アーカイブ: 食糧危機・備蓄

[イタリアの食卓] 今年のイタリア産オリーブオイルの収穫は危機的かもしれない 〜 備蓄計画を多めに変更するなど対応を

読者の方からの情報です。
 イタリア在住主婦のミホさんが、気になる動画を上げておられました。ミホさんご夫婦が自家製オリーブオイルを作る畑の、オリーブの実が今年は非常に少なく、去年の3分の1ほどしか実がついていないというお話でした。搾油率が少ない木の場合、オリーブの実の収穫量が少ないと割の合わない労働になってしまうので、今年は自家製オリーブオイルができないということでした。この現象はミホさんの畑だけではなく、どうやら広く見られるようです。フロジノーネ州の大農場で50年間農業を営んでいる人も「こんなに収穫が見込めない年は初めてだ」「雨が灰色の汚い雨だ」と言っているそうです。ちょうどその頃、カラブリア地方の市長が雨の検査をしたところ、アルミニウムが大量に検出されたと報じられたそうです。ケムトレイルの存在を知っている人は、何か空から撒かれているのではないか、それが作物の収穫に影響しているのではないかと懸念するのは頷けます。年によって収穫に差があるとしても、今年のような状況は異常だということでした。そして、もしこの現象がイタリア全土で起こっているならば、今年のオリーブオイルの収穫量はひどい状況になると予想されていました。さらにこの状況が来年以降も続くとなると、イタリア産のオリーブオイルの危機かもしれません。
 この動画を見て、シャンティ・フーラが高品質のオリーブオイルを扱っていることに思い至りました。元々の取扱量が多くはないので、備蓄計画を増やしておいた方が良いかもしれません。
(まのじ)
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#130 【悲報】またもう一つ心配事が増えました
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及川幸久氏「実は今、アメリカのこのワシントンで何が起きているかというと、政府が閉鎖される、この直前なんです。」 / キンバリー・ゴーグエンさん「世界は金融崩壊の瀬戸際にあり、それは来週起こる予定です。」

竹下雅敏氏からの情報です。
 及川幸久氏のワシントン現地速報は冒頭の4分46秒までをご覧ください。米政府閉鎖の話をしています。
 “実は今、アメリカのこのワシントンで何が起きているかというと、政府が閉鎖される、この直前なんです。…アメリカの政府の予算というのが10月から始まるんですね。会計年度というのが10月から始まって9月までなんですよ。つまりこの9月の末、今週末ですね、今週末が年度末なんです。年度末で、来週から 10月1日から新年度に入るんですが、その新年度のアメリカ政府の予算案が通ってないんです(53秒)…今日聞いた話だと、政府閉鎖になると例えばどんなことが起きるかというと、とにかく政府関係の施設はみんな閉じるんですね。それから政府の職員が、家でリモートで仕事してるとしてもですね、政府から支給された例えばパソコン、これを使っちゃいけないんですって。それは政府の資産なので。…というようなことが今起きている、その真っ只中にワシントンにいます(4分)”と言っています。
 藤原直哉氏がツイートしているように、「米議会下院は29日、マッカーシー下院議長(共和党)が提案した10月末までのつなぎ予算案を賛成198、反対232で否決した。」ということで、“10月1日から連邦政府機関が一部閉鎖されることがほぼ確実”になりました。
 『23/9/11 フルフォード情報英語版』でベンジャミン・フルフォード氏は、“今、大きな問題となっているのは、世界最大のテロ組織であるアメリカ合衆国株式会社が、9月30日の会計年度末を最後に倒産するかどうかということだ。アメリカの金融システムが崩壊しつつあることを示す最新の兆候として、アメリカの住宅購入が45%減少し、2008年のリーマン・ショック時よりも大きく落ち込んだ。同様のショックがクレジットカード会社、中小企業、自動車ローンなどにも襲いかかり、経済全体が暴落している。もし米国株式会社が崩壊すれば、10月中旬までにはすべてが分かるだろう。その崩壊とともに、世界銀行、IMF【国際通貨基金】、BIS【国際決済銀行】、WHO【世界保健機関】、国連安全保障理事会なども終わりを迎えるだろう。”と言っていました。
 “続きはこちらから”のキンバリー・ゴーグエンさんの情報をご覧ください。9月22日配信の情報によれば、「今朝の時点で、国連職員は初めて自分たちが破産したことを知らされた」ということです。
 キンバリーさんは「世界は金融崩壊の瀬戸際にあり、それは来週起こる予定です。」と言っています。ただし、マーケットに投資をしていない一般人に関しては「彼女は閉鎖する銀行の話はまだ聞いていません。」と言っているので、念のために手元に現金をいくらか持っておくなどの準備は必要でしょうが、“私たちが銀行に駆け込み、食料もなく、あれもこれもとパニックになる”というようなことは起こらないということです。
 ただ、キンバリーさんが「もう一度言いますが、落ち着いてください。周りの人全員を落ち着かせるように努めてください。」と言っているように、これまでずっと囁かれていた金融崩壊が現実のものとなり、人々がパニックになる事が怖いのです。
 混乱に乗じて大儲けをしようとする輩が必ず出てきます。そうした連中は、必要のない混乱を意図的に作り出そうとします。例えば食糧危機を演出することなどです。こうした混乱に巻き込まれないように、日頃から食糧備蓄などの準備をしておく必要がある訳です。
 また、時事ブログでは万一の確実な保険として、ロシアのダーチャの方式を推奨して来ました。自分の庭で野菜が作れる環境は、いざという時に心強いものです。
 そして、今後の課題は「地産地消に根差した自給自足を基盤とするコミュニティ」の構築です。こちらは時間がかかります。
 キンバリーさんは、新しい生活様式に慣れるまで、あと数年間は大統領や首相など、本来なら必要ない人たちや組織が残っているだろう、と言っています。増税ばかりで国民から搾り取ることだけを考えている政府は必要ないでしょう。彼らが居なくても、いやいない方が世界は平和になると思いませんか?
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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2023.9.29【ワシントン現地速報】米政府閉鎖, 大統領選, そして核兵器フリーゾーンの国際議員連盟について
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ダーチャ(郊外にある別荘)をリフォームして暮らしている塚原さん夫妻へのインタビュー ~カーチャさん「二人で無一文になるわけでは無いし、ダメなら別の仕事をすればいいと思う。…いずれにしても、お金が原因で餓死することは考えられないです」

