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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(14)食料の備蓄

かんなままさんの執筆記事第14弾です。 
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食料の備蓄
音を立てて世界経済が崩壊する瞬間が来ると思っています。その時に何が起こるのか誰にもわかりません。日本の場合、エネルギー自給率と食料自給率が低すぎるのです。世界規模の経済の大混乱が予測される現在、日本人も準備をしておく必要があります。

その時の被害をできるだけ軽減するために、最低でも3ヶ月、できれば半年から1年くらいの食料の備蓄があるといいと思います。

そしてできるだけ早く、地産地消の世界を作っておかないと大変なことになると思うのです。

出典:「ぴ・よ・こ・と3」竹下雅敏(著)



備蓄は趣味!?



夫婦2人の生活になり、終活に向けて断舎利をしたいという気持ちと、備蓄欲が葛藤して変な人になっているな~と思っていたところ、夫から私の趣味は「備蓄」だと言われて吹き出してしまいました。ああそうか、趣味だと思えばいいのか、といたく納得して心置きなく備蓄をするようになりました。

さ、何から話しましょう。
備蓄歴は18年。米や野菜は知り合いの農家さんから直接購入。米や粉は保冷庫に保存。あらゆる缶詰、乾麺、アルファ米、ダースで買う調味料、塩と砂糖、酒類、石けんは売るほどあり、重曹、あらゆるペーパー類、ビニール、ラップ、シート、手袋、マスク、タオル、電池、カセットコンロ、ガソリン、炭、身体ふき、おむつ、手動洗濯機、トイレは穴を掘って外でよし・・・だんだん楽しくなって、想定別に置き場所を考え、1階、2階、階段。床下に至っては秘密の場所的になって、畳をはがして床下に潜りワクワク!・・・でも洪水で避難指示が出た時は床下の酒と缶詰が流れていく光景が目に浮かび、しまった!と思いました。

でも、めげません!まず、基本の生活を循環型に整えます。太陽光発電は18年前、補助金が3分の2も出ていた時に取り付け、今でも優秀なお天道様発電所になっています。その電気を利用して電動自転車、ハイブリッド車。敷地に湧水を見つけた時は小躍りしました。

子育て家族を巻き込み、本格的な野菜作りをはじめました。お蔭で、家の中は1年分のジャガイモと玉ねぎが積まれ、味噌作りも1年分。野草食や保存食作りが楽しくなり、季節ごとに作っては瓶詰。…ここまで来たらやっぱり変人?趣味か~、好きなんだ~!と納得。

pixabay[CC0]



突然の大地震


そんな中、夜中に大きな地震が起きました。孫たちも泊まっていました。余りにも突然で、動けないと同時に、頭の中はどう行動すればいいのか、一瞬パニックになる自分がいました。

でも、ガヤトリーマントラを唱えて落ち着き、日ごろ鍛えた同時進行の頭に切り替えることができました。

枕元に置いていた懐中電灯を持ち、靴を履いて、防寒着を来て、孫たちを集め、一番下の子はママがおんぶして、いつ家を飛びだしてもいいように準備しました。その間、リュックや水、食料を車に積み、(寝袋、災害用セットはいつも車に乗せています)テレビやネットで情報を収集しました。停電しなかったのが幸いでした。こんな時の情報は必須です。

孫は止まない揺れと、そのたびに鳴り響くエマージェンシーコールに怯え、体がガタガタ震えて吐いてしまいました。愛犬ルナもブルブル震えて私の腕の中。

その日は眠れぬ夜になりました。朝、惨状が明らかになるにつれ、震源地の被害の大きさにびっくりしました。一瞬ですべてを失くした人、亡くなった人、家族を探している人・・・想像を絶する揺れと恐怖だったのだろうと思います。そんな時はどんな状態になるのでしょうか?本能と直感で動き、不安や恐怖と戦いながらガヤトリーマントラを唱えることができるでしょうか?身につまされました。

洪水で川が氾濫して避難指示が出た時は、我が家の気象予報士である夫が「大丈夫」だと判断して避難しませんでした。こんな時は冷静な状況判断が必須です。でも、近くにいる一人暮らしの母や叔母達を迎えに行ったのですが、これが一苦労。理屈抜きで、動かないのです。説得するのに時間がかかり、最悪の時はどうすればいいのだろうと思いました。

