝息を感じます。大人の倍の速さで腹式呼吸しています。まだお産の時の血が頭に付いて頭の形も変形したままです。10時間前はおなかの中にいた赤ちゃん。「ようこそ、娘の家族へ!初めまして、私がばあばよ」と心から挨拶をしました。

あい∞ん(挿絵)


胎脂がすっかり吸収されて何とも透明で柔らかい肌。まったく役に立たないどころか無駄に反射してバタついてしまう小さな手と足(笑)。夢を見ているのか泣いたり笑ったりする百面相のお顔。おっぱいを吸うためだけに上あごがくぼんだ歯のないお口。あくびをするときの匂い。おなかにいるときからしていたしゃっくり。背伸びして体をくねらせるたびにキュウという音を出します。手の動きが何とも原始的で人の動きの始まりを教えてくれます。かわいい!

そして、こうして離れている間にも母と子の2人は連動して、目に見えないところで劇的な変化が起こっているのです。何て不思議で完全なプログラムなのでしょう!

出発前の3月、NHKスペシャル「人体、“生命誕生”見えた母と子のミクロの会話」という番組がありました。受精卵から始まって、細胞同士がメッセージをやり取りしながら臓器を作っていくメカニズムが解明されていました。母子の知られざる連係プレーに改めて驚かされます。

pixabay[CC0]


出産も赤ちゃんが脳からホルモンを分泌して陣痛を起こさせると言われています。まさに、赤ちゃんが自分で生まれる時を決めるという事も解明されてきました。


赤ちゃんはたくましい


このように素晴らしい機能や目に見えない繋がりを満載しているとはいえ、全てが未熟な状態で生まれてくる赤ちゃん。これもちゃんと計らいがあるのでしょう。言葉で気持ちを伝えることもできない、その後の発達は関わってくれる人との共同作業に委ねるというリスクを持ちながら、あなたはなぜ生まれてきたの?関わる人と共に生きることで自分を知るため?幸せを探すため?・・・ああ、ここでも又、ドラマが始まります。どうぞ、幸せな人生でありますように!世界が平和でありますように!と祈ります。

・・と、神聖な気持ちになっていたら、たくましい一面も見せてくれました。娘が疲れて裸の胸の上に赤ちゃんをうつぶせに寝せたままにしていたら自分でおっぱいのところまでモゾモゾと這い上ってきて乳首をくわえたのです!その吸綴力の凄い事!赤ちゃんも疲れているだろうに、この生命力はすごい!

そして赤ちゃんのもう1つの得意技でまわりの人を動かし始めました。聞いていて胸が苦しくなる声で泣くのです。ほっとけない気持ちにさせるのが上手です。ママが疲れて眠っていてもすぐに気が付くから不思議です。泣き方を七色に替えて言葉以前の感覚も磨いてくれます。

pixabay[CC0]


その上、笑った!くしゃみした!あくびした!というだけで周りが幸せになるから不思議です。忙しそうな助産師さんも、配膳や掃除のスタッフも、赤ちゃんを覗き込んでは「He makes me happy!」と言いながら笑顔になります。
これも生きていくうえでの大事な力です。

赤ちゃんはたくましいのです。

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
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ままぴよ日記 1

 8年前、子育て中のママ達と自由におしゃべりする会を作り「ままぴよ」と名付けました。「ぴ・よ・こ・と」のようにぴよらかに生きることを目指し、ひな鳥のように新米で、ぴよぴよとおしゃべりするという意味も込めました。
 これから始まる記事は、そんな「ままぴよ」で感じたことを日記のように綴りたいと思います。
 まずは、オーストラリアで感じた「心のお土産話」から書き始めます。どうぞよろしくお願いいたします。
(かんなまま)
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出発前のあわただしかったこと!


留守中の家業や子育て支援のスケジュールを調整し、認知症の義母の介護を施設にお願いして、銀行にも行ったことのない夫に経理の仕方や愛犬の世話、料理の段取りを伝授して、夫の自立と協力に声援と感謝を送りながら・・・ドタバタと出発の日を迎えました。

1人で搭乗手続きを済ませて、パスポートとチケットを持って成田空港の国際線ターミナルに立った時、今まで味わったことのない不思議な解放感に包まれました。


えっ!?私って1人?自分の事だけすればいいの?
今まで夢にも思っていなかった日常からの解放!

