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知床の観光船事故の違和感「なぜ、どこのメディアも海保の初動の遅さを追求しないのか」「人手や予算が無く保守に手が回らない日本のインフラ」

読者の方からの情報です。
 知床の観光船事故は、観光船の会社社長が凄まじいメディアのバッシングにあっていることがネット上でも伝わっており、同時に会社の経営効率、利益優先の体質の問題、またスピン報道が疑われるメディアの問題などが指摘されていました。ゆるねとにゅーすさんもマスコミや行政への疑問と政治的な背景に触れておられました。
 さらに読者の方からの情報で、気になる視点がありました。「おおきな木ホームクリニック」さんが「社会の構造とメディア」と題するブログ記事で今回の事故を取り上げておられました。多くの人が感じたメディアの異常さを分析され、その一つとして「なぜ、どこのメディアも海上保安庁の初動の遅さをツッコまないのか」と問うておられました。「通報から2時間後の出発はさすがに遅すぎはしないか」「比較にならないが」とした上で「ドクターヘリだって、いつ要請があってもいいように毎日装備を確認し」「要請があって3分以内に離陸できるよう」態勢を取っているそうです。人命救助の海保がこれほどの遅れをとることの問題がどこにあったのか、メディアの異常な熱意がなぜ、ここに向かわないのか確かに不思議です。作家の麻生幾氏も「社長、漁業組合、港湾当局、海上保安庁釧路保安部、航空自衛隊救難団、海上自衛隊掃海隊」の、時系列に基づく詳細データを公開すべきだとツイートされています。国の安全の根幹がぐらつくような不安を感じていたところ、日本のインフラの劣化をツイートされた方がありました。「技術者の質も数も10年前くらいがピークで」「この20年の間に高齢化と離職」「人手や予算がなければ保守にも手が回らないし見落としも出る」。
 今回の悲惨な事故は、日本の様々な劣化が隠しおおせなくなった結果のような気がしました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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社会の構造とメディア22/5/3
(前略)
で、疑問に思うのですが、なぜ「海上保安庁の初動の遅さ」をどこのメディアもツッコまないのだろうと思うのです。

海難事故はスピードが重要です

釧路からは30分~1時間程度で向かえるはずです。
ですから最初の通報からすぐに向かえば、まだ沈没する前には到着できた可能性が高い。
午後2時ごろ「KAZU Ⅰ」から会社に「選手が30度傾いている」と無線、「kazuⅠ」はこれを最後に連絡絶つ、とのことでしたから。

13:22 出動指示
14:38 哨戒中ヘリ帰投、給油
15:20 基地発
16:30 現地着

哨戒中で、基地に戻って、給油して向かったから遅れたといわれているけど、釧路には2機のヘリコプターが配備されています。
基地にいた1機がメンテナンス中だったとしても、哨戒中になにか海難事故が起きたらすぐに向かえるような態勢を取っていなかったのもおかしい。

強風だったからすぐにいけなかったという話もあるけれど、結果的に給油して夕方ちゃんと向かっている。

救助活動がすぐには難しかったとしても、上空に早く駆けつけることで救えた命があったかもしれない。

気象状況の確認や、装備の確認で出動が遅くなると言う人もいるけれど、装備の確認なんか事前にやっているっしょ。
すぐに出動できるように。
(中略)
何かおかしい。

「海保の初動については触れるな」というお達しがあるようにしか思えないのですが…

少なくとも自分は、海保が当日の初動について納得のいく説明をしたということは知りません。

そんな海保が観光船会社を家宅捜索したとのこと
なんだかなぁ。

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配信元)

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「ついに予想された動き」米ランド研究所が「ワシントンは日本の再軍備を支援すべき」対中戦での前線に立たされる日本 / 米、イスラエルの軍需産業とその株主は笑いが止まらぬ最高益

