注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
・自衛隊の日報隠蔽問題について、2017年7月20日、稲田防衛相は2月15日に岡部陸上幕僚長らと会議を行なったことが事実であることを一転して認め、その上で、「日報を廃棄したと聞いただけ」などと隠蔽を了承したとの報道を否定した。
・一方、同日に黒江防衛事務次官らが別途会議を行なったことも判明しており、この場で日報を隠蔽する(中略)…方針が決められたと報道されているものの、ある陸自幹部は「稲田氏に報告しないはずがない。複数人が集まるところで伝えている」と話しているという。
稲田朋美防衛相は19日、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報を陸上自衛隊が廃棄したと説明しながら保管していた問題をめぐり、2月15日に岡部俊哉陸上幕僚長らと会議を行っていたと記者団に明らかにした。その場で日報の非公表を了承したとの一部報道は否定した。一方、日報を非公表とする方針は同じ日、黒江哲郎事務次官らが別に協議して決めたことが判明した。野党は安倍晋三首相が出席する24、25両日の衆参両院予算委員会で徹底追及する構えだ。
稲田氏は19日夕、防衛省で記者団に「断続的に国会の対応に関して打ち合わせをしたのは事実」と述べ、2月15日の会議に出席していたことを認めた。この場で日報について岡部氏から「用済み後廃棄(した)」との説明を受けたと明かし、日報のデータが残っていたとの「認識はなかった」と強調した。
~省略~
稲田氏は記者団に「日報を非公表にするとか、隠蔽(いんぺい)することを了承したことはない」と強調した。ただ、陸自幹部は19日までの取材に「稲田氏に報告しないはずがない。複数人が集まるところで伝えている」と証言した。
【時事通信 2017.7.20.】
(中略)
稲田防衛相はその後も国会で「報告を受けたことはない」と答弁していて、答弁が虚偽だった可能性が出てきている。
(中略)…
【日テレNEWS24 2017.7.20.】
(中略)
協議があったことはみとめたが、廃棄は了承してないとの言い分。
— 座間宮ガレイ (@zamamiyagarei) 2017年7月19日
稲田氏、協議認める:日本経済新聞 https://t.co/rwh7tQqKSn
稲田さんは古今東西の悪役のセリフを会得しています。さすが自民党ですね。これで官僚は一斉蜂起すると思います。→稲田氏、協議認める PKO日報 非公表は次官ら主導 :日本経済新聞 https://t.co/TlYslssj7N
— a pair of glasses (@pair_glasses) 2017年7月20日
稲田大臣「私は記憶にありません。防衛次官がやったことです」と…
— 憲法かえるのやだネット長野 (@yadanetnagano) 2017年7月20日
稲田氏、協議認める PKO日報 非公表は次官ら主導 :日本経済新聞 https://t.co/bKYTaFKIjT
南スーダン日報 稲田防衛相 隠ぺい了承か
— 定年後介護職三年目 (@yatonobanana) 2017年7月20日
陸幕長らと会合(2月15日)認める
この報道が事実だとすれば、これまでの一連の国会答弁は虚偽だったことになる
https://t.co/571Cvrof6O
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これまでの稲田大臣の、数々の疑惑や虚偽答弁を振り返ると、この度のウソも驚くには当たらないのかもしれません。けれども今回、多くの方が指摘している重要な問題は、これが陸自幹部いわゆる「制服組」からのリークであるという点です。これを以って「防衛幹部に信任されない防衛相が辞める」という事態は、文民統制を揺るがす危険をはらみます。それだけでも安倍総理の任命責任は重く、国会では、稲田氏自身への追求と同時に、自衛隊を統制するという観点での検証も必要だと思われます。改めて「国会議員」の責任を思ったニュースでした。