まみむのメモ(4)〈畑の野菜たち〉


 私たち(まみむ達)の畑の続報です。今年の日照りに毎日の水やりが必要です。タンクやペットボトルや1升びんなどにお水を汲んで車で運びます。近くの川からもバケツで汲んで来ますが、階段をもって上がるのが大変です。
(まみむ)
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まみむのメモ(4)〈畑の野菜たち〉
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まぁ

今、大豆に花が咲いているね。


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みぃ

大豆は花の時期に水が不足すると、実がのらないよ。鞘ができても中の豆が育たないんだよ。


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むぅ

草が地面を覆っているおかげで、乾燥を防いで暑さからも守っていますね。背の高い草も風や日照りから守っているようです。


畑の大豆


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みぃ

大豆は土が肥えすぎると木ばっかり育って、実が生りにくいからね。大豆よりちょっと低い草の中で日光は遮らないから、ちょうどいいみたいだね。


畑の大豆


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まぁ

紫の花と白い花がある。黄大豆や黒大豆を蒔いたから、紫の花は黒大豆かな?


大豆の紫花

大豆の白花


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みぃ

道の駅で買った大豆を去年蒔いて自家採種した家でできた種だよ。他にもかぼちゃやメロンやスイカも去年道の駅で買って食べて、種をとっておいたんだよ。


すいかの花


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むぅ

メロンとても美味しくて感激です。自分達で育てると安心していただけて、美味しさが違うようです。


メロン

メロン


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みぃ

ナス、トマト、ピーマンは去年買って食べたものの種を蒔いたけど芽がでなかったよ。おそらくF1だったんだね。

キューリは去年苗を買って育ててできたものの種をとっておいたんだけど、芽がほとんど出なかったね。1本だけ芽が出たけど育たなかった。


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まぁ

結局今年苗を買った夏野菜は、キューリ、ナス、トマト、ピーマン、オクラ。どれも結構なってくれて、やはり自分ちの野菜は美味いな。


畑のキューリ


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むぅ

トマトは畑でとっては食べとっては食べで中々家に持って帰れませんね。


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みぃ

ナスは根元に刈った草をたくさん置くとよくできるよ。台所の野菜クズも一緒に上に置いておくよ。


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まぁ

肥料らしいものはあげていないけど、今年インターネットで見つけた玄米アミノ酸酵素液を買ってみたんだ。もともとは純粋な食品で、玄米を三ヶ月かけて特殊醗酵させて酵素化。麹菌・乳酸菌・酵母菌を使って、今までにない発酵法で、微生物の力で病害虫をやっつけ、収穫量が2倍になるのだそうだ。

実際2000倍希釈の液をスプレーしてみると、確かに果樹も元気になって驚いた。野菜もよくできた。ピーマンにカメムシがたくさんついたけど負けてない。カメムシはいなくならないからちょっと木酢を霧吹きでかけたら、急いで逃げていったよ。


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むぅ

農薬も化学肥料も使わない農法で、生産者の方も体調が良くなったそうです。微生物で土が元気になって野菜が美味しくて収穫量も増えて、楽して儲かる農業ができるのだそうです。


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まぁ

消費者の健康にも自然界にとっても良さそうだ。まみむ達は1本買って少しずつ使っただけで、良さがわかった。価格も手頃で、他社の農薬・化学肥料などの10分の1から5分の1の価格だそうだ。参考HP


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みぃ

今年も種を自家採種してみようよ。キューリはよくできたのを黄色くなるまで採らないでおいて、トマトは完熟して落ちていたのをさらに熟すようにおいてあるよ。ピーマンも赤くなるまで採らないでいたのを、そのままザルに干してあるよ。


畑のキューリ


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むぅ

買った苗から育ったものなので、掛け合わせやF1だと同じような品種の野菜ができなくても、原種がえりで丈夫な野菜ができるようになればいいですね。春野菜のレタスも苗を買ったものですが、種ができました。


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まぁ

今の時期は秋冬野菜の種まきだね。白菜とキャベツ、高菜と春菊は自家採種の種屋さんの野口種苗とたねの森からインターネットで注文して送ってもらった。キャベツはポットで苗を育てて先日の雨上がりに移植したよ。無事活着したみたいだけど、さっそく虫が葉っぱを食べてた