 米国防総省のシンクタンク「ランド研究所」が「ワシントンは日本の再軍備を支援すべき」とする報告書を発表しました。PickUpさんのツイートでは「ついに予想通りの動き」「中東、東欧(ウクライナ)に続き、次の標的は日本」と喝破されています。ソロスが狙っていた軍需産業計画には「日中戦争のシナリオ」があるとも。浮き足立った憲法改正の動きや防衛費増額の流れと一致しています。
 RTの記事によれば、米国の中距離ミサイルを受け入れてくれる同盟国はないため、代わりに「日本が地上発射型の対艦スタンドオフミサイルを開発し、配備する努力を支援するべきであると主張している。」日本の南西諸島や九州に配備することで台湾海峡の海上阻止作戦に貢献する可能性があるとしています。米国の対中戦に日本を利用するわけですね、ウクライナのように。
 ロシア関連で良い記事を連発しているIWJでは少し前に、ウクライナ紛争によって軍需産業が静かに大儲けをしているという記事が出ました。自民党が「国家安全保障戦略」で5年以内の防衛費増額を提言し、NATOのドイツ、デンマーク、フィンランド、スウェーデンなどが国防費を増額する動きを見せる中、2月24日以降、アメリカのロッキード・マーティン社、ノースロップ・グラマン、レイセオンなど軍需産業株は最高値を続出させ、「まさに、軍需産業とその株主にとっては、この『好景気』に笑いが止まらない状況」と伝えています。さらにイスラエルの防衛産業エルビット・システムズの株価は、2月22日時点と比較すると26%も上昇し、「目が覚めた。我々は未曾有のチャンスを手にしており、その可能性は狂おしいほどだ」との関係者の罰当たりな「歓喜の声」を伝えています。連中は何が何でもウクライナに停戦させたくないでしょう。それどころか今後は日本が金儲けの生贄にされそうです。
 ここまで現実を見せられて、まだアメリカ様に従いますか、日本。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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米国の新戦略は、中国に対抗して日本を武装化すること
引用元)
米国のミサイルを受け入れてくれる同盟国がないため、米国は代わりに日本の再軍備を奨励すべきであると、新しい報告書は述べている

太平洋地域の同盟国の中で、中距離ミサイルを受け入れてくれる国はないと、国防総省の戦略策定を担当するシンクタンク、ランド研究所は新しい報告書を発表した。その代わりに、ワシントンは日本が中国の船を脅かすために独自のミサイルを開発するよう奨励するべきだと、著者は助言している。
(中略)
(中略)アメリカは「日本が地上発射型の対艦スタンドオフミサイルを開発し、配備する努力を支援する」べきであると主張している

「これらのミサイルはまだ中国を深く攻撃することはできないが、もし日本の南西諸島や九州に配備されれば、台湾海峡、東シナ海、中国の東海岸の一部の船の動きをカバーできるようになり、それによって中国の資産を戦争計画上の危険にさらす範囲を広げ、台湾海峡での海上阻止作戦に貢献する可能性がある」と、報告書は結論付けている。

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日本国民が主人公であることを後世に命じ、天に誓っている「日本国憲法前文」これに反する一切の憲法、法令は排除される強い意志 / 憲法改正は許されない