竹下雅敏氏からの情報です。
 「シンとカーチャんねる/モスクワ在住夫婦」の動画は妻が時々見ていて、ダーチャ(郊外にある別荘)をリフォームして暮らしている日本人男性とロシア人女性の夫婦がいることを聞いていました。
 スプートニクにこの塚原さん夫妻へのインタビュー記事が出ていました。前編はこちらです。奥さんはエカテリーナ(カーチャ)さん。二人にまだ子供はいないみたいですが、“子どもが生まれたら、カーチャンになるんだな”などと、つまらないことを考えながら記事を読みました。
 私は妻から話を聞いていただけなので、冒頭の動画を初めて見ました。14分30秒以降がスプートニクのインタビューの模様です。カーチャさんのインタビューは21分25秒以降になります。
 記事をご覧になると、ロシアの特別軍所作戦の実施によって、夫の塚原秦さんは日本企業のロシア撤退で退職を余儀なくされるなど、大変だったみたいですが、ロシアで何が起こっているのか知りたい動画の視聴者が急激に増えたということです。
 カーチャさんが「二人で無一文になるわけでは無いし、ダメなら別の仕事をすればいいと思う。職業だって、今は沢山ありますし。何か物を売ることだって出来るはず。いずれにしても、お金が原因で餓死することは考えられないです。だから、降りかかる全ての事に落ち込み過ぎないのかな…(29分25秒)」と話すと、インタビュアーの徳山あすかさんは「このマインドは日本人も見習った方がいいですね。」と言っています。
 動画と記事を見て、「御身は良い生活を選ばれた」というヘッセの『シッダールタ』の一節を思い出しました。
 今、一番安全な国はロシアかもしれない。少なくとも食の安全性は日本とは比べ物にならない。そして、潜在的に最も危険な国は日本かもしれない。そんなことを、動画を見て思いました。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシアの通信社で僕たち二人の記事が配信されました。日本人記者の方とカーチャのインタビュー模様&前半は友達との焼き鳥シーンw
配信元)
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【特集】ダーチャで奮闘する日本人夫が語る、予測不可能な生活の中にある幸せ 日露カップル、ロシアの日常生活を配信中!(後編)
転載元)

© 写真 : Shin-Katya.channel
 
ロシアで暮らし、YouTubeで「シンとカーチャんねる/モスクワ在住夫婦」を配信している夫の塚原秦(シン)さんと、妻のエカテリーナ(カーチャ)さんへのインタビュー後編をお届けする。シンさんは、陶芸家として活躍する妻のカーチャさんを多方面で支えつつ、自身の進むべき可能性を模索している。シンさんに、夫婦でロシアに残ることを決めた理由や、妻とのカルチャーギャップ、ロシアで実現したいことなどについて話を聞いた。
 
学生時代ロシアに留学していたシンさんは、いったん帰国したが、ロシアでの暮らしが性に合っていたため、モスクワへ戻り大学院へ進学した。現地で職も見つけ、結婚し、このままロシアで穏やかな生活をするかと思いきや、ウクライナ情勢、それに伴う日系企業撤退の影響で退職を余儀なくされた。
 
その時のことをシンさんは「大学院に入ったとき、余程のことがなければ日本に後戻りはしないと心に決めていました。ただ、日々状況が変わるので、万が一のことを考えなければいけないと思い、カーチャのビザを取るために日本大使館に行くと、ビザ申請の大行列ができていました。日本行きビザ取得の知らせに泣くカーチャの母親を前にし、あの時は平常心を保つのがとても難しかったです」と振り返る。

