注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
IAEAは日本政府の依頼を受け、2年間にわたって放出計画の安全性を検証。処理水を放出しても人や環境に与える影響はごくわずかで、無視できる程度だとした。IAEAは第1原発内に事務所を設置し、処理水の放出中や放出後も安全性評価を続けるとした。
(以下略)
はじめに
— 💫T.Katsumi🏳️🌈📢 (@tkatsumi06j) July 3, 2023
2023年6月21日、韓国語配信のWebメディア「ザ・探査」の番組で、ある情報提供者により以下の内容が寄せられた。日本の外務省によると、その配信では次の趣旨の「出所不明の文書」を明らかにしたのだという。https://t.co/Wx2nHv66HT… https://t.co/yWh2lBFhwC pic.twitter.com/scVS9QrCha
番組中の和訳はあまり正確ではないですが、それにしても驚くべき情報。私が理解したのは、以下のこと。これ、日本では報道されているのでしょうか?衝撃的な #内部告発 です。https://t.co/CDodMvb55N
— 💫T.Katsumi🏳️🌈📢 (@tkatsumi06j) July 3, 2023
7月中に予定されている #福島第一原発事故 により生じた #放射能処理水 の放出について、
・…
事前に日本政府が入手した報告書と、グロッシーが発表する報告書に違いが出れば、そこが擦り合わせて修正した箇所になる。内部告発者がグロッシー報告書公表の後に、旧バージョンを公開するかどうか。 https://t.co/ehVqKZ4zes
— Y. Nozaki, Prof.(Development Studies): 野崎泰志 (@yasushi61) July 4, 2023
しかしその裏で、韓国からの衝撃的なスクープが連発されていました。T.Katsumiさんが、経緯をツイッターでまとめておられますが、2023年6月25日に韓国のWebメディア「ザ・探査」という番組で内部告発の情報が公開されました。動画には「外務省幹部Aメモ」「席上回収」などの文字のある文書の画像があります。「IAEA最終調査も心配する必要はありませんか?」「まあ直接言うのはアレですが、IAEAがどんな調査をするかは私たち次第だから大丈夫です。」東電からIAEAにALPS汚染水に関する資料を送ることになっているのですが、東電はその前になぜか経産省と環境省に先に提出しています。さらにIAEAのフリーマン担当官と「率直なコミュニケーションを取るために相当な努力を」したようです。「少なくとも100万ユーロ(1億5000万円)以上」「フリーマン担当官以外にグロッシ事務総長の分もありますね。」「2020年二次処理をした後の水に、まだ基準値の3万倍を超えるストロンチウムが検出された」のに、IAEAは最初から汚染水放出は絶対に安全だと言う結論ありきです。「人間は忘れる生き物です。水俣病のようにうやむやに終わらせればいいのです。」と述べている外務省幹部。
日本の外務省は翌22日に速攻でこの報道への「反対」声明を出しました。
しかし番組は7月1日に追加情報の続報を放映します。情報提供者による決定的な証拠書類、つまり「IAEA包括的報告書の最終報告の一部」が公開されました。本来、日本の外務省が持っているはずのない文書です。表紙のタイトルと目次部分だけでしたが、目次部分は裏面の文書が透けて見え、作り物ではないことがうかがえます。6月25日の放映により、グロッシ事務局長の訪日が6月末から7月4日に急遽変更になったことも明かされています。この情報提供者は「法律の裁きを受けるかもしれませんが、恐れません。運命をかけて真実を明らかにし光を受け入れる」と決意を述べておられることについて、番組のジャーナリストたちも「私たちは今、違うところにいるが、同じ場所に向かって一歩づつ歩み寄っている」と敬意を表しておられました。
T.Katsumiさんによるまとめから、番組での今回の告発内容が事実ならば、審査対象である日本政府・外務省は3つの違反・違法行為を犯したことになると指摘しています。
1)IAEAから報告書を事前入手していた
2)IAEA側を金銭で買収した
3)報告書の内容を改竄した
「裁かれるべきは日本政府だ。」