 今年ほど日本の隷属が身にしみる憲法記念日はありませんでした。急かされるように憲法審査会で国民投票法改正案が審議入りし、このままではCM規制やインターネット広告、運動資金の規制もないまま本当に改憲勢力の意向通り憲法改正になだれ込む危険が具体化しています。戦争を望む連中の奴隷頭のような日本政府と売国議員によって憲法が破壊されそうです。アメリカに対露の捨て石にされているウクライナの者が、日本も一緒に捨て石になろうとけしかけて日本国憲法にケチをつけるなど、屈辱的な内政干渉を非難もなく堂々とメディアが報じる。各地の護憲集会でウクライナ支援ののぼり旗を立てる善良な人々は、ウクライナ人がロシア系住民に非道なリンチを日常的に行なっていることを本当に知らないのか。日本人が気の毒だと思っているウクライナ人から、私たちがバカにされていることに気づかないのか。
 れいわ新選組山本太郎代表のコメントにあるように、憲法改正の「本命は緊急事態条項。あとはダミー」。20年以上も日本を意図的に破壊し続けてきた者に、事実上の全権委任を許す緊急事態条項の創設は絶対にさせてはいけないと強く訴えています。日本国民など眼中にない「傀儡政府」の独裁政治が完成します。
 今一度、日本国憲法の前文を読むと、とても外国に押し付けられた憲法とは言えない。先人たちがやっと掴んだ国民主権を、後の世の私たちに守り抜きなさいと強く訴え、天に向かって誓っています。「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように〜この憲法を確定する」。「正当に選挙された」国民の代表によって国政を行い、その福利は、海外の輩や国内の売国奴ではなく日本国民が受け取ると定め、「これに反する一切の憲法、法令、詔勅を排除する」と記されています。この痛烈な意志を、ヤクザのような審議で覆してはならない。日本が世界から尊敬されてきたのは「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」と宣言していたからです。憲法を改正してはならない。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ウクライナ危機の裏で着々と進む憲法改正準備! 衆院憲法審ではCM規制、運動資金規制を置き去りにしたまま、新たな国民投票法改正案が審議入り!! 立憲民主の「改憲のためのアリバイ作り」との批判に対し、自民、維新はCM規制は不要と主張! 日本も戦時体制構築へ一直線か!?(後半)
引用元)
 現在、衆議院では毎週木曜日に憲法審査会が開催されています。4月28日に開かれた憲法審では、憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案が審議入りしました

 国民投票法は昨年6月、一般の選挙の手続きにあわせて、投票所の設置場所や、投票所に入場できる子どもの年齢制限など、7項目についての改正案が可決・成立しました。

 CM規制に関する規定がないまま、改正国民投票法が成立することに、立憲民主党は強く反対していましたが、最終的にテレビCMやインターネット広告、運動資金の規制について、「検討を加え、施行後3年をめどに法制上の措置、その他の措置を講じる」という附則を加えることで採決に合意しました。

 今年4月28日に衆院憲法審で審議入りした改正案は、自民党や公明党、日本維新の会らによって衆議院に提出されたもので、投票立会人の選任要件緩和、開票立会人の選任要件緩和、FM放送で憲法改正案が広報できることの3点が盛り込まれています
(以下略)
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配信元)

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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝58 ― 犯罪シンジケートの継承者 〜 ブロンフマン2

 小泉政権、安倍政権、つまり清和会の政権下の日本において、不可解な死を遂げた多くの人々が報道されました。表向きは自殺とされるが、ドアノブにネクタイをかけての首吊りとか“ありえない自殺”が多数でした。こういった不可解な死を遂げた方々にマスコミ関係者が多数いました。「政権に都合の悪い報道をしたので消されたな」と思えました。もっとも日本のこの10年は、メディアの情報統制も酷くなり、不可解な死を遂げた人々の報道自体も少なくなっていますが、いずれにしても「メディアには暴力装置が隣り合わせで監視を受けている」のは事実でしょう。
 日本のメディア支配を辿ると、当然ながら電通と裏天皇グループとなりますが、ブロンフマンにも行き着きます。ブロンフマンはギャング団の代表格ながら、エドガー・ブロンフマンなどは兵器製造企業を経営しながらADLの名誉副会長、世界ユダヤ人会議の議長を長年勤めた名士でもあり、イスラエルの顔とも言えることを前回に見ました。
 しかし、最近はブロンフマン一族の威光にも陰りが出てもいます。エドガーの孫娘で遺産相続人のクレア・ブロンフマンは、ハリウッドに深く浸透したネズミ講兼小児性愛犯罪セックスカルトのNXIVMのメンバーとして逮捕され、6年以上の禁固刑を言い渡されたことが報道に出ているのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝57 ― 犯罪シンジケートの継承者 〜 ブロンフマン2

