18/5/23 ソルカ・ファール情報: 北朝鮮に対するイスラエルの一大ミサイル攻撃開始の準備により世界が固唾をのむ

 被害妄想の権化イスラエルがまた馬鹿なこと考えています。そもそも記事内の奴らの「自己防衛」の権利云々って、長年イスラエルが北朝鮮に何度も攻撃して何度も死傷者を出したから恨み買いまくってて、いよいよ北朝鮮から反撃される蓋然性が高い、だから先制攻撃で叩き潰す権利が発生したんだって滅茶苦茶な理屈ですからね。騙されないでください。
 あと本文冒頭に出てくる「安全保障閣議」とはイスラエルの閣僚会議の一つで、閣僚の中でも国防相など安全保障に関係する人間だけが参加するものだそうです。
 なんですが、この前ネタニヤフが議会に新たな法案通しちゃったので、今では安全保障閣議の賛同すらなし、首相たった一人で戦争および大掛かりな軍事作戦の開始を許可できるようになりました。
 ただし国防相の賛同だけは得た方がいいみたいなんですが、その国防相自体が輪をかけてヤバイ御仁なので……(1つ目のツイート画像の戦争大好き男です)。
 こちらは時期的にはイランと戦争するための準備でもあります。パレスチナ人の迫害がエスカレートしていることといい、第三次世界大戦の野望に憑りつかれてサイコパスっぷりをこじらせているとしか思えません。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ソルカ・ファール情報: 北朝鮮に対するイスラエルの一大ミサイル攻撃開始の準備により世界が固唾をのむ
転載元)
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ

Sister Maria Theresa


【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】

イスラエル海軍が攻撃準備体勢


本日クレムリンに出回っている【ロシア】国防省MoD)の憂慮すべき新報告書によると、【ロシア海軍の】太平洋艦隊PFイスラエル海軍による朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への大規模なミサイル攻撃に備えて、今や日本海 に生まれた衝突回避区域”へと警戒するよう通達された。

――更にはイスラエルの首相ベンヤミン・ネタニヤフ全ての安全保障閣議を首相官邸からイスラエルの国家危機管理センターが存在するエルサレムの地下に作られた安全なハイテク掩体壕へと移しこの作戦の指揮を自ら執る準備を進めていること、

――しかしそれを知った北朝鮮の同盟国である中国がどうやら対抗措置を試みたようで、この数時間前にイスラエルの潜水艦隊に関する最重要機密【を収めたUSBメモリ】が【イスラエル海軍の提携先から】紛失したのだということ【も併せて書かれていました】。
[註:この【英文】リポートで引用されている【ロシア語の】一部の単語およびまたは言い回しは、完全に対応するものが【英語に】存在しないため、そのロシア語に該当するおおよその英語【訳】となっております。]

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
【※元記事がコピペしていたハアレツ紙の文面の代わりに、もう少し大きなアヴィグドール・リーベルマンの顔写真を挟もうかと思ったのですが、「どこも戦争狂のとる行動は同じやな」としばし呆れざるをえない写真だったので、その“感動”を皆さまと共有したく。現在のイスラエル国防相です。

そして元記事が引用していた2010年5月12日付けのハアレツの記事内容:「リーベルマンは訪日した際に、三箇国が協調して世界の安全に対する最大の脅威を与えている、何故なら奴らは大量破壊兵器を組み立て拡散しているからだ、と話した。

この悪の枢軸とは北朝鮮・シリア・イランのことであり、全世界に対する最大の脅威となっている、と彼は東京で記者たちに伝えたのだ。

自分たちはつい二、三箇月前にもこの種の協調行為を目撃している、様々な大量の武器を載せた北朝鮮の飛行機がバンコクへ飛び、ハマスやヒズボラにそれらを密輸しようと試みたではないか、とリーベルマンは詳細には触れることなく述べた。」
(本題と副題は訳した部分と重なっているので省略しています。)】

当該報告書によると、イスラエルの首相ベンヤミン・ネタニヤフにとって驚くべき一大勝利となりうる可能性【を秘めた出来事として、イスラエル政府は5月1日に閣僚全員の評決によらず、ただ国防相一人に相談するだけで、戦争の開始を宣言したり大規模な軍事作戦を指揮できる権限をネタニヤフに与えてしまったのだ。

――これはネタニヤフプーチン大統領と会うためにモスクワへ向かい、そこで北朝鮮が核兵器技術をイランに移転しようと準備を進めており、そして昨年の終わり頃には北朝鮮イランの政府および軍の最上層部で計画し始めたことなのだと、イスラエルの「危機感/懸念」を「詳しく述べた」直後に起こりました。

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
北朝鮮のナンバー2の政治指導者で議会のトップ【※最高人民会議常任委員長、国会議長みたいな役職らしいです】である金永南(左)がイランのハサン【・ロウハーニー】大統領(右)と昨年8月に面会しました。

イランと北朝鮮の極秘同盟


当該報告書が詳述するには、2010年の後半に北朝鮮からの弾道ミサイルと核兵器の部品という積み荷がイランを目指して中国を通過したと、外交公電の漏洩によって明らかになったことで世界的に懸念されるようになりました。

――そして昨年イラン北朝鮮の高官レベルの一連の会合が始まり、この懸念は一層深まったのですが、イランが【もし核合意が破棄されたら】自国の核計画を再開すると宣言したことでここ二週間、イスラエルは「限界点」に到達したのです。

2017年、この前の11月に、アラビア海をパトロール中のフランスの戦艦が北朝鮮からの武器をソマリアへ密輸しようとしてたイランの船を複数、拿捕した際に、北朝鮮イラン間の秘密軍事同盟に関してイスラエルが抱いていた最悪の脅威が現実のものとなったのだと、当該報告書は続けています。

