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プーチン・トランプ両大統領が和やかな会談と偽旗作戦の断念

竹下雅敏氏からの情報です。
 プーチン大統領とトランプ大統領の初めての会談は、うまくいったようです。6月30日に紹介した記事で、“7月10日前後にシリアでアメリカ軍が大規模な軍事作戦を始めるという見方がある”という情報を紹介しました。ロシア・イランは、偽旗の化学兵器テロをきっかけとしたシリア侵略を諦めさせるため、事前にこうした計画があることを何度か記事にしていました。
 このような偽旗テロを実行するにあたって、イラン・ロシア側についたと思われるカタールの存在が厄介でした。アルジャジーラの影響力を考えると、アルジャジーラが真実を報道すると、偽旗テロであることが世界中に知られてしまいます。カタール断交において、サウジアラビアが突き付けた要求の筆頭に、アルジャジーラの閉鎖があったのはこのためではないかと思います。
 ところが、カタールは屈しませんでした。むしろ、イラン、トルコとの結びつきを強めます。これはサウジアラビアをはじめ、偽旗テロを計画した連中の計算違いだったと思います。この計画が破綻した最大のポイントは、昨日紹介したバチカンの財務長官ジョージ・ペル枢機卿の追訴だと思います。
 この事件によって、バチカンは偽旗テロ計画を断念したと思います。その後、ロスチャイルド家、ネオコン、サウジアラビア、イスラエルが次々と計画を諦めたと考えています。
 もしも、彼らが計画を実行するつもりであったなら、プーチン大統領とトランプ大統領の会談はこのような和やかなものではなかったはずです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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プーチン・トランプ両大統領が会談  ハンブルクG20サミットに合わせ【写真・動画】
転載元)
これはプーチン大統領とトランプ大統領の初めての顔合わせ。今までは電話協議のみだった。 

スプートニク日本 

会談にはラブロフ外相とティラーソン米国務長官、通訳者も出席している。

露米首脳会談は、拡大されたフォーマットで進められている。

7日朝、サミットの会場ではすでにラブロフ外相とティラーソン長官が1時間にわたり会談していた。

議題の重要なテーマにはシリア、ウクライナ、朝鮮半島情勢、2国間関係の問題がある。

会談の冒頭、プーチン大統領は「お会いできて大変嬉しい」と述べた。トランプ大統領は、プーチン大統領と会談できて光栄だと述べた。トランプ大統領はさらに、ロシアと米国を「前向きなことが待っている」と表明した。


露米首脳会談を取り巻く大きな関心にもかかわらず、プーチン大統領とトランプ大統領は会談中、記者団からの質問への回答を控えた。

記者団の骨折りに両大統領と外交担当閣僚は笑みを浮かべた。記者団が退出し、会談は非公開で続行された。

会談はもう一時間以上続いている。先の報道によると、殆ど2時間に達している。

これより前、ロシア政権はハンブルグのG20サミットのフィールドで行われる露米両首脳の初会談で実務対話が確立され、これが「危機的に多い」問題および紛争の解決につながるものと期待しているとペスコフ大統領府公式報道官が明らかにした。

また、ティラーソン米国務長官は米上院の公聴会で
「我々はロシアとの間に大きな問題を抱えている。両国関係は記録的に低い水準にあり、さらに悪化の一途をたどっている。我々の目的は対話を安定化させることだ」と語った。「我々は、我々が関心を持つ分野でロシアとの実務関係を復旧させるための土台作りを進めている。」と述べた。

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プーチン・トランプ両大統領の初会談終わる 2時間20分の長時間 G20サミット
転載元)

プーチン大統領は、トランプ大統領との初会談でウクライナやシリアの情勢、テロとの戦い、サイバーセキュリティについて協議したと述べた。

(中略) 

