注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
高プロは、企業が残業や休日労働に対して割増賃金を一切払わず、労働者を上限なく働かせることができるようになるもので、過重労働や過労死を増加させることは火を見るより明らか。そしてこの法案が恐ろしいのは、対象者が拡大していくことが確実という点だ。実際、その高プロ創設の「本音」は、この男がすでに暴露している。経団連とともに高プロ創設の旗振り役となってきた、竹中平蔵だ。
竹中は21日付の東京新聞の記事でインタビューに応じ(中略)… 平然と、こんなことを述べているのだ。
「時間内に仕事を終えられない、生産性の低い人に残業代という補助金を出すのも一般論としておかしい」
(以下略)
残業代が補助金!? さすがにひどい(怒)
— つしまようへい (@yohei_tsushima) June 21, 2018
竹中平蔵氏「時間内に仕事を終えられない、生産性の低い人に残業代という補助金を出すのも一般論としておかしい」
東京新聞2018年6月21日朝刊 pic.twitter.com/DELRP8eu5O
#高プロ #クロ現
— ⓢⓐⓘⓣⓞ (@kentaro_s1980) May 30, 2018
竹中平蔵の番組最後の言葉をしっかり聞きましょう。
「私はこれを提供する人が1%じゃなくてもっともっと増えていかないと…」
↓絶対に聞き逃してはいけない↓
鎌倉千秋「増やしていくの?考えですか?」
竹中平蔵「増やしていく(あわてて)政府は増やさないと言ってますけど…」 pic.twitter.com/2o578DY4lu
竹中平蔵が導入を主張してるってことは、月に幾らお金あげるからそれで全部やってね。あ、もちろん社会保障はなしになるからねってやつだね。うまくやりくりできないのは自己責任だからねってやつ。 https://t.co/wmhybB84CP
— AEQUITAS /エキタス (@aequitas1500) June 21, 2018
リテラの記事で、“この法案が恐ろしいのは、対象者が拡大していくことが確実”と書かれていますが、ツイートの動画の中で、竹中平蔵は高プロの適応対象が“もっともっと増えていかないと日本経済は強くならない”と発言し、対象が拡大していくことを期待しています。
要するに、奴隷労働をより拡大させたいのです。その竹中平蔵ですが、一番下のツイートを見ると、ベーシックインカム導入に前向きであるとのこと。現政権がベーシックインカムを導入すれば、おそらく、良くて一人当たり4~5万円、それで社会保障は全て無しにしようというハラでしょう。
生活保護が無ければ生きていけない人達に対して、これでは、死ねと言っているようなものですが、そこはそれ、自己責任という甚だ使い勝手の良い言葉があります。
私が現状でのベーシックインカムに反対している理由は、こうしたところにあります。労働や仕事に対する価値観や意識が低すぎて、タチの悪い政治家や御用学者が、自分達の都合の良いように、これを利用してしまうからです。
しかし、富を公平に分配するという観点から最高賃金を定め、その上でベーシックインカムを導入するというのなら、ベーシックインカムには大きな可能性があります。
ただこの場合にも、労働の大部分を人工知能とロボットが代替するようになり、人間は遊び呆けて、地球の単なる寄生虫になり兼ねないという問題は、そのまま残ります。こうなると、人工知能がそのうち人類を滅ぼし兼ねないわけです。ここが難問だと思っています。