アーカイブ: 斎藤元彦兵庫県知事

辞職する気のない兵庫県の斎藤知事を辞職させるには? 県議会の「不信任決議」が現実的、しかし解散による選挙の可能性を嫌う県議会議員は百条委員会で幕引きか

 2024/8/7時事ブログで、兵庫県の斎藤元彦県知事を取り上げました。斎藤知事のモンスターぶりを告発する内容が、決して「誹謗中傷の嘘八百」ではなく、兵庫県職員にとっては日常の事実だったことが明らかになっています。島根県の丸山達也知事は「(内部告発者の)プライバシーを公にすると本人に言っていたら、それは脅しだ。」「この話は、知事本人かどうか知らないけれど、知事の周辺の人たち、知事が任命した人間が刑法違反を犯したかどうか、そんなレベルの話になっている。」と真っ当な批判をされ、また、斎藤知事の辞職を求める人々の抗議活動も活発になっています。
 すでに兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)が立ち上がっていますが、協議は非公開で進展は遅く、当の斎藤知事は目下のところ辞職する気はさらさらないらしい。「辞めてほしい」首長が開き直って辞めない場合、どうすれば良いのでしょう。
 自らも首長として批判を受けた経緯を持つ泉房穂氏が実務的な見解を述べておられました。市長時代に批判の報道が大々的になされた時、「市役所に抗議の電話が鳴り続け、市役所の業務が滞る状況」になりました。泉氏は、市役所の混乱状況を収めて平時に戻すために、即座に辞職の決意をしたそうです。政治家として「辞めたいかどうかではなくて、自分のなすべきことは何なのか」を判断した結果でした。
同様に今回は「知事という立場にある者がなすべきことは何なのか」「その判断ができるか否かのテーマだ。」と指摘しています。県政の混乱、停滞が長期化すると県の意思決定機関が機能せず、連携して政策を進めようとしていた市や町も予算が立たずに滞る事態がすでに起こっているようです。
 この事態を早く打開するためには、「本人が決断をして辞職する」ことが本来のストーリーですが、そうしない場合、有権者の「リコール」と県議会による「不信任決議」の2つの選択肢があります(3:55〜)。「リコール」は法律上の要件が厳しく、なかなか実現できない一方、「不信任決議」は法律上の条件が容易で、前例も多数あることから現実的な方法だそうです。「県議会にもしっかりと検討してほしい。」ただしこれは県知事の対抗策として「議会の解散」を打たれ、選挙になる可能性があります。県議会議員は議席を失うかもしれない選挙を嫌うようです。ここで県民の声を代弁する本気のある議員を見極めることになりそうです。
(まのじ)
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配信元)

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ぴょんぴょんの「内部告発者を守れ」 ~パワハラ、おねだり、えこひいきの斎藤元彦兵庫県知事

 時事ブログでも取り上げられた、兵庫県のスキャンダルを調べてみました。
 県職員W氏の内部告発に、知らぬ存ぜぬの斎藤元彦県知事。
 内部告発で不正行為に関わったとされるH課長も、W氏が自殺した3ヶ月前に自殺していたことが、今ごろ、公にされました。
 異様な状況の兵庫県、県民だけでなく、国民が見守る中、すべてが明らかにされることを願います。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「内部告発者を守れ」 ~パワハラ、おねだり、えこひいきの斎藤元彦兵庫県知事

「維新の会」の息がかかった斎藤知事


兵庫県がてんやわんやだ。

知事が内部告発されて、告発した人も自殺したとか。

そうなんだが、もう1人自殺者がいたことが、最近わかった。

へええ?!

その話をする前に、斎藤 元彦(さいとう もとひこ)兵庫県知事、46歳、元総務官僚について話そう。

斎藤元彦

官僚出身なんだ。

いまや、官僚出身の知事は多い。すべての知事のほぼ半数、23人がキャリア官僚出身。中でも総務省出身が10人で最も多い。nippon.com

なんで、総務省?

しかも、斎藤知事には、「維新の会」の息がかかっている。

Wikipedia[Public Domain]

うわーお!

2021年3月末、斎藤氏が兵庫県知事に立候補したとき、自民党は他にも候補がいた。が、「日本維新の会」が斎藤氏を推して、自民党も斎藤氏を公認したおかげで、当選。

斎藤知事、「維新の会」には頭が上がらないね。

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パワハラ疑惑で死者まで出した斎藤元彦兵庫県知事、そして迂回献金疑惑で追い詰められる大石賢吾長崎県知事のいずれもが維新系新人知事 / 首長を政党ではなく人物と背景を見て選ぶ時代に

