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強行採決で成立した「改正入管法」の根拠は人手不足の解消 〜 日本には就労希望者が300万人以上も居るのに人手不足?外国人を移入するのは安価な労働力だから

 マチ弁さんが新年初記事として選ばれたのは、昨年末に強行採決で成立した改正入管法でした。事実上の移民法とも言われたこの法律、政府は日本の中小企業の深刻な人手不足を解消するためだと強弁していますが、その「人手不足」のごまかしと真の意図を明らかにされています。
 日本には、働きたくても働けていない就労希望の日本人が、なんと323万人も存在すると言います。この内、働き盛りとされる25〜54歳だけでも175万人。人手不足で外国人を34万人も受け入れると言うのならば、まずは日本人を雇用すれば良いのでは?
なぜ政府は、働きたい国民を無視しておきながら、無理やり外国人を移入するのか?
 これは企業が非正規労働者を求めているから、というのが答えでした。
非正規雇用の上、「外国人ならば賃金や待遇を改善しなくても働く」という経済界のひどい魂胆があります。そしてそれはそのまま日本人労働者の待遇をも悪化させます。
安い労働力をさらに絞り上げることで、一見、企業の利益を上げるようですが、マチ弁さんによると、このような政策は所得格差を拡大させ、それが経済成長を大きく妨げるとのOECD分析があるそうです。日本の20年以上の異常なGDPは、日本の所得格差と連動していると見ることができます。逆に子供のいる世帯や若年層の格差を解消する再分配政策は、経済成長へのプラス要因です。
 「改正入管法」は海外から軽蔑されるだけでなく、日本の繁栄とは全く関係ない1%を富ませるだけの愚かな政策、無用の法律だということなのですね。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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人手不足は本当か  中日新聞2018年12月15日から
(前略)

さらに注目されるのは、働きたくても働けていない人の多さだ。総務省の7-9月の労働力調査によると、現在は働いていないが、就労を希望する人は323万人。このうち、働き盛りの25-54歳だけで175万人もいる。政府が「特定技能第1号」として当初の5年間で受け入れる外国人の見込み総数の約34万5000人をはるかに上回る

とりわけ企業が求めているのが非正規労働者。今年10月の有効求人倍率は正社員の1.15倍に対し、パートは1.82倍と高い。働く人を集めるためパートやアルバイトの賃金は上昇しており、「本来はまだ上がる局面にある」と斉藤氏。だが、賃金や待遇を改善しなくても働いてくれるのが「外国人人材」だ。「当たり前の市場原理が働かなくなる」と斉藤氏はみる。
……
原田氏は「外国から働きに来た人は日本の労働法も労組に頼ることも知らない。企業がそれに甘えれば、労働環境全般に悪影響が出てくるだろう」と心配する。
(中略)
ほぼ、何も付け加えることはない。
政府は、国内にいる323万人の潜在的労働者を棄民して、外国から、使い捨て、取り替え自由の安価な労働力を移入しようとしているのだ
それは、我が国の国際的信用を貶めるだけでなく、結局は、停滞の20年をさらに30年にするだけに終わるだろう。

国内棄民をしないで、就労希望者の障壁を除くための政策をとり、国民全体の所得の底上げをすることが結局は、停滞の30年を回避する道になるはずなのだ
(以下略)
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隠されるOECD報告「所得格差の動向と経済成長への影響」
(前略) 主要な結論:

富裕層と貧困層の格差は今や大半のOECD諸国において過去30年間で最も大きくなっている。

このような所得格差の趨勢的な拡大は、経済成長を大幅に抑制している

所得格差の全般的な拡大は、他の所得層を大きく引き離している1%の超富裕層にも牽引されているが、成長にとって最も重要なのは、置き去りにされている低所得の世帯である

格差の成長に対するマイナス影響は、貧困層ばかりでなく、実際には下位40%の所得層においても見られる
これは、とりわけ社会的背景の貧しい人々は教育に十分な投資をしないためである

租税政策や移転政策による格差への取り組みは、適切な政策設計の下で実施される限り、成長を阻害しない。
特に、再分配の取り組みは、
人的資本投資に関する主要な決定がなされる対象である子供のいる世帯や若年層を重視するとともに、生涯にわたる技能開発や学習を促進すべきである
(以下略)

メキシコ便り(27):ロペス・オブラドール大統領、石油汚職暴露!

