注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
![](/data/pws/1411-shared-css/img/jiji_2m.png)
これは事実上の拷問ではないか。RT @ecodaren: 沖縄・山城博治さんが50日もの拘束で健康状態が悪化 https://t.co/iiLUH1VjFm @lnjnowから
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2016年12月14日
バンクーバーのピースフィロソフィーの乗松聡子さんからのメールを転送します。沖縄の山城博治さんが50日もの拘束で、健康状態が非常に悪くなっているという連絡です。
ーー乗松聡子さんからのメールーーーーーーーーーーーーーー
高江や辺野古で座り込みのリーダーとして活躍してきた山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)が10月17日に逮捕され拘束され50日以上になります。
起訴の内容は、高江のフェンスの針金を一本切ったとか、辺野古の工事車両をとめるためにブロックを積んだといった抗議行動に対するもので、
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/70700
言いがかりとしか言えないようなものばかりです。ヒロジさんは市民が安全に非暴力の抗議を行えるように細心の注意を払ってきている人です。
ヒロジさんはここ数年大病を患っており病み上がりの状態でまた行動をしてきていました。
月曜にヒロジさんに接見した友人Gさんによると、ヒロジさんはめっきりやつれておりこんな元気のない彼の様子は見たことがないということでした。声は弱り、顔色が悪かったと。
すっかり元気のない調子から本当に心配になったということです。一部報道もされていますが彼は足が冷たいのに、靴下の差し入れさえ「自殺の危険」から許されていません。ばかばかしい!だから短めの靴下ならいいかと思い差し入れた人がいて、それも許されなかったそうです。
Gさんは真剣に、ヒロジさんは死んでしまうのではないか(殺されてしまうのではないか)と心配しています。
昨日の東京新聞に、鎌田慧氏による「靴下」の一件についてのコラムがあるので添付しました。
沖縄は、高江のヘリパッドはもう完成に近づいてしまっており、辺野古は明日陸上工事が再開、翁長知事の埋立承認取り消しは国による違法確認訴訟の最高裁での敗訴が決まっています。昨日、オスプレイが名護市内の浅瀬に墜落、5人の米兵が負傷しています。沖縄県内でのオスプレイ墜落事故は初めてで騒然となっています。写真をみればどう見ても墜落なのに
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-411412.html
日本本土のメディアは「不時着」「着水」といった表現を使っています。
沖縄の現場の人たちは辺野古、高江、オスプレイ、山城さんらの拘束(彼を含め現在4人拘束中)などあまりにも重なり過ぎもう限界を超えています。
» 続きはこちらから
"続きはここから"以降の記事は、新作ドキュメンタリー映画『高江ー森が泣いている2』の紹介と東京で開催された高江・辺野古の基地建設の反対集会の様子です。3,900名の方が参加されたようです。
『高江ー森が泣いている2』の藤本監督の独占インタビューを聞くと、沖縄県民が戦後70年も反戦・基地反対の戦いを続けてこれたのは、その営みが平和的で人間的だったからだと分かります。板垣英憲氏の記事には"「常識と非常識の逆転現象」が、世界的規模で急速に起きている"とあり、激変する世界情勢の中で、沖縄の駐留米軍の完全撤退の可能性も指摘されています。明るくしなやかに沖縄の夜明けを迎える日もそう遠くないのではないでしょうか。