ラヴロフ外相は記者会見の中で、プーチン、トランプ会談は建設的だったと評価した。

ティラーソン長官は、米露両大統領は会談をどうしてもやめようとしなかったものの、米大統領夫人が話し合いを止めるよう二人を説得したことを明らかにした。

ティラーソン長官は、次のトランプ、プーチン会談の合意は現段階ではないと語った。ロイター通信。

ウクライナ

ラブロフ外相は、ミンスク合意の実現状況を加速化する可能性があると述べた。ティラーソン米国務長官との会談では米国がミンスク合意から退くという姿勢は示されなかったと強調した。

サイバー攻撃

ラブロフ外相は、トランプ氏がプーチン大統領との会談で米国内にはロシアのサイバー介入のテーマを吹聴する ある種のサークルが存在していると指摘したことを伝えた。

ティラーソン長官は、米露はサイバー安全保障および互いへの不介入についての枠組み合意を構築するため、作業部会を創設すると明言。

北朝鮮

ラブロフ外相は、ティラーソン米国務長官との相互関係は朝鮮問題の解決も含め、今後も続けられると述べた。。ティラーソン長官は、北朝鮮へ「平和的な圧力」を行うことを支持。それが機能しなかった場合、残される「良い手段の例」は少ないと指摘した。ロイター通信が報じた。

また、ティラーソン長官は、北朝鮮は核問題は必ずくつ返されることを意識して交渉のテーブルにつくべきだと語った。ロイター通信。

シリア

ティラーソン長官はシリア問題合意の枠内での安全保障の軍事力については米露、ヨルダンの間で未だに話し合いが続けられていることを明らかにした。ラブロフ外相は、シリアの安全地帯の安全はロシアの軍事警察が米国側と調整をとりながら確保すると指摘した。

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2人の巨人が居る限り世界は必ず良い方向に / トタル社がイランとのガス田の開発協定を締結 〜ホツマの神の習近平氏と世界皇帝のプーチン大統領〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 この2人の巨人が居る限り、世界は必ず良い方向に動いていくと断言できます。実のところ、何回か言及している通り、習近平氏は元々ホツマの神(天津神)であり、プーチン大統領は今生の偉業によって人間から神(国津神)へと昇進しているので、巨人という表現は間違いなのです。2柱の神と言わなければなりません。
 何度か説明していますが、本物のプーチン大統領は、世界皇帝として私たちの太陽系を統べているのです。こうした事が人びとに知られるようになるのはずっと先のことだと思います。私たちの太陽系を統べている、という表現に違和感がある方もおられるでしょうが、コーリー・グッド氏によれば、秘密の宇宙プログラム(SSP)に於いて、支配層は太陽系中に基地を作り、私たちの太陽系の外にまで植民地があるということでした。
 SSPを牛耳っていたキッシンジャー博士が、現在、プーチン大統領に仕えているという事実を考えて下さい。私の言っていることが大袈裟ではないとわかるでしょう。
 記事を見ると、今やロシアと中国の関係は強固であり、この2国の軍事力、経済力が今後世界を席巻していくのは明らかではないでしょうか。
 “続きはこちらから”以降の記事は、フランスのトタル社がイランとのガス田の開発協定を締結したとのことです。トタル社の会長兼CEOだったドマルジェリ氏の記事を思い出しました。この協定が締結されたという事実は、カバールとの戦いに於いて、大勢がほぼ決したということではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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プーチン大統領、習国家主席にロシア最高勲章を授与【写真】
転載元)

© Sputnik/ Sergey Guneev



プーチン大統領はモスクワ・クレムリンで習近平国家主席に、露中民族間の友好関係を固めた突出した功績をたたえて、ロシア最高勲章である「聖アンドレイ勲章」を授与した。

スプートニク日本

プーチン大統領は、「習近平国家主席、大切な友よ、あなたは平等、信頼、オープン性と相互の利益の尊重に基づいた露中の緊密なパートナーシップへの一貫した支持者であり続けた。2013年、中国首脳としての初の外国訪問をあなたが行ったのはロシアだった。このような友好的な振る舞いの値は高く、我々はこれをよく理解しており、評価できる」と述べた。