20年前、立て続けに2度も大きな台風が直撃した時は、目の前で車が転がり、家の屋根が飛び、瓦が紙切れのように舞うのを見ました。何日も断水、停電。被害も大きくて大変な思いをしたことがあります。


来たるべき時に備えて…


今年も身近で記録的豪雨の大災害があり、胸が痛みます。本当に、災害はいつ来るのかわからないのです。最近は想定外、最大級の・・と、格段にリスクが高くなったと感じます。もちろん原発事故のように人災も。

経済崩壊はもっと大規模で世界中を巻き込み、どんなことが起こるのか想像もできません。どちらにしても、まずは食べ物の備蓄などは怠らず、自然と調和して、畑を作り、地に足を付けた生き方をしていくしかないのです。

今の私達の生活はあまりにも傲慢で分断して・・人間は最大の環境破壊者となりました。その償いをすべく、カルマとして、必要なことが起こるのなら受け入れなければなりません。

でも、何処にいても、何が起きても、ガヤトリーマントラ愛のマントラを唱えることだけは肝に銘じたいと思います。そうすれば心の乱れが落ち着き、何をすべきかが見えてくると思います。神様は必要な事をして下さいます。それは確信しています。

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
かんなままの子育て万華鏡はこちら


牛サマディー君の読書レビュー⑤:日本人だけが知らない戦争論(中)~革命の黒幕、銀行家

前回の続きです。『一般的に「正義の革命」であると思われてきたものは、実は背後で銀行家たちが巧みに糸を引いて起こされたものであった』これが今回の要旨です。このような視点は未だマイノリティーではあるものの、昨今はネットや書籍などで多くの人々に広まりつつあり、今や”陰謀論”と馬鹿にされるものではなくなってきた感があります。いわゆる専門家や学者などよりも、普通の一般庶民の方がすんなりと真相を理解している傾向にあるように感じます。今回の内容に関しては、今まで知らなかった人でも、比較的多くの方にとって受け入れやすいものであるように思います。レプティリアン、天皇の金塊、裏天皇や八咫烏、秘密宇宙プログラム…などとなると、社会常識から外れすぎているため、多くの方にとって未だ受け入れるのにはハードルが高いのではないでしょうか。さらに、竹下氏が提供する天界の情報や直観の情報となると、ほとんどの方が受け入れ拒絶反応を起こしてしまうのではないか想像します。竹下氏が度々言及しているように、誰が本当のことを言っているかを見抜くことの出来る清い感性、真理を素直に受け入れることの出来る柔らかい頭と開いた心、これが非常に大切なのだろう思う次第です。
(牛サマディー)
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日本人だけが知らない戦争論(中)~革命の黒幕、銀行家

Wikipedia より
フリーメイソンのシンボル、プロビデンスの目




銀行家は、恐ろしい程の絶大な権力を有している。以前の記事「利子なるもの」において、このことを言及した。過去の歴史、そして現在を在りのままに紐解いてゆくならば、まさに銀行家こそが世界を牛耳り我が物としていることは明々白々である。最大の利権こそ“お金”であり、“お金”を支配する者こそ世界の覇者となるのだ。

しかし未だかつて、このこと―つまり銀行家が世界を牛耳っていること―が、大手マスメディアの報道に載ったことなどあったろうか?学問も報道も御用機関と成り下がり、この世界は嘘と偽りで満ち溢れている。
真実とは、なんと得難いものなのだろうか―――語られないものの中にこそ、大いなる秘密が隠されているのだから・・・。


Pixabay 〔CCO〕




日常的な意識を飛び越えて・・・



日常的な意識を飛び越え、“彼ら―統治者”の視点から世界を見渡してみよう。我々が目にすることの出来る表面的な出来事の背後には、実はそれとは全く異なる潮流―より深淵な論理の流れ―が存在する。その深層的な世界の有り様を見て取れる者こそが、真にこの世界を熟知している者であると言えるだろう。竹下雅敏氏が映像配信で度々言及している“意識の展開図”を思い起こして頂きたいが、「今だけ・金だけ・自分だけ」という極めて狭い肉体意識の中に埋没している限り、統治者の策略を理解することなど決して出来ない。思考が浅く、狭い意識状態の中に閉じ込められてきた我々民衆が、これまで統治者の繰り出す巧妙なトリックに騙され続けてきたという歴史的事実は、ある意味当然の帰結なのであった。


