ぴょんぴょんの「オルゴールでα波」

 大音響の好きな7種のくせに、お店のBGMがうるさくて、買い物せずに逃げ帰ることがあります。
 「音」は耳で聞くだけではなく、体も正直に反応しますから、あんな雑音の中で仕事していたら病気になってもふしぎじゃありません。
 もちろん静けさは最高ですが、鳥の声やカエルの鳴き声、風の音も心地よい。
 そして体と心が喜ぶ、いい「音」の中で過ごしたいと思います。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「オルゴールでα波」


オルゴールの音色


はあ〜、今日は、久しぶりにいろんな人と話して緊張した…。

たくさんの人と話すと、疲れるよね。

頭にきつい帽子かぶってるみてえで、緊張がとれねえ・・・。

そういうときは、早く家に帰って、お風呂に入って寝るのが一番だね。

けど、どうしよう? 用事があるから、デパートに寄って帰るよ。

うわ、デパートでまた疲れるってば。

どうしてもいるものがあるから、おめえも付き合え。

ふうー、くろちゃんは強引だなあ。

お・・・・今日はすいてて良かった・・・・・・♪♪・・♪・♪。
あれ? どっかからオルゴールの音が聞こえねえか?

あそこだ。スイス・オルゴールの展示会だって。
あ、くろちゃん、ちょっと待って!
(あれれれ・・・・吸い寄せられるように入って行っちゃったよ?)

このでかいオルゴールの音だったのかあ。
しかし、客はだれもいねえし、気が引けるな。


せっかくだから、ちょっとだけ見せてもらおっと。

でっかいのから、小さいのまでいろいろあるわ・・・って、なにこの値段?
お・・おい、しろ、ぼけっと見てねえで、店員が近づいてきたから、早く出よう。

ふうん、この箱からはどんな音が出るんだろなあ?

店員:よろしければ、音をお聞かせしましょうか?



(お、おい、しろ、早く出ようって。)

は、はい。

店員:これは、スイスのReuge社のオルゴールでして。

うおっ! きっれいな音!

店員:現在、オルゴールを作っている会社は世界中で、このReuge社と、日本の長野にあるSankyoの2社しかないんですよ。

へえ、世界に2つしかないんですか?
わあ、モーツアルト! それにしても、いい音ですねえ。鳥肌たちます。

Wikimedia[Public Domain]


(お・・おれもト・リ・ハ・ダ! スイス製かあ、さすが値段だけのことはある。)

くろちゃん、小さい頃に聞いたオルゴールと、ぜんぜんちがうね。

こっちの、ショパンも聞いてみてえな。

Wikimedia[Public Domain]


店員:はい、どうぞ。

うわあ、ポロネーズだ。ピアノで聞くよりもきれえ!

これは、カノンかな。

店員:はい、どうぞ。

うわあ、天上のヒビキだあ!

もうちっと、複雑なのはねえのかな?

店員:こちらの「モルダウ」はいかがでしょう?



すごい! 風の吹き荒れるような、波立つような音の洪水。

こいつはきれえだ! 鳥肌だ!

店員:オルゴールの置き場所でも、音が変わります。ここに置いてみましょう。

あっ、もっと響くようになったね。


体も心も緩む音


きれえだあ、きれえだあ! もっと鳥肌立った・・・プッ!


(今の、なんの音?)

(しまったあ! やっちまったあ! キョロキョロ・・・店員は気づいてねえようだな。)

くろちゃん?

置く場所でこんなに音が変わるんですねえ・・・・プッ!

(ま・・また?)

(ひええ、また出ちまった! キョロキョロ・・・だれも気づかねえな、良かった。)
モルダウはいい曲ですねえ、アハハハハ・・・・。

店員:展示会は今日で終わりですが、気になる商品がありましたら、こちらまでお電話くださいませ。

あ・・ありがとうございます。
じゃ、くろちゃん、行こうか。

お・・おう。

くろちゃん、あんな場面でオナラするなんて、あきれてものも言えないよ。

ギク! おめえは気づいてたのか?

もお、ほんとにシマリがないんだから!


メンゴメンゴ、おれも人前で鳴らしたのは意外だったぜ。

ひとごとみたいに言ってんじゃないの! もお、ほんとにい、恥ずかしかったよお!

メンゴメンゴ・・・・ありゃ?

なに? どうかしたの?

頭の疲れが消えてるぞ!

あ、ほんとだ、顔色が良くなってる!

体の疲れも抜けてるぞ!

どうしたの? なにが起こったの?

プッ! のおかげかな?

アハハハハ・・・・なにそれ? 
悪いもん出したからってこと? こっちはいい迷惑だったけどね。

つうか、ゆるんだんだろな。
おれみてえな紳士が、人前でああいう失態をするくらい、そーとーゆるんだってこと。

それ、「紳士の一発!」ってこと?

なんか、ここ数年感じたことねえくらいに、気分がええぞ!
帰りはおごってやるぜ!


わあい! やったあ! パフェがいい!

しっかし、どういうことなんだろな? 
たった数分、音聞いただけで、体がゆるむってのは?

オルゴールと言えば・・・・・竹下先生がオルゴールのこと、話してたよね。

先生は、広島の「オルゴール館」が、お気に入りだったよな。
あそこは、雰囲気もいいし、アフタヌーン・ティーもおいしかった。
が、今は経営者が変わったらしい。
薔薇のようなバーバラさんがいなくなったのは、残念!

