ぺりどっと通信9 ヴァータ

 アーユルヴェーダのドーシャでいうところの、ヴァータ体質のぺりどっとです。こちらを見てみると、やっぱりヴァータの食品ばかり好んで食べとるなとしみじみ実感。ヴァータが過剰にならないようにピッタ、カファの食品を意識して食べよっと♪
(ぺりどっと)
————————————————————————
オーラ!オラはぺりどっとですが、何か? オーラはチリの公用語であるスペイン語の"こんにちは"です。チリのアタカマ砂漠は、世界で最も降水量の少ない地域として知られている、地球上で最もヴァータな土地だと言えるでしょう。

アタカマ砂漠 Wikimedia[Public Domain]


僕はヴァータ体質なので、肌が乾燥しやすく、いろいろと乾燥する症状が出てまいります。特に乾燥しやすい冬場は、かかとがひび割れたり、体がかゆくなったりしてました。背中のかゆみには孫の手が欠かせません。

pixabay[CC0]


孫の手って一度購入したら、よっぽどのことがない限りおそらく一生使うことが出来ます。東京の実家にも竹製の孫の手が小さい頃からありまして、家族全員がそれを使って背中を掻いていました。柱の角に背中を擦りつけても背中の痒みはなかなか解消されないのに、孫の手で一発解消!そんな訳で、孫の手は一家に一本欠かせない必需品だと思います。

中国の西晋時代の書『神仙伝』に登場する仙女・麻姑(まこ)に由来する。麻姑は爪を長く伸ばしており、あるとき後漢の蔡経が、その長い爪で自分のかゆいところを掻いてもらうと気持ちがいいだろうと言い、叱責されたことに因む。のちに「麻姑の手」が訛って「孫の手」と言われるようになった。しかしながら、ただの音のなまりだけではなく、小さな子供の手を示す意味となったこと、さらにはそうした孫による祖父・祖母孝行をイメージさせつつ、その形状をも表す言葉となったことは注目に値する。

仙女・麻姑
Author:Anonymous[Public Domain]


(確かに、長い爪で掻いてもらうと気持ちいいかも♪)


その後僕は東京から離れて三重で単身働くことになり、会社の独身寮で自由気ままに悠々と過ごしておりました。そうしてそこで僕もお年頃を過ぎて、頭の毛が薄くなり始めたのです。

そんな30代のある日、上司の方から

「ぺりちゃん、だいぶ頭の毛が薄くなってきたな。40過ぎたらきっとつるハゲやなー。
アッハッハッハー」

などと心無いことを言われたものでした。しかし、僕はそんなことにはさせぬとばかりに色々なことを試したものです。ま、そのお陰もあって、47歳の今でも頭髪はなんとかつるハゲにはならずにすんでおります。その獅子奮闘の試みの中で、猪毛で作ったブラシなるものを購入したのです。これでブラッシングすると頭髪にも頭皮にもいいとのこと。適度な硬さがあり、感触もなかなかいい感じでとても気に入って使っておりました。

あくまでイメージです photo-ac


あるとき、背中が痒くなってたまらなくなり、体を洗うための柄の長いボディブラシで掻いてはみたのですが、毛先が柔らか過ぎて全く物足りません。次にこの猪毛のブラシで掻いてみたのです。するとそれはそれは今まで感じたこともない、得も言われぬとても気持ちのよい爽快感でした。それ以来とりこになり、背中の痒みには猪毛のブラシで掻くようになっておりました。東京に帰省した折にも、例のあの孫の手で背中を掻いてみたのですが、全く満足できません。猪毛ブラシの爽快さには程遠いのです。

pixabay[CC0]


その後この猪毛ブラシは頭髪のブラッシング用というよりは、孫の手として大いに活躍しました。さらに背中だけに限らず、全身の体の痒みの解消にはもうこの猪毛ブラシなしでは満足できない体になってしまいました。