Pixabay 〔CCO〕




そのような意味で、本書を読む価値は高いのかもしれない。我々が教えられてきた世界史―表面的な出来事―の背後に潜む一貫した流れが、すなわち銀行家たちの策略が、見事に簡潔に分かりやすく記されているからだ。
過去の歴史を振り返ってみると、世界各地で数多くの戦争や革命が勃発し、あまたの死者を伴う大きな社会変動が巻き起こってきた。イングランド革命、フランス革命、ロシア革命、明治維新、米独立戦争、南北戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦・・・。一体これらの出来事は、自然発生的なものなのだろうか、はたまた“誰か”の意図により計画的に引き起こされたものなのだろうか。本書を読めば分かるのだが、その答えは後者であり、もちろんその“誰か”とは大銀行家のことである。オリバー・クロムウェルの主導したイングランド革命など、正義の革命であると思われてきたものは、実は銀行家が国家から通貨発行権・信用創造権を奪取して国家を乗っ取るという目的に基づいた流れなのであった。本書ではそれぞれの出来事について詳細な解説がなされているが、字数の制約があるため本稿ではその一部の要点のみを記しておきたい。

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ー通過儀礼ー リース詐欺の体験 〜第3幕 呼び寄せたもの〜

 電話機リース詐欺は3次にも渡ってしまい、大きなトラブルになってしまったのですが、この最大の要因は私の当時の生活姿勢にあったことは否めないのです。電話機リース問題は業者の明らかな詐欺行為で完全な犯罪と言っていいでしょう。その意味で詐欺行為を働くものが悪いのは当然で、ことを明らかにして然るべき処置はされるべきでしょう。事実その後の展開にて“こと”が明らかになるにつれとんでもないほどの大きな種々の問題、闇が相手側にあったのが判明していきます。その大きな問題、闇、そして隠れた本当の主犯についてはおいおい明らかにします。しかし、いくら相手が悪いとはいえ私の側に問題がなければこのような事態に私が陥ることがなかったのも紛れもない事実だったのです。節分で「鬼は~外、福は~内」と豆まきしますが、この逆に「鬼は~内」と自らの内に鬼を呼び寄せたのは私でもあったのです。
(seiryuu)
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ー通過儀礼ー リース詐欺の体験 〜第3幕 呼び寄せたもの〜

pixabay[CC0]


認識できていなかった我が身に起きている事実


                                                        
「銭勘定など下世話で低俗な行い。」この不遜な「思い込み」が私の中で確かに植え付けられ存在していたのです。・・・当たり前にせねばならない義務作業(今も怪しいものなのですが)を、私は免罪符を有しているように実行せずに済ませていたのです。
                                  

特集記事4月号(上)の解説で上記のように記していました。お金をきっちり計算し経理を行いしっかり記録して認識することとお金に執着することは全く別のことです。ところが私はそれを混同していて全くお金の計算、経理を行っていなかったのです。(これは逆にお金に対しての態度の妙な執着の現れかもしれません)。

寺院ですからお布施や寄付などが私に手渡されます。これは裸でお金が渡されることはなく丁重に紙に包まれています。私はその包み紙からお金を取り出すこともしていませんでした。家には妹、そしてお寺には事務員の方がおられ、その二人に包みごとまとめて渡して計算や経理は(そして雑事も)任せっきりだったのです。

銀行通帳も預けっぱなしで手に取って確認することもしていませんでした。日々の経理どころか月単位でのお金の出入りも見ていなかったのです。当然月々リース料の銀行引き落としも認識できていなかったのです。バカ殿様そのものです。私は寺の住職ですから法人代表者であり、そして経営者でもあるのですが経営者としては完全に失格です。これでトラブルが生じないほうが不思議です。自然当然の成り行きで“それ”は来たるべくして来るべきときにやってきました。