その上、会えないとあきらめていた娘(次女)の傍にいて、まだ見ぬ孫の誕生に立ち会い、娘の幸せな瞬間を肌で味わえる!赤ちゃんと暮らせる!と思うだけで無上の喜びが湧いてきました。まさに神様からのプレゼント!それは私にとって、どんな豪華な旅行より幸せな時間です。期限付きですが、そのことだけに専念できる時間も久しぶりです。

11時間、順調にフライトしてオーストラリアにつきました。一番に出国ゲートをくぐり抜け、大きなおなかを抱えて待っている娘たちを探しました。

・・・いません。

pixabay[CC0]


空港のWi-Fiを繋いで連絡しようとしたのですがうまくいきません。もしかしたら陣痛が始まった?私の予感で、今日生まれるという気がしていたのです。

私は孫が6人いますが、今までは何となく孫が生まれる日を検知して心の準備をしていました。家族には冗談のように生まれる日を宣告して泊まり込み、夜中に陣痛が始まって病院に行くのを想定して上の子ども達には洋服を着たまま眠らせ、お産バックを枕元に置いてスタンバイしていました。もちろん生まれる日は赤ちゃんに任せるのですが、いつも予想した日に生まれてきてくれました。

でも今回は娘がフライトのチケットを取ってくれたので、流れに任せました。でも私の予感は今日。オーストラリアに着いて、やはりそうだったか!と思ったものの、さて、私はどうしたらいいのでしょう?

その時、娘から電話がかかってきて、タクシーで病院に来てとのこと。のっけからスリリングです。タクシーの中でオーストラリアの眩しい朝日を浴びながらお産の無事を祈りました。

pixabay[CC0]


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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(50)偉業

かんなままさんの執筆記事第50弾です。 
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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(50)偉業

偉業だといえることがあるとすれば、恐らく、夫婦の仲が良好であること、そしてちゃんと子どもを育てることだと思います。多分、一番地球の平和に貢献しているだろうと思います。

目に見える形で何か大きなことをするのが偉大なことだと信じている人が多いのですが、違うのです。

本当に大切なことは、もっとも偉大なことというのは、見えないもの、触れられないものなのです。

評価されないもの、目に見えないものは、もっとも価値が高いのです。夫婦や親子の愛は、他人が評価できるものではないからです。

出典:「ぴ・よ・こ・と3」竹下雅敏(著)


日々平和を保ち続けること


全く別の性、体癖、体質の夫婦や親子が同じ家に住み、お互い自分勝手な甘えと期待のスープの中で溺れつつも愛を見つけ、日々平和を保ち続けることほど大変なことはありません。

結婚して3年くらいはお互いに恋の魔法にかかっているので幻想とも知らず、相手の期待に応えようと頑張ります。でも、生活しているうちに「何か変だ」と思いはじめます。「自分ばかりが我慢している」「優しくない」「わかってくれない」と・・。

あい∞ん


子どもが生まれたら「私の子ども」という大きな勘違いのもと「理想の子ども像」に近づけようと管理して、子どもはその期待に応えようと頑張りますが「何か変だ」と思いはじめます。「叱られてばかり」「私はダメ人間?」「わかってくれない」と・・。

どうしてこうなってしまうのでしょうか?お互い大切な存在のはずなのに。
そもそも愛情が満たされないまま自立もしていない者同士が恋をして家庭を持ったのです。まずは自分を癒すところから始めなければ始まらないのです。(映像配信:自分を癒す

でも、夫婦は特別な関係です。肌を触れ合った仲同士で、体から先に融合が生まれます。正しく交われば喜びが生まれ調和が始まります。その性エネルギーの力を借りてお互いを信頼し、尊重しあっていければ問題がおきるたびに愛への道が開かれていきます。

あい∞ん


子育ても肌身離さず育てることが肝心です。ゴリラのお母さんは3年間片時も子どもを離さないそうです。母親が食べ物を調達しに行くときだけ父親に預け、父親は他の子どもと一緒に自分の大きな背中の上で遊ばせて見守り、仲裁して社会を教えるのだそうです。人間はこの原点を忘れてしまったのでしょうか?

