ぴょんぴょんの「興奮毒・アスパルテーム」

 グルタミン酸と並んで、脳の興奮毒として有名なアスパルテームについて書きました。
 糖尿病の患者さんに、いまだに医師がアスパルテームを勧めているという情けない現状。いくら日々の診療に追われて勉強不足とは言え、患者さんに毒をもった上に毒を勧めて、さらに新たな病気で苦しめていいものだろうか。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「興奮毒・アスパルテーム」

人工甘味料は薬物?

こないだ医者に行ったら、血糖値が高いって言われた。

おめ、まあだ医者にかかってんの??

だって、「定期検診を受けましょう」って来るじゃないの?

あ〜ああ〜釣れやすい魚は、これだからなあ。

それでさあ、甘いものを減らしなさいって言われた。
ぼく、お菓子とかジュースが大好きだから、困っちゃうんだよね。

甘いものは上手に食べないと、毒になるっつうの。

そお、だから今日、医者に勧められたの。
甘いのに、食べても血糖値が高くならない甘味料。それをスーパーで買って帰らなくちゃ。

・・・・もしかして、そいつの名前はパルなんとかか?

そお、そお、パル○イートだったっけ。

おめえ、喜んでるバヤイじゃねえぞ。そいつは、ヤバイ薬物だ。

や、や、やくぶつ?

そう、アスパルテーム。2種類の人工アミノ酸、フェニルアラニンとアスパラギン酸をくっつけたヤツだ。

あすぱるてーむ? アミノ酸?

グルタミン酸ナトリウム、覚えてっか? 味○素の主成分だったよな。
パル○イートは、その味○素の会社が作ってんだよ。


味○素は甘いアミノ酸も売ってるんだ。

Thinkerの記事「“アスパルテーム”最も論争をよんでいる人工甘味料」、一番よくまとめられているぞ。


アスパルテームは脳の興奮毒


だけどさ、ふつうにスーパーで買えるし、ヤバくないんじゃないの?

こういう話は、絶対にテレビに出ねえ。なぜって、スポンサーの商品に悪口は言えねえ。 自分で調べるしかねえんだよ。

じゃ、レストランとかで砂糖以外の甘味料って置いてるけど、あれもそう?

そう。 気いつけねえとチューインガム、ほとんどにアスパルテームが入ってるってよ。
それから、アミノ酸サプリとか、ダイエット何とかとか、何とかコーラゼロとかさあ、裏見てみろよ、いろんな食品に添加されてっぞ。
ほんとだあ〜〜〜

アスパルテームはな、脳の興奮毒だってよ。
Thinkerはこう言ってるぞ。「アスパルテームの大部分を構成するフェニルアラニンとアスパラギン酸は、自然の食物の中にも存在するアミノ酸ですが、単体で摂取すると両方とも脳細胞(ニューロン)を興奮させすぎて死に至らしめる興奮性毒であることが判明しているのです。

こう・ふん・どく・・・まるで、グルタミン酸のときと同じだあ・・

具体的な副作用には、癌、けいれん、頭痛、うつ病、注意欠陥障害 (ADHD)、めまい、体重増加、奇形、全身性エリテマトーデス、アルツハイマー病、多発性硬化症(MS)があるんだとよ。
なのにFDAは、体重68kgの人なら、コカコーラゼロを一日に18本まで飲んでいいってなこと言ってるぜ。

1日18本だって?! そんなに飲む人いるはずないから、心配ないんじゃないの?

どんな計算したら、そんな数字が出てくるのか知らねえが、ふつうに飲んでりゃ心配ねえって思わせるのが目的だろうよ。毒に許容量もへったくれもねえよ。

そおかなあ〜1本や2本なら大丈夫と思うけどなあ。

そんなら、こいつのヤバイ歴史を教えてやるよ。
これを聞いても、大丈夫と思うなら飲めばいい。

動画で紹介されてた記事だ。
The Shocking Story of How Aspartame Became Legal

ことの起こりは、1960年半ば、製薬会社G.D. サール。
胃潰瘍の薬の開発中に、砂糖の100〜200倍の甘さの物質が発見された。
しかしFDAが調べたところ、あまりにも脳腫瘍の発病率が高いので、実用には向かないと判断されたんだ。


アスパルテーム承認の経緯


脳腫瘍だって? こわいなあ。

1967年、生化学者のワイズマン博士が、7匹の赤ちゃんサルに、アスパルテーム入りのミルクを与えた。
そしたら、1匹は死んで、5匹はてんかんの大発作を起こした。

てんかんの大発作?

突然全身がけいれんして、意識を失って、はでにぶっ倒れるやつさ。

そして、神経科学者のオルネイ博士、登場。

あっ、その名前、聞いたことある。
たしか、グルタミン酸ナトリウムのところで出てきたね。「生まれたてのハツカネズミに多量のMSGを注入した結果、脳障害が確認された」って発表した人だよね。

おっ、よく覚えてたな。オルネイ博士は赤ちゃんネズミに、アスパルテームの成分も与えてみた。そしたら脳みそに穴が開いちまったってよ。

すごい! みんな脳に影響してるよ。

ところがG.D. サール、アスパルテームの会社な。どおしてもFDAの認可が欲しかった。でも、オルネイ博士やらが反対して、なかなか認可が下りそうもねえ。
とうとう、データの捏造をし始めた。ところがそれもバレて、ますます認可から遠のいてしまった。と同時に、会社の資金繰りもヤバくなってきた。

そんな危険物、認可が降りるわけないでしょ。

ところが、こっからがすげえ、どんでん返しなんだ。

なになに?

泣く子も黙る、ドナルド・ラムズフェルドの登場だ。
1981年、やつがG.D. サール のCEOに招かれた。

あっ! 覚えてるよ。 タミフルの時に大儲けした人だね。

そう、科学でダメなら、政治力で押し通すってな。

すご腕だよね。

その頃ちょうど、レーガンが大統領選挙中で、ラムズフェルドはレーガン側の政権移行チームにいた。レーガンが大統領になったと同時に、彼はアーサー・ヘイズ・ハルをFDAの長官に任命させた。

ほお。

ハル長官は何をしたか。こっからがすげえ。 
FDAにアスパルテームの承認をはかった。ところがみんな危ないって知ってるから、委員5人の内、3人が反対。

これで却下だね。

ところがどっこい。ハルが委員をもう一人送り込むんだ。結果3対3になった。

はあ??

さらにハル自身が一票入れて、4対3の逆転で承認されたんだ。

なにそれ?! ありえないよ。 ズルだよズル。

ズルでも、なんでも、アスパルテームは晴れて承認されたのよ。

アメリカって、そんなことがまかり通るんだ、おどろき。

いんや、その後ハルは、ズルしたことでFDA長官をクビになった。
が、その後ちゃっかり、ニューヨーク医科大学のポストを与えられ、さらにその後は、G.D. サールを合併吸収した、モンサント!の広告代理店に職を得た。

モンサント?! 遺伝子組み換え食物や、ラウンドアップの悪名高き会社だね。
やっぱ、つながってるんだ。

なあ、それ聞いてもまだ、アスパルテームを買いに行きてえか?

ぼく、これ以上バカになったら困るから、やめとくわ。

おめ、ちゃんと自分のこと、わかってるじゃねえか、えれえぞ!

ぴょんぴょん

Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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