注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
自民、公明両党が衆院選で得た計313議席を単純に当てはめると、時間配分は「与党67%、野党33%」と与党に大きく有利になる。(以下略)
報ステ。国会質問時間配分改悪の件で、自民党のゴミ質問を特集してたけど、これらは氷山の一角で掘り出すとまだまだあるんだろうな……。自民党溝手顕正の「総理の初夢についてお伺いしたいと思います」質問は取り上げられなかったし……。 pic.twitter.com/4yj6Gx6Cx4
— YAF (@yagainstfascism) 2017年11月2日
報ステ。国会質問時間配分を見直せという自民党石崎徹の質問。百貨店に行った「ご感想」とか訊きたいなら、国会じゃなくて、安倍晋三さんと自民党が大好きなLINEとかフェイスブックで訊いていればよいのでは…。こんな「感想」ばかり延々と国会中継で聞かされるようになったら更に #ヘル日本 … pic.twitter.com/WH3Y1bFki4
— YAF (@yagainstfascism) 2017年11月2日
ほとんどの質問を野党がするドイツ
(中略)質問件数で野党が占める割合は大質問で98.4%、質問時間で80.7%、時事討論で99.1%。ほとんどすべてを野党が使っています。当時は与党が議席の7割を占めていました。
野党党首だけ質問回数の多いイギリス
(中略)水曜日は特別で、(中略)このとき、野党第1党の党首に限って6問まで質問ができます。事実上の党首討論になっています。
(中略)フランスでは、法案の審議時間の最低60%を野党に割り振るルールがあります。現在、国民会議(下院)の6割の議席を与党が占めています。
このように、どの国も野党に対し、質問の時間や件数を議席の比率よりも多く認めています。これは、議会に政府をチェックする役割が求められているからです。
(以下略)
野党側は「質問封じだ」と当然反発を見せ、与党内からも石破元幹事長が「議論として成り立たない」と批判しています。
与党の質問時間が増えたところで、薄気味悪いおべんちゃらや般若心経を聞かされる時間が増えるだけ、完全な国会の機能停止です。
もともと国会の質問時間は、はっきりとした法律や規則はなく、与野党協議で柔軟に決めてきた経緯があります。他国の状況を見ても、議席数とは関わりなく野党が主体となって質問を行っているのは、野党側こそ政府与党をチェックする役割だと認識されているからでしょう。
モリカケから逃げるな、あべぴょん。そして本気で追求すべし野党!