トルコの全土で暴動、エルドアン大統領の思惑は全て木っ端みじんに吹き飛び、窮地に陥る

竹下雅敏氏からの情報です。
 フルフォードレポートによれば、トルコの全土で暴動が起きているとのことです。スプートニクの一連の記事を見ると、エルドアン大統領が窮地に陥っているのがよくわかります。トルコがロシア機を撃墜しパイロットが死亡するという事件以降、ロシアとトルコの関係は最悪の状態が続いています。特にロシアによる報復で、トルコの観光ビジネスが大打撃を受けたのが大きかったようです。エルドアンは、モハメド・アリの葬儀に出る名目でオバマ大統領に会うつもりだったようですが、拒否されています。以前のエルドアン大統領は、オバマ大統領との関係を自慢するほどでしたが、現在はアメリカからも見捨てられているようです。
 元々アメリカの中東再編計画では、トルコからクルドを分離し、クルド人に国を持たせる計画だったのですが、今やその計画が実行に移されているようです。現在はロシア、アメリカ共に、クルド組織と連携しています。トルコが分裂することになる可能性が極めて高いと言えます。
 トルコにすれば、シリア難民を自国内に大量に抱え込んでおり、その難民に対する支援をEU各国に求める算段だったはずで、難民流入と経費負担に困ったEU側からシリア北部に難民を送り返し、そこをダーイシュの拠点にするという構想だったはずです。しかし、ロシアのシリアでの快進撃以降、こうした思惑は全て木っ端みじんに吹き飛んでしまいました。トルコは現在、300万人を超すシリア難民に困り果てているはずです。トルコを援助しようにも、EU自体が今や崩壊の危機にあることが、フルフォードレポートからもよくわかると思います。
 イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票は、何かしらの引き金を引くことになるのでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ベ ンジャミン・フルフォードニュース(全文) 2016年6月13日
転載元)
http://www.ascensionwithearth.com/2016/06/benjamin-fulford-update-june-14-2016.html#more

(前略) 

いずれにしても、ヨーロッパの金融システム全体は揺らいでおり、崩壊寸前の状態にある。最近のBISからの報告によれば、国際銀行は最近の四半期でヨーロッパへの借款を2760億ドル減らしたとのことである。
https://www.bis.org/publ/qtrpdf/r_qt1606.pdf

すでに破産しているシステムはこのような巨額の資金減少には耐えられないだろう。おそらくは、これが究極のカザリアンのインサイダーであるジョージ・ソロスが米国とヨーロッパでの経済混乱に対処するためのヘッジとして金と金鉱山株に逃げた理由なのだ。

また、トルコのソースが言うには、全国で暴動が起きており、武装警察と軍隊との間でさえも戦闘が行われているとのことである。ペンタゴンのソースが言うに は、トルコのインチルリク空軍基地からの米軍の撤退もカザリアンマフィアのブッシュ・ナチ派のドラッグマネー供給の遮断を助けたとのことである。報道で は、ドイツ空軍がこの基地を使用したいとの申し出をトルコ政府が拒絶したとのトルコのニュース報道によってこのソースの言うことは部分的に支持される。ド イツはなぜ突然航空機をトルコの基地に派遣したいと思うようになったのだろう?
http://www.dailysabah.com/politics/2016/06/13/ankara-dismisses-claims-germany-will-use-incirlik-air-base

(以下略、続きは引用元でご覧下さい)

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エルドアン大統領 プーチン大統領に電報を送る
転載元)
トルコのエルドアン大統領が、ロシアのプーチン大統領に電報を送った。

エルドアン大統領は電報で、6月12日の「ロシアの日」を受けてロシア国民を祝福した。リア・ノーヴォスチ通信が伝えた。

電報では次のように述べられている-

「尊敬する大統領閣下!『ロシアの日』を受け、全トルコ国民の名において、あなたに代表される全てのロシア人を祝福し、また今後ロシアとトルコの関係がしかるべきレベルに達することを願っております。」

トルコのユルドゥルム首相もメドヴェージェフ首相に書簡を送り、今後の協力、そして両国関係が「両国国民の共通の利益にとって必要なレベルに達する」ことに期待を表した。

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エルドアン氏、わずが2日の訪米日程を1日繰り上げ、理由は…
転載元)
9日、トルコのエルドアン大統領はモハメド・アリ氏の葬儀に参列するため米国を訪れた。ところが9-10日の予定だった訪米が、突如、1日繰り上げられた。

2日間の滞在予定が急変したのはモハメド・アリ氏の葬儀に参列した直後。急遽の帰国の原因はオバマ米大統領からの一連の拒否に関係する
ことがわかった。

エルドアン氏はイスラム教の習慣に基づいた布でアリ氏の棺を覆いたかったが、これが拒否された。そのほか、アリ氏の亡き骸の前でコーランの祈りを捧げたいというエルドアン氏のたっての希望も受け入れられなかった。

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エルドアン大統領 対ロ関係確立を欲す
転載元)
エルドアン大統領、シリア北部に難民のための都市を建設するよう提案
大統領は、記者会見で、次のように発言した-

我々は、ロシアとの争いを欲してはいない。あべこべに我が国は、ロシアとの関係発展を欲している。プーチン大統領とは友人だった。間違いを犯したパイロットにより、あるいはほかの理由により、トルコのような巨大な国を犠牲にする事は、ためらわずにはいられない。我々は、再びロシアとの関係を築き上げるため、努力を傾ける必要があると思う。我々が、できるだけ速やかに、こうした問題を克服するよう望んでいる。」

プーチン大統領は、ギリシャ訪問の際「ロシアは、トルコとの関係回復を欲しており、トルコ政府からの具体的措置を待っているが、今のところそうしたものはない」と述べ、トルコに撃墜されたロシアの爆撃機に関する謝罪と損失補償の必要性を指摘した。

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