既に【概要】で記したことですが、2002年3月11日、(株)Sラム(現在社名はオフィス○4)のO庭という男が突然訪問してきて「必要な工事だ」と騙り書類への押捺を迫ったのです。O庭に応対し押捺したのは妹でした。ただ彼女の名誉のため付け加えると妹は私の許可なしに勝手に押捺したわけではありませんでした。O庭訪問時に「何か良く分からないけど電話工事の人が来ていて工事しなくてはいけないとかと言っているんだけど?」と私に声かけはしたのです。他のことをしていた私は(どうせ、近辺の簡単な電話線工事で、工事許可ための一応の断りだろうと思い)「事務員さんと相談して処置しといて。」と返答していたのです。私のこの対処で“こと”は“おおごと”になっていくのですが、それ以降の数年に渡る長い期間、現に我が身に起きている事実を私は明確には認識さえできていなかったのでした。

pixabay[CC0]



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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(13)抱っこ

かんなままさんの執筆記事第13弾です。 
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抱っこ
子どもは愛情が欲しいときには甘えてきます。それを察知したら、すぐに抱きしめてあげてください。

1歳半まで心を込めて、たくさん抱っこしてください。もうこれでもかというくらい抱くことです。子どもが起きている時は、ずっと抱いているというくらい抱くこと、子育ての要点はこれだけです。抱き癖なんて全然つきません。

うちは、夫婦で育ててきました。1歳半位まで赤ちゃんが起きている間は、必ずどちらかが抱いていました。

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


赤ちゃんは色々な感情や生理的な不快を、泣くことで表現します。よく見ていると泣き方の違いが分かりますが、新米ママは、泣いたらすぐにおっぱい、おむつだけ対応して、泣き止まなかったら「何で~?」と悩み、甘えをネガティブなイメージで捉えている人が多いように思います。

赤ちゃんは、甘えることで安心して育つことができるのです。存分に甘えさせてください。手をかけ、目をかけ、心をかけてください。その要求が満たされたら自ら自立の芽が出るのです。

でも、最近気がかりなのは抱き方の事です。特に首が座っていない時期の赤ちゃんはふにゃふにゃなので抱くのも怖いのですが、首も支えず、つぶれたように縦に抱いている姿を見かけるようになりました。抱っこひもの普及で縦抱きが当たり前になっているのでしょうか?

抱き方の基本 抱っこ紐とベビーカーについて


先日、抱っことおんぶの学習会に行って、この危機感は私だけではないのを確認してきました。
本来、子育ては見よう見まねの学習で伝承されてきたのですが、最近は子育てを親の努力義務にして、伝承と見守りが途切れてしまったと感じています。だから抱き方の基本も伝えていないのです。

対面抱き
(絵・かんなまま)


まず、首が座っていない時期の対面抱きの仕方は、片方の手で首の付け根と頭をしっかり支えて、赤ちゃんのおしりをママのおなかの上に乗せて足を広げ、もう片方の手で背骨をまあるく意識しながら支えます。赤ちゃんは安心して身をゆだね、脱力します。そして、赤ちゃんの顔をしっかり見て笑いかけたり、話しかけたりしてください。赤ちゃんも笑ったり、声を出したりして反応してくれます。


うつ伏せ状態でもたれかける抱き方


又は、ママやパパの体にうつ伏せ状態でもたれかける抱き方があります。その時、高く抱いて赤ちゃんの頭をママの肩にもたれかけます。そして、赤ちゃんのおしりと背中を支えます。赤ちゃんのお顔が横にあって、息遣いを感じます。おっぱいの匂いがします。なあんて、かわいいんでしょう!


横抱き


横抱きの仕方は、おなかの中にいる延長で、まあるく抱きます。手足を伸ばさない、体をねじらないで包み込む抱き方です。ママは肩の力を抜いて脇を自然に閉めて両腕で赤ちゃんをすっぽり包むように抱きます。これも、赤ちゃんにとってママのお顔が一番見える距離で抱きます。

そして首が座るようになったら自分から体を起こせるようになるので、抱き方を変えます。それ以降の抱っこは一方的にママが支えるのではなく、赤ちゃんとのコミュニケーションになります。お座りができるようになった赤ちゃんは背中の支えを緩くすると自分から抱きつくようになり、ハイハイ、つかまり立ちへと移行していきます。

抱っこ紐で抱かれている赤ちゃんは、一方的に支えられているので、自分で体を起こしたり、バランスを取ることができません。その状態が習慣になると、素手でおんぶしても自分から抱きつこうとしないし、バランスが悪くても平気な顔をしています。とても怖いです。

