竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ツイッターでイスラム教を批判したとして男性が懲役10年・鞭打ち2000回
サウジアラビアで、ツイッターで無神論的発言を行った男性が懲役10年と鞭打ち2000回の刑を宣告された。AP通信が27日報じた。
SNSを監視する宗教警察が神の存在を否定しコーランの詩篇を嘲笑し、預言者の嘘を指弾する600以上のつぶやきを発見。
男は自分が無神論者であることを認め、自分の信念を表明する権利を完全に留保して、悔い改めることを拒否した。
男性はさらに2万サウジリアル(約 5300ドル)の罰金を課せられた。
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サウジアラビアの懲罰制度-「ダーイシュ(IS)」との違いはあるのか?
サウジアラビアでシーア派宗教指導者ニムル師が処刑された。これは多くの国で大規模な抗議を引き起こし、再びサウジアラビアの残酷な懲罰制度に国際社会の注目を集めた。
ロシアのサイト「レンタ・ルー」には、サウジアラビアの最も恐ろしい処罰に関する簡潔な説明が掲載された。
サウジアラビアでは婚外性交渉、あるいは婚外性交渉のほのめかし、無神論、イスラム教から他宗教への改宗、同性愛、魔術、賭博などは犯罪とされており、
1000回の鞭打ち、禁錮10年、または斬首刑となる可能性がある。
なお
サウジアラビアの司法制度は西側のものとは著しく異なっているが、
「ダーイシュ(IS、イスラム国)」とは驚くほど似ている。証人が、有罪あるいは無罪を主張する場合は、しばしば
ただ宣誓するだけで証拠がなくてもよく、弁護士は不必要な贅沢と考えられることも多く、
未成年者や精神障害者にも死刑が執行され、判決が言い渡される際に、
サウジアラビア国民と外国人の間に一切差はない。
鞭打ちは、サウジアラビアでは最も一般的な刑罰だ。厳格な規定は一切なく、シャリーア裁判所の裁判官が、鞭打ちの回数を決める。過去最高の鞭打ちは、エジプト人のムハマンド・アリ・サイード被告に言い渡された4000回。
またサウジアラビアでは公開処刑として、斬首も執行されている。公開処刑には大勢の人が集まる。
通常、死刑執行後、遺体は教育目的のために、はりつけにして公開される。これも「ダーイシュ(IS)」の行動を髣髴させる。
これら全てのサウジアラビアの特異性は、西側で当然の抗議を呼んでいる。欧州や他の文明国の市民たちは、「道徳的配慮を強調する
米国と英国は、死刑執行数が多いことを理由に
イランを『悪の枢軸』とみなしているのに、なぜシャリーア裁判所がより厳しい判決を言い渡している
サウジアラビアのことは見ないふりをしているのか?」という質問をよく投げかけている。
今回の記事でもアメリカの主流メディアに、これまでならありえないシリア情勢の見方が登場したことが紹介されています。その記事では、シリア紛争に対して「もし我々が以前に導入されたロシアの外交政策に従っていたのならば、一つの国として人々はより安全に過ごしていたのだろうし、より安定した世界に貢献していたかもしれなかったというのに」と結論付けているようです。イズラエル・シャミール氏は"第一級の衝撃度を持つ革命的な出来事"と表現しています。
またイスラエルでは逆に、その本性が剥き出しになってきているようです。イスラエルを代表する軍事解説者が、これまで"アラブ人たちが互いに殺し合うことを喜び続けてきた"ということを認める発言をし、ロシアの介入でシリアに平和が訪れようとしている現在の状況に対しては「アサドの勝利はイスラエルにとってまずいことだから…スンニ派反乱者たちに本物の軍事的支援を送る」ことを訴えているようです。
これもまた人類が二極化している兆候のひとつではないでしょうか。