注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

JR東京駅前で性暴力被害者への連帯などを掲げた「フラワーデモ」が開かれ、ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)がスピーチしました。オリジナル版(04:17)は→https://t.co/nV5s94vdXX pic.twitter.com/QOVqn9E2Zk
— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) 2019年9月11日
彼女は9月11日夜、性暴力に抗議し、被害者の連帯を訴える「フラワーデモ」に参加し、初めてマイクを握った。
この日、被害に遭ったという日に着ていた服を身にまとい聴衆の前に立つと、メッセージを伝えた。
「どんな服や下着を着ていても、どんな状況に置かれても、同意がなければ同意ではありません」
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4月11日、最初の東京駅前のデモには400〜500人もの人が集まりました。この時、伊藤詩織さんはコメントを寄せられ「あなたは何も悪くない、あの時あなたがとった行動はベストだった」この言葉をご自身にも世の中の女性にも言い聞かせておられるようでした。
そして9月11日、この日のフラワーデモに伊藤詩織さんは、被害に遭った当日に着ていた服をまとって初めて参加されました。この覚悟。当時を思い出させる辛い服をあえて選ばれたのは、世の中の「あなたの着ていた服が悪かった」「挑発的だった」「下着がこうだったから」と被害者に暗黙の「同意」があったかのような、落ち度があったかのような圧力が強かったことへの静かな抗議でした。
落ち着いた品の良い装いでしたが、たとえそれが派手な華やかな服であったとしても、それは「同意」にはならない。「何が同意か」日本の法律に明確な規定が無いために被害者がどれほど抵抗したか証明を求められ、多くが抵抗すらできない現実を無視され、社会が性犯罪を許してしまっているような気がする、と淡々と語られました。
「どんな服を着ていても、どんな下着をつけていても、どんな状況に置かれても、同意がなければ同意ではない。」
女性が大切に尊重される世の中は、子供も男性も幸せな社会になるはずです。