注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
来月4日投開票の都議会議員選挙に武蔵野市選挙区(定員1名)に自民から立候補しているのは、土屋正忠の娘ゆう子(1970年生まれ)だ。
「本日(27日)正午から土屋ゆう子の街頭演説が吉祥寺駅前にてございます」。ウグイス嬢ならぬカラスを務めていたのは、父正忠だった。衆院議員を3期、地元武蔵野市長を6期務めた。
マイクを握ったゆう子は冒頭から「政治を志した原点は父であります」と切り出した。「中1の時、武蔵野市長となり、労働組合(市職労)と闘ってきた」と続けた。
父正忠を政治の師と呼んで憚らない。会社勤めを経て正忠の秘書となった。よく言って王道を歩んだ。悪く言えば親の七光りだ。
きょうの街頭演説には加藤勝信官房長官が応援に駆け付けた。
(中略)
「地盤も看板もない普通の家庭に生まれた。普通の人が政治を担うべき」と言って選挙に初挑戦したのが五十嵐えり(立憲・1984年生まれ)だ。
(中略)
「(中略)努力すれば報われるというのは環境が揃っている人にしか通用しない言葉。
みんな必死に生きている。自己責任で切り捨てる政治は間違っている。そこに思いが馳せられる、そんな政治にしたい・・・」(五十嵐演説ここまで)
(以下略)
親の圧倒的な七光りの自民世襲候補。
— 青木 俊 (@AokiTonko) June 27, 2021
中卒で弁護士になった、社会の底辺を知っている立憲候補。
都議選・武蔵野市で激突する二人の女性候補の戦いを報じた良記事↓
自民土屋一族の地盤は強固だ。ここでも世襲が勝つのだろうか。 https://t.co/LK1Zg9l6kR
【#いのちを守る東京へ 五十嵐えり】
— 五十嵐えり 都議選@武蔵野市🍊 (@Igarashi_Eri) June 25, 2021
働いている人もそうでない人も、結婚している人もしていない人も、子どもがいる人もそうでない人も、それぞれの自由な選択が、最大限尊重される社会をつくっていきたい。私と一緒に変えていきましょう。#都議選2021 #女性の声が東京を変える #武蔵野市 pic.twitter.com/3Jomf34neo
この選挙区では元衆議院議員の土屋正忠氏を父親に持つ土屋ゆうこ氏も自民党から出馬します。言わば地盤看板カバンを持って生まれた「上級国民」です。加藤勝信官房長官も馳せ参じる超優遇候補。これまでの日本でしたら、開票を待つまでもなく土屋一族の当選確実かもしれません。
しかし私たちは、安倍菅政権がこれまで何をやってきたのか、コロナ対策でどれほど国民を痛めつけてきたか、今なお感染ダダ漏れの五輪を強行しようとしていることも見せつけられてきました。
こんなに見事に対照的な候補者が立候補し、分かりやすい違いを語っています。世の中の底辺を知り、市民の立場を肌身で理解できる人を選ぶチャンスです。いいなあ、武蔵野市民。