竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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トルコはスホイ24にいかなる警告も行わなかった-シリアで救出されたロシア人乗組員
転載元)
sputnik 15/11/25

トルコの戦闘機に撃墜されたロシアのスホイ24から脱出し、救出されたパイロットは、トルコは領空侵犯をしているとの警告も、攻撃を準備しているという警告も、乗組員に一切行わなかったと語った。
パイロットは記者団に、次のように述べた-
「実際には、いかなる警告もなかった。無線交信でも、視覚的にも(警告は一切なかった)。コンタクト自体が全くなかった。そのため私たちは、通常体制で任務に入った。爆撃機の速度と、F-16戦闘機の速度を理解する必要がある。もし私たちに警告したかったのであれば、並行して飛行し、自分たちの姿を示すことができたはずだ。しかし、何もなかった。そしてミサイルは、私たちの航空機の尾部に向かって突然やって来た。私たちは、自分たちの目で見ることさえできなかったので、ミサイル攻撃への対応も間に合わなかった」。
救出されたSu24の爆撃手、「飛行領域に熟知していたか?」の問いに断言
「もちろん熟知していた。我々はあの場所で幾度も戦闘飛行を遂行してきており、自分の5本の指のように知っている。戦闘課題は遂行され、元北ルートを空軍基地まで戻るところだった。爆撃手である自分はあの地域のすべての高度を知っており、計測器なしでもわかるくらいだ。」
この発言から、撃墜されたSu24機が誤ってトルコの領空を侵犯した可能性は除外される。
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ロシア軍機撃墜に関するトルコ政府の非現実的な説明を嘲笑する声がインターネット中に広がる
転載元)
櫻井ジャーナル 15/11/25
トルコ政府は自軍のF-16戦闘機が撃墜したロシア軍のSu-24について、トルコの領空へ向かっているので5分の間に南へ進路を変更するように緊急チャンネルで10回にわたって警告したが、ロシア軍機は1.36マイル(2.19キロメートル)の地点まで侵入、1.17マイル(1.88キロメートル)の距離を17秒にわたって飛行したので撃墜したとしている。
WikiLeaksなども指摘しているが、この数字が正しいならSu-24は時速398キロメートルで飛行していたことになる。この爆撃機の高空における最高速度は時速1654キロメートル。飛行速度はあまりにも遅く、非現実的だが、もし最高速度に近いスピードで飛んでいたなら、4秒ほどで通り過ぎてしまう。いずれにしろ、トルコ政府の主張は最初から破綻している。まるまるトルコの主張を受け入れても、シリア領内で撃墜されたとしか考えられない。そのトルコの戦闘機も盛んにギリシャ領空を侵犯、2012年646回、13年636回、そして14年は2244回といった具合だ。ちなみに、スウェーデンは2011年から15年の間に領空を侵犯されたのは42回で、その大半はアメリカ機によるものだったという。
しかも、ロシア政府はSu-24がトルコ領空を侵犯したとするトルコ側の主張を否定している。ロシア軍機はISを攻撃してから帰還する途中で、トルコとの国境から1キロメートルの地点を高度6000メートルで飛行、トルコにとって何ら脅威を与える状況ではなく、撃墜時にトルコのF-16はシリア領空を侵犯したとも説明した。
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WikiLeaksなども指摘しているが、この数字が正しいならSu-24は時速398キロメートルで飛行していたことになる。この爆撃機の高空における最高速度は時速1654キロメートル。飛行速度はあまりにも遅く、非現実的だが、もし最高速度に近いスピードで飛んでいたなら、4秒ほどで通り過ぎてしまう。いずれにしろ、トルコ政府の主張は最初から破綻している。まるまるトルコの主張を受け入れても、シリア領内で撃墜されたとしか考えられない。そのトルコの戦闘機も盛んにギリシャ領空を侵犯、2012年646回、13年636回、そして14年は2244回といった具合だ。ちなみに、スウェーデンは2011年から15年の間に領空を侵犯されたのは42回で、その大半はアメリカ機によるものだったという。

しかも、ロシア政府はSu-24がトルコ領空を侵犯したとするトルコ側の主張を否定している。ロシア軍機はISを攻撃してから帰還する途中で、トルコとの国境から1キロメートルの地点を高度6000メートルで飛行、トルコにとって何ら脅威を与える状況ではなく、撃墜時にトルコのF-16はシリア領空を侵犯したとも説明した。
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今回の事件がトルコのよる犯罪行為であることは明らかですが、記事後半のエルドアンの一家が行っている石油密売という致命的な情報がどう考えても隠し切れません。ロシアはエルドアン大統領を始めとして、ネオコンを完全に叩き潰すつもりのようです。
ただし、ロシアとトルコの戦争にはなりません。ロシアはこの件に激怒していますが、ネオコンの挑発に乗るほど愚かではありません。