そしてついに、この猪毛ブラシを超えるものを発見しました。値段もその1/10くらいで、どこのホームセンターでも売ってます。それがコレ↓↓


亀の子たわしです。似たようなたわしが100円ショップで2個入りとかで売ってますが、似て非なるものです。亀の子たわし一択です。質や耐久性がまるで違います。

また、たわし健康法なるものがありますし、美容のために擦る方石鹸を使わず体を洗うために擦る方もいます。たわしファンはなかなかに多いのです。

亀の子たわしには柄(え)が付いたタイプは販売されておりませんので、背中に関しては正直掻きにくいのです。そしてこのたわしに柄をつけてしまうと…



それは、もう、まさに、間違いなく便所ブラシといいますか、靴ブラシといったところであるのかもしれないということははっきりと申し上げておきたい(あべぴょん調)。

というわけで、これが僕の辿り着いた、究極の孫の手になります。



pixabay[CC0]


ヴァータ体質の方で指先の乾燥がすすんでしまい、ひび割れなどでお困りの方に、片手で1円、両手で2円ほどで改善する方法をご紹介いたします。

まずは100円ショップへ行き、100枚入りのペラペラのビニール手袋を購入してください。こんな↓ヤツです。


そして、やり方も非常に簡単です。

1.寝る前に手を暖かいお湯で数分浸す
2.水分を拭きとって、ビニール手袋をはめる
3.そのまま寝る


※ビニール手袋は寝ている間に脱げやすいので、その上からさらに布製の手袋などを履いたりするといいでしょう。蒸れるのが気になる方は、数箇所に切り込みを入れるといいです。

寝ている間に、手から出てくる水分を利用して数日で改善してしまいます。外からのクリームや油などに頼らないので、細胞自身が持つ自己修復力を最大限に引き出すことが出来ます。

ちなみにゴム手袋をする職業の人には、手のひび割れの方はいないと言われています。日中、時間があるときだけでもゴム手袋やビニール手袋をつけたりしていると、細胞そのものがその保湿の修復の仕方を覚えて、ひび割れそのものにならなくなるみたいです。


蒸れという不快なものですら、使い方次第で治療にもなり得るのですね。


(まの爺)
 お?奇遇ですな、まの爺もカラッカラのヴァータぢゃ、ご同輩。
まの爺の場合、背中が痒くなる経験はないものの、寄る年波ゆえか、冬場は向こう脛が痒くなって困っておったのぢゃった。
ある日のこと、DFR氏と話した折、ラップを向こう脛に巻く、という技を教授いただいた。
これが驚くなかれ、抜群の効き目! 各種オイルやクリームなどを塗っておけば浸透も良く、それまでのポリポリが1日で解消ぢゃ。(もっともラップも色々あるようで、なるべく粘着付与材などの添加剤不使用のものをおススメいたす。)
「2円で白魚の指」作戦も、それと同じ方向と見た。効きそうぢゃのう。
 先日のユーモア記事「羊毛フェルトで猫」を作っている方の手が美しくてウットリであったが、あのような潤いのある手に、2円でなれたら果報よのう。


そうそう、まの爺さんの言われる通り、指先以外でもビニールやラップを利用して他の個所にも応用が可能ですね。

Writer

ぺりどっと

ぺりどっと

健康マニア!インド渡航歴13回。
東京は築地生まれの江戸っ子!
試したがりの変わり者♪
移住してきた瀬戸内海の離島の古民家や海、山、畑でゆったりと過ごしながら、時事ブログの記事編集のお手伝いをさせて頂いておりましたが、山口の山奥に引っ越しました。
ぺりどっと通信で時事ブログの品位と波動を下げないかどうかが実に心配です。


■ 勝手に編集後記 ■

そういえば、強靭な肉体と数々の伝説をもっておった肥田春充氏は、厳冬時の冷水浴びの後に体をたわしで擦っておったそうな。


Comments are closed.