 あけまして、おめでとうございます!いつもpopoちゃんのメキシコ便りを読んでくださっている読者の皆さま、ありがとうございます。今年も全力でメキシコの風をお送りできたらなと思っています。どうぞよろしくお願いします。🙇

 さて、新政権になってから、毎日、話題がつきません。その中で、今回は「大統領、石油汚職暴露!!!」を選んでみました。もう盗みようが尋常でない!!!ひ・ど・い・!!!オブラドール政権は、12月20日にPEMEX(ラテンアメリカ第2位のメキシコ国営石油会社)汚職調査チームを発足させ、なんと5日後に盗まれていた石油を55%減。そして1週間後12月27日に国民にPEMEX石油汚職暴露!超スピード💨毎日約10億円盗まれていて、2018年の年間損失額、約3,300億円!!!けー!!!😱くらくら😲しちゃう〜。。。今は15の政府機関がPEMEXの汚職再発防止に目を見張っています。

 石油といえば、ガソリン!ロペス・オブラドール大統領の100の公約「ガソリンの値段を下げる」「国境地域の消費税、税金を下げる」2019年1月1日から次々実行開始!着々と公約実現中!そして世界はそれを支持するかのように、ウォール街の投資家がアメリカドル投資からメキシコペソ投資へ移動しているという信じられないようなニュースを!メキシコは健全に前進しているとマジマジ感じます♪

「正直」「愛」「平和」「平等」「尊重」

 ロペス・オブラドール大統領が、毎朝のプレス・コンファレンスでいつも使っている言葉です♪そして、実際に身をもって、大統領がそれらの波動を振りまいているように思います。
 今、これらの言霊、メキシコ人のカラダ💪に、ハート❤️に浸透中✨
(popoちゃん)
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メキシコ便り(27):ロペス・オブラドール大統領、石油汚職暴露!


大統領、PEMEX石油汚職暴露!



2018年12月27日(木)の朝のプレスコンファレンスで、ロペス・オブラドール大統領は大勢のオブラドール政権チームを引き連れ、PEMEX(ラテンアメリカで第2位のメキシコ国営石油会社)の汚職をメキシコ国民に暴露しました。もうメキシコじゅうの人たちが開いた口がふさがらないほどの暴露ぶり。ここまでひどい汚職だったとは。。。

20%の石油泥棒はPEMEX外部のものによるもの。
80%の石油泥棒はPEMEX内部のものよるものと発表
‼️‼️
すでにPEMEXの社員3名留置済み。


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[YouTube]宙を浮く車

竹下雅敏氏からの情報です。
8分20秒以降の、宙を浮く車。
まだ出来ていないが、近い将来には登場するというということでしょうか?
(竹下雅敏)
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10 Most Unusual Vehicles
配信元)

最大の勘違いは、“夢を叶えることが幸福になること”だという思い込み ~夢の実現と幸福は何の関係もない~ / 人の上に立つ資格のある人とは、最も弱い立場の人たちを気遣うことが出来る人

竹下雅敏氏からの情報です。
 地球という星は、あまりにも価値観が多様で、しかも混乱しているので、多くの人たちは間違った努力をしているように見えてなりません。ある意味で言うと、不幸になるための努力をしているような気がします。最大の勘違いは、“夢を叶えることが幸福になること”だという思い込みではないでしょうか。しかし、現実をありのままに見ると、夢を叶えた人が、その後、最悪の状況に陥っているというのはよく聞く話です。夢の実現と幸福は何の関係もないということを、悟る必要があるでしょう。
 社会である以上、人の上に立つ者と、従う者が居ます。しかし、そのどちらが幸福なのかはまた別の問題です。幸不幸の基準は完全に主観的なもので、自分で自分を裁いている人が幸福なはずがありません。自分自身の存在を否定するほど不幸になり、肯定するほど幸福になります。
 この表現は、多分に誤解を含むものですが、自己を完全に肯定している人は、実は自己イメージを持っていないのです。このことがわかれば、その人はいつでも幸福でいられます。このような意識の状態を“悟り”と言います。
 幸福を価値観の基準に据えると、権力を得ること、富を蓄積すること、そして社会的成功などは、幸福とは関係がなく、むしろ、このようなものを追求することで不幸に巻き込まれてしまう、ということがわかると思います。
 以上のことを理解した上で、うちでよく話しているのは、“人の上に立つ資格のある人とは、最も弱い立場の人たちを気遣うことが出来る人”だということです。人は成人すると肉体の成長は止まりますが、心の成長はどこまでも続きます。心の成熟という意味では、人を育てることがそのまま自分を育てることにつながります。
 そういう意味で、誰が日本の総理大臣に最もふさわしいかは、もはや一目瞭然ではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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横浜寿町 ドヤが溶け込む街
引用元)