メディア業界の実態


メディア業界は、業務としては通信社の情報提供、経営としては広告収入によって成立しています。広告収入なしにはメディアは運営不能であり、日本のメディアを全面完全支配しているのは「日本の広告業界のガリバー」とも称された「電通」である、これはごく常識的な話です。電通は「共同通信社」「時事通信社」とは一体と表現しても良い関係でもあります。


電通は裏天皇グループの、具体的には五龍会の黒龍会に所属する企業です。つまり、日本メディアを支配する電通は八咫烏の意図の元に動いており、電通は日本のメディア支配の他には国政選挙を取り仕切っていることもよく知られている事柄です。

この電通は、外部からは「カナダに本拠地がある世界最大手の広告会社」のオムニコム(OMC)を通じてブロンフマン一族の支配下にもあることを、『黄金の金玉を知らないか?』の2016.05.19記事にわかりやすく説明され、記事の最後は次のようにくくられています。

メディア業界というのは上はヤクザでその上はマフィアなのです。
これは裏を知ってる人の常識です。

残虐、凶悪の殺人集団がニュースや芸能界をプロモートしている。
まぁ、前から皆様も何となく気づいていた通りの話です。

一般民衆はメディアによって「情報支配(洗脳)」を受けており、そのメディアを一般民衆は上品で常識・良識的なインテリ集団のように思い込んでいるフシがありますが、実際には、メディアとは暴力装置からのプロモートを受けているのです。金融支配と情報支配と暴力支配はいわば三位一体のような関係にありますが、特に情報支配と暴力支配は渾然一体の関係なのです。

メディアを制するものは、大衆を制す。

日本メディアを支配する電通がブロンフマン一族の支配下にもあるというのは、メディアを巡る構造上から自然的にそうなるのですが、それ以外でも電通とブロンフマン一族が強い繋がりがあるのは間違いのないところです。

メディアを巡る構造について、ブロンフマン一族はランベール一族、そしてロスチャイルド家の親族になっており、『オルタナティブ通信』からの情報として、ランベール一族は「世界最大のメディア企業AOLタイム・ワーナー、CNNTVを経営」とのことですし、そもそもロスチャイルド家は、19世紀には3大通信社「アヴァス、ヴォルフ、ロイター」の三社をその傘下に置いていたのです。

ロスチャイルド=ランベール一族が西側世界のメディアを傘下に置き、そのメディアのプロモートを暴力の実行部隊のブロンフマン一族に託していた、こういう構図になっていたでしょう。この構図から電通もブロンフマン一族の支配下にあることになります。

ただし、ブロンフマン一族はロスチャイルド=ランベールからのメディア支配の構図を除いても、それ以前の時点から電通と背後の裏天皇グループとは密接な関係にあったはずなのです。


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まみむのメモ(42)〈食べられる野草図鑑・春〉

 寒さが和らぎはじめると、急に草が勢いよく伸び始めて、食べるのが追いつきません。
 食料危機など危惧される昨今ですが、いざという時に身近に食べられる野草があることを知っておくだけで、少なからず安心感につながると思います。
 竹下家からのご提案で、野草図鑑をつくることになりました。
 私たちはどういう食事をすればいいのか、不健康な食品に囲まれている昨今、根本的に食を見直し、自然の恵みをどう頂くのか、野草をいただきながら考えていけたら良いですね。
 さて、野草を頂くにあたり、除草剤や農薬、放射能などに気をつけるのはもちろんですが、国立公園、国定公園、都道府県立公園内での採取は基本的にできません。
 また、タラやウド、ワラビ、ゼンマイ、フキノトウなど最近は出荷されている場合もありますので、地主の許可が要ります。個人所有の山の場合、不法侵入、および窃盗になります。
 国や地方自治体の場合は罰則はないようです。車があまり通らない公共の道路脇や河原など、雑草扱いの野草はいただいても大丈夫だと思います。もし近所に人がおられれば、一言お聞きしておくといいと思います。
 また、鳥や虫たちのために花や種は特に多いときだけいただいてください。野草も根絶やしにするのではなく、いただき方に気をつけて下さいね。
(まみむ)
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まみむのメモ(42)〈食べられる野草図鑑・春〉