聖アンドレイ勲章はロシア連邦最高の勲章。突出した国家的ないし社会的活動家や、ロシアの繁栄や偉大さ、栄光を促進する特別な貢献に対してロシア市民に与えられるほか、ロシアに対する突出した貢献に対して、外国国家の首脳や指導者に授与される。

習主席は日間の日程でモスクワを訪問している。習国家主席の訪問中に、両国は貿易、エネルギー、投資、教育、メディアに関する件以上の政府間協定に署名し、露中の企業は総額億ドル超の数十件の契約を締結する見込み。


© SPUTNIK/ SERGEY GUNEEV
プーチン大統領、習国家主席にロシア最高勲章を授与




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配信元)




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[Sputnik]プーチン大統領への大型インタビュー「米国は、世界中の政治プロセスに積極的に介入」【動画】 〜ロシア悪魔化に洗脳され、事実を客観的に見れていないアメリカ人〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 プーチン大統領が、アメリカのNBCテレビのインタビューに応じたようです。インタビューを行った女性は、プーチン大統領に対し、“素直な人だった…予想とはいささか異なって、彼は普通の人間だった”と感想を述べています。アメリカ人のほとんどの人は、プーチン大統領を怪物か何かだと思っているのかも知れません。
 プーチン大統領とラヴロフ外相のこれまでの行動を素直に見れば、それこそ、2人でノーベル平和賞10個分以上の働きを為してきたと思えます。それがわからないとすれば、大手メディアのロシア悪魔化に洗脳され、事実を客観的に見れていないということになります。
 インタビューでは、プーチン大統領が米国の内政干渉について素直に語っています。“世界地図のどこを指で突いても、至る所で…内政に干渉している”と指摘していますが、米国の行っていることは、内政干渉というレベルをはるかに超えて、国家転覆、要人の暗殺という国家犯罪のレベルです。他の国が同じことをすれば、直ちに制裁が発動され、その後、戦争に突入するレベルの行為を、米国は世界中の至る所でやっています。こうした米国の犯罪を一番わかっていないのが、アメリカ人ではないかと思います。彼らは、自分の国の真実をいずれ知らされることになると思いますが、その時、どのような反応をするのかが興味深いところです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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プーチン大統領への大型インタビュー「米国は、世界中の政治プロセスに積極的に介入」【動画】
転載元)

© Sputnik/ Alexey Druzhinin



プーチン大統領は、NBCテレビのインタビューに応じた中で「米国は、世界中で、他国の政治プロセスに介入しているが、ロシアも同じことをしているかのように非難している。実際のところ、ロシア政府には、そうした事をする意味が無いにもかかわらずだ」と述べた。

スプートニク日本

プーチン大統領は「世界地図のどこを指で突いても、至る所で、米国の公人が、内政に干渉しているとの苦情を耳にするだろう」と指摘し次のように続けた-

「それゆえ(もし誰かが、それは私達ではないが)我々は内政干渉していないと言いながら、誰かが何らかの形で他国に影響を与えたり、あるいはそうしようとしたり、あるいはそのプロセスに参加している場合、それはもう米国を怒らせないではいられない。我々が内政干渉していると、一体誰が我々を非難し、我々を怒ることができるのだろうか? あなた方米国自身は、絶えずそうした干渉を行っているではないか。

 

ロシアには、他の国の内政プロセスに介入する意味はない。なぜなら、どんな政党あるいは候補が、あれやこれやの国々で選挙に勝とうが、政治路線は、以前のまま残るからだ。大統領の交代があり、権力政党が変わったとしても、政治路線は変わらないものである。」

米国はいまだにロシアが自国の大統領選挙に干渉したとして非難し続けている。一方で米国はそれを証明する明確な証拠をいまだに一切提出していない。それどころかこうした非難に続いて他の西側諸国もEU加盟国の選挙にロシアが干渉しようとしているなどと言いがかりをつけはじめたが、これにも一切の証拠は提出されていない。

