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地球ニュース:イギリス&ルーマニア
イギリス:教会で流皆血のファッションショー
アレックス・ジョーンズ氏が冒頭喋り倒しているので、ショーの映像が流れるのは2:00辺りから
ロンドン・ファッション・ウィークでの出来事です。聖アンドルーズという教会で、イルミナティと悪魔崇拝のシンボルてんこ盛りなファッションショーが開かれました。教会側は事前に内容を知らされていなかったと言い訳しております。……リハーサルの時点で抗議しろよオイ。
ロンドン北西のホルボーンにある教会は、少なくとも959年まで遡れるそうです。こちらの記事によると、アメリカのメディアで「カトリックの教会」と報道されているのは間違いで、イングランド国教会に属しています。
今月18日に、トルコ人の女性デザイナー、ディラーラ・フィンディコグルーが発表した2018年春夏物なのですが、死体の花嫁とかヴァンパイアとか骸骨とか、一体誰が着るんだろ。リアーナやFKAツイッグスやグライムスというシンガーソングライターたちが着ているブランドだそうで、一部の受けはいいみたいっす。
テーマは「受け継がれた太陽の7人の姉妹」。下のバフォメットの角被っている写真は、ヴァイオレット・チャシキというアメリカ人の本物のドラァグクイーンです(つまり女装した男性アーティスト)。性の境界線を曖昧にするのがイルミナティの一要素。
二年前は正式なショーに出れなかったそうですから、成功の切符だと思ったのでしょうか。本人の発言によると、根はもっと深いようです:
「【昔から】私は超心理学やオカルトとか魔術関連のもの全てに夢中で、そういった本を読んでいると[イスラム教徒の両親は]私が悪魔主義者になると思ったようです」
本人は悪魔崇拝者ではないと否定していますが、これって完全に黒ミサですよね。彼女の主張としては、「宗教が人々をグループ分けする」のが嫌いなんだそーで……そうか、思想信条の自由なのか、これ。
世界の流行をお膳立てしている西洋のファッション業界の実態が垣間見えます。
ルーマニア:美しさの定義
お口直しにはこちらをどうぞ。ルーマニアのミハエラ・ノロクさんは2013年、27歳の時にブカレストの制作会社の仕事を辞め、この動画のインタビュー時点で50箇国以上をバックパック旅行しました。目的は各地の女性を撮影して、「美の世界地図」を作るため。
クラウドファンディングで四年間継続し、このほど一冊の本として出版。ホームページはこちらです。
ユーチューブ動画まとめは若い女性が多いのですが、例えばこちらの記事には年輩の女性も何人か登場します。グアテマラの恥ずかしがりのお婆ちゃんや、アフガニスタンの伝統的な糸紬ぎをする中年女性がとっても素敵です。
他にも癌を二度も克服した女性、難民の女性、車椅子や義足の女性、兵士や清掃作業員など、ホームページでは様々な背景と共に紹介されているのが特徴(※このページを下までスクロールしていくと、どんどん出て来ます。あるいはインスタグラムやピンタレストにも一覧が)。アマゾンの奥地や南アフリカ、更には北朝鮮でも撮影しました。
こちらの動画に引用されていたノロク女史のコメント:
「私は、私たち一人一人の差異の中に美しさがあることを示してみたかったのです。【美しさとは】流行やお金や人種ではなく、自分自身であること、自然、そして本物であることなのです。
私たちは自分らしくあることを学ばなければなりません。そして同時に他の人たちがその人らしくあることを尊重出来るよう、学ばなければなりません」
個人的に好きなのは、ノロク女史が別のインタビューで二番目のお気に入りだと挙げた写真。ペルシアの伝統衣装を纏ったイランの女性画家です。ナスィーロル・モルク・モスクの光の加減が素晴らしい。
拡大写真はこちら、衣装自体をステンドグラスの光なしでじっくり御覧になりたければ、こちらの記事の12番です(面倒でしたら「#12 Shiraz, Iran」で頁内検索してください)。本当は青いベールなのです。
「美はあちこちに存在する」、まさにそうですね(※今回のイギリスの例は論外として)。問題は見る側が気付けるかどうか。
文・Yutika
註:【 】内は訳者の解説部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、英文にはない改行を加えることがあります。
欧米の歌手がミュージック・ビデオでイルミナティのシンボルを多用することはよく知られています。テレビ局ではヴァンパイアや魔女を主人公にしたドラマシリーズが幾つも人気になっています。最近はゾンビ好きの若者も多数いるみたいです。ゾンビのテレビゲームもドラマも映画も勿論揃っています。
こうして洗脳されてしまうと、ファッションショーが気持ち悪いホラーショーになっても許せるのでしょうか。それとも波長的にそちらの方が合うのでしょうか。流行の先端が奇抜を通り越して異常なのは前々からなんですが、今回舞台を提供したのは教会です。いやはや万札が飛び交う1%の世界の感性は恐ろしい。
ルーマニアの写真家は、市井の女性たちに美を見出しました。旅先の街で見掛けた女性と話をしては、写真を撮らせてもらったそうです。今を生きる女性たちの真っ直ぐな瞳。彼女たちが着たいと思える服を作る業界であって欲しいものです。