ジョン・テフト駐露米国大使は、米露のシリアにおける最大の目標は共通している、と考えている。
「空爆を議論する際にしばしば脱落しがちな点を指摘したい。
シリアにおける米露の最大の目標は実のところ、共通している。シリアの現状が受け入れがたいものであると言う点で、我々は一致している」。SNSの「Vkontakte」ユーザーからの質問に答え、大使が述べた。
「
米国はロシアと、この恐るべき、5年にもわたる
内戦を政治的に解決することが必要である、との点で合意している。両者は、「イスラム国(IS)」その他過激派のさらなる拡大を防ぐべきである、との点でも一致している。シリアとシリアの国家機関を一体のものとして、かつ政教分離の国として保存するべきである、との点で一致している」と大使。
大使によれば、「
我々は、シリア国民は自らの運命を自由および公正な選挙によって選び取る必要がある、との点で一致している」。
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。
プーチン大統領のシリア復興のプロセスを簡単にまとめておきます。
第1に、国際法に基づくシリア及びイラクにいるテロリストの掃討をあげています。
第2に、他国から干渉されることなく、"シリア国民こそが、…自分たちの運命を決定しなければならない"としています。
第3に、"ムスリム聖職者、イスラム教指導者とイスラム教の国々の首脳の政治的な和解のプロセスに取り掛かることは決定的に重要"だと述べています。また若者をテロリストのイデオロギーから守ること、純粋なイスラム教と似非イスラム教を区別する必要性を指摘しています。
第4に、"経済と社会の発展のロードマップを進展させ、基本インフラ、住宅、病院と学校を再建"し、"ヨーロッパ諸国に向かう膨大な難民をストップさせ祖国を離れた人々を帰還させること"をあげています。その前提としてテロリズムの根絶と政治的安定を指摘しています。
各国の指導者に思惑や野心がなければ、プーチン大統領が示したシリア復興のヴィジョンに共感できると思います。各国の"敬意を込めた援助"を期待したいです。