 政治アナリストのチャオ氏が興味深い指摘をされていました。今、大問題になっている斎藤元彦兵庫県知事、そして迂回献金問題が報道され始めた大石賢吾長崎県知事の、いずれも維新系新人知事の不祥事だというものです。政党の相乗り選挙によって見えにくくなっていますが、いずれの知事も自民党が分裂し、片方の陣営に維新が推薦をする形で当選しています。
 連日報道されている斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ、贈収賄、公職選挙法違反の疑惑の数々は目を疑うような独裁的なもので、ついに県民局長が「死をもって抗議する」という事態に発展し、辞職を勧めた副知事の進言にも耳を貸さず、居座る知事の責任を副知事が取って辞職するという異様なことになっています。そして自民党さえ見放した斎藤知事を擁護しているのが維新の県議団と見られています。
 大石賢吾長崎県知事は、国会質疑で般若心経を唱えメディアに「あんた頭悪いね」と暴言を吐いて有名になった谷川弥一前衆議院議を後ろ盾に立候補し、維新の推薦を得て、全国最年少知事として当選しました。当選直後から郷原信郎氏や上脇博之教授が迂回献金疑惑を指摘し、公職選挙法違反の告発をされていました。
チャオ氏は「この後に及んでもなお自民党県議団が、もしも大石知事を守るような対応をした場合は検察の心証も相当悪くなるだろう。(中略)さらに、今年1月の谷川弥一元衆議院議員の裏金問題からの反省に何も自民党長崎県連の皆さんは、何も学んでいないという事になる」と指摘しています。また、ニュースサイト「ハンター」は、「この政党(維新)は、議員も知事も『粗製乱造』のようだ。」と刺しています。維新は自民の受け皿にはなりません。
 地方自治体の首長選びを政党に任せてしまうのではなく、県民・市民が候補者の人物や背景をしっかり調査して投票する時代になりました。兵庫県、長崎県は近々、知事選があるかもしれません。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ついに自殺者|斎藤元彦兵庫県知事の土壇場
引用元)
今年3月、兵庫県の前西播磨県民局長W氏が斎藤元彦知事のパワハラ、公職選挙法違反、贈収賄などの疑惑を内部告発。それに対して兵庫県が「口封じ」のためとしか思えない停職の懲戒処分を課した。そのW氏が、7月7日にW氏が兵庫県内で自死していたことがわかり、大きな社会問題となっている
(中略)
斎藤知事は、2021年の兵庫県知事選で、維新や自民党の裏金議員・西村康稔前経産相らの支援を受けて当選した。知事の疑惑を追及する百条委員会の設置を巡っては、自民党などの賛成多数で可決された一方で、維新は反対に回っていた。
(中略)
斎藤知事と同様に、維新の県議も危うさが漂う。それでも同党の門隆志県議はXにこう投稿している。《百条委員会の設置に反対した一番の理由は百条委員会は職員に過度なストレスを与える為です》――W氏に過度なストレスを与えたのは、斎藤知事であり、維新ではないのか。

ハンターでは大石賢吾長崎県知事の公職選挙法違反疑惑も報じているが、大石知事を支援したのも維新。この政党は、議員も知事も「粗製乱造」のようだ
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配信元)
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長崎“最年少知事”に「政治とカネ」問題 286万円迂回献金疑惑に「発言控える」40回【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2024年7月18日)
配信元)

維新系の兵庫県知事が突如予算の見直しを市町に迫る 〜 明石市の泉房穂市長のツイートで内容が明らかに「防災や福祉の交付金をいきなり廃止」

 昨年末、兵庫県がすでに予定の立った予算を突如見直すとして、市町向けに非公開の説明会を行いました。地方行政のこと、しかも年末の慌ただしい時期、非公開でもあり、報道からはその重大性が伝わりにくいものでしたが、明石市の泉房穂市長が新年早々にこの件を取り上げ、ツイートされたことで一気に注目されました。県が突きつけてきた内容がひどい。かつて悲惨な阪神淡路大震災を経験した兵庫県が、こともあろうに防災や福祉に関わる市町への交付金を「いきなり廃止」するもので、このことも泉市長の発信で市民にしっかり伝わりました。
 兵庫県知事は、2021年8月に当選した維新系の斎藤元彦知事で、就任後は維新らしく大阪府と連携して2025年万博への意気込みを見せる反面、維新らしく命や暮らしに直結する予算は有無を言わさぬ形で削減しようとしたわけです。「維新系知事(首長)を安易に選ぶと、こういう事が起こるという典型例」と米山隆一議員がコメントされていますが、同時に、市民のために誠実に政治を行う首長を選ぶと、維新の横暴が隠蔽されることなく明らかになります。「人」で選ぶ大切さを明石市から学びます。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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県行革案に市町長ら反発 緊急要望提出「唐突」「十分な協議を」
引用元)
 兵庫県の行財政運営方針見直し案について、市町向けの説明会が24日、神戸市内であった。41市町の首長らからは、来年度予算編成が大詰めを迎えた時期に示された事業見直しに対する反発が相次ぎ、実施時期を遅らせて十分な協議を求める声などが上がった。

 会議は非公表で行われ、県側からは2人の副知事と幹部らが出席した
(以下略)
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配信元)