レメディ名 | 対応する症状 | 星座 | 減少するドーシャ | |||
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1項目 | 2項目 | 3項目 | 4項目 | |||
アコナイト (Aconite) |
ゾクゾクするような風邪のひき始め | 乙女座 | ピッタ | ― | ― | ピッタ |
ヴァレィチュルム (Verat.) |
激しい悪寒、激しい嘔吐、下痢、突然の衰弱感 | 乙女座 | カファ | ― | カファ | ― |
ベラドーナ (Belladonna) |
突然の高熱 | 牡牛座 | クリカル・C | 月の ヴァータ |
― | ― |
チャイナ (China) |
上がったり下がったりするような熱、嘔吐、下痢 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | ― | 月の ヴァータ |
ファーランフォス (Ferrum-phos.) |
熱出して、まっ赤な顔してるとき | 水瓶座 | サマーナ・S | ― | 太陽の ヴァータ |
― |
ヘパソーファ (Hepar-sulph.) |
発熱、はげしい喉の痛み、膿が出るような細菌性にいい | 蟹座 | ナーガ | 月の ヴァータ |
― | ― |
ジェルセミウム (Gelsemium) |
インフルエンザの特効薬、体が重たい、衰弱、全身の関節痛 | 蟹座 | タルパカ・K | ― | カファ | ― |
ブライオニア (Bryonia) |
乾いた咳、便秘、冷たいものを飲みたがる、関節痛 | 射手座 | サーダカ・P | ― | ピッタ | ― |
ユーパトリューム (Eupatorium-perf.) |
発熱、ふしぶしの痛み、苦しいほどの咳 | 魚座 | パーチャカ・P | ― | ― | ピッタ |
イペカック (Ipecac) |
痰の少ない乾いた咳、吐き気、けいれん性の咳 | 蟹座 | タルパカ・K | ― | ― | カファ |
ロベリア (Loberia) |
恐怖から来る呼吸困難、喘息発作、心臓が止まりそうな感じ | 魚座 | パーチャカ・P | ― | ピッタ | ― |
パタシン (Pertussinium) |
機関銃のような咳 | 双子座 | アヴァランバカ・K | カファ | ― | ― |
ライコポディウム (Lycopodium) |
乾燥した深い、夜間の窒息しそうな咳、肝臓にもいい | 天秤座 | ピッタ | ― | ― | ピッタ |
カーボベジ (Carb-veg.) |
呼吸困難による酸素不足 | 蟹座 | タルパカ・K | ― | カファ | ― |
ドロセラ (Drosera) |
細菌感染を合併、夜間にひどくなるようなけいれん性の咳 | 蟹座 | サーダカ・P | ― | ― | ピッタ |
アンチモター (Antim-tart.) |
喘息の咳、肺が痰で溺れかけているような状態 | 水瓶座 | クリカル・C | ― | 月の ヴァータ |
― |
フォスファラス (Phosphorus) |
肺、心臓 | 牡牛座 | ボーダカ・K | カファ | ― | ― |
アーセニカム (Arsenicum) |
焼けるような症状、精神的に落ち着かないとき | 双子座 | クールマ・C | 月の ヴァータ |
― | ― |
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ホメオパシーのレメディは、食品や薬品とは異なる特殊な性質があります。食品や薬品は、太陽のヴァータ、月のヴァータ、ピッタ、カファのいずれかのドーシャが増すのですが、不思議なことにホメオパシーのレメディやエッセンシャルオイル(精油)は、いずれかのドーシャを減らすのです。
食品や薬品がいずれかのドーシャを増すのは、ドーシャのバランスが崩れているためです。ホメオパシーのレメディやエッセンシャルオイルのように、ラジャス(太陽のヴァータ、ピッタ)とタマス(月のヴァータ、カファ)のバランスが取れているものは、逆にそれを用いるといずれかのドーシャが減少するのです。
さらに、ラジャスとタマスだけではなく、太陽のヴァータ、月のヴァータ、ピッタ、カファの4つのドーシャのバランスが取れたものは、いずれかのチャクラを開きます。このようなものに宝石があります。宝石は上手に使うと特定のチャクラに働きかけ、内分泌腺をコントロールすることができます。
29回目の記事で、“全ての食品は経脈に関しては、男女で異なる効果を生む”ことをお伝えしましたが、ホメオパシーのレメディも男女で異なるドーシャを減少させるのです。ホメオパシーのレメディはラジャス(太陽のヴァータ、ピッタ)を減少させるものと、タマス(月のヴァータ、カファ)を減少させるものに分かれます。例えば、表の冒頭にあるアコナイトはラジャス(太陽のヴァータ、ピッタ)を減少させるレメディで、男性はピッタを、女性は太陽のヴァータを減少させます。
このように、ホメオパシーのレメディは男女で使い分けるのが本当です。これは29回目の記事で触れたように薬品も同様です。たとえば、2020年2月4日の記事で、“新型コロナウイルスへの対処に、インドがホメオパシーのレメディ「アーセニカム・アルバム30c(Arsenicum album-30c)」の服用を推奨した”ことをお伝えしました。翌日(2月5日)の記事では、“「アーセニカム・アルバム30c」は女性に有効で、男性に有効だと思われるのがパタシン”だと説明しました。
30回目の記事で説明したように、新型コロナウイルスは男女ともに「山羊座、アヴァランバカ(1項目)、カファ(2項目)」を憎悪させる病気なのです。
「レメディのドーシャ・女性」の表をご覧ください。アーセニカムは女性の「アヴァランバカ(1項目)、カファ(2項目)」を減少させるレメディなのです。ただし、「山羊座」ではなく「双子座」です。これと同じ作用をするレメディは男性ではパタシンなのです。このように、レメディは男女で使い分ける必要があるのです。
先の2月5日の記事では、アーセニカム、パタシンよりもさらに効果の高いレメディとして、「新型コロナウイルスに感染した男性患者の分泌物から作るレメディ」と「新型コロナウイルスに感染した女性患者の分泌物から作るレメディ」が予防薬、特効薬として使えることを示しました。
「新型コロナウイルスに感染した男性患者の分泌物から作るレメディ」は、男性の場合は「山羊座、クールマ(1項目)、月のヴァータ(2項目)」を減少させ、女性の場合は「山羊座、アヴァランバカ(1項目)、カファ(2項目)」を減少させます。したがって、男性患者の分泌物から作るレメディを特効薬として女性患者に与えるとピッタリなのです。
「新型コロナウイルスに感染した女性患者の分泌物から作るレメディ」は、男性の場合は「山羊座、アヴァランバカ(1項目)、カファ(2項目)」を減少させ、女性の場合は「山羊座、クールマ(1項目)、月のヴァータ(2項目)」を減少させます。したがって、女性患者の分泌物から作るレメディを特効薬として男性患者に与えるとピッタリなのです。