くろちゃん、行ったことあるんだ、いいなあ。
そこでは、プッ!はしなかったの?

するわけねえだろ! 今回が特別なの!


オルゴールの癒しの秘密



「オルゴールはたしか、「純正律」で演奏できる楽器だったっけ。

今の音楽に使われているのは「平均律」で、これだと体が緊張するって。
それに対して「純正律」は、グレゴリオ聖歌みたいな神々しい音楽で、体が緩むってね。

pixabay[CC0]


あっ! だからオルゴールの音で、緩んだってわけか。
ずっと前から音が癒やすのは知ってたけど、オルゴールがこれほどとは・・・正直、驚いた。

でも、いいオルゴールは高いからね。

それなら「サウンド・セラピー」 がいいぞ。
あのCDには、竹下先生が発見した「調和純正律」の音が入っている。

ピーピー聞いてるだけで元気になる、「サウンド・セラピー」はお勧めだね。
ぼくも不眠症の人に勧めたら、薬なしに寝られたって喜ばれたよ。

その上、経絡とチャクラの浄化ができるしな。


気のめぐりが良くなるってのは、ホントだよ。
ぼくのオバサン、日中は「経絡」、夜間は「チャクラ」ってほぼ1週間つづけて聞いたら、
60過ぎなのに生理が始まったって。

若返ったのか、すげえなあ、

牛サマディくんの「アジア旅行記」にもあったよ。
旅行中、嘔吐・下痢・高熱に見舞われたとき、薬も使わずに「サウンド・セラピー」だけで治ったって話。

あれ以来おれも、旅行のときは「サウンド・セラピー」を持ってくようになった。

周波数って、体にそれほどの影響があるってことだよね。

人間に聞こえる音は、20〜20,000Hzで、それ以上が高周波。
自然の豊かな環境には、高周波がいっぱいある
らしい。

pixabay[CC0]


高周波って言うと、高い音でしょ? 
たしか、「サウンド・セラピー」の講座でも、副交感神経の「月の経脈」は高音だったね。よ。

いいオルゴールは、70,000〜80,000Hz、いやそれ以上の高周波を出してるそうだ。

へえ、オルゴールは純正律ってだけじゃなくて高周波も出してるのかあ。
でも、そんな高い音、人間の耳には聞こえないのにね。

ああ、聞こえなくても体は反応してるのさ。
特に高周波は、脳の奥深くにある、脳幹、視床、視床下部などを活性化するそうだ。それを「ハイパーソニック・エフェクト」と名づけ、2000年、アメリカの生理学会誌で発表したのが、千葉工業大学の教授だった大橋力氏らだ。(A Successful Failure)

脳幹、視床、視床下部って、ホルモンや自律神経を調節する大事な場所だよね。

そうだ。さらに、高周波がリラックス効果を持つことが証明されている。
アナログ・レコードを聞かすと脳内のアルファー波が増えていくことを確認しています。
逆にCDを聞かすとそのアルファー波が減少していくことも確認されています。
これが高周波の効果なのですが、CDは高周波を含みません。
(モーツアルト・セラピー)

pixabay[CC0]


ということは、CDは20,000Hz以上の高周波がカットされてるから、リラックスできないってこと?

オルゴールは純正律の上に、さらに高周波が入っている。
だからダブルにリラックスの音になる・・・それでおれも、ダブルに緩んじまったってわけだ。
CD、MD、MP3、BS・地上デジタル放送は、すべて高周波成分がカットされてる。


自然からかけ離れた大都会


今、ぼくたちの聞いているほとんどの音が、高周波・カットの音だって?!
しかも、平均律の音楽ばかりだし。

ダブルで緊張してもらうためには、もってこいだな。

自然からかけ離れた大都会に住んでたら、ストレス満タンになっちゃうよ。

都会で鳥の声と言えば、電車のホームくらいだしなあ。(しかも電子音)
風の音もビル風だ。スカイツリーから、何が出てるのかもわからんし。
それじゃ、ストレスは貯まる一方、精神や自律神経がおかしくなってもふしぎじゃねえ。

pixabay[CC0]


「脳幹、視床、視床下部など」は、高周波がないと元気がなくなるからね。

「など」
の中に、松果体も入ってんじゃねえのか?
松果体も高周波がないと、ダメってことか?

ヤバい! そうかも。
松果体がやられると、不眠症になるよ。

それに松果体はサハスラーラチャクラに対応する内分泌腺で、第三の目とも呼ばれる非常に重要な器官だ。
そこがダメになると、あらゆる病気になるし、人間として機能しなくなるな。

つまり、ロボット化ってこと?

電磁波、予防接種、フッ素、デジタル音などなど、すべては松果体の機能を破壊する。

人類ロボット化の臨床実験ってこと?

ロボット化が完成したあかつきには、2拍子・「平均律」の軍歌を「CD」で流すだけで、いつでも戦える人間ができあがってるぜ。

そんなとこまで、手が回ってたとは。

現在の人々は高周波成分から隔離された環境で生活しているのである。」
(A Successful Failure)

それがわかったから、ぼくたちは逆の道を行けばいいんだね。
最後にデジタル音で申し訳ないけど、オルゴールの「ラプソディ イン ブルー」聞いて。



高周波がカットされても、「純正律」に癒やされるう〜〜プッ♪

ぴょんぴょん

Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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