炊き出しを求める人々の列は一時間以上も続いた。
=2018年大晦日、横浜市寿町 撮影:佐川由佳梨=

 
 文・写真 / 佐川由佳梨
 
大晦日の午後3時過ぎ、横浜市役所前から10分近く歩くと、150メートル以上にも及ぶ長蛇の列があった。列の先にあるのはドヤ街で有名な寿町の中心地、寿公園だ。並んでいる人たちの目当ては、炊き出しだ。寒さに凍える路上生活者のために、この日は暖かい蕎麦1,200食が用意された。
(中略)
人は何かのきっかけで貧困に陥る。家を持つ人と持たざる人。寿町はそれが隣り合わせだ。富める者と貧しき者が表裏一体となった現代の社会構造に似ている。繁華街の裏では、今夜も ひもじさ と寒さに震えながら毛布にくるまる何百人もの人がいる。
(以下略)
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配信元)
 

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[ゆるねとにゅーす] NHKの番組が伊藤詩織さんを特集、事件の核心には触れないものの報道に変化の兆し?

 26日、「NHKで伊藤詩織さんを詳しく報道しています」との知らせが入りました。「Me too」がメインとのことでしたが、これまでとは何か異なるものを感じての情報提供でした。
 予想された通りNHKの番組では、事件の核心部分である安倍政権による事件のもみ消しには触れておらず、この点についてネット上では当然の批判が起こりました。
 確かにその批判は尤もでしたが、今回目を引いたのは、詩織さん自身のコメントです。もはや日の目を見ることはないと思われたNHKの取材内容を「ここまで報道することを諦めずに頑張ってくれた」同世代のディレクターに励まされたとあります。
詩織さんも同じジャーナリストとしてNHK内部の苦境はよく理解された上で、不十分ながらも国営放送で大きく取り上げられたことに意義を感じられたのだなと分かりました。
 ゆるねとにゅーす管理人さんが書かれたように「考え方を少し変えると」、マスメディアが完全に安倍政権に屈服する中、NHKという巨大な組織の中にあってなお、圧力に屈したくないと思うスタッフが、なんとかその姿勢を形にしたということに光を感じます。
私たちが批判すべきは、言論弾圧をするもの、それを支持するもので、懸命に正そうとする人達とは手を結ばねばならないと思ったのでした。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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NHKが伊藤詩織さんを特集も、やはり山口敬之氏や中村格氏には一切触れず!詩織さん「諦めずに頑張ってくれたディレクターの方々の姿勢に励まされました」
転載元)

どんなにゅーす?

・2018年12月26日に放送された「NHKニュースウォッチ9」の中で、世界に広がっている性被害を受けた女性たちによる「#MeToo」運動を紹介。「安倍総理の代弁者」として知られるジャーナリスト・山口敬之氏による薬物レイプ被害を訴え続けている伊藤詩織さんが大きく取り上げられた

・ところが、安倍総理と深い交友を持つ加害者の山口敬之氏や、山口氏の逮捕中止を命じた菅官房長官の秘書官も務めた中村格刑事部長(当時)などについては一切触れず、ネット上では疑問の声が多く上がっている

・また、伊藤詩織さん本人も放送に際してコメントを出しており、かなり以前からNHKの取材を受けていたものの、ここまで全く放送されてこなかったことや、ようやく放送まで漕ぎ着けた背景に、同世代のディレクターらの尽力があったことを明かした



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