ヨモギ(蓬・艾)


時期 3月4月ころから新芽が伸びてくる。石垣の陰などでは冬でも青葉がみられ、夏から秋に花が咲き種ができる。
場所・環境 日本全土の山野、道路脇など繁殖力旺盛で、日当たりを好むが半日陰でも育つ。
9〜10月枝先に花序がつき下向きの筒状花が多数つく。頭花は直径約1.5mm、長さ3mmの長楕円状鐘型。中心部に両性花があり、まわりに雌花があってどちらも結実する。キク科には珍しい風媒花。

長さ6〜12cm幅4〜8cmの羽状に深裂した楕円形の葉が互生し、表面は緑色で裏面には腺毛が密生し白っぽくなる。葉の付け根に小さな托葉があるのが一般的にみられるカズザキヨモギ。頭花の幅が2.5mmと大きなニシヨモギなど30種類以上のヨモギが日本には自生しているといわれている。

ヨモギの先端

ヨモギの葉の白い裏

秋から冬にかけて長さ1.5〜1.8mmの茶色い種が総苞の中にたくさん実り、冠毛はない。種がついた枝全体が枯れる。
横に伸びる。

ヨモギの根

見分けるポイント 葉先が尖っていて、葉裏には腺毛があり白っぽく見える。葉を少し揉むとヨモギ独特の香りがし、そのまま乾燥すると甘い香りがする。
間違えやすい毒草 クサノオウ。切ると白色の汁が出てすぐに橙黄色に変わる。可愛い黄色の花をつける。匂いがしない。

ヨモギに似た毒草クサノオウ

生え方 多年草
学名 Artemisia princeps
アルテミシア属という名は、女性とその健康の女神アルテミスから名付けられた。
科名・属名 キク科・ヨモギ属
キク科はもっとも進化した植物とされ、世界ではおよそ950万属2万種、日本では約70属360種のキク科植物が知られており、地球のほとんどの地域で生育が可能。
ヒマワリ、コスモス、タンポポや、レタス、ゴボウなどもキク科です。
採取方法 ヨモギを食用にする場合は3〜5月くらいの10cm前後に育った新芽をいただきます。6〜7月頃の花がついていないヨモギを陰干ししたものを艾葉(がいよう)といい漢方薬に使います。根はよく洗って焼酎漬けやお茶にします。種もお茶などに使います。
あく抜き 新芽はあく抜きせずそのままお茶などにします。ヨモギ餅などにする場合、重そうを入れて湯でると発色が綺麗で一般的ですが、栄養価的には塩茹での方が良いとされます。