子どもと肌で愛着関係を築き、心地よい体験を潜在意識に刻み「私は生まれてきてよかった」と思えるように育てれば、おのずと自立したくなり、社会貢献したくなるのです。これも肌から始まります。肌は第2の臓器だと言われています。臓器は感情を記憶しているとも。

あい∞ん


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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(49)育児の知恵

かんなままさんの執筆記事第49弾です。 
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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(49)育児の知恵

自立した人間というのはどういう人間だろうか。

それは、自分の事は自分で決めることが出来る、そして決めたことで成功または失敗しても、その結果についての責任を取ることが出来る、そういう人間です。

自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の足で歩けるように、子どもを導かないといけません。

そうでないと、誰が生きているのかわからなくなってしまいます

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


子どもの頃からの思いを叶えた娘


橋の工事が始まるまで、ポッサム個体の遺伝子を調べて基本データを作らなければいけません。ライフル銃の免許をとり、夜中にブッシュを駆け巡ってどんな遺伝子を持った種がどこに住んでいるのか?麻酔銃で眠らせて遺伝子を調べます。私は後で連れて行ってもらったのですが、ライフルとヘッドライトだけで真夜中のブッシュを1人で駆け回っていたのを知ってびっくりしました。本人は「人間の方が怖いよー」と笑っていましたが。

pixabay[CC0]


ところが、あと2ヶ月でレポートを出せるという時になって大事件が起きました。思いもかけなかった実験の不備が見つかったのです。今までの膨大な研究が全て無効になってしまいました。ショックです。

さすがに電話をかけてきました。気落ちした娘の声。これまでずっと頑張ってきただけに立ち直る気力を失くしていました。私は娘の気持ちが痛いほどわかりましたが「今までの研究は決して無駄じゃない。頑張っていたあなたを誇りに思うよ。でも、人間はピンチの時にどう立ち上がるかが一番大事なのよ。学ぶのは今。ピンチはチャンス!」と励ましました。ずっと後になって「あの時の言葉に救われた」と言ってくれました。

最終的に橋がかかるのに3年かかりました。この橋を渡って交配していることもわかりました。同時進行でフィールドトリップをして大学生たちに指導をしたり、傷ついた野生動物保護のボランティアもしていたようです。

日本に里帰りをしていた時に郊外のレストランで野鳥がガラス窓に激突して失神したことがありました。娘はすぐに駆け寄り、骨折していないか?呼吸はどうか等を入念にチェックして、お店から小さなダンボールを借りて布を敷き、温かく、しずかに保護していたら元気になって飛んでいったことがありました。その手際の良さに驚いたら、いつもしていることだと笑っていました。その時「私は動物を助ける仕事をする!」と言っていた幼い頃の姿が重なって「ああ、この子は自分の力で子どもの頃からの思いを叶えたんだ」と実感しました。

pixabay[CC0]


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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(48)子どもの自立

かんなままさんの執筆記事第48弾です。 
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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(48)子どもの自立

自分から子どもが離れていこうとすると、親不孝者と罵るのはとんでもない話で、精神的に未成熟です。

子どもは親から離れていくものです。離れていく態度を示した時、祝福できないといけません。

またこどもをかばってはいけません。「あなたならできるから行ってきなさい。できるだけ羽ばたいて遠くに生きなさい」というのが、賢明な親のはずです。自分たちが重荷にならないように自分の事は自分でやり、子どもを遠くへ行かせようとするのです。

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)


変わらない、娘の固い意思


ランドセルを背負って道端に座り込み、飽きずに生き物を眺めていた娘。「私はいつでも動物の味方」と言っていた娘が高校の時に選んだ進路は獣医師でした。本当にそれでいいのかを確かめるためにファームステイに行かせました。

冬休み中滞在して、牛、馬、ヤギのお世話をしながらオーナーに獣医の仕事について相談をしたところ、獣医学部の教授の所に連れて行ってくださって、いろいろ話を聞くことが出来ました。その結果「私は獣医になりたいのではなかった。もっと広く野生動物のために働きたい」という思いを強くして帰ってきました。

pixabay[CC0]


自分で野生動物保護の大学を探したようですが見当たりません。密かに海外の学校を視野に入れ、その大学に入学するための準備校を探して来ました。留学する話を聞いた時はびっくりしましたが、娘の意思は固く、応援することにしました。

今までの成績と高校の推薦状を持って面接に臨み、何を学びたいのかを力説して入学が許可されました。その学校はアメリカの有名大学の姉妹校で本校と同じように英語での授業があり、単位も活かされるとのこと。1年間そこで学び、アメリカの大学に編入する仕組みです。

