注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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モンサントの歴史的有罪判決ーラウンドアップでガンに
引用元)
印鑰 智哉のブログ 2018/08/11
米カリフォルニア州でモンサントに対する歴史的判決。モンサントのラウンドアップによってガンになったとして訴えていたドウェイン・ジョンソンの訴えを認め、陪審はモンサントに約2億9000万ドル(約320億円)を支払うよう命じた。(中略)
そもそも米国においてもEUにおいてもラウンドアップの「安全性」はモンサントの資金で行われた科学とは呼びがたい検証によってでっちあげられたものであり、まともに検証された研究においてモンサントが反証するだけの能力は持っていないということだろう。
このジョンソン氏の他にも4000人以上が同種の訴えを起こしているという。(中略)
グリホサートは1974年にモンサントが除草剤としての特許を獲得。(中略)
農業分野だけではなく、学校、公園、道路、線路など広い範囲で使われている。
グリホサートが及ぼす影響は土壌から人体、蜂や蝶を含む昆虫類など広範囲に及び、人体でも発ガン性だけでなく、生殖能力、内分泌システムへの影響、神経系への影響、呼吸器系、皮膚など影響のおよぶ範囲はあまりに広い。(中略)
今後、世界でグリホサートの規制は強まっていくだろうし、禁止の実現もそう遠くないかもしれない。それにしても、日本はあろうことかグリホサートを昨年末に最大400倍の規制緩和を行っている。それがこうした文脈に沿ってみる時、いかに異常な方向であるかがわかるだろう。
(以下略)
そもそも米国においてもEUにおいてもラウンドアップの「安全性」はモンサントの資金で行われた科学とは呼びがたい検証によってでっちあげられたものであり、まともに検証された研究においてモンサントが反証するだけの能力は持っていないということだろう。
このジョンソン氏の他にも4000人以上が同種の訴えを起こしているという。(中略)
グリホサートは1974年にモンサントが除草剤としての特許を獲得。(中略)
農業分野だけではなく、学校、公園、道路、線路など広い範囲で使われている。
グリホサートが及ぼす影響は土壌から人体、蜂や蝶を含む昆虫類など広範囲に及び、人体でも発ガン性だけでなく、生殖能力、内分泌システムへの影響、神経系への影響、呼吸器系、皮膚など影響のおよぶ範囲はあまりに広い。(中略)
今後、世界でグリホサートの規制は強まっていくだろうし、禁止の実現もそう遠くないかもしれない。それにしても、日本はあろうことかグリホサートを昨年末に最大400倍の規制緩和を行っている。それがこうした文脈に沿ってみる時、いかに異常な方向であるかがわかるだろう。
(以下略)
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ラウンドアップ/グリホサートの不売を!
引用元)
印鑰 智哉のブログ 2018/08/13
米国カリフォルニア州での裁判でモンサントはラウンドアップの危険性を告知しなかったことで有罪を言い渡された。今、世界はラウンドアップ、その有効成分であるグリホサートの禁止に向け、動いている。
現時点での禁止・規制状況
•スリランカ 大統領令で禁止(その後、攻防中。一部規制緩和)
•エルサルバドル 議会が禁止決定(米国の圧力で実行されていない)
•アラブ6カ国禁止
•フランス、ドイツ、イタリア、オーストリア、3年以内の禁止
•ベルギー 個人向け・家庭での使用禁止
•バミューダ諸島 個人向け使用・販売禁止
•ブラジル もうすぐグリホサートを含む農薬登録停止。使用禁止
•カナダ 10地方のうち8地方がなんらかの規制を実行
•デンマーク 規制機関作業部会が発ガン性を認め、発芽後の使用を禁止
•マルタ 禁止の方針が出たが現在攻防中
•ポルトガル 公的場所での使用禁止
•オーストラリア 無数の都市と学校地域でグリホサートに代わる方法を実験中
•アルゼンチンの400を超える都市がグリホサートを規制する方策を承認
•バンクーバー 公的場所、家庭での使用禁止
…
(以下略)
現時点での禁止・規制状況