尚、植物のアクは野菜毒であり、老化につながるという説を以前こちらの記事でご紹介されています。ただし、一般的な野菜の場合、昨今では農薬などのケミカルもアク=野菜毒には含まれているのではないかと考えます。
薬草としていただく場合は、下茹ですると薬効が失われます。乾燥させて煎じたり、生の絞り汁をいただくなどします。
また、アクはミネラルであり、植物が自己防衛しようと生み出す成分のアク・シブ・ヤニが抗菌・抗酸化・抗アレルギーから防水効果まであり、カキ・クリ・マツなどで、アトピー改善、虫刺され、喉の痛み、抗酸化、抗腫瘍、ウィルス不活化(柿渋タンニンは調べられた20種全てのウィルスを不活化)、具体的な利用方法や体験談などアクの有用性が紹介されています。
調理法 天ぷら、下ゆでして草餅や草団子に。沖縄では風邪をひいた時に雑炊にして食べるそうです。全草をお茶や焼酎漬けに。パンやクッキーにも下茹でして使います。手軽にいただけるのは下茹でして刻んで混ぜたヨモギご飯です。お好みで刻み海苔を乗せて出し醤油などで味付けを。その他汁の実や味噌炒め、お浸しなど。ちょっと変わったところではニラと一緒に生で醤油、お好みの油を加えてミキサーにかけ、バジルソース風にします。通常生葉は先端の開いていない部分をつまんで食べることができますが、他の部分は繊維が硬いので加熱します。ただし青汁は生葉をつぶして、又は水と一緒にミキサーにかけて絞って濾します。りんごジュースなどと混ぜると飲みやすくなります。野草ピザにヨモギが合います。
他の利用方法 キズ薬・・・切り傷、擦り傷、打ち身などに葉っぱを数枚少し揉んでのせて、サージカルテープなどで止めます。殺菌、止血、痛み止め、皮膚組織再生にもなります。猫などのおできやキズ、おしっこが出にくくなった時にも青汁をスポイドで飲ませたり、キズにつけたりします。虫下しにもなり、天然の抗生物質といわれ、副作用がなく健康的です。実験でマラリア患者にヨモギの葉を2日間食べさせたら、89%の人に改善が見られたそうです。

ヨモギ風呂・ヨモギ蒸し・・・生葉600〜1000g又は艾葉200〜300gを煮出してお風呂に入れ、入浴剤に。水とヨモギを鍋に入れて蒸気を立たせ、その上に高めの椅子を置いて体全体もしくは下半身をピニールケープで覆い蒸気にあたります。煮汁はかゆみ止めなどにも使えます。

艾(もぐさ)・・・ツボにのせて、線香で火をつけてお灸に使う艾は、5月頃の若葉を天日で干して更に弱火で炒り、すり鉢ですり潰し腺毛を集めます。ビワの葉にのせてビワ灸、スライス生姜にのせてショウガ灸などにも。

乾燥させた葉っぱを枕や赤ちゃん布団などに。天然のハーブとして利用できます。

約400年前の火薬作りに、ヨモギを何度も発酵させて硝酸カリウムの結晶を作り、黒炭、硫黄とともに原料にしたとか。
効能 クロロフィル(葉緑素)が殺菌作用、免疫のインターフェロン増強作用、血流・冷え性改善、アレルギー抑制、有害物質排出に。タンニンが抗酸化、整腸作用に。カロテン(ビタミンA)が抗酸化、がん予防、健胃、整腸に。豊富なカルシウムが精神安定作用。鉄分などのミネラル分も多く、滋養強壮、体内バランスを整える。ツヨンが生理痛や更年期障害の改善に。ただし、女性の生理機能を刺激するので、妊婦はヨモギ茶などの飲用を控えます。ヨモギ酒はぜんそくに。艾葉を1日5〜8gを0.5Lの水で半量まで煮詰め食間に服用すると、体を温め胆汁分泌促進、食欲増進、止血、冷えからくる腹痛、胸焼け、下痢、便秘、鼻血、血尿、痔などに有効。青汁は高血圧、神経痛、胃腸の弱いのに有効。また、ヨモギにはアナフィラキシーなどの炎症を引き起こす物質を防ぐ効果もあるそうです。さらに、シオネール、フラボノイド、コリン、カリオフィレンなど、抗酸化、がん予防、高血圧、コレステロール等に有効な成分も含まれています。
その他 苗や種も売っているそうですので、常備的に植えておくと良いと思います。春先は特に野菜よりもヨモギをいただいています。
参照サイト・文献 イー薬草・ドット・コム 植物名一覧
Flora of Matsue 松江の花図鑑
よもぎ研究所
【自給自足決定版!】意外とおいしい!身近な「野草」を摘んで食べてみた
健康茶の教科書/効能とランキング・目的別の選び方を解説
現代農業/2014・8/農文協
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