この事についてプーチン大統領は、NBCのインタビューの中で次のように答えた-

米国大統領選挙にロシアが介入したという、いかなる直接的証拠も、私は一度も見た事がない。誰の引用だとか、誰に罪を負わせるとか、それは必要ない。選挙に負けた人達にとってみれば、災難に会うのは誰でもいいのだ。」

ロシア国内の生活水準に対する質問に、大統領は、次のように答えている-

「我が国には、大変多くの問題がある。現在貧困の状態は、我々が予想したものより、若干悪くなっている。しかしそれでも、国民の実質賃金は何度も上がり、年金額も何度も上げられた。」

またパートナーとの対話についての質問に、大統領は、次のように答えている-

我々は、パートナーの話に耳を傾ける用意があるし、それがコンタクトを確立し一つのまとまった雰囲気を作り、一つの価値観への奉仕に自ら専念するため、善意を持って行われるのであれば、そうした評価に耳を傾ける用意がある。しかし我々は、そうした事が政治的闘争の道具として用いられるならば、絶対に受け入れることはできない。

なお大統領は、ロシア国内の民主主義についての質問には、次のように答えた-

「申し上げたいことは、ロシアは、民主主義の道に沿って発展しつつあるという点だ。文字通りそうであり、その事に誰も何の疑いも持っていない、ロシアでは、在野勢力の集会もできるし、人々は、自分の見解を表明する権利を持っている。

さらにロシア軍に関し、プーチン大統領は、次のように述べている-

「今我々のもとにあるのは、かつてあったもの、つい15年前に存在していたものと比べれば、完全に別の軍隊だ。我が国の偉大な歴史や文化も含め、こうしたすべてのこと、当然ながら、我々が現在目にしていることだけでなくあらゆることは、我々圧倒的大多数のロシア国民の心に、自分の国に対する誇りを呼び起こしている。」.

外国からの投資について、大統領は次のような見方を示した-

我々は、投資してくれる人すべてを自分達の友人だとみなしている。我々は、ロシア国内で彼らの計画が現実のものとなる手伝いをするだろう。彼らがロシアで成功裏に活動し利益を上げられるよう協力に務める。」

最後に駐米ロシア大使への言いがかりともいえる非難について、プーチン大統領は、次のようにコメントした-

「私にとって、あなた方が、何もない所にセンセーションを作り出し、それを現職大統領に対する戦いの道具に変えた事に、ただ驚いている、言えることは、あなた方は、そうした面で発明の才がある偉い方達であり、恐らく生きる事に退屈しているのだろう、という事だ。」

先の報道によると、プーチン大統領にインタビューを行ったNBCテレビのケリー記者は朝のテレビショー「トゥデイ」に出演した中でプーチン氏についての感想を述べ、「率直な人だった。笑うし、笑顔だし、冗談も言うし、彼について我々が聞き知っていること全てを考慮すると、予想とはいささか異なって、彼は普通の人間だった」と語った。