意気揚々と入学しました。私も安心していたら2ヶ月ほどして学校から手紙が来ました。開けてみると「○○さんは、勉強についていけないのでこのままだと放校です」と書かれているではありませんか!びっくりして娘に電話してみると泣きながら「英語の宿題が多すぎて夜中まで終わらない。寝ないで勉強して学校に行くけど授業中眠くて、頭に入らない」と悪循環に陥っていました。

そう言えば、好きな教科は自ら勉強するけど嫌いな教科は睡魔が襲ってくる子でした。やる気だけでは通用しなかったようです。でも寝ないで勉強するのは問題です。「このままだったら病気になるよ。まず、寝なさい。今まで勉強してなかった分苦労するけど、あなたは理解力があるから大丈夫。自分のペースを戻したらついて行けます。ま、諦めて帰ってきてもいいけどね」と言いました。

しばらく連絡が途絶えて、学校からニュースが送られてきました。今年度の成績優秀者が表彰されたという記事が載っていました。なんとそこに娘が写っているのです!びっくりしました。小さい頃から培ってきたやる気の種が「嫌な事でも好きな目的のためなら進化する」という新種を生みだしたようです。

さて、いよいよアメリカの大学に行くという段階になって、又迷い始めました。動物保護に関しては何か違うのです。結局娘は独自でオーストラリアの大学を選びました。姉妹校でもないし、誰も行ったことのない大学なので学校の支援は限られていました。今までの単位も活かせません。又、オーストラリアはオーストラリアの高校やカレッジを卒業していないと大学に入れない事もわかってきました。

振出しに戻りましたが、彼女の意思は変わりません。単身カレッジに入学することになりました。成田で見送った時、寂しさと心配が溢れてきて涙が止まりませんでした。でも背中を押すしかありません。神様に祈りました。ありがたいことに娘はたくさんの友達に見送られて笑顔で出発しました。

pixabay[CC0]


まず、ぶつかったのは言葉の壁でした。みんなが普通に話す言葉についていけないのです。私も経験がありますが、次第に集中力がなくなって、笑顔だけが顔に張り付いて頭は思考停止です。でも、わからないのに一緒に笑っている自分も嫌になります。話せないと無能に見られるのが悔しくもあります。これがピークに達して笑えなくなってしまった娘。

弱音を吐かない娘が泣きながら電話してきました。毎日話を聞きました。「本当に辛いなら行こうか?」とさえ言いましたが「来て」と言わないのも知っていました。彼女なら乗り越えられる、だって自分で選んだ道だからと祈るような気持ちでした。

乗り切りました!半年で単位をクリアして、みごと第一志望の大学に入学することが出来ました。日本人が少ない環境だったので助かりました。心細いから日本人同士で集まり、外国に住んでいるのに日本語を話して独特の社会を作りがちなのです。


動物保護を目指して


さて、いよいよ彼女が目指した勉強が始まりました。オーストラリアは独特の生態系があります。独自の生物を保護するという点では先進的な取り組みや研究がなされています。見事なほど環境保護が社会のルールになっていました。娘は勉強が面白くて仕方がないようでした。世界中から来た友達を作り、英語も「あなたは日本語が話せるの?」と驚かれるほどに上達しました。

もともと生物は好きでしたが、数学、統計、物理などは嫌い。でもそれを勉強しなければ研究できません。直面して本気で勉強したら面白くなってきたようでした。結局優秀な成績で卒業しました。

このころから娘はオーストラリアに永住して動物保護の仕事をしたいと真剣に思い始めたようです。まずは次の段階のオナーズの資格を取り、様々なテストをクリアして永住権を獲得し、その上で奨学金をもらって修士号、博士号を取得することを決心しました。オーストラリアの奨学金は政府から学費と生活費がもらえます。もちろん返済の必要はありません。

さて、娘が選んだ研究は・・・ポッサムでした。昔からオーストラリアに住んでいた有袋類の小さな可愛いリスのような顔をした動物です。都市化した社会で高速道路が彼らの生活圏を分断して近親交配の危機、絶滅の危機にさらされていました。

ポッサム Wikimedia[CC BY]


娘の研究はポッサムが木から木へ渡り歩く習性を利用して高速道路にポッサムや小動物のための橋を作り、交配が自然な形で進むのかを検証するというものでした。国の予算でポッサムの橋を作ってもらわなければ始まらない研究です。まず計画して予算を取り、工事に掛かります。OKが出ました。でも政権が変わり国の方針が変わりました。動物保護に予算を取りすぎているとのことで、いつ工事が始まるのかわからなくなりました。

つづく

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
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