野生のハーブ
日本の野生の植物にも、いい香りのするものが、いろいろあります。
ミントなどもシソ科なのですが、野生ではヤマハッカ、ナギナタコウジュ、などのシソ科の植物がいい香を持っています。クスノキ科のクロモジ、ヤブニッケイ、ダンコウバイなどもクスノキとともに個性的ないい香です。キクの花や葉も良い香ですが、キク科のフジバカマの葉は半乾燥させると、甘い良い香がします。
平安時代には、香袋や先髪のリンスのように使っていたようです。昔からの化粧品の白粉(おしろい)の香です。フジバカマはほとんど見かけなくなりましたので、近似種のヒヨドリバナで代用しています。
バラ科の桜も、葉を桜餅にしたり、花を桜茶にしたり、枝は燻製に使ったりと広く利用されています。
沈丁花やクチナシ、キンモクセイ、ギンモクセイなどは受粉のための虫を甘い香で呼び寄せるのだそうです。(なので虫除けには不向きですが・・・)
根っこが良い香のセキショウ・ショウブもハーブのように精油を含んでいます。
もっと身近なヨモギや松、ヒノキ、スギも良い香です。草刈り後を通りかかると甘い香がするのは、たいていヨモギの香です。松ヤニが手にくっつくと取れなくて困るのですが、精油を含んでいてとてもいい香がします。松ヤニは薬として珍重されますので嫌がらず、手についたら舐めると取れるし薬にも・・・。
香食材のサンショウは特に香が強く、シソ、セリ、ミツバ、ショウガ、ニンニク、ミョウガ、ネギ、ニラ、柑橘類、リンゴ、桃など香のある健康食材もたくさんあります。
これらの香は、たいていは薬効があり、良い香そのものも、心身に作用するようです。また、植物が虫の食害から守る為の香が、虫除けに利用されます。
蒸留すると簡単にいい香のするハーブウォーターがつくれます。圧力釡を使って蒸留装置を作ってみました。
中に蒸し器やザルに入れた香り植物と水を入れて、やや弱火で蒸します。蒸気を逃さず冷やすとハーブウォーターがたまります。わずかに分離した油が表面に浮かべば、ハーブオイルですが、オイルだけを取り出すのは大変ですのでハーブウォーターの方が手軽です。
汗ばむ夏を、野生の植物の持ついい香をいただいて、ミストスプレーで少しでも爽やかに過ごせると良いですね。
野山でいい香に出会うのも、楽しみの一つです。
先日山の近くの畑に行くとカヤが伸びていました。刈って帰って納豆を作ることにしました。カヤもイネ科で稲わらと同じように使えます。ただし、葉っぱの縁は手を切りやすいので気をつけて扱います。(揃える時は手袋をした方が無難)
納豆菌は枯草菌といわれる草を枯らす菌ですので、いろいろな植物についています。藁やカヤがいいのは細く空気層があることです。同じイネ科の笹で作ったことがあるのですが、あまり上手く出来ませんでした。ミントやシダの生葉で美味しくつくっているのをインターネットで見つけました。
カヤを束ねて片方の端を紐で結び、柔らかく煮た大豆を入れて全体を包んで、もう片方も結びます。
こうして苞(つと)で煮大豆を包み、さらに布などに包み乾燥に気をつけながら、40度くらいの温度で1~2日くらい置きます。夏は車の中に置くと良くできます。コタツや湯たんぽでも良くできます。表面がうっすらと白くなったら出来上がり。もう1日冷蔵庫でねかせると熟成して美味しくなるようです。
また、苞を作らず、容器の中に葉を敷いて豆を熱いうちに入れ、上からも葉を被せて、息ができるように布を挟んで蓋をしても良くできます。天然の納豆菌の美味しい納豆ができます。
私は、夢を叶えてその後不幸になった人をたくさん見ています。というよりも、そちらの方が多いのではないでしょうか。オリンピックの金メダリストが、その後の人生で麻薬に溺れた生活を余儀なくされるというのはよくある話です。
シンデレラ物語は、シンデレラが素敵な王子様と結婚できて、“めでたし、めでたし”で終わるのかもしれませんが、私は、八種体癖なので、そこで終わらないのです。“王家に嫁ぐと、姑との関係は大変だよな”とか、“確かダイアナ妃は、「ウィンザー家の人たちは人間じゃないのよ」と言ってたよな”とか思うのです。名家に嫁ぐと幸せになれるという思い込みは、幻想に過ぎません。精神年齢が小学校低学年で止まっている様に思います。
真実はスプートニクの記事の通りであり、“今日という日を喜びをもって過ごし、ささやかな素晴らしさに気づき、架空の幸福を追いかけないこと”なのです。私は一言で、“夢を追わないこと”だと言っています。
地球上のほとんどの人は、自分の心の中にすでに問題を抱えています。“今現在に、今実際に起こっていることに焦点を当て”、今ある心の問題を解決するのが先です。ところが、ほとんどの人は、今ここにある夫婦関係の問題、親子関係の問題、過去のトラウマ等々から逃避し、問題に直面するのを避けようとします。その逃避先は、大概の場合、仕事です。
皆さんが、外でどれほど偉大な業績を成し遂げても、心の問題は何一つ片付きません。問題はそこにあるままです。要するに、人々は幸せになれないのです。
お金、職場の人間関係、親子関係、夫婦関係等々、問題は山積していますが、自分自身を見つめれば、それらの原因は、すべて自分の心の中にある事がわかるでしょう。自己を見つめて、心を解放すれば、これらの問題はまるで魔法のように解決するでしょう。
私は、先に挙げたすべての事柄について、何も問題がありません。内側に問題のない人だけが、ありのままに外にある問題に、混乱なしに取り組めるのです。
最後のイーロン・マスク氏の記事は、この世界の“混乱を極めた状況”を映し出している様に思います。内側に混乱のある人が、未来の地球の為に活動すると、一層の混乱をもたらすだけではなく、本人も苦しむだけです。氏は“本当の問題は、私が署名したことによるのかもしれない”と言っています。氏が秘密の宇宙プログラム(SSP)に属しているのは明らかで、この組織はカバールともイルミナティとも言われています。なので、氏が署名したのは“魂の契約”なのかも知れません。
名声、財産と引き換えに、秘密組織の未来の計画に、自らの才能を使うことで、闇に深く引きずり込まれます。夢を追う生き方は、マーヤー(幻影)に自らを巻き込み、不幸を選択することを意味します。
幸福は冒頭の記事に書かれているように、“今、ここ”にしかありません。それは、“あるがままの自己に安らう”ことです。