ごぼうの種


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みぃ

春のキャベツは苗を買って植えたけど、虫に散々食べられて、筋だけになっていたね。でもそのうちまた芽が出てきて、小さいけどしっかりキャベツの玉ができたよ。


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むぅ

人参の葉っぱやキャベツの芯や全部一緒にミキサーで生ジュースにしています。おかげで夏の暑さに負けない元気がいただけました。


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まぁ

まみむたちの畑もかぼちゃやスイカがもう直ぐ収穫できそうだ。畑は季節が移り変わる毎に収穫と種まきとが必要で、次々と待った無しだね。


かぼちゃ

かぼちゃの生り子


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むぅ

プロのお百姓さんたちが見たら、あきれるかもしれませんが、草と野菜のコラボレーッションがなかなか上手くいっているようですね。


すいか


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まぁ

まだ全部はビニールを取り除けてはいないけど、埋まっていた金具もこんなに掘り出した。昔にお金と労力をかけて草押さえをしていたんだね。この頃は高齢化で労力がないから除草剤に頼るんだ。


畑から掘り出した金具


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みぃ

私たちは草がなくては畑ができないね。草のおかげで、野菜ができる。抜いたり刈ったりした草も野菜の根元に敷かせていただいているよ。草にもずっと感謝のお祈りをしているよ。


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むぅ

草に対する認識が変われば、除草剤まで使わなくても良くなるのではないでしょうか?


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まぁ

もっと自然と共存した暮らし方になると、いいなと思うよ。「楽して儲かる農業みーつけた」監修/関祐二・著者/神保真一・静岡農業技術支援協同組合/発行に「第1章・農業をむずかしくしているのは誰?」が書いてある。

それは自然の原理をわすれたからなのである。環境が悪くなれば悪い病害虫が出るのは当たり前。環境がよくなれば簡単に解決できるのである。病害虫を退治する方法を知らないのではなく、環境をよくする方法を知らないだけなのである。」
(中略)
重要なポイントとは、酸素と水と微生物である。チッソ・リン酸・カリは明治の話。宮沢賢治が晩年肥料を売り歩いたのは有名な話だが、そこから一歩も出ていないのは少し時代遅れではないだろうか。」
日本の農業は農薬と設備分野では超先進国。生産技術は後進国。見事にアンバランスなのである。こんな国は世界中で日本だけである。」
(中略)
「情報の閉鎖性が大きく原因している。」
(中略)
「お役人さんは本当に役立つ情報は教えてはくれないのである。」
(中略)
「しかもうまくいっている人のやり方は常に企業秘密。
(中略)
情報公開するとライバルが多くなるのではなく、助けてくれる仲間が増えるのである。日本の専業農家は三十九万世帯、それで一億数千万人の胃袋を満たしている。もうすでに圧倒的少数産業である。生産者が目覚める時期に来ている。すぐにほ場で使える情報をいかに集めるかがすべてのキーなのである。」

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むぅ

日本の農業も自然の摂理に気がついて変わるといいですね。


川の黒鯉

川の白鯉


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みぃ

朝露に光り輝く木草かな


雨上がりの草の露


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まぁ

雨上がり朝日きらめく木々の露 久々の雨に潤う木草かな


雨上がりの露


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みぃ

青空に真綿のような雲広がりて 涼風吹きて爽やかに


青空の雲


挿絵:あい∞ん、写真:まみむ

Writer

まみむ

以前「地球の鼓動・野草便り」を書かせていただき、現在「食べられる野草図鑑」連載中です。
まぁは、普通のことを普通に話しているだけなのですが、普通かどうかは基準が人それぞれですね。この頃、特に関心があるのは、これからの地球の自然と人間の関わり方。
みぃは、時々神様のお話や植物たちのお話をしてくれます。とにかくこれから良くなっていくことを信じて、ガヤトリー・マントラを日々唱えています。
むぅは、以前から知っていたのですが、最近やっと会いました。あまりおしゃべりではないけど、とってもピュアな感じ。神の存在に対する認識がこの頃できてきて、自分の良心にしたがって生きることの大切さを感じています。



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