•スリランカ 大統領令で禁止(その後、攻防中。一部規制緩和)
•エルサルバドル 議会が禁止決定(米国の圧力で実行されていない)
•アラブ6カ国禁止
•フランス、ドイツ、イタリア、オーストリア、3年以内の禁止
•ベルギー 個人向け・家庭での使用禁止
•バミューダ諸島 個人向け使用・販売禁止
•ブラジル もうすぐグリホサートを含む農薬登録停止。使用禁止
•カナダ 10地方のうち8地方がなんらかの規制を実行
•デンマーク 規制機関作業部会が発ガン性を認め、発芽後の使用を禁止
•マルタ 禁止の方針が出たが現在攻防中
•ポルトガル 公的場所での使用禁止
•オーストラリア 無数の都市と学校地域でグリホサートに代わる方法を実験中
•アルゼンチンの400を超える都市がグリホサートを規制する方策を承認
•バンクーバー 公的場所、家庭での使用禁止
…
(以下略)
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配信元)
サンフランシスコで末期がんの男性が健康被害を受けたとしてモンサント社を訴えていた裁判。陪審がモンサント社に対し約320億円の支払いを命じたというニュース。フリップをもう一度見たいというリクエストがあったのでこちらに。 #クロス pic.twitter.com/ZhssnSkPjB
— 堀 潤 JUN HORI (@8bit_HORIJUN) 2018年8月12日
★「医薬・農薬大手のバイエルが10%超安と急落した。子会社のモンサントが販売する除草剤の発がん性をめぐる米国の裁判で巨額の支払いを命じる評決が下されたことで売りが膨らんだ」日経14日01:08 https://t.co/giVWqpWhV6
— にゃんとま~ (@nyantomah) 2018年8月13日
モンサント有罪判決で最も衝撃的な事実。米国はもちろんブラジルやフィリピンでもこのニュースは大きく伝えられているというのに、朝日、毎日、読売、日経は報道していないこと。日本だけ世界と真逆の政策が可能になってしまうのもこの情報圏の歪み。市民の情報活動が変えていくしかない
— INYAKU Tomoya 印鑰 智哉 (@tomo_nada) 2018年8月12日
NHKは今朝になって報道「除草剤使用でがん 男性に約320億円の支払い命じる 米裁判所」対応遅いけど、ないよりずっといい。拍手。他の局も続いて欲しい。 https://t.co/P3nHOajNGT
— INYAKU Tomoya 印鑰 智哉 (@tomo_nada) 2018年8月12日
日本モンサント やってくれますね。https://t.co/hKXcTPvAI8
— CAN (@champoolcan) 2018年8月15日
そもそもモンサントの安全性は、モンサントに都合のいいグレーな研究に基づいているのですから、公正な研究結果には反論できるはずもなかったのだろうとのことです。現在、4000人が同様の訴訟をしているそうですから、これはものすごいことになりそうです。モンサントの凋落がいよいよはじまるのではないでしょうか。
こうした判決をはじめとした、グリホサートの禁止を求める世界的な流れにもかかわらず、日本政府はグリホサートの最大400倍の規制緩和をするというポチぶりを発揮しています。そして世界の潮流に逆行したこの異常さを、寿司メディアはまったく報道しません。(この度のモンサント敗訴の件だけは、ようやく犬NKが伝えたようですが)
安全なものと認識されてしまっているグリホサートは、除草剤として農業分野だけでなく、学校、公園、道路、線路など広範囲で使われています。ある化学物質過敏症の方は、体調不良の原因を調べる中でグリホサートのことを知り、今やそこらじゅうにラウンドアップが撒かれている事に愕然としているといいます。公園などに撒かれていることに対して、役所などにこうした問題をうったえても、なかなか動いてくれないのが現状とのことです。
それほどにモンサントの金にものをいわせた"グリホサート安全神話"のメディア操作は功を奏してきたわけです。今や100円ショップでも売られているラウンドアップですが、こうして大元のモンサントの牙城が崩れてきているわけですから、変化は早晩確実に日本にもやってくるはずです。意識の変化とともに。