[世界の裏側ニュース 他]オリバーストーン監督のプーチン大統領特集の最新作が間もなく公開! 〜巨大な力を秘めている人間の意識〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 オリバー・ストーン監督が、プーチン大統領を取り上げた新作映画をまもなく公開するようです。オリバー・ストーン監督によれば、この映画は、多くのアメリカ人にとって“全く新しい視点を広げるもの”であり、現在の世界の“危険な状態が続くことを阻止する”ためのものであるとしています。映画が与える影響はかなり大きいので、新作映画が人々の目を開くことに期待したいと思います。
 しかし、本当の意味で世界を変革するのは、個人なのです。「シオンの議定書」には、 1人の天才が何百年にもわたる陰謀を破綻させるという理由で、数百万の大衆よりも1人の天才を警戒するように書かれていたと記憶しています。カバール(闇の組織)の警戒は、ジュリアン・アサンジ氏やスノーデン氏を見ていると、本当にその通りだということがよくわかります。オリバー・ストーン監督は、ジュリアン・アサンジ氏について、“彼は完全性や正直さのかがり火のような存在であり続けています”と評しています。これは、アサンジ氏に対する実に的確な評価だと思います。
 今日の3つ目の記事で、量子力学関連のものが取り上げられていましたが、息子が帰省していた時に、少し量子力学的な世界観について話しました。あくまで私個人の考えなのですが、素粒子のような小さな尺度でしか起こりえないと思われていることが、実は視野を広げてみれば、マクロなレベルでも頻繁に起こっているのではないかとして、様々な例を示しました。ポータルによる瞬間移動は、そうした例の1つです。
 意識という観点では、宇宙と分離した個人は存在しません。なので、1人の人間の意識の変革が、全人類というよりも、全宇宙に影響を与えるのです。中でも、1人の天才の意識は、世界を根本的に変えてしまうほどの力があります。それは、例えば科学の世界では、アインシュタインというたった1人の存在が、世界の物の見方をひっくり返してしまったことからもわかります。
 日常の生活において、私たちは常に何かを選択しているのですが、選択の基準を利益から真実に変えるだけで、巨大な変化が起こり得ます。マハーバーラタによると、かつて人類は原子爆弾を所有しており、核戦争を引き起こしたようです。その原子爆弾を古代人はマントラによって起爆させたようです。
 人間の意識は、この神話を見ても分かるように、巨大な力を秘めているのです。オリバー・ストーン監督の言葉から分かるのは、その巨大な力が、個人の“才能” から来るのではなくて、実にその“徳”から来るということです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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オリバーストーン監督のプーチン大統領特集の最新作が間もなく公開!
転載元)
オリバー・ストーン「プーチン氏の発言は非常に重要」:最新作のプーチン大統領ドキュメンタリー映画が間もなく公開
‘It's very important we hear what Putin has to say’ – Oliver Stone

(中略) 

5月1日【RT】より翻訳

これまでアメリカ大統領に関する映画を3作作り出してきたオリバー・ストーン監督が、間もなく公開される予定となっているロシアのウラジミール・プーチン大統領を取り上げた新作映画について口を開いた。

この映画は「私たちアメリカ人が聞いたことのない全く新しい視点を広げるもの
で、戦争間近という危険な状況」を阻止することができるかもしれない、とストーン監督はいう。

(中略) 

プーチン大統領は世界の中でも最も重要な指導者のひとりですが、アメリカ合衆国が彼を敵、しかも最大の敵として宣言している中、私たちがプーチン氏の発言に耳を傾けることは非常に重要だと私は考えています」

(中略) 

「(プーチン大統領の発言を)西側の作り出している話と合わせることで、彼に対して正当なことをしたと思います。この映画により、ロシア側の考え方を説明し、誤解や戦争目前という危険な状態が続くことを阻止することができたら、と期待しています

(中略) 

また、ロシア政府が11月に行われたアメリカ大統領選挙を操作しようと、一部の機密文書をウィキリークスに手渡したという大手メディアによる主張について、同監督は信用しないとしている。

「国家に関する多くの問題について、私はアサンジ氏(ウィキリークスの編集者、ジュリアン・アサンジ)に対して高い敬意を払っています。アサンジ氏はロシアやその他の国家からは、一切情報を受け取っていないという彼の発言をとても深刻に受け止めています」

(中略) 

ストーン監督:「今で10年になりますが、彼(アサンジ氏)は完全性や正直さのかがり火のような存在であり続けています」

「世界情勢を理解しようとしている人に対し、彼の存在は非常に助けになっています」

(中略) 

【参考】
https://www.rt.com/news/386726-oliver-stone-documentary-putin/ より翻訳

(翻訳終了)

(中略) 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

【コメント】

下の動画は、プーチン大統領のファンとしては見逃せないこの映画の宣伝用のものです。



同監督のスノーデン氏を取り上げた映画「スノーデン」も、日本で公開されて少なくとも一部では話題になっていたようですが、個人的にはプーチン大統領の就任からの経緯について調べたりもしていますので、最新作は必ず見ようと思っています。