そして最近の抱っこひもは、そのまま寝ることができるように赤ちゃんの頭を布で覆います。抱かれている間、赤ちゃんは周りを見ることができません。小さい時からこの抱かれ方をしていると、自ら正中線を整えてバランスを取ったり、手を出して働きかけたり、外を見て刺激を受ける機会が減ってしまいます。

ベビーカーもしかりです。背中を倒して、膝の角度も広いので、自分から坐骨で支えて座ったり、背中を起こして調整することができません。実は力を入れられない不安定な座り方なのです。自分から手を伸ばして何かをしたりすることができないので、やる気をなくしてしまいます。どちらも親にとって便利な道具なのですが、長く使ってしまうと子どもの育ちが気になります。わざと、でこぼこ道や坂をハイハイしたり階段を上るのはいいですね。(下りは気を付けて!)

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ー通過儀礼ー リース詐欺の体験 〜第2幕 弁護士事務所にて〜

 前号で概要をお示ししたように2002年から2005年にかけて私は電話機リース詐欺に引っかかっていたのでした。それもうかつなことに3度目の訪問販売業者(株)日本システムラインとのやりとりで初めてはっきりとそのことの認識ができたのであり、2005年1月時点のそれまではきちんとは気づいてもいなかったのです。この電話機リース事件が以前記した特集記事を解説する寄稿記事の中で「カルマが返り見事に転倒した。」「NTTの構造改革大量リストラが私にも重大な影響を与えた。」(これについてはいずれ記述します。)と記述していた意味だったのです。
(seiryuu)
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ー通過儀礼ー リース詐欺の体験 〜第2幕 弁護士事務所にて〜

pixabay[CC0]



意外な光景


2005年3月中旬のその日、私は(株)日本システムラインとの最終合意文書を取り交わすため大阪の弁護士事務所に赴いていたのです。

まずこの弁護士事務所ですが、5名ほどの弁護士が勤務している事務所で主幹弁護士(女性)は私の生家の斜め前にある家のご出身です。そしてその家は私の寺の古くからご門徒(檀家)であり、私の家とは昔に(途切れたのですが)血縁関係があったので親戚でもあるのです。何か問題が起きたとき最も頼りになる存在だったのです。既にこの日までに幾度か足を運んで相談を交わしていました。

日本システムラインに対してはすでにこの弁護士事務所から契約無効取り消しの内容証明は送付してありました。また、その訪問トークによる三井住友銀リースとの契約は書類不備で成立はしていなかったことがこの日までに発覚していました。それで日本システムラインとの問題解消これについては簡単な確認で済むものと私は思っていました。弁護士側もそう考えていたのか、その日の応対は私の事件担当の古参弁護士ではなく主幹弁護士の息子さんの若い弁護士が担当することになっていました。私の関心事は既に日本システムラインとのことは終わり、その前の(株)トラストコミュニケーションズ、(株)スクラムとの契約を外すこと、そしてこの電話機リース詐欺の背後にある問題に移っていた状態だったのです。

ところが、午後3時頃と記憶しますが私が弁護士事務所に到着してみると意外な光景が飛び込んできたのです。私がドアを開けると既に日本システムラインの幹部社員が数名来ていました。そしてその社員たちは応対している若い弁護士に口々に何かを欲求し激しく詰め寄っているのです。若い弁護士のほうが圧倒されてタジタジとなっているのです。これは当時の私には非常に意外な光景でした。私は日本システムライン等の悪徳業者は素人相手ならともかく弁護士など法律のプロの前ではそそくさと退散するものと考えていたのです。しかし現実は違っていました。いくら若いとはいえ相手は弁護士です。そして場所はその弁護士事務所の中です。ところが彼らは全くひるんだ様子はなく逆に弁護士をやり込める勢いなのです。「大魚は逃がしたが少しでも分け前は頂くぞ」との姿勢です。弁護士ともやりあった相当の場数を踏んできているのが伺えます。

pixabay[CC0]


私が席に着き合意に向けた話し合いが始まります。会話自体は静かで落ち着いたものです。そして結論です。結局、私にとっては決して本意ではなかったのですが幾ばくかの和解金?を支払うことで決着となりました。そして多少不本意とはいえ日本システムラインとの一件は終了し、これはこれで良かったのですが問題はこの後でした。

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