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大阪府泉大津市の南出市長の新たな取り組み 〜 農村のある自治体と農業連携協定を結び、安全で美味しい農産物を給食に / 消費地と農産地をともに生かす「共存共栄のサプライチェーン」

 今日は、たった一つのツイートを取り上げました。
大阪府泉大津市の南出賢一市長のメッセージです。要約できないほど、どの部分も大事で考え抜かれた政策だとホレボレしました。南出市長は、新型コロナ対策、新型コロナワクチン後遺症対策で誠実な市政をされていることは有名ですが、今回は「食と農」がテーマです。真に泉大津市のことを大事にすれば、いつしか日本全国も大事にされるという、有りそうで無かった政策でした。
 泉大津市は長野県箕輪村と「農業連携協定」を締結されたそうです。箕輪村でできた特別栽培米「風の村米だより」というお米を仕入れ、それを「金芽米」加工をして白米よりも美味しく栄養価も高くして、学校給食にするのだそうです。泉大津の子供たち、よかったねー!
 泉大津市は、農地面積が3%だそうです。食糧問題が深刻化する中、豊かな農村のある自治体と手を結び「共存共栄のサプライチェーン(流通の仕組み)」を作ることで、泉大津市にとっては、安定した価格で定量の農産品を継続購入して市の食糧安全保障と市民の健康増進を目指し、農村のある自治体にとっては農業生産の維持になると同時に、消費地と農家さんの「顔が見える」信頼のある取引が生まれます。「あの子たちには良いものを作ってあげたい」と農家さんが心をこめた農産物が届くところを想像しただけで、日本らしい暖かな気持ちになります。
「農業従事者の高齢化、担い手が定着しにくいこと、資材価格の高騰等が重なり、『あと5年続けられるかどうか』という(中略)全国の農山村が抱える共通課題」は、都市部の消費地にとっても死活問題となります。泉大津市との協定で農家さんが蘇るとなれば、これは日本全体にも大きな可能性となります。
 南出市長の「日本の農業を守ることは、日本人の命を守ること。 自然環境により優しい食べ物をいただくことで、日本人の健康を守る。 国家の安全保障と健康な生活の大前提であり基盤です。」というメッセージは、どの自治体にも、そしてすべての国民にも響くものがあると思います。
(まのじ)
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7月17日をもって黒海穀物協定を離脱したロシア 〜 西側は「食糧を武器に脅迫」との論調、経済制裁によるロシアの不利益を解消せず、クリミヤ橋の爆破テロでロシアに挑発行為

 7月17日をもって「黒海穀物協定」をロシアが破棄したというニュースが駆け巡りました。「越境3.0チャンネル」の動画によると、これは黒海の3つの港から世界に向けて輸出される穀物の輸出協定で、"戦闘中のロシアとウクライナの間をトルコのエルドアン大統領が仲介し、穀物を運んでいる船に関しては安全を保障しましょう、そこでは戦闘行為を行わないでください、という「黒海穀物イニシアチブ」"を結んでいました。ロシアとウクライナから世界に向けて輸出される肥料、小麦が滞ることがたちまち中東・アフリカ諸国の貧困や食糧不足、飢餓に直結するということで、案の定、メディアは「ロシアが食糧を武器に圧力をかけている」という論調です。
 "ただこれがややこしいのは西側諸国のロシアへの経済制裁といろいろ絡んでくる問題がある。そのためこの協定はロシアにとって非常に不利な協定となっている。例えばロシアの食料とか肥料というのは世界の食糧を守るために西側諸国の制裁対象になっていないんですけど、でもそれを運ぶための物流とか、その船にかける保険であるとか、それのお金のやり取りなど、支払い、物流、保険に関する様々な制限がロシアから穀物を出荷する障壁となっているわけです。"と解説されています。つまり西側からの経済制裁以降は、ロシアは無償提供という自国の不利益にもかかわらず、世界の食糧安全保障を守ってきたのですが、ロシア国内ではこの不平等な協定への反発が強く、破棄すべきだとの世論だそうです。
 ロシア側は、輸出に関する要求が満たされればロシアは直ちに協定に復帰すると表明しており、とりわけ「ロシア農業銀行(ロセルホーズ銀行)の、SWIFT国際決済システムへの再接続」を条件に、黒海穀物イニシアティブは延長されるという方向でした。しかしロシア側の要求は受け入れられず、それどころか合意直前にクリミア大橋の爆破テロを起こされ、またしてもロシア側を挑発するような事態に陥りました。結果的に17日、期限を迎えた協定からロシアは離脱をしました。
 ロシアが協定を離脱してもウクライナは独自に輸出するとの見解ですが、そもそもウクライナ発の食糧は貧しい国々には届かず、多くがEU諸国に向かっていました。一方的にロシアに不利益を押し付け、協定から離脱すれば「食糧を武器にしている」と非難する西側に対して、プーチン大統領が「西側による厚かましさと無礼さだ」と指摘したのは当然だという気がします。
 ここでも仲介を期待されているのはトルコのエルドアン大統領で、間違っても日本の岸田首相ではない。
(まのじ)
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