 

このドキュメンタリー映画は、アメリカのTV局 「Showtime 」局(上の動画の配信元)で4部作として6月12日からの放映予定とのこと。

(以下略) 

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牛サマディー君の読書レビュー③:「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 〜エマニュエル・トッド氏によるロシア分析〜(下)

 ヨーロッパのメディア(トッド氏曰く、特にフランス)が強烈なロシア叩きを行い、プーチン嫌いの雰囲気が西側に蔓延していたにも関わらず、著者は何故ロシアを肯定的に評価しているのでしょうか。自身の中に余程の根拠がない限り、そのような結論には至らないはずです。
 (下)では、具体的に彼がどのようにロシア社会を分析したのかを紹介します。
 本稿では取り上げることが出来ませんでしたが、本書における彼のヨーロッパ各国の分析も非常に興味深いものでした。興味のある方は、是非本書を手に取ってみて下さい。日本での売上は10万部を突破しているそうです。
(牛サマディー)
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「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

pixabay 〔CC0〕



著者のエマニュエル・トッド曰く、ロシアは”立ち直り始めている国”である。
彼はロシアの様々な人口学的指標を観察したうえでそのように結論付けた。以前の記事で”プーチンがロシア経済を建て直した”ことを書いた。ロシア社会が再生の過程にあることは、人口学を通しても理解できるのだという。
下図をご覧頂きたい。

図表20 ロシア、ウクライナ、フランス他の乳児死亡率の比較 p83より



なぜトッド氏は、乳児死亡率なる数値を持ちだしてくるのか?この数値をもとに、彼はロシア社会について何を見出すのか?本書に次の記述がある。

乳児死亡率
乳児死亡率(1000人の乳児のうち、1歳未満で死亡する数)は、おそらく現実の社会状態の最も重要な指標である。この率は実際、ケアのシステム、インフラ、母親と子供に与えられる食物と住居、母親および女性一般の教育水準等々に同時に依存する。 (以下略) P83より

つまり、乳児死亡率を見ることで、その国の総合的な社会状況が推察されるのだという。
トッド氏は1976年当時のソ連において乳児死亡率が再上昇しつつあることを発見し、ソ連の崩壊を予見した。「乳児死亡率(一歳未満での死亡率)の再上昇は社会システムの一般的劣化の証拠(p81)」であるという。

上の統計からは、プーチン統治下のロシアにおける、乳児死亡率の目覚ましい低下が読み取れる。またそれと共に、2009年からは人口が増加(出生率の増加)に転じているという。これは、ロシア社会が良好な状態にあり、安定化していることを示している。

pixabay 〔CC0〕


逆に1990年代の乳児死亡率は非常に高い20人超という数値であり、エリツィン統治下のロシア社会がいかに酷い状況にあったかが読み取れる。以前の記事で、”1990年にはジョージ・ソロスらによってロシアの経済基盤が崩壊してしまった” というジョン・コールマンの見解を紹介した。この点について、「世界の黒い霧(ジョン・コールマン著、成甲書房)」に次のような記述がある。

「ショック療法」という空想的で意味のないお題目の下、ソロスは復讐の天使のごとく飛び回り、目につくものすべてを略奪していった。初めからエリツィンが味方だったから、恐れるものはないと確信してのことだ。この略奪行為の結果、ロシア経済はソロスの意図した通りに急落した。「ショック療法」によってロシアの数百万人の貯蓄が失われ、ハイパーインフレが起こり、優秀な科学者は国を去り、ロシアを動かしていた上層部は他国へと亡命していった。工場や商社への信用は大きく落ち込み、国の産業基盤すべてが完全崩壊の危機に直面した。 「世界の黒い霧(ジョン・コールマン著、成甲書房)」 p88より

pixabay 〔CC0〕


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