――そしてそこから得た情報は、2018年、この1月に、イスラエル海軍の潜水艦と「強く推測される」【存在】が、東シナ海【を航海中】のイランの石油タンカーサンチ号を北朝鮮の水域を出たところで撃沈し、32名の乗組員全員を殺害するという出来事へと発展しました。

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
2018年1月東シナ海で、イランの石油タンカー「サンチ」号は魚雷を撃ち込まれ沈み、全員の命が失われました。イスラエル海軍の潜水艦の仕業だと考えられています。


国連の失敗と状況の悪化


核兵器と弾道ミサイルの技術をイランに密輸出するために北朝鮮がとった「策略」とは、イランの石油タンカーが中国の港を出てから、より小さな北朝鮮の船と【沖合で】おち合い、米国の制裁を潜り抜けるために石油を【イランのタンカーから】荷降ろしして、その支払いとして存在している中で最も恐れられた【タイプの複数の】核兵器を含む【武器で行うというもので】、国連が阻止しようと猛烈に動き回っていたが失敗した、と当該報告書は説明しています。

国連北朝鮮からイランへの核兵器および弾道ミサイル技術の移転を阻止できなかったことで、イスラエル自国の小規模ながら殺人的な潜水艦隊アジアの海域へ展開させるという形で対抗に出て、今やイスラエル海軍は核戦争を実際に開始してしまうのではないかという懸念を復活させている、と当該報告書は指摘します。

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
恐怖のイスラエル海軍潜水艦隊が朝鮮半島を取り囲むアジアの海域に現在忍び寄っています。


米中のはったり合戦がエスカレート


当該報告書の中で最も特筆すべき点は、【ロシア】国防省の諜報部の分析官たちがイスラエル北朝鮮攻撃という危機を、現在米国中国の間で取り交わされている地政学的ないちかばちかのポーカーゲームの文脈の中で捉えている点です。

――5月16日【ロシア連邦】安全保障会議SC)は如何に中国が「国際貿易戦争のゲームのテーブルに手持ちの北朝鮮というポーカーのチップを放り入れたかを述べており、トランプ大統領はつい昨日、【米国と北朝鮮のトップ会談の実現を】中国が妨害していると非難しました。

――そしてトランプは即座にファーウェイ【=華為技術】とZTE【=中興通訊】による中国で作られた電話の販売を、ペンタゴンによって全米軍基地で禁止させるという報復措置に出ました。

――その余波により中国の電子通信の大手ZTEの労働者7万5千人以上が製造工場で手持無沙汰なまま待機するという事態に陥らせて会社に壊滅的なダメージを与えたほどです。


最後に漁夫の利を得るアメリカ


この危険水域へ到達しようとしている地政学的なポーカーゲームで、トランプ大統領の「エースのホールカード」(使わないといけなくなるまで秘されている計画ないしは情報)はイスラエルなのだと当該報告書は結んでいます。

――【イスラエルは】自らの存亡に関わる脅威であるという理由で、戦時国際法の自己防衛という教義においては北朝鮮を合法的に攻撃出来るのです。

――そして事態が起これば、北朝鮮にはイスラエルを攻撃する以外の道は許されず、ですがそうしてしまえば米国に対して北朝鮮政権を破壊させ、米国とその同盟諸国を防衛する完全に合法的な権利を与えることになってしまい、要はトランプに自分は戦争を開始したんじゃない、ただ終わらせたのだという宣言をする権利を丸々与えてしまうことになるのです。

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
ドナルド・トランプ大統領:
北朝鮮について私が何をするかを君に教える必要はない。何故だか分るかね?奴らが知ってはならないからだよ」


2018年5月23日©EUおよび米国の全ての著作権を留保。WhatDoesItMean.Comの元の掲載場所にリンクを貼るという条件で、当該リポートを全体として使用することを許可します。フリーベースの内容はCC-BYGFDLによって許可取得済。

註:数多くの政府と諜報機関は、これらリポートに掲載された情報に対して活発な反対運動を繰り広げています。彼らは地球に起こりうる、または起こった幾つもの破滅的な変化や出来事について、自国の市民に警鐘を鳴らしたくないのです。ソルカ・ファール姉妹はこのような姿勢に強く異を唱えており、人間は誰もが真実を知る権利があると信じています。私たちの使命はこういった諸政府と対立しているため、彼らの“機関”は私たちや私たちのような人々を貶めようと誤報や虚報を延々と発信するという形で反応を示してきました。枚挙に遑がありませんが、例えばこちらなど。]

註:WhatDoesItMean.comというウェブサイトは、グローバルなテクノロジーの教祖であった故ウェイン・グリーン(1922年~2013年)が率いる少人数のアメリカ人コンピューター専門家集団によって、ソルカ・ファールの姉妹たちのために創設され、寄付されました。西洋の2003年における違法なイラク侵略で使われたプロパガンダに対抗するためです。]

註:このレポートで使用されている「クレムリン」(都市内部の要塞)という単語は、モスクワを含む複数のロシアの要塞を指しています。【要塞と言うのは、】その多くがソルカ・ファール姉妹の使命に献身的な、女性のスヒィーマ僧(正教会の尼僧)が住む大聖堂が複数あるからです。]


翻訳:Yutika

註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。

【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また元記事で使用された画像は、同じものを掲載したツイッターに変換しております。


Writer

Yutika

体癖:8−2、エニアグラム:4
関西の英語塾で教えつつ、翻訳業(英語&仏語)をしております。


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