注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
CIA
人類は「100万年前」に火星に移送された?
英デイリーメールで、何というのか「奇妙な記事」を見ました。
これはアメリカ CIA の文書を紹介している記事なのですが、どう説明していいものかよくわからない記事です。
CIA の機密書類そのものは以下にあります。
・Mars Exploration May 22, 1984
cia.gov
2000年8月に機密指定が解除されたようです。
興味深かったのは、記事の中に以下の記述があったことです。
100万年前……。
ここに「アストラル投射」という言葉が出てきますが、辞書的には以下のようなものです。
アストラル投射とは、秘教や神秘学などで使われる意図的な体外離脱を表す用語である。アストラル旅行、星幽体投射、星気体投射、幽体離脱などと言われることもある。
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秘教における体外離脱では、肉体から分離されその外側の世界を旅する能力を持つ「アストラル体」と呼ばれる意識、または霊魂の存在が措定されている。
アストラル旅行という概念は古くからあり、複数の文化に存在した。
「アストラル投射」という現代の用語は、19世紀の神智学者によって造語され広められたものである。アストラル投射は、夢および瞑想の形式と関連して報告されることもある。
wikipedia.org
私は今でも、人類が物理的に火星に行くことは完全に無理だと考えていますが、しかし、アストラル投射なら、物理学の枠組みにとらわれないので、いけるということなんでしょうか。
アストラル投射については、合衆国陸軍省の 1974年の機密文書について、2019年の以下の記事で取り上げたことがあります。
・アメリカで機密指定を解除された国防情報局の文書「アストラル体の幽体離脱の研究」を見て思うのは、不可解な失踪と多次元宇宙の関係性だったり
In Deep 2019年3月11日
ともかく、わかりやすいとは言えないですが、デイリーメールの記事をご紹介します。
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1977年に設立された米陸軍の超極秘計画『スターゲイト・プロジェクト』の一環で、アストラル投射を利用して「被験者」を紀元前約100万年前の火星に送り込んだというものです。
スターゲイト・プロジェクトの作業は主に「遠隔透視」、つまり遠く離れた場所からイベント、場所、または情報を超能力で「見る」能力に関するものですが、被験者は「紀元前約100万年の火星。北緯 40.89 度、西経 9.55 度」に注意を集中するよう求められたとのことです。この指示に従って被験者がどのようなヴィジョンを見たのかは、引用元の記事をご覧ください。
「遠隔透視」に関しては、『遠隔透視と遠隔影響 シーズン5、エピソード2 Cosmic Disclosure』の中でコーリー・グッド氏が詳しく説明していますが、“私たちは深い意識状態に入り、他の人と場所を遠隔透視や遠隔影響する能力を持っていて、特別な才能と能力は必要無く、誰でも興味さえあって、学ぶ気があれば、教えてもらうことで成功できる”ということです。
コーリー・グッド氏は、“遠隔透視の場合、透視対象に関する情報は特定の人、場所、物に結びつけることの出来ない文字や数字の形、いわゆる「座標」で与えられる”と話していて、デイリーメールの記事の内容と一致しています。
記事の中にある「被験者」が見た紀元前約100万年前の火星の様子は、どの程度の信憑性があるのかは問題になります。なぜなら、スターゲイト・プロジェクト自体が、“CIAの報告書でいかなる諜報活動にも役立たないと結論付けられた後、1995年に終了し機密解除された”からです。
コーリー・グッド氏は、“潜在意識からもそれなりの情報を受け取ってしまいます。それらの情報は取り除かなければなりません。また、透視能力者は一人だけではないのです。三角法のために最低3人は必要で、通常の遠隔透視は集団で行います。情報を整理する人も、それぞれの能力者の心から浮かんだ不要な情報を見分ける能力を持っています。心を完全に真っ白にしなければなりません。もし事前になんらかの情報が入り込むと、それは入ってくる情報をなんらかの形で歪めてしまうでしょう。透視中も心が澄みきっていなければなりません。”と話しており、「遠隔透視」から得られる情報の精度はあまり高くないことが分かります。
さて、『1984年5月22日の火星探査』の被験者は、アストラル投射を利用して紀元前約100万年前の火星の様子を見たことになっているのですが、これはアストラル投射ではありません。アストラル体は使われていません。
この被験者の遠隔透視は肉体(狭義)の「身体」によって行われており、ヴィジョンの界層は「3.0次元7層の第5亜層、第2平面」です。私たち地球人は同じ界層の第3平面なので、一つ下の平面のヴィジョンを見たことになります。簡単に言えば、アカシックレコードを読んだということになります。勿論、正確に読めているかどうかは分かりません。
こうした「遠隔透視」のレベルと、コーリー・グッド氏の体験は別物です。彼が体験した古代地球離脱文明の人たちとの交流は、肉体(狭義)の表層の「身体」によるもので、「3.0次元7層の第4亜層、第3平面」での出来事です。
コーリー・グッド氏は、肉体のまま、地底に行ったり、火星を含めた宇宙の色々な場所に行き、直接ET種族達と会ったと証言していたのですが、裁判における証言で「彼が当時伝えた証言内容は、全て自分の想像の産物であり、ファンタジーであると言った」ことで、完全に信用を失ってしまいました。
2022年11月14日の記事で、“コーリー・グッド氏の「ブルーエイビンズを含むエイリアンとのすべての経験」は、そのほとんどが肉体(狭義)の表層の「身体」での出来事だと思われるのです。私たちが通常認識している「身体」は、肉体(狭義)の「身体」です。この二つの違いは、「地球人の肉体の存在界層」を参照してください。実の所、肉体(狭義)の表層の「身体」や、中層・深層の「身体」の体験は「夢のヨーガ」に属するもので、真実の三昧(サマディー)とは見なされないのです。要するに、どんなに明晰なものであったとしても、夢の延長線上にある体験なのです。”とコメントしました。
このコメントから、コーリー・グッド氏の裁判での証言が正直なものであることが分かると思います。そして、彼の体験が単なる空想の産物ではなく、真正なものであることも分かると思います。